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2011年3月16日 (水)

福島原発事故は人災。「計画停電」は原発行政見直しに対する脅し(テロ)

また、書いている途中で”めんどくさい病”がでて放り投げてました。

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福島原発10基の耐震安全性の総点検等を求める申し入れ
                      2007年7月24日

東京電力株式会社
取締役社長 勝俣 恒久 様


日本共産党福島県委員会
委員長 最上 清治
日本共産党福島県議会議員団
団 長 神山 悦子
副団長 宮川えみ子
幹事長 藤川 淑子
原発の安全性を求める福島県連絡会
代 表 早川 篤雄

福島原発10基の耐震安全性の総点検等を求める申し入れ
 東電柏崎刈羽原発の中越沖地震への対応は、福島県民に大きな衝撃をもたらしたばかりか、多くの国民にも疑問と不安をもたらしている。東電がこれまでどん な地震にも大丈夫という趣旨の主張を繰り返してきたことと裏腹に、消火活動が出来なかったり、放射能を含む水が海に流出したり、放射性物質が3日間も主排 気筒から放出されたり、原子炉建屋などの地震の波形データが大量に失われている。

(中略)

   3. 発電所内の自衛消防隊の消火体制の確立・強化をはかり万全をはかること。

   4. 福島原発はチリ級津波が発生した際には機器冷却海水の取水が出来なくなることが、すでに明らかになっている。これは原子炉が停止されても炉心に蓄積された 核分裂生成物質による崩壊熱を除去する必要があり、この機器冷却系が働かなければ、最悪の場合、冷却材喪失による苛酷事故に至る危険がある。そのため私た ちは、その対策を講じるように求めてきたが、東電はこれを拒否してきた。
       柏崎刈羽原発での深刻な事態から真摯に教訓を引き出し、津波による引き潮時の冷却水取水問題に抜本的対策をとるよう強く求める。

   5. 危機管理体制の再点検を行い、その結果を速やかに公表すること。

以 上

http://www.jcp-fukushima-pref.jp/seisaku/2007/20070724_02.html
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 緊急非常用の電源が緊急時に故障して全く使えないなどという馬鹿げた設計があるだろうか。しかも、4機の原子炉の緊急冷却装置と全電源が同時に壊れるとは。原子力発電所でそれは即大惨事を意味する事は誰でも知っているわけで、ひとたび開ければ人間には制御不能の怪物が飛び出すのが核エネルギーではないか。原発は万が一があってはならないけど、事故は起きる。事故をなんとか踏みとどめる最後の砦が緊急非常用装置ではないか。東電は上記に書いてあるようにこの原発の危険性への警告を無視しておきながら「想定外でした」とは言わせない。

この原発による大災害は天災によるものではない、東京電力の安全設計軽視によって引き起こされたものである。全ての責任は東京電力と日本政府にある。

この福島原発のひどさは、たくさんの記事がでているが書くのは面倒なので「へなちょこ革命」さんのブログを参考にしてください。(^-^; 丸投げ

資料

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発電用軽水型原子炉施設に関する安全設計審査指針

指針2.自然現象に対する設計上の考慮

1.安全機能を有する構築物、系統及び機器は、その安全機能の重要度及び地震によ って機能の喪失を起こした場合の安全上の影響を考慮して、耐震設計上の区分がな されるとともに、適切と考えられる設計用地震力に十分耐えられる設計であること。
2.安全機能を有する構築物、系統及び機器は、地震以外の想定される自然現象によ って原子炉施設の安全性が損なわれない設計であること。重要度の特に高い安全機 能を有する構築物、系統及び機器は、予想される自然現象のうち最も苛酷と考えら れる条件、又は自然力に事故荷重を適切に組み合わせた場合を考慮した設計である こと。

指針27.電源喪失に対する設計上の考慮

原子炉施設は、短時間の全交流動力電源喪失に対して、原子炉を安全に停止し、 かつ、停止後の冷却を確保できる設計であること。

解説:

指針27.電源喪失に対する設計上の考慮
長期間にわたる全交流動力電源喪失は、送電線の復旧又は非常用交流電源設備の 修復が期待できるので考慮する必要はない。
非常用交流電源設備の信頼度が、系統構成又は運用(常に稼働状態にしておくこ となど)により、十分高い場合においては、設計上全交流動力電源喪失を想定しな くてもよい。

指針32.原子炉格納容器熱除去系

2.原子炉格納容器熱除去系は、その系統を構成する機器の単一故障の仮定に加え、 外部電源が利用できない場合においても、その系統の安全機能が達成できるように、 多重性又は多様性及び独立性を備え、かつ、試験可能性を備えた設計であること。

