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2009年9月 6日 (日)

思考停止の対北朝鮮政策は、ただの在日朝鮮人いじめ

自分の周りでは、TVや新聞、雑誌に影響されて「金正日なんて殺してしまえ!」とか「北朝鮮に核ミサイルを落とせ」などと普通に会話の中で出てくるのですが、彼・彼女らは北朝鮮と戦争をしたわけでもないのにこれほどの敵愾心に駆られている反面、実際に戦争し広島、長崎に核兵器を、大都市に無差別爆撃をした米国には、恨みどころか拾われた子犬のようなとてもありがたい気持ちと憧憬を持っている。(笑)

民主主義に体制が変わろうが、こういった明治に創られた「日本人」の「脱亜入欧DNA」が書き換えられないことには、日本人はまた同じ事をしでかすのでは。

吉田康彦氏のサイトからのコピペです。

思考停止の「対北朝鮮」政策/何が”脅威”なのかを問い直せ

2つの言葉がひとり歩きしている。1つは、北朝鮮の“脅威”、もう1つは、拉致問題の“解決”だ。

「脅威だ。脅威だ」と既成事実にして騒ぎ立て、MD(ミサイル防衛)配備の強化、敵基地攻撃論をもてあそび、あげくのはては「日本も核武装を」という主張が勢いよく飛び出す。“脅威”が存在するのがありがたくて仕方ないようだ。

ミサイルが日本上空を飛び、核実験をしたからというだけで“脅威”なのか。日本上空と言っても、高度数百キロ上空は領空ではなく、すでに宇宙空間だ。「上 空を飛んだ」というなら1万個もの人工衛星が日本上空を常時飛んでいる。自衛隊は「万一の事態に備えて」破壊措置命令を受けて出動したが、ミサイルは予定 通り宇宙空間を飛んで、北朝鮮があらかじめ指定した太平洋上の水域に着水した。核実験も地下で爆発、地震波は伝わってきたが、放射性物質はまったく外に出 なかった、少なくとも計測できなった。

田母神俊雄氏に伺いたい。北朝鮮は核弾頭を保有し、ミサイルに搭載して、それで日本を攻撃してくると本当に信じておられるのか。日本を攻撃してどうしよう というのか。北朝鮮が日本を核兵器による先制攻撃すれば自分たちが無傷でいられると、ピョンヤンの指導者たちが考えているとでもお思いか。

正解をお教えしよう。北朝鮮は「アメリカの核の“脅威”を肌で感じ、これに対抗するために核抑止力が不可欠だった」と、核・ミサイル開発の理由を説明して いるが、これも駆け引きで、実際にはアメリカが核攻撃をしかけてくるとは思っておらず、「核の脅威」を肌で感じているわけではない。

あくまでも米国と対等の立場で交渉し、半世紀以上休戦状態のままの「朝鮮戦争」を正式に終結するために「米朝平和条約」を結び、アメリカと国交正常化に持 ちこむための外交カードなのだ。核保有国になれば、アメリカは譲歩し、国交正常化に応じないわけにはいかないと信じているのだ。「核保有国になる」のが最 終目的ではない。北朝鮮にすれば「6者協議」など茶番劇にすぎない。

 そこで日本。北朝鮮の核・ミサイル開発の意図を見極め、それが真に“脅威”だというなら、それを除去する外交努力をなぜしないのか。

日本が北朝鮮に対してしてきたことは、ミサイル発射と核実験に抗議して(実際は「日本人拉致」に対する世論の怒りを都合よく利用して)、輸出入禁止、船舶の寄港禁止、渡航禁止、送金規制と、ありとあらゆる単独制裁を課し、在日朝鮮人いじめをすることだけではなかったか。

安倍晋三氏に伺いたい。「圧力をかけて強く出れば北朝鮮は必ず折れてくる」とくりかえし断言しておられたが、はたして折れてきたか。日本の制裁が北朝鮮の対日政策にいかなる影響をもたらしたというのか。在日朝鮮人を苦しめているだけではないか。


 ≪「ポリシーフォーラム」NO.48/2009年9月号≫


http://www.yoshida-yasuhiko.com/

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東アジア」カテゴリの記事

コメント

とても同意できます
日本人は自分達の政府、メディア、情報を過信し過ぎて、自ら考えること、まず疑うことを、忘れてしまったのでは。そう、常々思います。

コメントありがとうございます。
この記事はだいぶ前のもので、北朝鮮が3回目の核実験を行った今となってはだいぶ違ってきていますが、核心部分については今も正しいと思っています。

北朝鮮の核は米国の核兵器に対する抑止力として正当化しており、北朝鮮政府は米国が敵視政策をやめ北朝鮮と平和協定を結び、朝鮮戦争を終結することで、核抑止力が無用となれば核の放棄をすると言明しています。現実的に北朝鮮に核の放棄を要求するなら、米国は平和協定を結ぶしかありません。
日本のマスコミはそういった北朝鮮政府の要求を正しく報道せず、政府と御用学者、そしてマスメディアは一体となってならず者国家、異常な国家と国民にすり込んでいるのです。
日本がなぜそういった対応をするかと言うことの方が、北朝鮮が核を持とうとするよりもずっと異常な理由があると考えています。
そして、それは北朝鮮に対する制裁というのが、在日朝鮮人への民族差別政策につながるのです。

>日本人は自分達の政府、メディア、情報を過信し過ぎて、自ら考えること、まず疑うことを、忘れてしまったのでは。そう、常々思います。

あなたの言うとおりです。政府、マスメディア、マスメディアに登場する御用学者が一体になったとき、そこには大きな嘘が隠されていると考え、疑うべきです。

言ってる意味が分かりません。
北朝鮮に拉致をされ、日本国民だけじゃなく
他国の自国民の御家族の皆様の苦しみは
どうなるですか、在日朝鮮人の差別には反対です。
この、「アンチナショナリズム宣言
     ナショナリズム?んなものいらん、おれは国家の奴隷じゃない」
と(「北朝鮮の奴隷に喜んでなるか」というツッコミ入れたくなる)いう
ふざれたセリフ入れてる管理者とその支持者の騒げば騒ぐほど
一般の皆様の在日朝鮮人の同情ではなく、反感を助長しているだけじゃないのですか
もちろん、管理者とその支持者の皆様はそんなつもりはない事は、分かってます。
もうちょっと、考えてみたどうでしょうか。

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