2009年7月 5日 (日)

「国策捜査」と言って被害者面をする悪党

 ラスプーチン佐藤優の有罪が確定した。
 しかし、それでも佐藤は自らは無実で国家権力の犠牲になったとうそぶく。鈴木宗男の力を笠ににきて権力を振りかざしていたことが問われているのに。盗っ人猛々しいとはこんな奴をいうのだろう。

 これは、佐藤の言う「国策捜査」というより「トカゲのしっぽ切り」である。
 佐藤は「国策捜査」という言葉を使って自らを「冤罪」と演出しているが、おかげで誰も彼もが「国策捜査」の被害者と騒いでいる。

言葉の印象からすれば、「国策捜査」と言えるのは日本政府から不当な弾圧を受けている朝鮮総連ぐらいだろう。

 佐藤は権力側にいる人間だ。佐藤優と鈴木宗男は利権と闇資金の巣窟外務省を牛耳っていた。政府与党は、その異常な状態を利用してきた。鈴木が集めた金は当たり前のように政府与党に還流していたはずだ。権力と佐藤・鈴木の間に政治的な対立軸などというものは、存在しない。むしろ、佐藤・鈴木は権力に組み込まれていたわけで、共犯関係なのだ。

切り捨てられた「トカゲのしっぽ」が「不当だ」と騒いでいるのに過ぎない。

では、なぜ「国策捜査」「トカゲのしっぽ切り」になったか。

 答えは簡単だ。長年の不正が佐藤・鈴木の異常な外務省支配から足がつきそうになったので、政府は無関係を装うために斬り捨てたのだ。

 裁判は政府、外務官僚、そして外務省を牛耳ってきた「疑惑のデパート」鈴木宗男、その側近である佐藤優らが貪ってきた伏魔殿=外務省の本質的な闇を隠蔽するための茶番劇なのである。
そもそも争っている同士が同じ伏魔殿のプレイヤーで、持ちつ持たれつ爛れた関係なのだ。政府、検察、マスコミまでこいつらの協力者なのだから、これを茶番と言わずなんと言えよう。

 「疑惑のデパート」「日本一ダーティーな政治家」と言われた鈴木宗男とその側近ラスプーチン佐藤は、外務省の闇資金とスキャンダルを恫喝と懐柔に使い、外務省を支配し、その金と力をもって海外利権を私物化、北方領土返還時の巨大利権を独占することを企てた。だから実現性のない四島はダメで二島返還論なのだ。ロシアにとって二島返還で決着をつけ日ロ平和条約を締結し、その返礼として日本からの大規模な経済支援と投資を呼び込めれば、不要品がお宝になったようなもの。エージェントの役割をする佐藤優、鈴木宗男コンビはその利権をどこかの商社・ゼネコンに渡す話はついているはず。

 発端は、外交機密費問題にまともに取り組もうとした田中眞紀子外相の就任によって、外務省という伏魔殿にメスが入ろうとしたことだ。当然伏魔殿の魔物達は騒然とし、なりふり構わぬ激しい抵抗をした。外務官僚は、鈴木宗男に相談したが、逆に鈴木のダーティーな面をさらけ出すことになってしまった。
おかしいのは、マスコミだった。全てのマスコミが奇妙なほど一斉に外務省の協力者として田中眞紀子バッシングに走った。(私は、その裏に米国が駐米大使柳井を介して日本のマスコミを使って情報工作したと見ている。)

伏魔殿を守ろうとする外務省(もちろん支配者鈴木宗男を含めて)と政府、マスコミ対田中眞紀子の戦争は、共産党の調査を中心にした鈴木宗男の「疑惑のデパート」問題などによって汚れた鈴木宗男を小泉が田中眞紀子を共連れに斬り捨てた。

検察は外務省と歴代政府に事が及ばないよう捜査をした為、鈴木宗男は受託収賄、佐藤優は外務省関連背任という陳腐な罪を問われることになった。

「国策捜査」であっても、鈴木宗男と佐藤優の師弟コンビの汚職があったことは事実なのだ。だが、コンビにはまったく罪の意識がない。根っからの○○なのだろう。だから平気で言論封殺をやるのだ。いや、ラスプーチンの魔力にかかった者にやらせるのだ。外務省職員も。編集者も。

そして、外務官僚の手先になって伏魔殿を田中眞紀子から守ったマスコミは、今度は鈴木宗男と佐藤優を支援しているのだ。

「日本一汚い政治家」と言われた鈴木宗男とその側近佐藤優が娑婆で英雄視されているのは、利権マシーン鈴木を働かせて莫大な利益を得ようとする伏魔殿関係のもう一方のプレーヤーが動いていると考えることができる。さらに、政府でさえ庇いきれないワルをなぜメディアやジャーナリストが持ち上げるのか?

よっぽど彼らの世話になったのだろう。

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外務省関連背任 佐藤優被告の有罪確定へ 最高裁上告棄却

7月1日18時40分配信 毎日新聞
外務省関連背任 佐藤優被告の有罪確定へ 最高裁上告棄却

 外務省関連の国際機関を巡る背任罪と北方領土・国後(くなしり)島の発電施設を巡る偽計業務妨害罪に問われた外務省元国際情報局主任分析官、佐藤優(まさる)被告(49)=休職中=の上告審で、最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)は6月30日付で被告側の上告を棄却する決定を出した。懲役2年6月、執行猶予4年とした1、2審判決が確定する。【銭場裕司】

 佐藤被告は、衆院議員の鈴木宗男被告(61)=受託収賄など4罪で1、2審実刑、上告中=の側近とされた。一貫して無罪を主張したが、小法廷は「(憲法違反や判例違反などの)上告理由に当たらない」とだけ述べた。有罪が確定すれば、佐藤被告は失職する。

 1、2審判決によると、佐藤被告は元ロシア支援室課長補佐=有罪確定=と共謀。00年3〜6月、旧ソ連の独立諸国を支援する「支援委員会」から、イスラエルで開かれた学会への代表団派遣費用などとして不正に3349万円余を支出させた。同年3月には支援委事務局発注の国後島の発電施設工事を巡り、三井物産に落札させて公正な入札を不可能にし、事務局の業務を妨害した。

 佐藤被告は背任罪に問われた支出について「局長や事務次官の決裁を得て適正に執行された」と主張したが、1、2審は「外務省に鈴木議員の予算や人事への影響力に配慮する傾向があったことに乗じて支出させた」と認定した。

 鈴木議員を巡る一連の事件では12人が起訴され、鈴木議員と佐藤被告以外は有罪が確定している。

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 外務省報道課は1日、「本件について重く受け止めており、引き続き綱紀粛正に努めてまいりたい」とのコメントを発表した。また、最高検の鈴木和宏刑事部長は「適正な決定と考える」とのコメントを出した。

 ◇「国策捜査」認められず

 決定を受け、佐藤被告は「国策捜査の現実は、小説よりもずっと劇的だ」とコメントした。鈴木宗男衆院議員の「懐刀」として外務省で「ラスプーチン」の異名を取り、起訴・保釈後は著述活動に励み著書はベストセラーになった。自身の事件を「国策捜査」と定義付けたが、司法に主張は認められなかった。

 佐藤被告は1日、出版社主催の講演会に出席。取材に対し「違法なことはしていないので残念。ただ、検察に恨みはない。彼らの正義感の強さは理解できる」と淡々と語った。その上で「北方領土交渉や外交機密費について、当時の関係者が真実を明らかにしようじゃないかと言いたい」と古巣を批判した。

 鈴木議員に決定を報告したといい、最高裁の審理期間が2年半だったと伝えると、「それが紙1枚(の決定)か」と答えたという。

 85年、ノンキャリアの専門職員として入省。ロシア情報収集のエキスパートとなり、ロシア帝国時代の怪僧の名になぞらえられた。逮捕・起訴され、東京拘置所での拘置は512日間。保釈後、取り調べや拘置所生活を詳細に記した「国家の罠(わな)」が毎日出版文化賞特別賞を受賞。経験を生かした外交分析も評価を受けた。

 07年に鈴木議員と共著した「反省」では、「外務官僚は『自己保身』だけを求めている」「(国策捜査は)役者は初めから決まっていて、後からシナリオを書いていく。巻き込まれたら地獄以外は選べない」と指摘した。

 佐藤被告の有罪が確定することについて、鈴木議員は「うそをついた外務省職員の犠牲になった。佐藤さんが私の外務省に対する影響力に乗じ不正な支出をさせたと指摘されたが、全くの事実無根。佐藤さんは今まで以上に真実を国民に述べ、外務省の実態を明らかにしていただきたい」とのコメントを出した。

 ジャーナリストの大谷昭宏氏は「外交が機能せず、彼の識見が評価される中で『国策捜査』の主張が浸透した。稀有(けう)な官僚で、裁判には負けたが外務官僚や検察に一太刀を浴びせた」と分析した。【銭場裕司、安高晋】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090701-00000020-maip-soci
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「トカゲのしっぽ切り」佐藤優被告が外務省を批判

7月1日22時36分配信 産経新聞
 佐藤優被告は1日、産経新聞の取材に応じ、外務省の姿勢を「トカゲのしっぽ切り」と厳しく批判した。“有能な外交官”から一転、外務省に損害を与えた「犯罪者」とされたことに納得がいかない様子で、「(事件の舞台となった)北方領土問題で何があったのか、外務省の機密費問題で何があったのか、裁判のため遠慮して話せなかったことを明らかにしていく」と挑発した。

 しかし、裁判所や検察に対する怒りの言葉はなく、有罪確定には「裁判所の判断だからしようがない」。逮捕・起訴した検察当局にも「恨みはない。一人一人の検察官は正義感が強く、捜査も組織としてやったこと。口には出さないけど、私に同情を示してくれた」とかばってみせた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090701-00000641-san-soci
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* 鈴木宗男疑惑関連年表 http://www.bea.hi-ho.ne.jp/naito38/suzukilist.htm

* 北海道新聞『虚実 「鈴木宗男」を追う』 http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/suzuki-kyojitsu/

* ザ・スクープ 『証人喚問直前特集〜内部調査で語られなかった「鈴木宗男疑惑」の暗部』 http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/update/special_back/20020309_010.html#movie

* 鈴木宗男公判傍聴記 http://www3.plala.or.jp/isshi/

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2009年6月16日 (火)

続X20 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 - 法廷に引きずり出される<佐藤優現象>

 金光翔氏が『週刊新潮』前編集長早川清と佐藤優を提訴した。「新潮社・早川清『週刊新潮』前編集長・佐藤優氏を提訴しました」http://watashinim.exblog.jp/9855725/

 名誉毀損で提訴された『週刊新潮』の記事がどんなものだったかは、このブログの以下の記事に完全ではないが分割して引用している。合わせるとほぼ核心部分は書いたつもりだ。

「週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼」http://electric-heel.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_5dad.html

「続 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼」http://electric-heel.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_2919.html

「続々 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼」http://electric-heel.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_2d5c.html

「佐藤優現象」カテゴリーでシリーズにしてあるので興味がある人は読んで欲しい。

 彼らが金氏が出した公開質問状に回答せず、逃げ回るだろうことは想定済みだったし、次は当然提訴しかないとは思っていた。ただ、週刊新潮を訴えても佐藤との関係は隠し通すだろうから、この提訴で佐藤優と岩波書店を追求するのは残念ながら困難だろう。

 だが、そもそも名誉毀損で訴えるだけなら、問題の記事が出た時点でやってもおかしくないのだが、この事件自体が日本の論壇界の構造腐敗であり、それが佐藤優現象そのものであれば、『<佐藤優現象>批判』の著者の金氏にとっては自ら核心に巻き込まれたという絶好のチャンスでもあったはず。だから、イカサマ佐藤優を相手にするのではなく、<佐藤優現象>を詰めてきたのだと思う。

 この提訴の意味は、佐藤優が関係のある出版社と共謀して佐藤への批判がメディアに出ぬよう言論封殺行為を常習的行ってきたことを世間に知らせるアナウンス効果と、法廷の場に佐藤優を引きずり出し、金氏自身の言葉で、佐藤優の正体を暴き、佐藤優と週刊新潮、そして岩波書店の共同で行われた<佐藤優現象>の具象例をもって<佐藤優現象>批判の正しさを実証しようとするものだろう。

多くの人がこの佐藤優に対する金光翔氏の提訴を話題に取りあげて欲しい。佐藤優の息がかかったリベラル・左派がこの話題を無視できないところまで追い込むべきだ。

当ブログは、これまで金光翔氏を応援(勝手にだが)してきた。私にできることはほとんどないが、これからも全面的に応援するつもりだ。

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2009年5月 4日 (月)

『週刊金曜日』とうとう<佐藤優現象>末期症状で右側レーンを逆走行

このブログの以前の記事、「『週刊金曜日』編集長、極右TVに出演」「『週刊金曜日』北村編集長の天皇制擁護論」で極右TVチャンネル「チャンネル桜」での北村編集長の天皇制擁護(容認)論を批判した。そして「右翼だけに自身の天皇制擁護の考えを説明するのではなく、天皇制反対論者がほとんどと思われる読者にきちんと説明しなければいけないだろう。」と書いたが、『週刊金曜日』(2009.5.1号)北村編集長の編集長後記(ネット版 コラム「一筆不乱」)で自身の天皇制擁護論を展開した。

「親米の民族派」という大いなる矛盾」

http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/

北村編集長の天皇制擁護論は、天皇教信者、極右の古典的な「皇国史観」そのもので、彼の主な主張は「天皇制が中心となり国家が成立する」、「天皇制は日本古来の伝統と文化」、「天皇を戴いた日本は四民平等」など、現代では無知蒙昧の右翼と口からでまかせ佐藤優(大事な人を忘れてました。(^^;))でなければとても本気で思っているものなどいない。ましてや、『週刊金曜日』の読者がこれを受け入れるとは思えないはず(?)

