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2008年3月25日 (火)

「日本支配、良い面も」

そういえば、昨日の朝日新聞夕刊にこんな記事があった。


韓国も教科書論争?

「日本支配、良い面も」
新右派系学者、出版へ

「ソウル=牧野愛博」
 韓国のニューライト(新右派)系学者でつくる教科書フォーラムが23日、日本の植民地支配について「良い面もあっ た」などと独自解釈した高校用教科書「韓国近現代史」を出版する、と発表した。政府の検定を受けていないため、「代用教科書」とし、25日から3千〜5千 部を販売する。歴史認識をめぐって韓国内外で論議を呼びそうだ。
 日本による植民地支配を批判しつつ、経済発展の基盤も作られたと説明。朝鮮戦争は北朝鮮による侵略と断定した。現行教科書は日本支配を厳しく批判。朝鮮戦争の原因の一部を米国による統治にも求めている。
 「歴史の清算」を掲げた盧武鉉前政権に対抗した試み。同フォーラムの曹珠鉉幹事は「本を購読した人々と討論し、2010年から始まる次期教育課程に、我々の主張が反映されるようにしたい」と語った。

朝日新聞 2008.3.24 夕刊

韓国の右派が親日反共反民族なのは、笑える。日本の右翼も親米なんだから捻れているが、韓国は更に捻れている。彼らが主張する「経済基盤」は植民地の韓国人の為に作ったわけでなく、逆に搾取する道具として造られたものなのだが。

『歴史は生きている』より

 当時の公文書から日本政府の意図がはっきり読み取れる。たとえば、1902年、小村寿太郎(こむら・じゅたろう)外相が桂太郎(かつら・たろう)首相に出し、閣議決定された文書にはこんな趣旨のことが書いてある。

 「京義鉄道をわが手で敷設し、京釜線と連絡させれば韓国貫通の幹線鉄道はすべて帝国のものとなり、韓国をわが勢力範囲に置くのと同じだ」

http://www.asahi.com/international/history/chapter03/02.html

 例えば、中学生の少女が拉 致、監禁された。7年後彼女は監禁から解放された。その間彼女は監禁した者のおもちゃとして飼育されていたわけだが、それでも彼女は大人に成長すること ができた。これは監禁した者のおかげなのだろうか?彼女の自由を奪ったのは悪いことだが、食事や衣服を与えたのは「良いことも」したといえるのだろうか。彼女に食事や衣服を与えたのは彼女をおもちゃとして監禁するためである。 加害者との長期間の密な関係から、被害者の彼女は食事や衣服を与えてくれることを「善意」として受け取る複雑な心理もあるのだが。この韓国のニューライト派は、日本の植民地政策に協力して優遇されていた「親日派」の家系の人たちなのではないのか。そうであれば、日本の立場を擁護することで自らの一族の歴史を正当化しようと考えるのだろう。古い世代には、単なる反共思想から米国、日本に寄りかかる者が多いよのだが。

これと同様に、よく日本の右翼が「朝鮮は日本のおかげで近代化できた」というもの。 世界中が時の流れ と共に物質・技術的な面で近代化(西洋化)への流れに乗っていたのだから、日本が支配しなくてもどのみち近代化は進んでいたはず。なぜなら19世紀後半には近代文化の本家である 欧米諸国は世界中をマーケットとして近代化そのものを軍事力を使ってまでも売り込むこんでいたのだから。
すでに時代は他の文明をもった国を征服するような野蛮な植民地拡大の時代は終わり、現在に繋がる経済グローバリゼーションが始まっていたことを考えれば、日本の植民地政策は18世紀的であり被征服民族は成長させぬよう、手枷足枷を嵌められたと考えるべきだろう。

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