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言論

2008年7月25日 (金)

宮崎あおいの歴史認識に陰湿な嫌がらせ記事「週刊朝日」山岡三恵記者

金光翔氏の警告するマスメディアの翼賛化そして、国家主義にまるごと飛び込む傾向は末期段階に入った。

ちょっと前から何度か書こうと思っていたことがあるのだが、タイミングがなかった。今回勝手に応援している金光翔氏のブログ記事は良いきっかけになった。

『週刊朝日』見出し「いい加減にしろ! 韓国人」

昨日、『週刊朝日』の最新号(2008年8月1日号。7月22日売)の吊革広告を見て驚いた。「竹島問題 なんと80%が反日だと」という小見出しの後、以下の見出しがでかでかと書かれている。

ここまで直球だと、『諸君!』、『正論』、『Will』ほかの並みいる右翼雑誌をすっ飛ばして、<マンガ嫌韓流>(しかも初期の)である。「平和」や「人権」を口にするリベラル系のマスコミ業界人が、私的な場で平然と差別発言を行う光景は、これまで何度も見てきたから、『週刊朝日』編集部が人種差別に親和的な心性を共有していても別に驚かない。ただ、「リベラル」を標榜する朝日新聞系列のメディアが、こうした民族差別、レイシズムそのものの見出しにゴーサインを出したというのは、やはり一つの事件であろう。

http://watashinim.exblog.jp/8321299/

私も電車の中吊り広告を見てこの見出しを知っていた。だけど、驚かなかった。それは少し前に週刊朝日の極右記事を見たからだ。やはり中吊り広告の見出しを見て気になった記事をコンビニで立ち読みした。その記事は「ネット上で波紋を呼んでいる」とうわさ話を装っているが、明らかに「日本の過去に言及した歴史認識」に対する激しい敵意が込められていた。

『過去の「歴史教科書」発言を蒸し返された宮崎あおい』「週刊朝日」2008.5.9 

<日本が過去に戦争でやった悪いことでも「ちょっと人を殺しちゃった」みたいにわざと小さく書いたり、載せなかったって言うのを見て「それはキチンと載せなきゃいけないのにな」って、思っていたんです>
 これはアイドル誌「アップトゥボーイ」01年8月号に掲載されたコラム記事。発言主は現在、NHK大河ドラマ「篤姫」で主役を務める女優の宮崎あおい(22)である。
 当時15歳の”持論”は、さらに続く。
 <私も歴史の教科書はちゃんと読んでないだけど(笑)(中略)過去にした悪いことの説明が今教科書からなくなって、子供たちが知らないまま大人になったら、また同じ間違いをするかもしれないでしょ。
 だから日本がしたことを教えるならちゃんと最後まで全部教えて欲しいし、日本人だったら日本のことを知る権利はあるんだからこういうことは小学校のうちから教えるべきだと思います>(原文ママ)
 幕末の動乱期に毅然とした振る舞いで江戸城無血開城にこぎつけた「篤姫」を彷彿とさせる勇ましさ。
 だが、これがいまごろになってインターネット上で波紋を呼んでいる。
 発端は3月16日、東京都新宿区の路上で韓国籍の男性(32)が複数の男に襲われ、脳挫傷で死亡した事件。宮崎の夫で俳優の高岡蒼甫(26)は男性を慕い、自身のブログで「兄貴的存在」と呼んでいた。そこで再び注目を浴びたのが、06年に高岡のブログが閉鎖に追い込まれたこの発言だ。
 「個人的には、日本という国はあまり好きではない。韓国に対して、日本は卑劣なように思える。」
 先のコラム記事が出たとき、宮崎と高岡はすでに交際していた。このため、宮崎が「高岡の反日思想の影響を受けた」という憶測を呼んでいるのだ。
 本誌は宮崎の所属事務所に取材を申し込んだが、期限までに返答はなかった。
 昔の発言を蒸し返されるのも気の毒な話。とはいえ、宮崎がいま「歴史教科書問題」についてどう考えているのかは、ちょっと気になるものだ。
 本誌・山岡三恵

おかしな記事だ。「過去の「歴史教科書」発言を蒸し返された宮崎あおい」とタイトルにあるが、内容は言いがかりそのもの。そもそも発端の韓国籍の死亡事件男性と宮崎あおいはまったく関係がない。これでまともな記事と言えるのか。過去の発言が今、事件になっているなんてことも聞かない。いったい何を聞こうと宮崎の事務所に取材を申し込んだろうか。この記事でわかるのは、宮崎あおいの歴史認識を批判する記事を書くのが目的で、高岡蒼甫と死亡男性との関係を元に強引に飛躍させて作られた記事だと言うことだ。これは記事の名を借りた、嫌がらせだ。
”昔の発言を蒸し返されるのも気の毒な話。”と、週刊朝日の山岡三恵氏は書いているが、蒸し返されて気の毒というのは、過去の発言が彼女の「過ち」であるとネットで噂する者たちと同様に山岡記者が考えているからだろう。もっとも蒸し返されているのではなく、週刊朝日が蒸し返しているのだが。(笑)
”とはいえ、宮崎がいま「歴史教科書問題」についてどう考えているのかは、ちょっと気になるものだ。”
 おい、ちょっと待て。宮崎の歴史認識が変わっているか気にする前に、週刊朝日と山岡三恵記者の歴史認識・歴史教科書問題についてどう考えているのかはっきり立場を表明するべきだろう。問い合わせたら週刊朝日は返答してくれるのか? 