この北村の主張に対する私の批判は、以前の記事 に書いている。特に、以下に再掲示する辺見庸氏の発言には全てが含まれる。

 私は憲法擁護論者で、とりわけ九条については一歩も譲れないという人間ではあります。でも反面、すでに憲法は相当程度壊されていると認識しています。が、その中で、憲法の天皇条項だけは揺るぎない。これがどうして憲法の中心軸なのか。憲法第一章に対する根本の問いというものを、左翼をふくめて出してこなかった。
・・・
天皇制をなくしてこの国はやっていけないのかーーこれは、マスコミ、思想界が故意にさぼり、自己規制してきた重大テーマです。
・・・
我々の個、自我が発する論理のプロセスには、天皇制という見えない非言語系の縛りと心的規制が常に災いしている。それが世間というものをつくっていく。そのプロセスに共同的幻想として天皇制がある。そこから見えない身分制も派生する。とりわけ敗戦国であるこの国は天皇制を倫理的な土台として利用しながら朝鮮を支配し、中国侵略をしてきたことに対する歴史的な反省を、アカデミズムの世界もマスメディアの世界も怠ってきた。天皇制については共産党も社会党も同様に熾烈な議論を避けてきたと思いますよ。そこの戦後民主主義の虚妄の根源があると思いますね。

 付け加えると、問題の編集長後記が載った『週刊金曜日』(2009.5.1) の特集「天皇制」の記事は、裕仁の戦争責任には言及しているが、「天皇制」そのものの原罪にはまったく触れていない。

だから、天皇制が台湾、朝鮮、中国、東南アジアの国々を侵略し他民族を植民地支配したことなどまったく言及していない。

これは北村編集長のコラムの支離滅裂な天皇制擁護論がぎりぎりの線で成り立たせるために意図したものだと思われる。
「天皇制擁護」は週刊金曜日編集部の総意ということなのだろう。

 注目するのは、この北村編集長のコラムのタイトルが「「親米の民族派」という大いなる矛盾」という点だ。 
 この天皇制について書かれた支離滅裂なコラムで批判されているのは、天皇制ではなく米国と親米派右翼なのだ。日本の米国属国化を批判しているわけだが、そこには裕仁に全ての責任を負わせて切り離し、天皇制そのものは守るべき「日本の古来からの伝統と文化」という屈折した天皇制擁護論がある。*1 
 北村編集長の民族主義ナショナリストという立ち位置を表明したわけだが、当然リベラル・左派の読者に容認されると確信しているのだろう。この北村にとって民族主義ナショナリズムは、左右の壁のない共通した立場なのだ。しかし、現在でも続く日本人のアジア蔑視感、排外ナショナリズムは、このような皇国史観に基づいて植え付けられた日本人の優越民族感によるものだ。*2

 これはまさに<佐藤優現象>そのものである。
左も右も民族主義・国家主義の独善的視座でしか見えなくなっている。*3
敗戦前の日本人に回帰したわけだ。

*1) 北村は

 実は、反天皇制を掲げる側にとってこの事態は厄介である。昭和天皇がすべての戦争責任を負うことで、「日本の伝統と文化を継承する皇室制度」は無傷ですむからだ。」

と、訳のわからないことを言っているが、どうも本気でそう思っているらしく、そうなると昭和天皇に全てに戦争責任を負わせ「日本の伝統と文化〜」を守る立場の発言をしている北村は、反天皇制側の敵ということになる。

*2) 週刊金曜日編集者も優越民族史観があるようだ。

『週刊金曜日』(2009.5.1) P.10

だがそこでは、他国に比して「誇るべき歴史と伝統」を有しているはずの国家が、一方で「思いやり予算」や沖縄の基地問題に・・・

皮肉だろうと思ったが、どうやらそうではないようだ。

*3) 右翼だけど赤尾敏氏が良いことを言っている。(笑)

「今の右翼は口ばっかでね、いい加減なことばっかやってんだよ。民族主義なんて言葉だってそうだ。民族主義なんてものはいかんよ、君! そんなことで世 界が平和になるか。キリストでも釈迦でも孔子でも、民族の道は説いていないよ。人類普遍の道を説いているんだ。共産主義も世界的だよ。民族を超えてるん だ。民族主義なんて、バカの言うことだ。日本民族だけがよければいいというのは、民族利己主義じゃないか。宇宙を支配する神の道があるんだ。天の理法は世 界共通だから、それで平和をはからにゃいかん」
http://www.hh.iij4u.or.jp/~iwakami/right1.htm

おまけ

 実は、反天皇制を掲げる側にとってこの事態は厄介である。昭和天皇がすべての戦争責任を負うことで、「日本の伝統と文化を継承する皇室制度」は無傷ですむからだ。

 意味がわからない。なぜ昭和天皇が戦争責任を被ると、皇室制度が無傷で済むのか。それでは、これまで昭和天皇の戦争責任を回避してきたのは何だったのだ。昭和天皇の戦争責任を追及してきた反天皇制側が困ることは何もない。北村は願望を語っている。

皇室制度そのものは、日本の伝統と文化じゃない。皇族だけが継承してきた閉鎖した極私的伝統。

 しかし、ここに「米国」という要素を持ち込むと、天皇制は別の矛盾にさらされる。本誌今週号で特集したように、政治家・昭和天皇が事実上、日本の米国属国化を認めたことは、最近の研究から明らかである。そして、米国の支配下におかれることで、当然のことながら「日本古来の伝統と文化」は大きく揺らいだ。

 「日本古来の伝統と文化」ってなにさ。日本国が成立した時に、日本古来の伝統と文化は西洋文化を受け入れることで葬り去ったのではないか。天皇制や北村の言う「日本古来の伝統と文化」は、近代に創られたフィクションだ。そもそも日本成立以来、欧米の配下だ。欧米に逆らったのは一時的なもの。結局元の鞘に収まっただけ。

 評価は別にして、「天皇を戴いた日本は四民平等である」というのが皇室制の柱の一つだろう。どう考えても、米国のような優勝劣敗思想の国とは相容れな い。むろん、新自由主義の導入など、到底、許されるものではないはずだ。「情けは人のためならず」が、本来の意味とは真逆に解釈される社会、それがアメリ カナイズされた今の日本である。

極右の戯言。天皇制自体が身分制度。四民平等とは身分間での通婚や職業選択の自由などをいうことで、皇族、華族は存在している。本当の平等ではない。そして天皇の名で侵略した他国の民族は、皇民化を強制され最下層階級に置かれ、人以下の扱い、奴隷の如く扱われたことはどうなんだ。

平等思想は米国からの輸入だ。米国の優勝劣敗思想は身分階層がないことの証でもある。もちろん米国に人種差別はあるのだが。

「(天皇制ならば)新自由主義の導入など、到底、許されるものではない」などと言うが、天皇制帝国資本主義の日本社会には、裸の資本主義が跋扈していたではないか。一方には途方もない富を独占する財閥一族と一方には子供を女郎部屋に売る多数の貧農が当たり前に存在する社会だったではないか。

天皇制を美化するあまり、このようなデタラメを言ってはいけない。

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2009年5月 2日 (土)

トンデモ佐藤優のイカサマ言説 週刊金曜日編集者のレポートから

週刊金曜日に佐藤優の記事が載って以来、疑似科学的としか言いようのない佐藤のデタラメ言説を何度も批判してきた。それでも佐藤は「優れた思想家」、「知の怪物」、「知の超人」だのと持ち上げ続けられている。持ち上げる側が佐藤と同類のインチキ知識人なのだから、詐欺的互恵関係と言っていいだろう。

佐藤が中心になって活動している「神保町フォーラム」の勉強会について、佐藤を信奉する週刊金曜日編集員の伊田浩之の文章がある。
http://www.forum-j.com/report/20070627.html

日付      6月27日 (水) 18:30~
タイトル     第18回 「メディア・マインドコントロール」
講演     伊東乾(作曲家・指揮者)
対談     伊東乾VS佐藤優

人を騙す(洗脳する)なら音声動画メディアの活用が有効である。それは、「情動は理性に先立って意思を決定する。音声動画メディアは悟性に先立って人を調律する」からだ。100万人単位の人間に同時に情動を激昂させうるものが音声動画マスメディアで、90年代以降の例としては3カ月で120万人が「なた」で虐殺されたルワンダ内戦がある。

「情動は理性に先立って意思を決定する。音声動画メディアは悟性に先立って人を調律する」
バカげている。情動が常に理性に先立って意志を決定するなら、人はみな獣のままだ。音声動画メディアが情動だけに直接作用するというのも、ばかばかしい飛躍だ。メディアがどんな形態であろうが情報を認識し処理する過程は同じだ。音声動画メディアが大衆に影響しやすいのは、情報を言語化する過程を省くことが出来るからで、言語能力を必要とせずに誰にでも情報を伝達することが出来るうえ、視覚情報が中心の人類に情報がストレートにインプットできるからだ。ルワンダの虐殺の例などなんの根拠にもならない。

 新聞や雑誌などの活字メディアは受け手が能動的に読み解かなければメッセージが伝わらない「能動的メディア」。テレビやラジオなどは受け手の悟性が「気づく」前に人間の情動や感情を刺激して「好き」「嫌い」などの反応を起こさせるのが特徴だ。

何の根拠もない。そもそも「能動的に読み解く」という表現があいまいだ。「活字メディア」は「能動的に読み解くもの」だから「活字メディア」は「悟性」が働くという命題は単なる循環論法でしかない。「音声動画メディア」だって読み解く。イメージしやすいかどうかの違いだけで、どちらも情動を刺激すれば、悟性が働く。「好き」「嫌い」にだって理由はある。人間は獣じゃない。

ファシズムと親和性が高く、映画ではナチスの『民族の祭典』、スターリニズムの『戦艦ポチョムキン』などが一例。金正日が映画好きなことも当然だろう。オウム真理教も、カセットテープやVHSビデオなどのチープな受動的メディアを下宿で繰り返し使わせ刷り込んでいた。
 

ファシズムやファシストでなくても映画は馴染まれているし利用されている。ファシズムが映画を利用したといって、大衆への情報伝達という一般的、汎用的なメディアの特性を利用したに過ぎない。それをもって「ファシズムと親和性が高い」というのはあやまり。

 映像で恐怖情動に駆られると、悟性を司る脳の部分(前頭前野連合野)に酸素を含んだ血液が循環しなくなる虚血状態になる。これは、実験によって確かめられている。その直後に写る映像に対して、悟性の作動を抑制して反射的動物的な行動反応になる。

 たとえば、イラク開戦を米国民の8割が賛成したのも音声動画メディアの影響だ。またベトナム戦争当時は兵士の発砲率が低かったことから、米軍はいま人の形をしたものを見たら反射的に引き金を引く、反射調教の訓練を繰り返し兵士にやらせている。イラクなどで、兵士の発砲率と生還率が上昇し、子どもなど非戦闘員に対する誤射率が激増しているのはこのためだ。

 「映像で恐怖情動に駆られると」 映像じゃなくても恐怖情動(パニックのことだろう)になれば、人間は生存のために本能的反射的な反応になるのは常識。イラク開戦で米国民が賛成したのは音声動画メディア(映像というべきところをすり替えている)のせいではない。メディアが流した情報操作のせいだ。何もかも音声動画メディアに結びつけるのは悪質。「反射的に引き金を引く訓練」は、何が言いたいのか意味不明。

 さて、イスラムの処刑法には、民衆が石を投げて殺す石打ち刑がある。民衆に手を下させる石打ち刑は、一方で民衆自身を加害者にするとともに、そのことで自分が石打ち刑にさせられたらという恐怖感でもっとも強く民衆自身を縛る効果がある。

根拠なし。

 しかも裁判員制度では、パワーポイントの導入が予定されている。裁判員に選ばれた人たちの負担軽減のためと説明されているが、受動メディアでは気づきに先立って意志を決定するし、司法の素人は重罰を選びやすい。自覚する前に、証拠提示の段階で被告人に「犯人」「悪人」というイメージをワイドショーよろしく植え付けられる。

