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2009年8月11日 (火)

 ブラックジャーナリズムとして生き残りをかける週刊金曜日

 『週刊金曜日』は、もうこれ以上読み続けても無意味と思ってたところ、脱北者の元北朝鮮情報機関の高級幹部のインタビューとか、佐藤優自身とその子分青木理の最高裁上告棄却批判記事が出た号で購読を止めた。こんなカスな記事を金払って読むのも馬鹿馬鹿しいし、欲しい情報はネットでも十分収集できる。

 以前に、批判のために購読を続けるとコメントしたが、回復の余地もない末期症状(佐藤優現象ジャンキー: 最近の話題にあわせてみました)であることを確信した。

 金光翔氏のブログ「私にも話させて」の新しい記事「論評:佐高信「佐藤優という思想」(3) ブラック・ジャーナリズム化する左派メディアhttp://watashinim.exblog.jp/10087565/

もう先週号になってしまったが、『金曜日』2009年7月31日号の編集後記(「金曜日から」)において、株式会社金曜日のある社員は、以下のように書いている。

「「金曜日はニセモノだけれど、ほかよりはずっとマシ」との評価をある人から受けた。なにを!とは思わない。むしろ同感であり、好評であると思う。

 ニセモノは不純で、不足し、ブレている。しかしそれは何と比較してか? 前提されているのは、純粋で、満足な、一貫した「私のホンモノ」である。そのホンモノに対して差異だけでなくいくらかの近似性を認めるからこそ、ニセモノなのだろう。そうでなければただのベツモノだ。

 明確な自己定義は主体的な生き方に不可欠だ。そしてそこからの距離や違いで他者を定義することもその帰結である。だからこそ、どこまでを自らのニセモノに含められるかが問われるように思う。

「あなたは私のホンモノだ」と同一視するのでも「あなたは私とベツモノだ」と切り捨てるのでもなく、「あなたは私のニセモノだ」。そう言う人とこそ、つながっていきたい。」

はぁ、よく言うよ。「羊頭狗肉」は見た目は本物に見えても本体が別物だからニセモノなのだ。
『週刊金曜日』は、羊頭狗肉だ。ニセモノで中身はベツモノだ。

なに?石ころを売っているわけでもないし、ベツモノでも肉は肉で同じ。どうせ羊と思って喜んで喰う連中がいるんだから杓子定規なことを言うなだと?

そりゃ、不純とかブレるとかのレベルじゃないだろ。この詐欺師(嘲笑)

注目すべきは、金曜日社員のこの論理が、エルサレム賞受賞への批判に対する村上春樹の反論に大変似ていることである。村上は、エルサレム賞受賞がイスラエルのガザ侵攻を正当化することにつながるという、侵略への自身の加担を主として批判されていたにもかかわらず、批判が、村上のイスラエル批判の不十分さを批判する「正論原理主義」の立場から行われたものだとして、問題をすり替えている。いや、村上は意識的にすり替えているのではなく、本気でそう思っているのかもしれない。上の金曜日社員も、意識的にすり替えているというよりも、本気でそう考えているように思う。自分たちの「善意」をどうして「正論原理主義」者たちは理解しようとしないのか、と。この種の「善意」ほど有害かつ厄介なものはない。

まったくその通り。

 批判に答えられず苦し紛れに自分を正当化する、開き直る子供のような言い返し。甘ったれたガキの捨て台詞だな。なんだよ「正論原理主義」って?(笑)さすが陳腐なファンタジー書きの発する言葉は意味不明だな。どうせ自分でも説明できないだろう。イスラエルで賞をもらいたいならもらいたいと、言葉を使うプロなんだからはっきり自分の正論を読者に説明すればいいものを、バカだから妙な言い訳をして、アホな小説のアホな読者を煙に巻こうとして、ネットの冷静な観察者に疑問を持たれたのだろう。優柔不断で権威主義で自分の考えも説明できないみっともないバカじゃないか。ただの天然バカだよ(笑)

 まぁ、同じような見せかけバカの佐藤優は安っぽい権威主義で飾った非論理的な言説をばらまいているが、社会的影響からすれば、こいつの方がもっと悪質。どちらも受け側の甘さをついてくるということだろう。

