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2010年5月 3日 (月)

天皇制擁護者週刊金曜日編集長の「反天皇制運動」への忠言

 media_debuggerさんの最新のブログ記事「民族差別を批判しない天皇制「批判」を批判する」で、「 最新(4月30日)号の『週刊金曜日』で天皇制特集が組まれているので、一応目を通してみた。北村編集長は日々益々ご乱心のようであり、・・・」と書かれていてリンクも張ってある。  自分としてはとっくに終わってしまった「週刊金曜日」なんて、すでにまったく読んでいないし、興味もなかったのだけど、以前にも批判した北村編集長があれ以上にイカれているのならどこまでやっちゃっているのか、連休中の暇をもてあましているのでリンク先の「編集長ブログ」(週刊金曜日の編集長コラム)「暮 らしにひそむ天皇制を見て見ぬふりの「反天皇制運動」ではだめだ」を覗いてみた。

  あ〜、期待通りだ。(笑) 

 ザッと読んでみて気がつくのは、北村の論調や展開が佐藤優のとそっくりだということ。自分のスタンスをはっきりさせず、ここでは「反天皇制運動」への忠言のような思わせぶりをしてはいるが、中身はまったく愚にもつかない天皇制擁護の戯言。これはあくまで天皇制擁護者の視点からの「反天皇制運動」へのダメだしだ。

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 たまたま「ウィキペディア」で『週刊金曜日』の項をみていたら、私が「天皇制を容認した」ことに批判があると書かれていた。おそらく、 チャンネル桜の番組で、「なぜこれだけ長く天皇制が続いているのか、そのことを考えなくてはならない」と発言したことを指しているのだろう。そもそも、 「右翼的」とされる同局に出ること自体に、「仲間」の陣営から批判を受けてきた。書き込んだ人も同様の立場と思う。「菊タブー」は左翼・革新側にもあることを改めて感じる。

 ここで北村は「天皇制を容認した」と書かれていることに否定をしていない。そして「「菊タブー」は左翼・革新側にもある」と言っているが、「天皇制擁護」を批判されたことを「菊のタブー」と言っているようだ。(笑) 読者の批判をタブーと言うその神経はまったく理解できないが、それなら読者を騙すようなことはせず自分は「天皇制支持者です」とはっきり自分の立場を表明して、反対側からいくらでも言えばいいだろう。

天皇制について語るとき、「直ちに廃止すべき」「昭和天皇の戦争責任を許さない」と主張していれば文句を言われることはない。だが、そこにとどま る限り廃止への道は遠い。2000年の重みをもっと深刻に考えるべきだ。

 もし「まったく意味のない制度」と市民が考えていたなら、とうに消えているはずである。政治利用された時代も、天皇制の歴史の中でそう長くはな い。むしろ、明治時代以降の天皇制が異質なのだ。天皇は「日本人」の精神に深く染み込んでしまっている――この事実を冷静に見据え、解釈しなければ何も始まらない。

 おいおい、市民が天皇制を「まったく意味のない制度」かどうか評価することができるようになったのは、たった65年前からだ。しかも、その際も改正憲法に国民の意見などまったく考慮されずに、天皇制は存続されたわけだ。国民にとっての天皇の歴史は明治維新に始まって現在までの150年程度。それ以前には、天皇の存在など知ることはない。明治以降の天皇制が国民にとっての天皇制の全てだ。

 第二次大戦後まで皇室と大衆の接点がないのだから、日本の国民的な文化にはほとんど影響を与えてないから染みるはずがない。

「居間で上座に座るのはお父さん」という家庭があれば、そこにはすでに天皇制が浸潤している。混合名簿を使っていない学校は天皇制を包含している。「委員長の言葉は絶対」という労働組合は天皇制そのもの。「慈父賢母」の根底にあるのは天皇制。そういうことなのだ。そして、多くの市民がそれらを受け入れてい る現実――。

はぁ?アホか。上座に家長である父が座るのは、他の国にもあって珍しいものではないし、「委員長の言葉は絶対」といのも「慈父賢母」もなにもかも天皇制の影響?頭おかしいのでは?

 宗教的、文化的な面での検証も深めなくてはならない。天皇家は「巫女」の役割を負いつづけているのか、「日本固有の文化」の伝承者として容認され てきたのか。これらに解答を得たうえで、「日本人」が描いている「天皇像」を分析する必要がある。

 天皇家が日本の歴史・文化に関わったとしても、それが天皇制の存在の意義とは何の関係もない。血が絶えようがどうしようが、天皇と言われる家の問題。熱狂的なファンでもなければ国民には何の関係もない。

 このような実証的研究はさまざまに行なわれてきた。だが、反天皇制の運動は、どちらかというと「昭和天皇の戦争責任」にせばめられてきた感があ る。だから、昭和が終わった時点で、運動の高揚感が薄れたかのような印象が社会を覆った。一方で、直接、戦争責任を負わない立場にいる「平成の天皇」のも と、ますます天皇制はじんわりと社会に染み込んでいった。

 「反天皇制運動」が「昭和天皇の戦争責任」に狭められてきたとすれば、北村のような左派・リベラルのフリをした天皇制擁護者や国家主義者が天皇制の全ての問題を「昭和天皇の戦争責任」に矮小化したのではないのか。天皇制には戦争責任、侵略責任、民族差別責任などなど数え切れないほどの加害責任が「今」でもある。戯けたことを言うな。