パワーポイントなどのプレゼンテーションソフトを使っても使わなくても、「司法の素人」の判断の問題は同じだろう。

裁判員制度とは、国民の国民による国民をターゲットとした予防法制という名の恐怖政治になる。

「受動メディア」の問題と言っているのに、それがなぜ「裁判員制度」になるんだ?
結局「受動メディア」は関係ないということだ。

 音声動画メディアによるマインドコントロールは(1)しない(2)されない(3)させない――の防止原則を確立することが必要だ。第3の「させない」には、共同体の「共通善」の感覚が重要だが、近代以後の日本の教育制度には決定的に脱落している。

 あほか。音声動画メディアに限らず、マインドコントロールなどさせてはいけないのは、あたりまえの話。

 一事が万事この調子。カルト宗教となんら変らない。以前、コメントに「佐藤はなんだか大川隆法じみてきましたね(笑)。」というのがあった。http://electric-heel.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/x17-f7dc.html
電車の中吊り広告をたまたま見たら、全く同じだった。(笑) http://www.the-liberty.com/

 佐藤優のトンデモ言説を無批判に受容され、賞賛されるのは日本の論壇が痴呆だということで、それは昨今そうなったというものでもなく、元々そうだったのだからどうと言うことでもない。
だけれども、大きな問題は、<佐藤優現象>。
 トンデモ佐藤が意図して麻痺性のゴミ言説とともに流す国家主義、排外ナショナリズム、そして言論封殺行為といったことに対して、どの出版物からも批判されなくなっていることだ。例えば「皇軍慰安婦」を「売春婦」と決めつけ、北朝鮮に対する見せしめとして在日朝鮮人への弾圧を主張し、天皇制護持の為に護憲派を名乗り、軍事大国を主張している。

佐藤の言説を受け入れることはリベラル・左派の転向そのものである。それだけではなく、佐藤の言論封殺を知りながら見逃しているのは、言論人として犯罪に荷担したのも同じだ。

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2009年4月25日 (土)

反人種差別会議でのボイコット国はイスラエルの共犯者

「不参加」続出の人種差別撤廃会議、イスラエルは大使召還

ワシントン(CNN) 国連が主催する20日からの人種差別撤廃関連会議を米国がボイコットしたのに続き、オーストラリア、ドイツ、カナダなどが19日、相次いで不参加を表明した。イスラエルは20日、抗議のため開催地スイスに駐在する大使を召還した。

米国務省は18日、同会議で採択される文書にイスラエルを批判する内容が含まれているとの理由から、参加を見送る方針を明らかにしていた。20日には新たにポーランドも不参加を表明。イスラエルのネタニヤフ首相は同日、各国によるボイコットを歓迎すると述べた。

ネタニヤフ首相は同時に、会議の出席者に「人種差別主義者であり、ホロコースト(ナチスドイツによるユダヤ人虐殺)否定論者でもある人物がいる」と、アフマディネジャド・イラン大統領が招かれていることを指摘。駐スイス大使を本国での協議のため召還すると発表した。

オバマ米大統領は19日、米国が事前に、文書案が「十分に」修正されない場合は参加できないと警告していたことを強調。「人種差別の軽減には他国と協力し、世界規模で取り組みたい」との姿勢を示す一方、「(同会議は)その機会にならなかった」と述べた。

オーストラリアのスミス外相は、同会議が01年の前回会議と同様、「反ユダヤ主義などの攻撃的な思想を公言する場として利用されかねない」と懸念を示した。

一方、ピレイ国連人権高等弁務官は、米国などの不参加に「深い衝撃と失望」を表明し、「人種問題に取り組むうえで、ごく一部の側面だけを優先させている国 があり、差別される人々への懸念が後回しにされている。人種問題はいかに困難であろうと、世界規模で討論する必要がある」と語った。

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200904200018.html

 イスラエルがユダヤ国家を成立させるためにパレスチナの土地を奪い、パレスチナで暮らしている人々を排除し、抵抗する市民を大量虐殺しているのは、揺るがない事実。

ユダヤ人が欧州で過去に迫害を受けたということと、イスラエルによるパレスチナ侵略とは関係ないことだ。ユダヤ人はナチスドイツと同じ犯罪をパレスチナ人に行っている。

 イスラエルが欧州での過去の迫害の被害者という立場を他民族への迫害に利用するのなら、アフマディネジャドイラン大統領のようにユダヤ人ホロコーストに疑義をもたれても仕方がない。事実かどうかより倫理的な問題として、ユダヤ人ホロコーストは、卑怯な口実に過ぎないからだ。イスラエルの傲慢な人種差別的態度や行動が反ユダヤ、ネオナチに正当性を与えているのだ。これはもう似たもの同士と言い捨てられても仕方がない。

 イスラエルを擁護するために、アメリカ合州国、カナダ、オーストラリア、ドイツ、オランダ、ポーランド、イタリアなどが、会議をボイコットや会議場から退出した。彼らは、すべてヨーロッパかヨーロッパからの移民国家だ。彼らこそが人種差別をしてきたもの達だ。国連反人種差別会議は、欧米の植民地主義者達には居づらい場所なのは当然。

 欧米の擁護者は、イスラエルがやっているパレスチナ人へ迫害批判に対して、正しく反論できない。だから、ボイコットなのだ。それは、アフマディネジャド・イラン大統領が演説で主張したとおり、そもそもイスラエルが現在も行っているパレスチナ人に対するホロコーストは、欧米と国連こそが導いたものだからだ。

彼らが耳をふさぎたくなるのも当然だろう。

 アフマディネジャド大統領は、欧州における人種差別の代償として、西側各国が「最も残虐で弾圧的な人種差別体制」であるイスラエルの建国を支援したと明言。「多数の西側諸国と米国が人種差別的な虐殺の加害者を擁護しているのは、なおさら遺憾なことだ」などと述べた。米軍のイラクやアフガニスタンへの進攻 にも言及した。

・・・

潘基文国連事務総長は声明で、会議を「糾弾と分断、扇動」に利用したとアフマディネジャド大統領を批判。演説で未来の結束に目を向けるよう同大統領 に促していたにもかかわらず、同大統領が従わなかったことに深い遺憾の意を表明した。潘事務総長は同大統領の演説が「会議目標と逆行し、現実的な差別問題 の建設的解決方法の構築が大幅に難しくなる」と述べた。

米国のウォルフ副国連大使は、アフマディネジャド大統領の演説が「恥ずべきで不愉快、扇動的」だとして、潘事務総長の意見に同意を表明。英国のブラウン首相も、演説を直ちに厳しく非難した。

フランスのクシュネル外相は、アフマディネジャド大統領が会議で不快な発言をした場合、他の欧州各国と一緒に退席するよう代表団に指示していたこと を明らかにして、同大統領の発言を容認しない姿勢をにじませた。カナダのハーパー首相は、同大統領の立場に反対の声を上げるのは「非常に良いこと」だと述 べるとともに、イランが核開発のほか、イスラエルとその住民を脅かし続けていることが大きな問題だと指摘した。

イスラエルのペレス大統領は、エルサレム市内で営まれたホロコースト(ナチスドイツによるユダヤ人虐殺)犠牲者の追悼礼拝で、アフマディネジャド大 統領の演説内容が「人種差別との戦いではなく、容認だ」と批判。「ナチスのヒトラーや旧ソ連のスターリン、イランのアフマディネジャドといった暴君が、な ぜユダヤ人を憎悪の標的にするのか理解し難い」と述べたうえで、こうした指導者らにはユダヤ人の精神力に対する誇大妄想的な恐怖があるのだろうとの見解を 示した。

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200904210014.html

アフマディネジャド大統領が「欧州における人種差別の代償として、西側各国が最も残虐で弾圧的な人種差別体制であるイスラエルの建国を支援した」という認識は正しい。

この反人種差別会議での対立、分裂自体が、白人対その他、ヨーロッパ対その他の人種対立そのものであり、「イスラエル」という存在が近代の西洋植民地主義、人種差別の残滓であることを証している。

This is a state, after all, created by European colonists, built on the ethnic cleansing of the indigenous population, whose founding legal principles guarantee the right of citizenship to any Jewish migrant from anywhere in the world, while denying that same right to Palestinians born there along with their descendants. Of course, Israel is much else besides, and the Jewish cultural and historical link with Palestine is a ­profound one.

But even those Palestinians who are Israeli citizens face what the then Israeli prime minister Ehud Olmert last year called "deliberate and ­insufferable" discrimination by a state which defines itself by ethnicity. For Palestinians in the occupied territories, ruled by Israel for most of the state's existence, where ­ethnic segregation and extreme ­inequality is ruthlessly enforced, the situation is far worse – even without the relentless military assaults and killings. And Israel now has a far-right ­government whose foreign minister, Avigdor Lieberman, has said 90% of Israel's Arab citizens have "no place" in the country, should be forcibly "transferred", and only be allowed citizenship in exchange for an oath of loyalty to Israel as a Zionist Jewish state.

But if Lieberman had turned up to speak at the Geneva anti-racism conference, who believes that western delegates and ambassadors would have staged a walkout? Of course, there's a perfectly ­reasonable argument to be had about the nature of Israel's racism and whether it should be compared to apartheid, for example. But for western governments to hold up their hands in horror when Israel is described as a racist state has no global credibility whatever.

Israel's supporters often complain that, whatever its faults, it is singled out for attack while the crimes of other states and conflicts are ignored. To the extent that that's true in forums such as the UN, it's partly because Israel is seen as the unfinished business of European colonialism, along with the Middle East conflict's other special mix of multiple toxins. The Geneva boycotters, fresh from standing behind Israel's carnage in Gaza, are in denial about their own racism – and their continuing role in the tragedy of the Middle East.

http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2009/apr/23/un-race-conference-walkout-ahmadinejad

上は記事の最後の部分の抜粋。下手な訳で申し訳ないがだいたいこんな事が書かれていると思う。

「イスラエルでは、世界のどこからのユダヤ人移住者にも市民権を保証しているが、ここで生まれたパレスチナ人には同じ権利はない。このような民族浄化によってヨーロッパからの移住者によって国家を成立させている。」

「占領地のパレスチナ人は、民族を分離させ、極端な不平等を強いている。状況はイスラエル軍の攻撃と殺害が無いとしてもより悪化している。」

「そして、イスラエルの現在極右政府での外務相であるリーバーマンは、イスラエルのアラブ系市民90%は国内に居るところはない。強制的に移動させなければならない。そしてシオニストのユダヤ国家としてイスラエルに忠誠を誓うものだけに市民権を与えると発言した。」

「もし、リーバーマンがジュネーブの反人種差別会議で意見を述べるために現れたら、西側代表と大使が議場から退出すると誰が信じるのか?」

更に、恥知らずなのが、潘基文国連事務総長だ。

イスラエルのガザ攻撃で、市民が避難している国連施設に対して白リン弾まで使った反人道攻撃を現地に行って見ていながらイスラエルを名指し批判できない。それどころか、人道犯罪国家「イスラエル」だけを擁護する態度は、ユダヤ人のロボットか、奴隷と言って良いだろう。彼はハーグ密使事件で韓国皇帝の密使が日本の国際法違反と主権の回復を訴えたにも関わらず、万国平和会議で欧米の大国はまったく相手せず、韓国は日本に飲み込まれてしまったという自国の民族の悲劇を自覚するべきだ。

とにかく、反人種差別会議に相応しくない人種差別擁護国家はボイコットや、退場したわけで、残った小国らは拍手喝采の末、会議を大国の妨害から守ったといえる。

アフマディネジャドの演説全文英訳テキストは、以下のアドレスで読める。ストレートで挑発的なもの言いだが、イスラエル問題を的確に言い表している。

http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/8010747.stm

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2009年4月20日 (月)

デヴィ夫人への言論弾圧

以前、ここでデヴィ夫人のブログ記事を紹介した。

「よく言ったデヴィ夫人」
http://electric-heel.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_4713.html

この時、右翼の攻撃がないかと心配したのだが、とうとう事が起きてしまったようだ。すでに日本は日本に都合のいいことしか容認しない社会になってしまったことを示す事件だろう。

「言論弾圧」というのは大げさに思えるかもしれないが、この右翼の行動は、国家権力の在日朝鮮人、朝鮮総連弾圧の延長線上にある。街宣右翼も警察や公安調査庁もやっていることは変わらないのだ。