指針38.安全保護系の故障時の機能
安全保護系は、駆動源の喪失、系統の遮断及びその他の不利な状況が生じた場合 においても、最終的に原子炉施設が安全な状態に落ち着く設計であること。

www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/1/si002.pdf

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現在、首都圏はこの最悪の災害を引き起こした東電が独占するライフラインである電力を盾にとって、まるで大本営のように市民や産業の活動を思うがままにコントロールするという異常な状態になっている。ここでは、政府は東電の尻ぬぐい役として動いているのに過ぎない。東電社長以下幹部はメディアに顔を出さず、枝野官房長官が東電の広報担当として対応しているように見える。東電はこの最悪の未だに止められない原発事故に対してメディアに出て謝罪することもないが、メディアから東電の責任を追求することも全くない。まちがいなくこの原発事故の責任問題はあいまいにされて終わらせるつもりなのだろう。東電のホームページから役員一覧が事故後すばやく削除されたらしい。あまりに日本的体質そのものなので笑ってしまう。高濃度の放射能で汚染されている原発で東電の下請け、孫請けの地元契約社員が人柱になって必死にバルブを開けているときに、東電社長は停電もない優雅な邸宅で寛いでいるのだろう。

戦時や共産主義国でもないのに「計画停電」という愚策がなぜ突然実施されたのか。それはタイトルに書いたが国策である原発行政を守るためだ。

「計画停電」とは名ばかりで、「計画停電」そのものが実施数時間前に唐突に一切の相談もなく問答無用で決められた。

福島原発の事故で東京電力管轄の電力がある程度逼迫することは誰もが予想したことで、皆かなりの節電を覚悟していたはずだ。しかし、大地震と津波によって東北から関東の太平洋岸が破壊的打撃を受けた上に、原発の事故まで発生して未曾有の3重危機が発生しているのに、この上運良く難を免れていた首都圏を大混乱に陥れ、経済活動を麻痺させ、復興の芽を摘む輪番停電をする必要があるとはとうてい思えない。

TVを見ているとニュースキャスターが「計画停電」を「災害被害者の為」と言い、停電を上手に過ごす一家を紹介するなど美談にすり替えているのだが、日本の戦時中を思わせる。

 

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コメント

全く同感です。私が住んでいる千葉市美浜区は幸いというか、申し訳なくというか、今まで停電していませんが(それも変な話)。皆、今回の事態で、東電にいわれなくても節電モードに入り、暖房のないデパートやビルの中で文句も言わず、それなりに過ごしています。思い起こせば自分が学生だった頃までは、一般家庭はもちろん、学校や小規模の商業施設にエアコンなどありませんでした。病院や窓も開かないオフィスビルなどはないと厳しいですが、「夏のピーク時」を盾にとって、電気の危機を、原発事故の謝罪や説明もそっちのけで訴える東電の姿勢には、「それでも原発は必要」「福島は想定外で他は大丈夫」という世論を醸成したいがため、という意図を感じます。
それほど電気が足りないなら、ACの広告時間を削ってTVの深夜放送もなくせばよい。(あ、原発は出力が調整しにくくて、夜は余ってしまうのか?)
予定通り、統一地方選挙が行われます。候補者の政策、主張を、今まで以上に吟味して投票しようと思います。
福島第一がいつ収束に向かうのか予断を許しませんが、私が切に思うのは、手遅れにならないうちに、浜岡原発を止めよう!です。
全国の原発を一斉に止めるは非現実的でしょう。しかし、20~30年以内に危険ゾーンに入る東海・東南海・南海連動型巨大地震を思うと
浜岡原発は、日本の息の根を止める、日本の中枢に向けて照準を定めた、数十発の核弾頭の等しいと考えます。
今回と同様の地震が静岡を襲ったら、浜岡は確実に破壊される。仮に一基でも原子炉が破壊され、多量の放射能が撒き散らされたら、他の5基にも
誰も近づけなくなる(死ぬ覚悟があるなら・・)その時点で全ての原子炉の冷却機能が喪失されていたら・・この先は想像を絶します。STOP浜岡!

Eichanさん、コメントありがとうございます。

千葉県美浜区といえば、幕張あたりですよね。友人が海浜幕張にいてすごい液状化現象に遭遇したと言ってました。東電は管轄内の被災地にも計画停電の対象にして千葉、茨城の知事から猛烈に批判され計画停電から外したんですよね。そのせいかな?

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福島第一がいつ収束に向かうのか予断を許しませんが、私が切に思うのは、手遅れにならないうちに、浜岡原発を止めよう!です。
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原発は国策ですから、東電だけを攻撃しても変わりませんね。この期に及んで原発を必要と主張する(必要悪を含めて)議員をバンバン落とすことができればきっと実現可能だと思います。

核エネルギーはそれ自体が安定状態で莫大なエネルギーを発している故に、どうやってもフェイルセーフな形で制御することはできないと思います。
これほど危険な物を持つリスクに耐えられるはずがないと思いますね。
現実に今度の福島原発事故がうまく収束できたとしても、結果的に莫大なコストを払うことになり、原発は割に合わないということがよくわかったと思います。


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