最近のトラックバック

« 日本による6カ国協議の破壊は成功 | トップページ | トンデモ佐藤優のイカサマ言説 週刊金曜日編集者のレポートから »

2009年4月25日 (土)

反人種差別会議でのボイコット国はイスラエルの共犯者

「不参加」続出の人種差別撤廃会議、イスラエルは大使召還

ワシントン(CNN) 国連が主催する20日からの人種差別撤廃関連会議を米国がボイコットしたのに続き、オーストラリア、ドイツ、カナダなどが19日、相次いで不参加を表明した。イスラエルは20日、抗議のため開催地スイスに駐在する大使を召還した。

米国務省は18日、同会議で採択される文書にイスラエルを批判する内容が含まれているとの理由から、参加を見送る方針を明らかにしていた。20日には新たにポーランドも不参加を表明。イスラエルのネタニヤフ首相は同日、各国によるボイコットを歓迎すると述べた。

ネタニヤフ首相は同時に、会議の出席者に「人種差別主義者であり、ホロコースト(ナチスドイツによるユダヤ人虐殺)否定論者でもある人物がいる」と、アフマディネジャド・イラン大統領が招かれていることを指摘。駐スイス大使を本国での協議のため召還すると発表した。

オバマ米大統領は19日、米国が事前に、文書案が「十分に」修正されない場合は参加できないと警告していたことを強調。「人種差別の軽減には他国と協力し、世界規模で取り組みたい」との姿勢を示す一方、「(同会議は)その機会にならなかった」と述べた。

オーストラリアのスミス外相は、同会議が01年の前回会議と同様、「反ユダヤ主義などの攻撃的な思想を公言する場として利用されかねない」と懸念を示した。

一方、ピレイ国連人権高等弁務官は、米国などの不参加に「深い衝撃と失望」を表明し、「人種問題に取り組むうえで、ごく一部の側面だけを優先させている国 があり、差別される人々への懸念が後回しにされている。人種問題はいかに困難であろうと、世界規模で討論する必要がある」と語った。

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200904200018.html

 イスラエルがユダヤ国家を成立させるためにパレスチナの土地を奪い、パレスチナで暮らしている人々を排除し、抵抗する市民を大量虐殺しているのは、揺るがない事実。

ユダヤ人が欧州で過去に迫害を受けたということと、イスラエルによるパレスチナ侵略とは関係ないことだ。ユダヤ人はナチスドイツと同じ犯罪をパレスチナ人に行っている。

 イスラエルが欧州での過去の迫害の被害者という立場を他民族への迫害に利用するのなら、アフマディネジャドイラン大統領のようにユダヤ人ホロコーストに疑義をもたれても仕方がない。事実かどうかより倫理的な問題として、ユダヤ人ホロコーストは、卑怯な口実に過ぎないからだ。イスラエルの傲慢な人種差別的態度や行動が反ユダヤ、ネオナチに正当性を与えているのだ。これはもう似たもの同士と言い捨てられても仕方がない。

 イスラエルを擁護するために、アメリカ合州国、カナダ、オーストラリア、ドイツ、オランダ、ポーランド、イタリアなどが、会議をボイコットや会議場から退出した。彼らは、すべてヨーロッパかヨーロッパからの移民国家だ。彼らこそが人種差別をしてきたもの達だ。国連反人種差別会議は、欧米の植民地主義者達には居づらい場所なのは当然。

 欧米の擁護者は、イスラエルがやっているパレスチナ人へ迫害批判に対して、正しく反論できない。だから、ボイコットなのだ。それは、アフマディネジャド・イラン大統領が演説で主張したとおり、そもそもイスラエルが現在も行っているパレスチナ人に対するホロコーストは、欧米と国連こそが導いたものだからだ。

彼らが耳をふさぎたくなるのも当然だろう。

 アフマディネジャド大統領は、欧州における人種差別の代償として、西側各国が「最も残虐で弾圧的な人種差別体制」であるイスラエルの建国を支援したと明言。「多数の西側諸国と米国が人種差別的な虐殺の加害者を擁護しているのは、なおさら遺憾なことだ」などと述べた。米軍のイラクやアフガニスタンへの進攻 にも言及した。

・・・

潘基文国連事務総長は声明で、会議を「糾弾と分断、扇動」に利用したとアフマディネジャド大統領を批判。演説で未来の結束に目を向けるよう同大統領 に促していたにもかかわらず、同大統領が従わなかったことに深い遺憾の意を表明した。潘事務総長は同大統領の演説が「会議目標と逆行し、現実的な差別問題 の建設的解決方法の構築が大幅に難しくなる」と述べた。

米国のウォルフ副国連大使は、アフマディネジャド大統領の演説が「恥ずべきで不愉快、扇動的」だとして、潘事務総長の意見に同意を表明。英国のブラウン首相も、演説を直ちに厳しく非難した。

フランスのクシュネル外相は、アフマディネジャド大統領が会議で不快な発言をした場合、他の欧州各国と一緒に退席するよう代表団に指示していたこと を明らかにして、同大統領の発言を容認しない姿勢をにじませた。カナダのハーパー首相は、同大統領の立場に反対の声を上げるのは「非常に良いこと」だと述 べるとともに、イランが核開発のほか、イスラエルとその住民を脅かし続けていることが大きな問題だと指摘した。

イスラエルのペレス大統領は、エルサレム市内で営まれたホロコースト(ナチスドイツによるユダヤ人虐殺)犠牲者の追悼礼拝で、アフマディネジャド大 統領の演説内容が「人種差別との戦いではなく、容認だ」と批判。「ナチスのヒトラーや旧ソ連のスターリン、イランのアフマディネジャドといった暴君が、な ぜユダヤ人を憎悪の標的にするのか理解し難い」と述べたうえで、こうした指導者らにはユダヤ人の精神力に対する誇大妄想的な恐怖があるのだろうとの見解を 示した。