デヴィ夫人と右翼団体がトラブル=北朝鮮問題めぐり対立か−警視庁

4月20日13時37分配信 時事通信

 タレントのデヴィ夫人が東京都渋谷区の自宅前で街宣活動をしていた右翼団体との間で、トラブルになっていたことが20日、警視庁渋谷署への取材で分かった。同署が詳しい経緯を調べている。
 同署によると、デヴィ夫人は19日午前9時半ごろ、自宅前で右翼団体の街宣車に、2階ベランダから植木鉢を投げつけ、車の一部を破損させたほか、右翼団体関係者もデヴィ夫人が現場の様子を撮影しようと持っていたデジタルカメラをはたいて壊したという。
 右翼団体関係者は、デヴィ夫人が北朝鮮のミサイルについて「人工衛星だ」と話したことなどに対し、抗議していたという。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090420-00000051-jij-soci

さすが日本のタブーである日朝間の問題をズバッと主張するだけある。狂信右翼暴力団に反撃する勇気は拍手ものだ。

さて、右翼が噛みついたデヴィ夫人の主張は、

2009-04-03 19:29:22

北朝鮮の人工衛星打ち上げ

・・・

麻生首相は、国連を動かしてでも、打ち上げを止めさせると言っている。
日本は勝手に 「長距離弾道ミサイル」 「テポドン」 と言っているが、
実際は、 「人工衛星」 である。 日本の政治家やいつもの評論家達が、
もっともらしい顔をして色々とTVで言っているのが、滑稽である。
人工衛星なのだから、 真直ぐ大気圏へ突入するので、
日本の上空など関係ないのに、 この馬鹿騒ぎ。

・・・

1998年8月31日に北朝鮮が人工衛星を打ち上げた際、
国連安全保障理事会議長は、 

同年9月15日に報道向けの声明を発表している。
「事前の通告なしになされた」 ことに対し 「遺憾の意」 と表されるが、
「どの国も平和目的の宇宙プロジェクトであれば、
推進する権利があることを認める」 とわざわざ明記している。
衛星を打ち上げるのは自由です。
正当な事前通告の手続きを経た今回の打ち上げは、
国連でも問題になりえない。 アメリカさえ静観している。
北朝鮮が日本に向けて、 ミサイルを飛ばす筈がございません。
弾道ミサイルは落とす目的で、 目的地に向けて発射するものですから。そんな無鉄砲なことをしたら北朝鮮に批難が集中し、世界中から攻撃されます。
北朝鮮はそんな馬鹿ではないでしょう。
彼らにも衛星のテストをする権利はあります。

・・・

http://ameblo.jp/dewisukarno/entry-10235856625.html

日本のメディアは大本営発表を垂れ流して平気な顔をしているのに、現在TVタレントという立場でありながら、これだけのことを勇気を持って言えるのがすごいのか、こんなことさえ誰も言えない日本の状況がひどいのか。

問題は右翼だけではない。案の定、警察やメディアも狂信右翼暴力団の片棒を担いでいるのだ。

2009-04-20 14:34:24

警視庁の発表は違います!

警視庁は汚いやり方をしています。

被害届けと刑事告訴をしなかったのは

渋谷警察署が7時間もかけて私を説得して

出させなかったのです。

・・・・

http://ameblo.jp/dewisukarno/entry-10245914101.html

こんなひどい目にあっても、デヴィ夫人は痛烈なメッセージを書いています。

いや〜、おみごと。

①2002年9月17日小泉首相と金正日総書記は、
  「日朝平壌宣言」の国交正常化に署名し、実行する筈でした。
  両国国交に向けての話し合いの中に条件がありました。

  その条件を日本は満たしていません。

②両国の元首が、約束した事をホゴにしている事、

  その時の条件の一つとして、金正日総書記は拉致を認め、正式に謝罪致しました。 5人の拉致された生存者を   2週間で返すという約束を 当時の副官房長官だった安倍晋三氏が強行に 日本のマスコミを操り 世論を煽り 拉致事件のヒーローとなり、日本の首相にまでのし上がりました。

・・・
日本は4兆円とも言われる  戦争賠償金を支払いたくないのだと、

  日本の一部の方から聞きました。北朝鮮に石油かガスが算出されれば、すぐに手を結ぶのでしょうが、拉致事件を理由に制裁、弾圧と叫んでいます。

③25万トンの穀物支援をすると言ったのに、それも日本はホゴにしました。

④横田めぐみさんの死を信じない日本、ご両親がいました。  

 聞くところによると  日本の外務省は、遺骨は無いという北朝鮮に対し、 遺骨がないと日本は承知しない、 世論がおさまらない、とにかく遺骨を送ってくれと、 やいやいと催促をしました。 お骨は共同墓地にあるため、送れないと言ってもさらに催促。その後、お骨はDNA鑑定され  二人の教授はわからない、鑑定不能といい、  たった一人の教授が他の人の骨も入っていたとし、これは横田めぐみさんではないと  鑑定結果を出しました。共同墓地に入っていたら、  他の人の骨も混ざっている事もあるでしょう。しかし当時の細田幹事長は偽物だと発表。  それ以降 ”家族傀”は、なんにつけても制裁、弾圧と復讐を叫んでいます。

・・・

このままでは日本と北朝鮮は 、イスラエルとパレスチナのように、
本当に永遠の宿敵になってしまします。

日本の皆さん、目覚めて下さい。

日本の方も理性を持って下さい。

写真に見る帝国主義日本の非道、暴虐行為

「韓国の人々の宿敵、日本の非道残虐4」のタイトルにある写真。

11枚の写真が見開きページで掲載されていました。

4回目の写真ということですので  1、2、3、はどんな写真だったのでしょう。

これまでに、「宿敵」日本という言葉で、 日本が呼ばれることは、ありませんでした。  こんな写真を載せられることになったのは、安倍晋三氏の売名行為と懐刀である漆間巌氏の在日の人に対する弾圧と迫害の結果です。 共和国の赤十字社と日本の赤十字社が扱っていた拉致事件を、狡猾にも奪い、操作し日本人の紅涙を利用し、一躍人気者となり首相の座まで手に入れた。この二人が何をしたのかは次回載せます。

気になるのは麻生総理が、この漆間氏をまた内閣官房副長官に起用していることです。 この両氏に利用され操られた”マスゴミ”の結果です。

・・・

http://ameblo.jp/dewisukarno/entry-10245926061.html

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2009年4月16日 (木)

日本による6カ国協議の破壊は成功

 日本のごり押しによる北朝鮮ロケット発射を非難する国連安保理の議長声明は、あきらかにダブルスタンダードであり、国際法を無視した筋の通らないものだ。いくら何でも特定の国家だけ人工衛星打ち上げロケットの発射を禁ずるなどということはできない。議長声明では「発射」は「違反」としているが、ミサイルではないことが明らか故に、「発射」する対象が何を示すのか欠いたまま、「違反」とブチあげてしまった。
 拘束力がないとはいえ、こんな無様で政治的公正さを欠いた声明がまともなわけがない。日本に配慮した為に、国連安保理はまた大きな失敗を犯した。(国連安保理改革など止めて、肝心なことに役立たずの国連安保理は廃止した方が良いと思う。)

 この結果は6カ国協議でやっと一歩前進した朝鮮半島の非核化交渉の成果を日米によって葬ることになり、この地域の緊張関係をかえって増すことになった。

日本を除く6ヶ国協議参加国は、6ヶ国協議を壊すつもりはなく、日本の顔を立てつつバランスをとったつもりであろうが、読みは浅かったと言わざる得ない。北朝鮮が6ヶ国協議からの離脱を表明したことで、米中は慌てている。北 朝鮮は理詰めだ。これまで圧倒的に力の小さい北朝鮮は交渉相手国を公正なルールが期待できる土俵にあげたうえで、相手のイカサマを逆手に要求を通してき た。米国は力の外交しかできないので、なんども北朝鮮に苦汁を飲まされている。今回も北朝鮮に理がある。米国は北朝鮮に頭を下げざる得ないだろう。

 国連安保理に決議案を提出した日本の狙いは何なのだろうか?

 米朝関係改善を妨害すること。それと北朝鮮を挑発することでこの地域の緊張を高め、自らの安全保障の危機を作り出し、プロパガンダによって世論を誘導して戦争の放棄を謳った憲法のくびきから逃れ軍事力をもって覇権国家の復活を実現することだ。

 元々6ヶ国協議も北朝鮮を追い込むためだけに参加していて、はなから朝鮮民主主義人民共和国の存在を認めたくない日本政府と世論は、これまでも度々6ヶ国協議を妨害する行動をとってきた。頭の中は北朝鮮を追い詰めることだけしかない。
 ”拉致問題”も”核問題”も、米国の安全保障に関わる”ICBM”も北朝鮮を潰すためのカードとして扱われてきた。

前回にも書いたが、日朝間の関係は大きく変わった。これまで日本と北朝鮮は、無視はするが、敵対もしていない関係だったが、今は日本が現在休戦中の朝鮮戦争当事国である米国を差し置いて、北朝鮮と敵対する関係になろうとしている。これについては別に書くが、日本には抜きがたい朝鮮コンプレックスが潜在的にあるからだろう。

日本のメディアは、北朝鮮の反応を”瀬戸際外交”を繰り返す呆れた国家と揶揄するばかりで思考停止している。

週刊金曜日2009.4.10号「戦争ごっこに巻き込まれるな」青木 理の文章から

・・・

 それにしても、人民を飢えさせながらハリボテに近い「ミサイル」や「核」に狂奔する北朝鮮の独裁はつくづく罪深い

しかし、その困窮の独裁の一挙手一投足にいきり立つ素振りを見せ、「北風」に必死で帆を立てている日本の政治、メディアの佇まいも滑稽で、なおかつ胡散臭い。

 いま求められているのは、徹底的に冷徹な視座で困窮の独裁と脅威の実相を見つめ、なんとしても軟着陸へと導くための真摯な方途の模索であろう。同時に私たちは、奇妙な「北風」に乗じて日本国内に蔓延り続ける浅はかな空気を戒めねばならない。

 ここでもやはり、北朝鮮が困窮しながらも周りに害毒をまき散らす迷惑な隣人として、その愚行を指導しなければいけないと、まるで迷惑を一方的に受けている被害者ぶって善人面までしているが、そもそも北朝鮮が独裁軍事政権を維持しなければならないのは、米国の軍事・経済的な圧迫によるところが大きいのではないのか。たしかに、北朝鮮はその独裁的国家体制の中で国民を弾圧してきた。しかし、そのことと現在問題としていることは別なことだ。しかも近年の北朝鮮の激しい威嚇行動は米国と日本による不公正な挑発への反動・反発であるのは明らかだ。

日米の対北朝鮮政策が口先とは裏腹に北朝鮮の独裁政権を維持させ、経済制裁と独裁政治が市民を苦しめ、核兵器所有までさせたという加害者であることの自覚の無さ、想像力の無さは呆れるほかない。それは侵略しておきながら被害者意識しかないイスラエルに近いものだ。

 欧米の中東政策同様に力の弱い者に対して勝手にルールをつくって追い込んで、必死の抵抗をテロ・犯罪・瀬戸際外交と決めつける帝国主義的思考を続ける限り紛争はなくならない。

 

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2009年4月 8日 (水)

北朝鮮ロケット打ち上げ騒動 ー 好戦国家復活に世論を誘導するメディアと政府の茶番

北朝鮮のロケット打ち上げに対する日本の政府とメディアの反応は、まるで開戦前夜のような異常ないきり立ち様で、現実には日本の安全保障上の危機など存在しないにも関わらず、隣国への敵愾心を煽る異常な体制は、敗戦前の侵略国家日本の姿をそのまま写しているようだ。これは軍事国家のプロパガンダによる体制引き締めそのもので、いずれは自らの挑発的行動によって安全保障上の危機が現実となり、それを根拠に軍事に依存する国家になっていくのだろう。

気がつかなくてはいけないのは、日朝間の関係が直接対峙しない時代から、直接対峙する関係に劇的に変わったことだ。北朝鮮が変わったのではなく、日本が変わったのだ。

拉致問題によって日朝関係が緊張状態になったと言うのは正しくない。小泉訪朝によって拉致問題は日朝間のその他の問題を含めて政治的に清算されようとしたのだ。問題はこの打算的偽善的な最後の「善隣外交」を覆す土壌がこの国に出来つつあったことだ。米国に導かれたタカ派再軍事勢力がこれまでの日本の国際関係の中心に据えられた「全方位外交」を駆逐したのだ。サンフランシスコ講和条約受け入れ、戦争の放棄を憲法に加えられた日本の国際関係は冷戦の中を建前上ではあるが「全方位外交」「善隣外交」で築かれていた。今ではそんな言葉もすっかり忘れられた。*1

日本が再び狂信的ナショナリズムをもって近隣国への軍事力をちらつかせる国家を目指そうとする動きを止めることはできないだろう。敗戦前の暴虐の事実が忘れられた現在では再び野蛮で単純な力の論理が受け入れやすいからだ。