そういえば、マルコポーロ事件で文春の編集長を解任された花田紀凱を拾ったのが朝日新聞だったな。もうあの時からすでに腐っていたんだ(笑)

2008年6月 7日 (土)

呆れた・・・右派東郷和彦の主張にただ頷くだけの小森陽一

週刊金曜日2008.6.6
ー激論 失速 李明博政権 靖国・「慰安婦」・歴史教科書・竹島ー
『これからの五年間、日本が何をするかが鋭く問われている』

まっ、これが現在のリベラル・左派の姿なんだよね。金光翔氏の論文が指摘するとおり。
東郷和彦の主張に対し、小森は反論することもなく同意できるところを探して頷くばかり。ここまでヨイショしなきゃならんのか。「激論」というよりインタビューだな。

東郷が主張するのは政府見解そのもの。これでいいのか?それならこれまでの『週刊金曜日』の主張はなんだったんだよ。

佐藤優に代わって、親分の東郷和彦が『世界』と『週刊金曜日』で中国・韓国についてしゃべりまくりとは、いくら佐藤よりまともとは言っても・・・。「佐藤優現象」の根は深い。

『世界』の「脳力のレッスン」に取りあげられている小田実のように怒り、真剣に戦う言論人はいないのか。

2008年4月14日 (月)

Amazonのブックレビューにもネット右翼の圧力

Wikipedia の編集合戦は有名だが、blog*色即是空によると、Amazonのブックレビューがネットウヨによって勝手に削除されているらしい。
問題はAmazonがネットウヨによるブックレビュー削除行為の事実を全く認めず、放置していることだ。

blog*色即是空さんのエントリーから、

■ネットに言論の自由は存在しない!?アマゾンブックレビューの言論封殺システム

中略

今回はアマゾンでこの「『マンガ嫌韓流』のここがデタラメ」のブックレビューが削除されたことに関して、インターネット書店「アマゾン」とのメールのやりとり(5月23日〜6月6日)を公開します。

まず、具体的にどんなことがあったかを説明します。

私がアマゾンに問い合わせしたきっかけは、私の友人から「投稿したレビューが掲載されなかった」「一度投稿された他の人のレビューもどんどん消えていっている」という連絡をもらったからです。

アマゾンに問い合わせ始めた後でわかったことなんですが、とある掲示板でネット右翼(嫌韓)と思われる人たちが、「『マンガ嫌韓流』のここがデタラメ」の高評価レビューを削除させるために、「このコンテンツをAmazon.co.jpに掲載しないほうがいいとお考えですか?」から「報告する」ボタンをクリックしようと呼びかけていました。実際にクリックしたら消えたとお互いに報告し合っているのも確認しました。

アマゾンの担当者は初め私に「ガイドライン違反でなければレビューが削除されることはない」という趣旨の建前(偽り)を繰り返していました。私が粘り強く問い合わせた結果、閲覧者が「報告する」というボタンをクリックさえすれば、それが一定数に達すれば機械的にレビューが削除されるしくみになっていることを認めました。

http://d.hatena.ne.jp/yamaki622/20080409/p1

思えば、以前Yahoo!掲示板も突然カテゴリーが再編され、盛り上がっていた政治カテがめちゃくちゃにされてしまった。
全般は階層の深い位置に置かれ、新設された「外交」カテは、「日朝関係」、「日韓関係」、「日中関係」という3つのサブカテゴリーだけ作られた。これだけ見ても、突然の再編を企てた者がどんな意図をもっていたのか判るだろう。

どうも、日本のネット企業でさえナショナリストの巣窟に成り果てているようだ。

2008年2月 4日 (月)

AMLの続き

temprafeetさん

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↓の日記を見たら、佐藤は、金氏からの批判を、「マイノリティ集団の特権的な
位置からの言説」と決めつけようとしているようですね。こう決めつけてしまえ
ば佐藤は反論しなくて済みます。あの論文に佐藤が反論するのは無理でしょう。
http://blogs.dion.ne.jp/phaenomenologie/archives/6709331.html

「<佐藤優現象>批判をできたのは金氏が在日朝鮮人だから」ということになっ
てしまうと、こういう佐藤の手口に足元をすくわれる可能性があると思います。
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そのとおりですね。