 

 政治性を帯びた天皇制に焦点をあわせるばかりで、暮らしにひそむそれを見て見ぬふりの「反天皇制運動」は、空念仏に終わってしまう可能性がある。(北村 肇)

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天皇制が暮らしに潜んでいる(染みこんでいる)なんて言う北村の言う戯言を真に受けるような「反天皇制運動」なんて、とっくの昔に終わってる。(笑) 北村がほざく暮らしに染みこんだ天皇制文化を受け止め、皇室という2000年の日本固有の文化の重みを認めることで「反天皇制運動」は身のあるものになるのか?(爆笑) 

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コメント

こんにちは。『週刊金曜日』は私の中でも燃えるゴミのようなものですけどね(笑)。

>ここで北村は「天皇制を容認した」と書かれていることに否定をしていない。そして「「菊タブー」は左翼・革新側にもある」と言っているが、「天皇制擁護」を批判されたことを「菊のタブー」と言っているようだ。(笑)

この論法は確かに佐藤メソッドですね。無内容であり、同時に有害であるという論理は、そうそうないと思うのですが、<佐藤優現象>界隈の連中の言説は、なぜかその両方をあっさり満たしてしまうというか。

>上座に家長である父が座るのは、他の国にもあって珍しいものではないし、「委員長の言葉は絶対」という労働組合は社会主義的と言われてるんじゃないのか。「慈父賢母」もなにもかも天皇制の影響?頭おかしいのでは?

これ、たぶん天皇制反対論のバカバカしさをアピールすることで、天皇制を全力で擁護してるんじゃないですか?まあ普通に考えれば、北村と『週刊金曜日』がおかしいという話にしかなりませんけど。

こんにちは、m_debuggerさん、

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この論法は確かに佐藤メソッドですね。無内容であり、同時に有害であるという論理は、そうそうないと思うのですが、<佐藤優現象>界隈の連中の言説は、なぜかその両方をあっさり満たしてしまうと
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まさに金氏が言う、”国民戦線”的な力学が働いているからでしょう。

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これ、たぶん天皇制反対論のバカバカしさをアピールすることで、天皇制を全力で擁護してるんじゃないですか?まあ普通に考えれば、北村と『週刊金曜日』がおかしいという話にしかなりませんけど。
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北村は真剣に日本人の精神に2000年の天皇制文化が溶け込んでいるから「天皇制」を廃止するのは無理だと考えているようですよ。(笑)

私は戦後処理が日米合作の天皇制を維持を前提としたものでなければ、天皇制のない日本がまったくまともに立ち上がったと思いますね。

 飲みながら書いているので詳細なコメントは控えますが、むちゃくちゃ面白い。自分のブログのアンテナに入れておきます。
 他人のブログだのブクマコメントだのは見てこなかったのですが、今回の尖閣の件で渉猟するうち、ここまで一億総ネトウヨ化しているとは知りませんでした。佐藤優はもっとマシな奴かと思っていたのですが、サンケイの論説委員みたくなっているのですね。極東ブログも今回はっきり正体が分かりました(遅すぎ!)ので、「あなたは真の意味での保守反動だ」とコメント欄に記しておきました。

takamm さん こんばんは、

「面白い」と言ってくれるなんて、本当にうれしいですね。すごく励みになります。

「飲みながら書いている・・・」。いいですね。僕も飲みながら書いて、そのうち睡魔におそわれて、大抵いつもそんな理由で書いた記事がボツになっているんですけどね。(^_^;)

佐藤優は、ただの”うんちく”ひけらかし野郎です。その場しのぎの言いつくろいに”うんちく”をかませます。佐藤の言説の中身の内およそ97%は、まったく意味なんてありません。ほとんどが何か意味のあるようなことを言っているように見せかけている言葉なのですから。

こんな佐藤優さんをトップアイドルに仕立て上げているのは、どんな企図があるのかそこに注目してみたいと思います。

よろしくお願いします。

>国民にとっての天皇の歴史は明治維新に始まって現在までの150年程度。それ以前には、天皇の存在など知ることはない。明治以降の天皇制が国民にとっての天皇制の全てだ。

宮崎駿のアニメ『もののけ姫』で、「天朝」「帝(みかど)」という言葉を聞いたタタラ場の女たちが、不思議そうな顔をしていたのを思い出しました(笑)。

>極東ブログも今回はっきり正体が分かりました(遅すぎ!)

佐藤といい、「極東ブログ」といい、ロシアがらみの面々には、どうも胡散臭いのが多い気がしますね(笑)。彼らはドストエフスキーの君主制肯定主義やスターリン体制に、「天皇制」との親和性を見ているのではないのでしょうかw

蓬莱人さん 今晩は、

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宮崎駿のアニメ『もののけ姫』で、「天朝」「帝(みかど)」という言葉を聞いたタタラ場の女たちが、不思議そうな顔をしていたのを思い出しました(笑)。
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朝廷の支配に抵抗していた東北の民 蝦夷(えみし)ですね。

長州クーデターによって創られた日本神話が、現在も正史として信じられているということが、現代日本の病理を表していると思いますね。

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