日本人の特質である集団性は、小魚の群れのように個が集団の中心に向かおうとする運動だ。日本のメディアは世論をねつ造する。日本人それぞれが生き残るために世論の中心に向かおうとする。弱いもの、異なったものは中心から外され集団の為の犠牲になる。これは日本人の特性なのだから、容易に変わることはないだろう。
これまでの日本のメディアのあり方を見れば、外交問題でジャーナリズムを体現したことは一度もない。戦争の記憶が風化すれば、日本が成功体験である帝国主義ナショナリズムに取り込まれるのは不可避なのかもしれない。

*1)  私は2003年Yahoo!掲示板に「ふざけるな拉致議連、救う会、家族会」というトピックをたてた。このトピックの主旨は、「奴らは、拉致被害者を政治的圧力の「切り札」として利用し、日本を軍事大国にしようと企んでいる。こいつらに日本を乗っ取らせてはいけない。 」と言うもの。
これは拉致被害者家族会を中心に拉致被害者を救出するという運動の実態が、実は運動が変化を求めている対象が日本国民であること。本質は日本人に排外ナ ショナリズムを喚起させ、サンフランシスコ講和条約受け入れと日本の帝国主義の被害者への謝罪を前提にした善隣外交、真の和解を否定する運動であり、彼らの目標は日本帝国の復活だということ。彼らは北朝鮮による拉致の被害を声高に主張するが、我々はその拉致被害者救出運動の被害者である。それだけでなく、彼らや日本政府は在日朝鮮人らに対し、直接暴力犯罪や人権弾圧を行っている。彼らは北朝鮮に人道犯罪を非難するが、我々は彼らの自らの人道犯罪を棚に上げた人権弾圧運動を批判する。

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2009年4月 1日 (水)

Brian Eno のイスラエル批判

今頃知ったのですが、私がもっとも尊敬するアーティスト、ブライアン・イーノ氏がイスラエルのガザの虐殺に抗議しています。短い言葉の中にもパレスチナ問題の本質を突く鋭い批判を投げつけています。
どこかの大人になれないよい子の「僕」ちゃん小説家とえらい違いです。中身のない薄っぺらな小説家と比較するのも腹立たしいのですが。


Brian Eno Stop Gaza Massacre protest London Saturday 3 January 2009

「ガ ザで我々が見ていることは、イスラエル政府が行っている挑発実験だ。150万人を小さな場所に押し込め、食べ物も、水も、衛生設備も、薬も与えず、彼らが 敵意を示したときは驚いたふりをする。その敵意は求められている。なぜなら、それは犠牲者を演じるきっかけになるからだ。イスラエルは自らが圧制者である 状況において犠牲者のふりをしているのだ。ホロコーストの灰から生まれた国が、そのようなふるまいをすることは悲劇だ。胸のはりさけるようなことだ。イス ラエルはなぜそうするのか?紛争を生み出す理由は何なのか?その裏には、そうすることによって彼らが移住地を引き続き建設できるということがある。アメリ カ政府から莫大な援助金を得続けられるということがある。彼らはパレスチナ人から祖国を奪い続けることができ、中東にワルシャワ・ゲットーを作り続けるこ とができる。」

日本語訳 "イルコモンズのふた。" http://illcomm.exblog.jp/9188883/ からの引用

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2009年3月23日 (月)

思考停止のバカ社説 ネオコン朝日の社説子はアホのブッシュ以下

テロとの戦い—中東民主化へ支援強めよ

 イラク戦争開戦から6年がたった。

 米国のオバマ大統領は就任後、イラクからの米軍撤退計画を発表し、シリアやイランとの対話姿勢を示した。

 開戦以来、数十万のイラク人の命が失われて一時は400万人が難民化し、米兵も4千人以上が死んだ。途方もない犠牲と破壊の末、イラクは真の「戦後」に向けた転機を迎えている。

 しかし、中東全体に目を向ければ、テロとの戦いはほとんど改善に向かっていない。

・・・・

朝日新聞 2009.3.22

http://www.asahi.com/paper/editorial20090322.html

ネオコン周辺をうろちょろとしているだけでエリートぶっている朝日新聞だが、この社説はひどいを通り越して悪質だ。

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 しかし、中東全体に目を向ければ、テロとの戦いはほとんど改善に向かっていない。
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 これはどういう意味なのだろう。「テロとの戦い」が改善に向かっていないのか、「テロとの戦い」による中東全体の改善が向かっていないのか。どうも前後の文脈からすると「テロとの戦い」→「中東の民主化、安定化」と言っているようだ。

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 9・11同時テロの首謀者で国際テロ組織アルカイダを率いるビンラディン容疑者は、いまもインターネットを通じて反米欧の聖戦を訴えている。イスラエル軍のパレスチナ侵攻、中東各国の政権腐敗や強権支配を材料に、民衆の不満や怒りをあおるのが定番だ。

 そんな宣伝に対抗するには、やはり国民が政治に参加し、平和的に社会を改革できる民主主義の仕組みを作り、定着させるしかない。一朝一夕にできることではないが、これが王道であるのは間違いないだろう。
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 朝日の社説子は頭がどうかしている。民衆の不満や怒りは何もビンラディンが煽ったことから始まったのではない、ビンラディンは中東の民衆が持つ米欧の横暴な介入に対する批判に便乗しているだけだ。中東の民衆の怒りをビンラディンのプロパガンダと結びつけて乱暴に切り捨てる朝日新聞こそが米国ネオコンやイスラエルの宣伝機関そのものだ。

そもそも民衆が野蛮な暴力でパレスチナの征服を続けるイスラエルや、そのイスラエルのやりたい放題を腐敗、強権、親米政権によって支える米欧に怒りや不満を持つのは当然のことだ。反米テロ組織がそれを拾い上げたからといって、米欧の悪事を正当化することはできない。朝日新聞社説子は米欧が絶対に正しいと思っているのだろう。

「国民が政治に参加し、平和的に社会を改革できる民主主義の仕組みを作り、定着させるしかない。」 間抜けたこというな。パレスチナを侵略し、そこに暮らしている民衆を抹殺しているイスラエルは民主主義国家だ。米国も民主国家だが、世界各地で戦争を起こし民間人を大量虐殺している。こういう国の民主主義の理念が及ぶ範囲はあくまで自国民だけだ。

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 ブッシュ前政権も民主化を掲げた。一部の国で議会選挙が実施されはしたが、十分なものではない。そして、パレスチナ選挙で和平推進派のファタハが敗れ、イスラム過激派のハマスが勝利すると、米欧はハマスの政権を認めなかった。以来、中東民主化の掛け声は、すっかり影を潜めてしまった。
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 ブッシュ前政権の「民主化」は「テロとの戦い」が大儀が無い「侵略戦争」だということが明らかになり、後からとってつけたものだ。民主化が十分でないからというのなら、中東の親米国家の多くは民主国家ではない。
パレスチナ選挙は、民主的に実施された結果ハマスが選ばれたのだが、民主化を掲げた米欧はなぜ認めなかったのか?米欧が許可する「民主化」と許可しない「民主化」があるようだが、社説子は米欧そのままにこの矛盾や二重基準さえもイスラム政治勢力のせいにしている。

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 民主的な選挙をすれば、民衆に根を張るイスラム政治勢力が勝つのは当然の成り行きだ。だから、民主化は中東の安定化につながらないという見方がある。しかし、非民主的な体制や地域の紛争が続く限り、過激派が国民の不満を吸収する構図も続く。この矛盾をどう乗り越えるのか。
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 どうすりゃこんな馬鹿げた言いぐさができるのだろうか。
イスラム政治勢力は、野蛮で悪の元凶だと言いたいようだ。はっきり言っていないが、「テロ組織」だと決めつけているようだ。民主的な選挙で民衆に根を張るイスラム勢力でさえ駆逐しようと米欧が金と暴力で介入していることが中東の不安定にさせているのに。

中東の民衆を苦しめているのは、米欧とそれに追従する国だ。

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 選挙に積極的に参加する勢力を政治に取り込み、中東和平などでも責任を持たせることが大事なのだ。回り道のように見えても、これがアルカイダのようなテロ組織を孤立させる最も確実な「テロとの戦い」だ。
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 米欧の間接支配やイスラエルのパレスチナ征服の固定化が「中東和平」の正体だ。「和平」は美名だが欺瞞でしかない。

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 今年はイラン、アフガニスタン、レバノン、アルジェリアなどで大統領選挙や議会選挙が相次ぐ。来年1月までにイラクとパレスチナでは議会選挙が予定されている。この時期、国際社会は中東の民主化を支援する姿勢を明確に示す必要がある。
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 これまでも米欧はその植民地主義から他国に介入して民主化を潰してきた。「国際社会=米欧」の中東民主化支援などというのを、誰が本気にするのだろうか。

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2009年3月18日 (水)

続X19 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 追い詰められる”ともだち”

金光翔氏が佐藤優宛に出した公開質問状の返答期限はとうに過ぎたが、返答は来なかったようだ。
もっとも八百長しかできない佐藤が返答するはずはないと誰もが確信していたことだろうが。(笑) 

佐藤優氏から、公開質問状への回答が来ない/『週刊新潮』編集部とのやりとり

もともと『週刊新潮』の記事は訴えられるのも覚悟の上、デマを流すことが目的の雑誌だから。追い込むのは背後にいる佐藤優と協力した岩波書店の人物。

ところが、今朝の朝刊を読んでいたら。

「週刊新潮」編集長交代へ 「若返り図るため」

2009年3月18日6時4分

 「週刊新潮」(新潮社)の編集長が4月20日付で早川清氏(54)から現同誌次長の酒井逸史(はやと)氏(43)に交代することが17日わかった。同社 広報宣伝部によると、早川氏は同誌編集長を7年7カ月務め、若返りを図るための人事といい、週刊新潮などを担当する取締役は続ける。「朝日新聞襲撃事件を めぐる報道とは一切関係ない」としている。

朝日新聞(電子版)

ありゃ!こいつ逃げやがった。

記事では週刊新潮の朝日新聞襲撃事件記事に言及されていて、新潮社はそれを否定している。だが、それに合わせて金氏の公開質問状で佐藤からのプレッシャーも相当にあったはずだ。

まぁ、金氏にとっても佐藤優が返答しないだろう事は当然想定の上だから、

後述のように、早川編集長は、私が送った文書を受け取っていないと主張しているのだが、私が佐藤氏に公開質問状を送り、ウェブ上で全文を公開していること を、佐藤氏が知らないはずはないと思う。ましてや佐藤氏は、公開質問状でも触れたが、「左右両翼からの批判について、公共圏で論じる必要がある問題提起に は、投書への返信を含め、時間の許す範囲で誠実に対応してきたつもりである」(『世界認識のための情報術』金曜日、2008年7月刊、8頁)、『週刊金曜 日』の「編集部経由で筆者に寄せられた照会についても、すべて回答している。筆者の反論に、批判者がどの程度、納得しているかわからないが、筆者としては 誠実に回答しているつもりである。いずれにせよ、編集部を経由して、このような形で読者との双方向性が担保していることをうれしく思う」(同書、222・ 223頁)などとこれまで発言しているので、これは大変奇妙に思われる。

それでも確実に佐藤優を追い詰めていることには変わらない。

国家公務員が、一般個人に対して言論テロを行ったとすれば、「国策操作」だなんて言い訳はできない。

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2009年3月14日 (土)

続X18 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 動き出した”ともだち”

 Yahoo!掲示板「ふざけるな!拉致議連、救う会、家族会」で『週刊金曜日』と右翼誌『月刊日本』が共同講演会をすることを教えてもらった。どちらも佐藤優を重用している雑誌だ。佐藤の思惑に基づいて動いたことだろう。そのことについて特に驚くことはない。

 金光翔氏のブログや片山貴夫氏のブログ、このブログでもこれまで何度も批判してきた。彼らもこの批判を知らぬはずがない。にも関わらず、その批判の存在をタブーにして佐藤を擁護し、佐藤のメディア支配を支え続けている。佐藤優の言説の矛盾そのままを何の疑問を抱くことなく受け入れている以上、佐藤を中心にリベラル・左派と思われている『週刊金曜日』と極右と言われる『月刊日本』が共闘するのは、彼らにとって自然なことなのだ。問題はイデオロギーではなく、佐藤を「一流の思想家」(*1)として従属するかしないかのようだ。

 このことでわかるのは、『週刊金曜日』と『月刊日本』が共闘することを読者に向けておおっぴらにアナウンスしている事から、彼らが読者は<佐藤優現象>に対して批判することなく受け入れると確信したことだろう。

 金光翔氏の「<佐藤優現象>批判」にある彼の警告のとおりに事が進んでいるということだ。

 佐藤優を中心とした左派メディアと右派メディアの共闘で驚くことはない。18回めになったこの記事のタイトルを見ればわかるだろう。佐藤優のために「岩波書店」「週刊新潮」と協力して佐藤優に 都合の悪い岩波社員(金光翔氏)の中傷デマを記事にして卑劣な個人攻撃をしたことから始まった記事だ。その時は左派の岩波書店が右派のエログロテロ誌週刊新潮と裏で通じていることに驚いたが、これこそが<佐藤優現象>が露出したというべきもので左派と右派が野合していたのだ。