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200904210014.html

アフマディネジャド大統領が「欧州における人種差別の代償として、西側各国が最も残虐で弾圧的な人種差別体制であるイスラエルの建国を支援した」という認識は正しい。

この反人種差別会議での対立、分裂自体が、白人対その他、ヨーロッパ対その他の人種対立そのものであり、「イスラエル」という存在が近代の西洋植民地主義、人種差別の残滓であることを証している。

This is a state, after all, created by European colonists, built on the ethnic cleansing of the indigenous population, whose founding legal principles guarantee the right of citizenship to any Jewish migrant from anywhere in the world, while denying that same right to Palestinians born there along with their descendants. Of course, Israel is much else besides, and the Jewish cultural and historical link with Palestine is a ­profound one.

But even those Palestinians who are Israeli citizens face what the then Israeli prime minister Ehud Olmert last year called "deliberate and ­insufferable" discrimination by a state which defines itself by ethnicity. For Palestinians in the occupied territories, ruled by Israel for most of the state's existence, where ­ethnic segregation and extreme ­inequality is ruthlessly enforced, the situation is far worse – even without the relentless military assaults and killings. And Israel now has a far-right ­government whose foreign minister, Avigdor Lieberman, has said 90% of Israel's Arab citizens have "no place" in the country, should be forcibly "transferred", and only be allowed citizenship in exchange for an oath of loyalty to Israel as a Zionist Jewish state.

But if Lieberman had turned up to speak at the Geneva anti-racism conference, who believes that western delegates and ambassadors would have staged a walkout? Of course, there's a perfectly ­reasonable argument to be had about the nature of Israel's racism and whether it should be compared to apartheid, for example. But for western governments to hold up their hands in horror when Israel is described as a racist state has no global credibility whatever.

Israel's supporters often complain that, whatever its faults, it is singled out for attack while the crimes of other states and conflicts are ignored. To the extent that that's true in forums such as the UN, it's partly because Israel is seen as the unfinished business of European colonialism, along with the Middle East conflict's other special mix of multiple toxins. The Geneva boycotters, fresh from standing behind Israel's carnage in Gaza, are in denial about their own racism – and their continuing role in the tragedy of the Middle East.

http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2009/apr/23/un-race-conference-walkout-ahmadinejad

上は記事の最後の部分の抜粋。下手な訳で申し訳ないがだいたいこんな事が書かれていると思う。

「イスラエルでは、世界のどこからのユダヤ人移住者にも市民権を保証しているが、ここで生まれたパレスチナ人には同じ権利はない。このような民族浄化によってヨーロッパからの移住者によって国家を成立させている。」

「占領地のパレスチナ人は、民族を分離させ、極端な不平等を強いている。状況はイスラエル軍の攻撃と殺害が無いとしてもより悪化している。」

「そして、イスラエルの現在極右政府での外務相であるリーバーマンは、イスラエルのアラブ系市民90%は国内に居るところはない。強制的に移動させなければならない。そしてシオニストのユダヤ国家としてイスラエルに忠誠を誓うものだけに市民権を与えると発言した。」

「もし、リーバーマンがジュネーブの反人種差別会議で意見を述べるために現れたら、西側代表と大使が議場から退出すると誰が信じるのか?」

更に、恥知らずなのが、潘基文国連事務総長だ。

イスラエルのガザ攻撃で、市民が避難している国連施設に対して白リン弾まで使った反人道攻撃を現地に行って見ていながらイスラエルを名指し批判できない。それどころか、人道犯罪国家「イスラエル」だけを擁護する態度は、ユダヤ人のロボットか、奴隷と言って良いだろう。彼はハーグ密使事件で韓国皇帝の密使が日本の国際法違反と主権の回復を訴えたにも関わらず、万国平和会議で欧米の大国はまったく相手せず、韓国は日本に飲み込まれてしまったという自国の民族の悲劇を自覚するべきだ。

とにかく、反人種差別会議に相応しくない人種差別擁護国家はボイコットや、退場したわけで、残った小国らは拍手喝采の末、会議を大国の妨害から守ったといえる。

アフマディネジャドの演説全文英訳テキストは、以下のアドレスで読める。ストレートで挑発的なもの言いだが、イスラエル問題を的確に言い表している。

http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/8010747.stm

« 日本による6カ国協議の破壊は成功 | トップページ | トンデモ佐藤優のイカサマ言説 週刊金曜日編集者のレポートから »

パレスチナ問題」カテゴリの記事

コメント

相変わらずJAPは存在感無さすぎw
ま、JAPみたいな差別主義国家が変に存在感を示しても、事態が悪化するだけかもしれんがw


http://blog.goo.ne.jp/flagburner/e/2ce382851ed21cec0f37ef3a95ef0ea5

めったにコメントがないので、つい見逃していました。

>ま、JAPみたいな差別主義国家が変に存在感を示しても、事態が悪化するだけかもしれんがw

同意です。
 差別主義こそが、日本人のアイデンティティーと言っても過言じゃないと思います。ですから始末が悪いですね。
 そもそも日本、日本人というのは明治以降に成立したのですが、その成立には神話をもってきての優越民族感が核となったと思います。これはそれ以前の中華文化圏での地政学的コンプレックスの裏返しなのですが。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/514263/29296722

この記事へのトラックバック一覧です: 反人種差別会議でのボイコット国はイスラエルの共犯者:

« 日本による6カ国協議の破壊は成功 | トップページ | トンデモ佐藤優のイカサマ言説 週刊金曜日編集者のレポートから »

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