かくして、元総会屋雑誌の編集長たる佐高により、新しい総会屋雑誌のようなものが出来上がるのではないか。篠田博之編集長の『創』も、この方向に進んでいるらしいことがウェブ上では囁かれているが、その情報が確かならば、左派ジャーナリズムは、ブラック・ジャーナリズム的再編の方向に ー 佐藤優と癒着する岩波書店も含めて ー 向かっているようである。

ある意味でそれは、『流動』やら『現代の眼』やら『新雑誌X』やら『現代ビジョン』といった総会屋系の左翼雑誌が、当たり前のように発行されていた状況に回帰することである。ただし、一点、大きな違いがある。かつての総会屋系左翼雑誌は、スポンサーたる総会屋それ自体は編集内容にそれほど干渉していなかったようである(古本屋でたまに見る限り、今日読むに耐える文章はあまりなさそうだが)が、新しいブラック・ジャーナリズムは、スポンサーの主張をそのまま反映し、プロパガンダの手段として活用されるであろう、という点である。

これは、まちがいない。佐藤を教祖に奉る「神保町フォーラム」は、食いっぱぐれたフリージャーナリストや、ブラックジャーナリストを組織化している。
このまま行けば、学会ジャーナリズムと佐藤教神保町ジャーナリズムだけが生き残っていくのではと思いたくなる。結局、どちらも庶民のためと見せながら、権威、権力につながっている。

まぁ、所詮日本人なのだから、こんなものだろう。というのが正直なところだ。

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コメント

檜原転石さんのブログ「ヘナチョコ革命」からこちらに来ました。「金曜日」のこと全く同感、創刊から購読してきたけどもういいや。情けないはなしですね。
それにしても「アンチナショナリズム宣言」というタイトルが潔くてカッコイイ。
私がアンチナショナリストになったのは「民族と言う名の宗教」などの著書のある、なだいなだ氏の影響も強いのですが、彼が村上春樹のエルサレムでのスピーチを絶賛していて、大失望してます。

こんにちは、caproさん、

まぁ、そもそも歴史的にもまともにジャーナリズムが存在したことがない日本に、それなりに高い志で創刊したものの、時がたちスタッフが変わり権力に阿らない報道という絶対的な目標が他の雑誌よりまだマシという陳腐な自尊心に変質してしまったのでしょう。それも日本の帝国日本回帰願望が強いって事だとおもいますね。

>それにしても「アンチナショナリズム宣言」というタイトルが潔くてカッコイイ。

ありがとうございます。 酔いに任せて付けたタイトルなのですが、しばらくは気恥ずかしかったのですが、今は結構気に入ってます。

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私がアンチナショナリストになったのは「民族と言う名の宗教」などの著書のある、なだいなだ氏の影響も強いのですが、彼が村上春樹のエルサレムでのスピーチを絶賛していて、大失望してます。
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不勉強でその本は読んだことがありませんが、是非読んでみます。
私は、姜尚中氏がずいぶん前の「朝まで生TV」でバカウヨ論客が姜氏に(うろ覚えなのですが)「ナチスドイツのような残虐行為を日本はやっていない。ナチスと日本は違いますね?」と問いかけ、姜氏は「そうです」と答えたとき失望しました。後、『愛国の作法』なんて駄本をだしたことですね。

村上春樹は、まぁ、こんな見せかけだけの通俗小説家なんですから評価なんて、どうでもいいんですよね。(^_^;)

上のコメントで、姜尚中氏の『愛国の作法』を駄本と書きましたが、訂正します。
本の内容について良く思い出せなかったにもかかわらず、以前読んだときの当時の姜氏らしくない「愛国の作法」という、タイトルへの嫌悪感と内容に釈然としないものがあったという記憶で書いてしまいました。昨日、たまたま本棚で目に入ったので読んでみました。やはり納得のいかない部分があるものの「駄本」というのは言い過ぎでした。
ですが、これ以降の姜氏の啓蒙本のようなタイトルの本は読んでいません。


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