 驚くべきは、『週刊金曜日』や『世界』の読者で、
『アエラ』の佐藤優に関する提灯記事に載った小野谷敦氏のコメントに怒り、大鹿記者に対する報復といえる『週刊金曜日』紙上の公開質問。 国家主義を肯定する佐藤優の連載記事。「<佐藤優現象>批判」の著者に対する言論テロ。 イスラエル擁護。 週刊金曜日の読者からこれらに対する疑問の声や批判がまったく出てこない。以前批判する投稿が一度だけあったのだが、慌てた週刊金曜日の配慮で『論争』というコラムを用意され佐藤の愚にもつかないトンチンカンな反論と恫喝があった。それに加えて編集部のやらせと思われる佐藤賞賛投稿までやった。
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/archive
http://katayamatakao.blog100.fc2.com/
http://watashinim.exblog.jp/5545256/

更に、右翼側でも佐藤に対する批判には出版社を通して著者への圧力をかけ、最近では小林よしのりからは「言論封殺魔」と批判された。佐藤批判がメジャーな雑誌の記事となったのは初めてではないか。(右翼サイドで言論封殺批判がでるとは、よっぽど日本の左派がいかれている証左だろう)
それでも佐藤やそれを擁護するメディアを批判するブログはわずかだ。

★貧困とテロ、クーデター
『月刊日本』『週刊金曜日』共同講演会

4月 8日 (水) 午後7時〜午後9時 (午後6時30分開場)

内  容 米国発の金融不況が世界を覆っている。規制緩和によって非正規雇用者が急増していた日本国内では、「派遣切り」によって仕事どころか、社宅を追い出 されて住むところを失う人々が続出している。厚生労働省の2月末の発表では、昨年10月から今年3月にかけて職を失う非正規労働者は15万7806人にも 達する。
 広がる絶対的貧困は、昭和初期(1930年代)の世界恐慌を思い出させる。それは、井上準之助・前大蔵相たちが射殺された血盟団事 件、犬養毅首相たちが暗殺された五・一五事件などに代表されるテロとクーデターの時代でもあった。政治に絶望した人々がテロやクーデターに走ったのだ。
 昨年、元派遣労働者による秋葉原無差別殺傷事件が起きた。元厚生事務次官の殺害事件ではメディアはこぞって「テロ」を疑った。われわれは今後、どのような時代を迎えるのか。また、それにどう立ち向かうのか。左右の論客が胸襟を開いて徹底討論する。

出 演 雨宮処凛(作家、『週刊金曜日』編集委員)
佐高信(評論家、『週刊金曜日』発行人)
佐藤優さん(作家、起訴休職外務事務官)
山崎行太郎さん(文藝評論家)

<佐藤優現象>がある程度進んだことで、佐藤優一派、<佐藤優現象>を広めている”フォーラム神保町”が活発だ。http://www.forum-j.com/

勉強会を頻繁にやっているが、「イスラエルのガザ攻撃」については彼らの頭にはまったくないようだ。そんなことは関係ないのだろう(笑)

これからは、これまでのように言い訳したり、隠したりせず遠慮なく堂々と国家的立場を前提とした安全でゆるい言論界にしていくのだろう。

*1) 「佐藤さんにコラムを依頼したのは、単なる「右派論客」とはみていないからです。実際、 何回か話をしたのですが、一流の思想家です。何かと刺激を受けることも多い人物です。岩波書店の編集者や斎藤貴男さん、魚住昭さんらが懇意にしているの も、その「実力」を知ったからと推察します。」片山貴夫ブログ 北村編集長からの返信 http://katayamatakao.blog100.fc2.com/blog-entry-2.html

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2009年2月26日 (木)

続X17 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼 

金光翔氏が佐藤優に公開質問状を突きつけたようだ。

金光翔 「佐藤優氏への公開質問状」
http://gskim.blog102.fc2.com/blog-entry-16.html

以下、公開質問状から一部抜粋

質問1−18.『週刊新潮』の上記記事に関して『実話ナックルズRARE』第1号(2008年10月売)は、佐藤様 が、懇意の『週刊新潮』の記者(私にメールを送ってきた、荻原信也記者だと思われますが)に書かせた旨を、佐藤様を知るというマスコミ関係者の発言を引きながら報じています。また、『中央ジャーナル』203号(2008年11月25日発行)の「佐藤優が岩波書店社員を恫喝」なる記事でも、『週刊新潮』の上 記記事について「佐藤が「なじみの『週刊新潮』記者を使い、コメントを装って「岩波にも責任がある」と恫喝」したと書かれています。

 また、『インパクション』の深田編集長からも、『週刊新潮』の同記事は、佐藤様が『週刊新潮』のご友人の記者に、「<佐藤優現象>批判」の著者である私が岩 波書店社員であることなどを、ある岩波書店社員から佐藤様が聞かれた話として、お伝えされたことが発端であったらしいと伺っています。深田編集長は、このことを、佐藤様ご自身から聞いたとのことです。

 『週刊新潮』の同記事で、記者に初めに情報を提供したのが佐藤様であるという、上記の報道および証言は、事実でしょうか。

質問1−19.『週刊新潮』の上記記事は、私が「首都圏労働組合特設ブログ」で指摘しているように、私の名誉を毀損する虚偽の記述を含んでいます。『週刊新潮』の記者に初め に情報を提供したのが佐藤様であるという、前問で挙げた報道および証言が事実であるならば、佐藤様にそうした情報を伝えた岩波書店関係者とは、具体的に誰 (もしくは誰々)でしょうか。当人に直接確認したいので、氏名をお答えください。

 この週刊新潮の言論テロ記事は、佐藤優ー週刊新潮ー岩波書店の3者の合作によって創られたものと考えられる。http://electric-heel.cocolog-nifty.com/blog/cat30506491/index.html
おそらく、この公開質問状で窮地に立たされるのは佐藤と週刊新潮に自社社員のスキャンダルをでっち上げて言論封殺をそそのかした岩波書店にちがいない。

これまで佐藤は一度足りとまともに回答したことがない。きっといつものように汚い手段で金氏を潰しに掛かるだろう。

佐藤がどうでるか注視したい。

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2009年2月20日 (金)

村上春樹 エルサレム賞受賞スピーチ 現実逃避の茶番

 「村上春樹がガザ侵攻を批判」とメディアで大々的に報道され、ネット上でもそれを賞賛する声で溢れている。しかし彼らが参照した現地新聞などを読んでも日本のメディアで報道されるような「ガザ侵攻批判」は見つけることができない。言い訳けしながらエルサレム賞を受賞する村上春樹とそのスピーチを「感動した」などと絶賛する人達との「茶番劇」に対して、前回「これがイスラエル批判?」と書いた。今回はその続き。

 ネット上に村上春樹の署名付き全文と日本語訳がアップされていた。
特にエルサレムポストには欠けていた「戦闘」に関連して言及している箇所の日本語訳を引用させてもらう。http://d.hatena.ne.jp/sho_ta/20090218/1234913290 からの引用

これは僕がフィクションを紡ぐ時、常に心に留めていることです。僕はそれを一枚の紙切れに書いて壁にはっておくというよりもむしろ、僕の「心の壁」に彫りつけられていること……それはこういうことです。
 「高く、固い“壁”と、それにぶつかると割れてしまう“卵”があるとき、僕はいつも卵のそばにいる」
 ええ、どんなに「壁」が正しく、どんなに「卵」が間違っていようとも、僕は「卵」のそばに居続けます。どこかの誰かが「何が正しくて、何が間違っているのか」を決めるとき、それはおそらく時間と歴史が決めるのでしょう。けれどもし、どのような理由があろうとも、壁のそばに立って仕事をする小説家がいたとしたならば、その作品にはどんな価値があるというのでしょうか?

 このメタファー(暗喩)はいったい何を意味しているのでしょうか? それはいくつかの場合において、とてもクリアで単純です。高く固い「壁」とは、爆撃機であり、戦車であり、ロケット砲であり、白リン弾です。そして「卵」とは、それらに壊され、燃やされ、撃たれる非武装市民……、これがその暗喩が意味することのひとつです。

 

 日本の新聞などで「村上春樹、ガザ侵攻を批判」と見出しになったのはこの部分だろう。これを読んでも、イスラエル批判というのは読み過ぎだ。

 村上は「爆撃機や戦車や、ロケット弾によって壊され、燃やされ、撃たれる非武装市民の側に立つ」と、とってつけたような下手な暗喩を用い、その暗喩の解釈を解説して(なら、暗喩なんて使うなよ)自分の立場を言明している。
だが、結局、村上は発言に一般性への含みをもたせることで、善悪の判断から逃げた。
 そもそも村上が言い訳がましい前振りをしたのは、日本の世論からエルサレム賞を受賞することが、非武装市民を撃つ側(村上の言う「壁」側)であるイスラエル側に立つことになるという批判の声が上がったのが発端ではないか。それならば、そこにいてエルサレム賞を受賞している「僕」は「卵」の側にいるのだろうか?
「卵」の比喩を無理に当てはめたのは、曖昧にして読者がかってに都合の良く解釈されることを狙ったのだろう。
 
「壁のそばに立って仕事をする小説家がいたとしたならば、その作品にはどんな価値があるというのでしょうか?」などと言う村上は、図らずもイスラエルーパレスチナ問題という政治的なリアルな問題に直面し、自分自身を小説の主人公として現実逃避させてしまった。現実の自分が「壁のそばに立って」いるのに。

笑顔で自分を讃えて歓迎してくれる者に向かって現実の戦争や侵略への言及など彼には到底できないことなのだろう。

もう一つ、
これはスピーチ原稿らしいのだが、前もって日本のマスコミに配られていたのではないのか?先に出たエルサレムポストとAPによるスピーチ要旨では、肝心な戦争への言及部分にはまったく触れられていなかった。そんなことはあり得る話なのだが、日本のメディアが大きく取りあげたようにハイライトな部分だけに疑問を感じる。それと、『壁』と『卵』を、「爆撃機、戦車、ロケット弾」と「壊され、撃たれる市民」の比喩とするのは、変だ。「爆撃機・・・」と「"それに"撃たれる市民」との関係性が「壁」と「卵」では当てはめることができない。きっと、「壁」と「卵」の前段の解釈部分は後から無理にこじつけたものものではないか?

どうせ薄っぺらい小説家なんだからどうでもいいけど、センスなさ過ぎ。

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2009年2月18日 (水)

村上春樹 エルサレム賞受賞スピーチ これがイスラエル批判?

 小説なんてほとんど読まないし、偽物の匂いがプンプンする村上春樹に興味もないけれど。

イスラエルでの彼のスピーチは、彼がイスラエルの賞を受賞することに勝手な思いこみで反対圧力をかける人達を意識しての単なる言い訳に読める。売文屋らしくイメージを損ないたくないという思惑だけで、本音から出たものじゃないから、表面上それらし読めるけど実際は何も言ってない。どこにガザ攻撃批判、イスラエル批判があるのか。
これはエルサレム賞のテーマである「社会における個人の自由」をベタになぞっただけの発言じゃないか。ただ比喩に「壁」という思わせぶりな言葉を使ったことで、読者に都合のいいように解釈させただけだ。これのどこがイスラエル批判なんだ?批判どころかありがたく受賞して、丁寧に感謝までしているじゃないか。ばかばかしい。

 彼に表現者としての誠実さがあるのなら、「私はただの売文屋ですから、政治
的な事には関わりません」と言って堂々と賞をもらうか、わざわざ回りくどい言
い方をせず、イスラエルのパレスチナへの非道に厳しい抗議をするとともに賞を
蹴るべきだろう。もちろん村上は後者を選択する気はもうとう無いし、誠実さもない。

こんなので、「感動した」なんて言う人がいるのにビックリだ。バカじゃないの
か。村上春樹の読者なんて、やっぱりこの程度のものなんだろう。

ネットで拾ったスピーチの一部

So I have come to Jerusalem. I have a come as a novelist, that is - a spinner of lies.

Novelists aren't the only ones who tell lies - politicians do (sorry, Mr. President) - and diplomats, too. But something distinguishes the novelists from the others. We aren't prosecuted for our lies: we are praised. And the bigger the lie, the more praise we get.

The difference between our lies and their lies is that our lies help bring out the truth. It's hard to grasp the truth in its entirety - so we transfer it to the fictional realm. But first, we have to clarify where the truth lies within ourselves.

Today, I will tell the truth. There are only a few days a year when I do not engage in telling lies. Today is one of them.

When I was asked to accept this award, I was warned from coming here because of the fighting in Gaza. I asked myself: Is visiting Israel the proper thing to do? Will I be supporting one side?

I gave it some thought. And I decided to come. Like most novelists, I like to do exactly the opposite of what I'm told. It's in my nature as a novelist. Novelists can't trust anything they haven't seen with their own eyes or touched with their own hands. So I chose to see. I chose to speak here rather than say nothing.
So here is what I have come to say.

If there is a hard, high wall and an egg that breaks against it, no matter how right the wall or how wrong the egg, I will stand on the side of the egg.

Why? Because each of us is an egg, a unique soul enclosed in a fragile egg. Each of us is confronting a high wall. The high wall is the system which forces us to do the things we would not ordinarily see fit to do as individuals.

I have only one purpose in writing novels, that is to draw out the unique divinity of the individual. To gratify uniqueness. To keep the system from tangling us. So - I write stories of life, love. Make people laugh and cry.

We are all human beings, individuals, fragile eggs. We have no hope against the wall: it's too high, too dark, too cold. To fight the wall, we must join our souls together for warmth, strength. We must not let the system control us - create who we are. It is we who created the system.

I am grateful to you, Israelis, for reading my books. I hope we are sharing something meaningful. You are the biggest reason why I am here.

http://www.jpost.com/servlet/Satellite?cid=1233304788868&pagename=JPost/JPArticle/ShowFull

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2009年2月14日 (土)

『週刊金曜日』北村編集長の天皇制擁護論

右翼番組の『チャンネル桜』に出演した『週刊金曜日』編集長が、自らの天皇制擁護論を主張して右翼の歓心を買っていたことを書いたが、これがこの時初めてではなく、2年前にも同番組に出演して同じ天皇制護持論を主張していた。これは『週刊金曜日』の集会で皇室を揶揄したパフォーマンスを批判した記事が週刊新潮に載り、右翼の抗議に対する説明の中で語られている。

「週間金曜日」北村編集長に訊く 8−5(H18.12.14)
http://www.youtube.com/watch?v=FnRbHdN2oUs&feature=related

5分30秒あたりから

北村は「これだけ長い間日本に天皇制が残ってきている。天皇制、皇室、皇族は円の中心である。円の中心があるから市民平等である。中心があるから日本というものが成立している。だからこれを無くしてしまえということがこれまでなかった。」と主張する。

敗戦によって国家体制は民主主義に改められた。明治以来、北村流に言えば円の中心と言われてきた皇室は現在の体制ではもはや円の中心ではない。日本人のメンタリティー上の中心でもない。「法の下の平等」が憲法に定められているにもかかわらず、皇室だけは例外とされているのは矛盾するはずだ。敗戦前のイデオロギーをそのままに、天皇制擁護論を主張するのは右翼とどこが違うのか?北村編集長にとって右翼との違いは皇室への敬意があるかないかだけのようだ。
彼は「左翼」と呼ばれることに抵抗があるようだが、まぁ当然だろう。王族という身分を認めて堂々と左翼を名乗るわけにもいかないだろう。

北村編集長がこんな考えなら、天皇制擁護者の佐藤優とまったく違いはない。北村編集長が佐藤に感化されたのか、たまたま同じ考えだったのかわからない。佐藤は天皇制永久保持の為に憲法九条改正に反対と訳のわからない理屈で言っているが、天皇制に反対でないのなら、こんな馬鹿な屁理屈も説得力をもつのかもしれない。

右翼だけに自身の天皇制擁護の考えを説明するのではなく、天皇制反対論者がほとんどと思われる読者にきちんと説明しなければいけないだろう。

今日買った『週刊金曜日』(2/13)の辺見庸氏のインタビューに関連する発言があった。

 私は憲法擁護論者で、とりわけ九条については一歩も譲れないという人間ではあります。でも反面、すでに憲法は相当程度壊されていると認識しています。が、その中で、憲法の天皇条項だけは揺るぎない。これがどうして憲法の中心軸なのか。憲法第一章に対する根本の問いというものを、左翼をふくめて出してこなかった。
・・・
天皇制をなくしてこの国はやっていけないのかーーこれは、マスコミ、思想界が故意にさぼり、自己規制してきた重大テーマです。
・・・
我々の個、自我が発する論理のプロセスには、天皇制という見えない非言語系の縛りと心的規制が常に災いしている。それが世間というものをつくっていく。そのプロセスに共同的幻想として天皇制がある。そこから見えない身分制も派生する。とりわけ敗戦国であるこの国は天皇制を倫理的な土台として利用しながら朝鮮を支配し、中国侵略をしてきたことに対する歴史的な反省を、アカデミズムの世界もマスメディアの世界も怠ってきた。天皇制については共産党も社会党も同様に熾烈な議論を避けてきたと思いますよ。そこの戦後民主主義の虚妄の根源があると思いますね。

辺見庸氏の批判にも値しない天皇制論を持つ北村編集長は、このインタビューを読んでどう感じたのだろう。

 

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2009年2月 6日 (金)

佐藤優現象を広める「フォーラム神保町」の工作

1月25日の田原総一郎の番組「サンデープロジェクト」に佐藤優がTV初出演した。

http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=mo4GXIAP3II
http://www.youtube.com/watch?v=B3dPqtkQMUY&feature=related

出版メディア支配を達成した後、次はTVメディアに進出しようということなのだろう。佐藤が手始めに選んだのがTV芸者と言われる田原総一朗のサンデープロジェクトだというのは至極当然だろう。ここで田原に佐藤得意のやらせ対談で宣伝させ持ち上げられれば、岩波書店や週刊金曜日の支援で権威に成り上がった以上の効果を期待できる。
同じ田原が進行役をしている”朝生”ではやらせ工作ができないから、佐藤は出演しない。佐藤は八百長以外は絶対やらない。

番組を見れば佐藤が番組出演の目的がわかる。オバマ新政権で米国がどう変わるかトンチンカンな分析を一くさりした後、日米関係は歴史認識問題が持ち上がれば、日本側が不利な立場になるとそこらのバカウヨレベルの危機感を披露。
唐突に田原から田母神論文について質問がなされる(もちろんシナリオ通り)。それに対して佐藤は「よく議論するべきだ」「F22を入手するのが国益だ」「(米国従属の)タブーに踏み込んだ」と論文の歴史認識問題そのものを避けて日米関係を論じ、国益論をからませながら上げたり下げたり曖昧で距離を置いたコメントをしている。
どうでもいいようなこの場面で、佐藤は得意の国益論で問題のすり替えをして視聴者に右からも左からも受け入れられる国際情勢分析の専門家という立場を印象づけたかったのだ。あえて「田母神論文」を話題に出したのは、「田母神論文」がAPAの代表・元谷外志雄の本『報道されない近現代史』を記念して行われた『真の近現代史観』懸賞論文に応募したもので、田母神論文と歴史観を同じくするそのトンデモ本を絶賛する推薦文を佐藤が書いたことを、なんとか言い逃れようとしているのだ。とても他人事のように振る舞える立場ではなく、ほぼ選考委員の渡部昇一と同じ当事者と言ってもよいくらい言い逃れできない立場なのだ。
http://www.apa.co.jp/outline/outline07.html

これまで佐藤優はいくらあからさまな二枚舌を使おうが、影響力のある言論人を手なずけることで批判を表に出ることを抑えてきた。TV初出演でも田原を使って同様の工作を仕込んできたわけだ。

Yahoo!掲示板 ”ふざけるな!拉致議連、救う会、家族会”に以下の投稿があった。


Re: 高杉良に失望     2009/ 1/28 10:15 [ No.34314 ]

このブログを読んでいたら、
≪佐高信ほど、自分の言葉に責任を持たない人間は居ない≫ようです。

「田原総一朗ノンフィクション賞」を「紙クソ」と罵倒しているけれど、
選考委員に佐藤優がいます。

佐藤優はVIP扱いで<別格>のつもりなのか、
それとも、
「スポーツ新聞の読者は(佐高信自身が社長を務めている)『週刊金曜日』なんか読んでいないだろう」と、鷹をくくって(あなどって)いるのでしょうか?

2009-01-27 22:03:59
satakaの投稿
東スポ「マンデー激論」−田原総一朗は紙クソ&佐高信政治塾
http://ameblo.jp/sataka/entry-10198929251.html

しかも、【主催】 フォーラム神保町 (『金曜日』関係者も参加している)

(上記は2つの連続した投稿をまとめています。)

なるほど。田原総一朗は佐藤優と深い関係のジャーナリストが集まる研究会「フォーラム神保町」の主催の「田原総一朗ノンフィクション賞」創設というエサで釣られ、その見返りとして1月25日の番組の佐藤優の印象操作を演出したのだ。そしてどうやら田原総一朗も「フォーラム神保町」のメンバーになったようだ。

同じく、Yahoo!掲示板 ”ふざけるな!拉致議連、救う会、家族会”から、


去年見た時には「田原総一朗」の名は無かったと思いますので、
彼が入ったのは最近のことでしょう。

フォーラム神保町会員規約
http://www.forum-j.com/agreement.html
第4条(世話人) 本会の世話人は以下の者である。
青木理、伊田浩之、伊東乾、魚住昭、乙骨正生、香山リカ、小林健治、佐藤優、多井みゆき、田原総一朗、東郷和彦、二木啓孝、宮崎学、山口二郎、山田聡(50音順)

しかし、佐藤に対する疑問は深まるばかりだ。
佐藤優の知的能力は、彼の文章を読んでも並の下程度のもので、国際情勢分析もほとんどデタラメなので国際インテリジェンスのプロだとかは、幼稚なハッタリでしかないだろう。たとえ佐藤の言うようにモサドだの外国の諜報機関と関係があるとして、佐藤優が他国の諜報機関が収集した情報の受け手になることは完全にあり得ない。ありえるのは諜報機関が自国に有利になる(当然)情報操作を佐藤を協力者として流す場合だけだ。
だけど、佐藤が他国の諜報機関との関係があると言えば、それは他国にコントロールされたスパイであると表明していることになるから、そんな間抜けな工作員がいるとは思えなし、外交官がスパイとなればもっと大騒ぎになっているはずとも考えられるが、ロシアやイスラエルのスパイと言われながらも、佐藤の発言力は日増しに大きくなっているのだから、結果的に工作は成功していることになる。

これほど効率よく日本の言論人と言われる人たちが(その中身は空っぽだとしても)次々と籠絡されていくのは、やはりなにか佐藤を操る別の力が働いているのかと思ったりもする。




 

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2009年2月 1日 (日)

『週刊金曜日』編集長、極右TVに出演

Yahoo!掲示板 「ふざけるな!拉致議連、救う会、家族会」に書き込まれた情報をいくつか紹介する。

『金曜日』編集長「桜」に出演

「桜プロジェクト」というのは極右のネットテレビ「ちゃんねる桜」の番組
『金曜日』北村肇編集長が出演。極右との相互乗り入れか。

「文化」的な天皇制なら維持してもよいといってるようだ。
極右に天皇制支持の言質を与えてしまうことになるという政治効果。
敵側が主権在民を公然否定する改憲案から攻めてくるわけがないのに。
どのようなヒドイ国家でも(サウジアラビアのような神政国家は別だろうが)「主権在民」を掲げている。

http://jp.youtube.com/watch?v=hKY0dDSiWeo

まったく同感だ。言質を与えてしまうというより、左派からの天皇制の根源的な問いそのものが存在しないという白旗表明。北村「読者は怒るだろうが・・・」そりゃそうだ、これは裏切りそのものだ。
北村編集長の意見は天皇制は日本文化の語り部(?)なので天皇制の存在は不動であり、天皇制の問題というものは軍服を着た「悪利用された」ことにあるということらしい。

更に、あきれたことに「天皇制があることによって市民平等であるとするならば、皇室を悪利用するのを防がなければならない」と言い切る。「あるとするならば」と仮定形を使っているが、これは少しばかり遠慮したか、頑迷な読者からの批判に逃げ道を作った表現ととるべきだろう。北村編集長は、皇室が悪利用されることを現実的な問題として発言している以上、市民平等が天皇制によってもたらされていると考えている。まぁ、仮定であろうが天皇制があることによって市民平等があるなんて、そんな馬鹿げたことを週刊金曜日読者は万が一でもあると思っているのだろうか。

なるほど、矛盾とその場しのぎの言い逃れに満ちた佐藤の詐欺的文章を『週刊金曜日』がありがたがるのも分かる。北村編集長の主張は佐藤の言説とデタラメさがそっくりなのだから。日の丸を掲げた自由の女神という愚劣なポスターを作ったのも、何かの間違いとかではなく本心から出てきたもので、批判されるとも思っていないほど<佐藤優現象>に汚染された結果だったのだ。
それに対して批判の一つもあげない読者も相当イカれている。

「チャンネル桜」に北村編集長が出演した頃、チベット暴動問題で中国は国際的に批判を受けていた。「チベット問題」は、ダライ・ラマらの亡命チベット人と反共勢力が 北京オリンピック開催直前の微妙な時期にチベット人弾圧の欺瞞情報を流し、反共主義者だけではなく、リベラル勢力の中からも亡命政府のプロパガンダに踊ら された。
その頃『週刊金曜日』も保守派の反中国ジャーナリストの連載記事が不自然に掲載されていた。これは何かあると思っていたが、このとき、すでに『週刊金曜日』はリベラルの仮面を被った、保守派の影響要員に成り下がっていたのかもしれない。「両論併記」などと理由をつけて、無批判に保守派のプロパガンダを少しずつ流し、左派の読者に右派勢力へのアレルギーを失わせ上で、「チベット暴動」の様に、「象徴天皇」の様になし崩しに右派との協調を認めさせようとしたのではないだろ うか。佐高の言動一つとっても、怪しい。鈴木宗男を評して「ダーティーなハト派」とは、とても正常とは思えない。

これが考え過ぎになるかは、『週刊金曜日』が「計画的に」気づかれないように方向性を変えていると認めることができるかどうかだ。

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2009年1月20日 (火)

佐藤優とイスラエルの間にある闇 中川一郎ー鈴木宗男ー佐藤優

金光翔氏のサイトに新しい論考がアップされた。

金光翔「佐藤優の議員団買春接待報道と<佐藤優現象>のからくり」

http://gskim.blog102.fc2.com/blog-entry-8.html

詳しくはそちらを直接見てもらいたいが、天木氏はここで、佐藤の能力を一定評価した上で、「しかし、同時にまた私は、早い段階から彼(注・佐藤)のイスラエル、しかもモサド(イスラエル情報機関)、シャバク(治安・警察機関)との結びつき、シオニズム(パレスチナ紛争の根底にあるイスラエルの政治的ナショナリズム)への共感を感じ取っていた」として、「ロシアでの人脈づくりの過程ではユダヤ人脈と繋がりが不可避であること」(佐藤自身も、『国家の罠』で、イスラエルとロシアの深い関係、「イスラエルの持つロシア情報」の重要性について語っている)など、そう感じていた理由をいくつか挙げている。

そして天木氏は、今回の『アサヒ芸能』での佐藤のイスラエル擁護記事を読み、「ここに来て私の推測は確信に変わった。彼は日本におけるイスラエルの代理人であると思う」と述べている。さらに天木氏は、以下のように述べる。

「インテリジェンスの専門と称する佐藤氏の情報源も、彼の言論界における異常なまでの「もてはやされ」ぶりも、そして彼があそこまで外務省批判を繰り返してひるまないのも、何もかもその背後にイスラエルの支援と擁護があるのではないか。資金提供さえも受けているのではないか。」

今まで不可解に思っていたのが、佐藤優とイスラエルの関係だ。なぜロシア大使館勤務のノンキャリア外交官がイスラエルの協力者なんだろう。天木氏の発言にあるように佐藤はあちらこちらで、ロシアの内部情報をとるのには、ユダヤネットワークによるイスラエルが持つロシア情報が重要だと自慢げに話している。だが、こんなのは子供だましのデタラメだ。そもそも諜報活動も目的とする外交官がなぜ現地の大使館にいるのか。現地で生の情報をとるためだろう。現地ロシアにいながら、遠いイスラエルから情報をとるバカがどこにいる。

片山貴夫氏のブログを読んで、ふと思いついた。どうも思い違いをしていたようだ。
実はイスラエルとなんらかの関係があるのは、佐藤優の親分、鈴木宗男ではないのか。
佐藤はいつもの口から出任せ・デタラメで、メディアを煙に巻いているだけだったようだ。

『週刊金曜日』の佐高信は、鈴木宗男を「ダーティーなハト派」と持ち上げるが、鈴木宗男はハト派どころか利権と汚職の為に政治家になったというほどどす黒く汚れた人物だ。汚職で失脚するまでハト派だったことはない。再び利権にありつける力をつけて完全復活するために、ハト派のふりをしているだけだ。それにまんまと利用されている(利用している?)のが『週刊金曜日』や『世界』など、弱体化し日和ったリベラル・左派だ。
議員辞職勧告決議を受け、汚職で逮捕されるまでの数々の疑惑を改めて思い出してみればいい。プライドが異常に高いのにノンキャリアでくすぶっていた野心家の佐藤優を使って外務省に君臨し、北方領土利権(※1) これまで誰も手をつけなかった新興国などの海外ODA利権を独占。NGOピースウィンズ・ジャパン恫喝事件のきっかけは、外務省が予算化していたアフガニスタン復興NGO会議への支出を鈴木宗男の圧力で止めたという報道から。鈴木宗男は「この会議への政府からの支援は一切できんし、こんな行儀の悪いNGOへのこれからの支援も考え直さなきゃならんな。(外務省官僚とNGOに対し)今5億8000万もらっているのか。これからは逐一チェックさせてもらうからな。簡単には許しませんよ。」(※2)などと恫喝した。

鈴木宗男とイスラエルとの関係はないかと調べてみると驚いた。
鈴木が秘書を務めていた中川一郎がイスラエルの協力者だったというのだ。知らなかったのは自分だけなのか?
その人脈を継いだのが鈴木宗男だということを、佐藤自身が証言している。

佐藤 それをうまく使ったのが、鈴木宗男さんです。外務省は、杉原さんのことに関しては、触るなというスタンスでした。そのときに、鈴木さんが「杉原千畝さんの名誉回復だけはどうしてもやる」と外務省に働き掛けました。後で調べてみると、中川一郎先生が青嵐会のときに、イスラエル支持の姿勢を鮮明にしたので、鈴木さんはその時から、イスラエルとは人脈があるわけです。ですから、杉原千畝さんの(ユダヤ人に対する)功績を知っているわけですよ。鈴木さんが杉原さんの名誉を回復させた後、小渕首相に付いてアメリカに行ったときも、シカゴ商品取引所の会長が、鈴木さんのところから離れないのです。よくよく聞いてみると、その会長は、杉原きんに救われた一人なのですと言ったそうです。私の裁判にも、テルアビブ大学の先生が来てくれるくらいですから。

http://blog.goo.ne.jp/taraoaks624/e/76a6f139bde11bbcf3976f68f824c5bb

以前から、気になっていた中川一郎の不審な自殺事件。
中川一郎の金庫番鈴木宗男が中川の死に何らかの関わりを持つという疑惑が持たれた。それは中川一郎の陰で汚いことをやっているという噂が絶えなかったからだ。
一番注目したのが、秘書鈴木宗男がロシアの工作資金を受け取り、総裁選資金に使ったことを悩んで自殺したというもの。それが本当なら、中川一郎がイスラエルとの関係を持ったのも、鈴木宗男が仕込んだものと考えることもできる。

佐藤優がひけらかすイスラエルとの関係は、実は鈴木宗男のものだった。性根から金権体質の鈴木宗男がイスラエルから資金を受けていたのは間違いないだろう。


(※1)  外務省のロシア支援室を牛耳ったことにより、まさに北方領土利権は鈴木宗男代議士の独壇場となった。
 だが、鈴木氏のドス黒い利権漁りは、人道支援への口出しだけにとどまらない。いやむしろ、それはほんの氷山の一角にすぎない。

「宗男の真の狙いは北方領土返還後を睨んだ開発利権。返還された暁には、国が莫大な開発援助金を投入することになるんです」

 と、地元事情通はいう。

週刊新潮 2002年2月28日号

(※2) http://www.asyura2.com/sora/bd16/msg/522.html

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2009年1月11日 (日)

イスラエルと米国こそテロ国家

現在もイスラエルによる無差別虐殺がおこなわれている。

フランスのサルコジによる欺瞞的な仲介は、単なるパフォーマンス・茶番でしかなかったが、それでも何もしないよりマシで国際社会が動くきっかけにはなった。パレスチナの抵抗運動をイスラム原理主義組織のテロと決めつけ、イスラエルのパレスチナ征服を支援する欧米は、かっての帝国主義時代そのままに過激派への掃討作戦として矮小化して事で納めようとしている。
イスラエルの密集地ガザへの無差別空爆によって400人以上のパレスチナ人が殺されても、国連を含めた国際社会は「報復の連鎖」、「双方に自制を求める」などとまったく止める気はなかった。
しかし、大国の都合のいい情報だけが流れたこれまでとは違った。イスラエルはガザから報道陣を閉め出したが、ガザで行われたジェノサイドは刻々と世界に伝えられた。
世界各国の人々がガザでのイスラエルの虐殺行為を非難することとなり、イスラエルと共に検問を封鎖してガザを兵糧攻めにするエジプトのムバラクや、イスラエルのガザ無差別爆撃の責任はハマスにあると決めつけイスラエルを擁護した英国などは、国民の批判を受けている。
欧米とくに米国の中東戦略とイスラエルの嘘は、世界中に知れ渡った。

殲滅するか隷属するか。

イスラエルの自衛のための攻撃というのが、真っ赤な嘘であること。ガザから発射されるロケット弾は、イスラエルにやっと届くようなもので、これが戦争ではないことは報道で一目瞭然だ。イスラエルの攻撃は、迫害からの抵抗運動を住民もろとも殲滅させようというものだ。オスロ合意が茶番であり、イスラエルがパレスチナ征服しか目的にしていないことも理解されるだろう。このイスラエルのガザ侵攻で殺害されたパレスチナ人は、現在で821人以上きちんと調査すればもっと多いはずだ。負傷者数は3300人以上、イスラエル側は、兵士を含めて十数人。イスラエルはハマスが放つロケット弾からの自衛手段というが、そんな理屈が通用するのは、もはやイスラエルと米国しかいないだろう。イスラエル国民の91%は、ガザ爆撃を支持している。(※1)
そして、米国上下院議会は、イスラエルのジェノサイドを自衛として支持することを決議した。(※2)
オスロ合意の後、イスラエルは入植地を拡大し、パレスチナは最早自治区さえも失おうとしていた。イスラエルは更に抵抗するガザ地区を封鎖して、巨大な強制収容所とした。物流を止めガザのパレスチナ人を兵糧攻めにしたあげく、封鎖したままハマスの抵抗を口実に住民を虐殺している。パレスチナ人は、イスラエルと欧米を中心とした国際社会によって、殲滅させられるか隷属するかの選択をつきつけられている。

テロとの戦い

9.11の後、米国は「テロとの戦い」を宣言した。テロとの戦いは、国際法が適用されないと言い切っている。ブッシュは、「イラク、イラン、北朝鮮」を悪の枢軸として新たな攻撃目標にした。9.11の後、アルカイダを攻撃目標としてアフガニスタンに侵攻、その後、アルカイダとの関係、大量破壊兵器所有の疑惑でイラクを攻撃して木っ端みじんにした。
イラクに対する宣戦布告なき戦争は、大儀のない戦争と言われるが、これがイスラエルの為であることがよくわかる。米国内のユダヤ人ネオコンが攻撃目標をイラクに定めたのだろう。イラクを消滅させた後は、イランに攻撃目標を定めた。北朝鮮はシリアとの核開発協力の疑惑を持たれたが、イスラエルの直接の敵ではない為、ネオコンは北朝鮮とは本気で戦争する気はなかった。

イスラエルこそテロ国家であり、米国はテロ国家であり、テロ支援国でもある。



※1 停戦拒否、世論が後押し=9割超がガザ軍事作戦支持−「壊滅」に恐怖・イスラエル

1月10日14時9分配信 時事通信
 9日付のイスラエル紙マーリブが掲載した世論調査結果によると、ハマスに対する軍事作戦について、ユダヤ人市民の91.4%が賛成。反対はわずか 3.8%だった。この極端な世論動向は、2月10日に総選挙を控えるイスラエルの政治家にとって、8日に採択された同決議より圧倒的な重みを持つ。
 同国のユダヤ人社会にとっての戦略的脅威とは、特に「イスラエル壊滅」をうたう勢力を指す。南隣ガザのハマス、北隣レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラ、そしてハマスやヒズボラを支援し、核開発を進める東方のイランだ。
 こうした中、ハマスが支配するガザに強圧的な対応を取ることに社会は寛容だ。ガザ軍事作戦で、子供や女性多数を含むパレスチナ人犠牲者は、イスラエル側の100倍近いペースで増加しているが、自己批判の声はほとんど聞かれない。 

※2 米議会、イスラエル支持を決議 ブッシュ政権と足並み

 【ワシントン=弟子丸幸子】米下院は9日の本会議でイスラエルによる自衛の権利を認めるとの決議を賛成多数で可決した。イスラム原理主義組織ハマスにロケット弾攻撃を停止することを要求するなど、ブッシュ政権の立場と足並みをそろえた。

 米上院でも8日、同様の内容を決議しており、政府、議会がそろってイスラエル擁護の姿勢を明確にした。ペロシ下院議長(民主)は9日、ハマスによるイスラエル領内への攻撃は「受け入れられない安全保障上の脅威」と非難した。 (11:03)
 日経新聞(電子版)

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