問題は、佐藤優氏にしても梶原氏にしても論文著者が在日であることをことさら重視して、「他人(外国人)」からの(日本への)批判と決めつけているところにあるのです。
この論文が注目されたのは、週刊新潮により著者が岩波書店の雑誌『世界』の元編集員だと批判記事に書かれたことからなのです。
この論文が画期的なのは著者がリベラル左派の身内からの問題提起だということです。(余計ですが、在日というところよりむしろ、元『世界』編集員というところに注目すべきなのです。)

佐藤氏が論文著者を他者として切り離すのは理解できますが、なぜ梶原氏が身内であるはずの在日リベラリストを「在日外国人(=他者)」として切り離して評価してしまったのでしょうか。
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わたしの見方は、在日外国人のこのような批判は、いわば「炭
坑のなかのカナリヤ」のように、日本の危機に敏感に反応した
悲鳴です。

日本の知識人はこの批判を警告として真剣に受け止める必要が
あります。
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梶原氏は論文の主張を正確に評価するよりも、「在日朝鮮人」からの痛烈な「警告」であるという側面を評価してしまったというところで、「在日朝鮮人」は日本社会の構成員ではないとみているのではないのかと感じたのです。(私は、出自や国籍がどうであれ日本で生活基盤をもって暮らしている人たちを日本市民=日本人とみています。)
「在日外国人のこのような批判は、いわば炭坑の中のカナリア・・・」という例えは、梶原氏の認識を率直に表現していると思います。
もちろん、私は梶原氏が佐藤や週刊新潮などと同じ差別主義者だと言っているわけではありません。むしろ日本の良心といえるすばらしい活動をしている人物だと思っています。

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「<佐藤優現象>への批判は、日本人でもできるはずでもできるはずだし、本来
日本人の方が率先してやるべきである」という認識・・・
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それは、どうでしょう。私は違う解釈をしました。もちろん、著者はそうおもっているかもしれませんが。

私は皆さんと違って専門的なことは何も知らない人間ですが、政治のテーマを扱った掲示板でど素人ながら議論をすることも多く、その際参考にさせてもらうのが、ほとんど在日韓国朝鮮人の方々からの知識なのです。例えば、半月城さんやカンサンジュン氏などです。
ですから、私は日本のリベラル左派の中核を担っているのは、在日朝鮮人なのではないかと思っています。そうでないとしたら、いずれそうなると確信しています。少なくとも私の認識では金光翔氏は在日外国人ではなく、日本のリベラル左派の論客と言うべきなのです。ですから、「在日が」、「日本人が」などというのはまったく馬鹿げていると思いますね。

2008年2月 1日 (金)

AML:<佐藤優現象>批判について

ちょっとしたことを批判したら、思っていた以上にレベルの低い反論を受けた。
AMLは、反射神経で反論する人が多いのでこの話題を持ち込まなかったのだが・・

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[AML 18016] Re:  金光翔(キム・ガンサン)さんの論文「<佐藤優 現象>批判」について

electric_heelです。

金光翔氏の画期的な論文『<佐藤優現象>批判』の論旨は、右翼・排外主義から
リベラル・左派のメディアまで重用される佐藤優氏の言説の矛盾を論拠に、佐藤
優を触媒として、右派にすりよる<佐藤優現象>の仕組みを暴き、翼賛体制にな
だれ込むリベラル左派を批判している。

ここに金光翔氏が在日外国人であるなどということは、論文の主旨とはほとんど
関係がない。ましてや、論文が在日外国人からの警告などではまったくない。

たしかに、在日”韓国”人の彼が論文の中で在日朝鮮人の立場と北朝鮮と日本の
関係に多くのページを割いているのだが、それはあくまで批判の切っ掛けである
佐藤優氏の発言・主張の矛盾の根拠として取り上げたものだ。在日だからこそこ
の点に注目したのは間違いないが、この論文はそれを言いたいわけではない。

『<佐藤優現象>批判』の論評で金光翔氏の国籍に注目したいとするのは、週刊
新潮などの右派と裏表の関係で、内容よりも在日であることに注目したのは、擁
護するか・排除するかの立場の違いはあっても在日は日本人を批判する補助的な
存在でしかないという心理が働いていたのではないだろうか。

佐藤優のようなものになんの違和感も感じず共感さえ持ってしまう、日本の言論
界の無能さでは、理解できないのも仕方のないことだろう。

原理原則を捨てて変質していく日本のリベラル左派を救いリードすることができ
るのは金光翔氏のような在日リベラル知識人だと思う。

http://list.jca.apc.org/public/aml/2008-February/017531.html

2008年1月15日 (火)

読み方注意! 『週刊金曜日』

自分がトピ主をしているYahoo!掲示板のトピック『ふざけるな!拉致議連、救う会、家族会 』(トップ > 政治 > 政界と政治活動 >  全般 > )のkibibi20さんの書き込み

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とあるMLからの転載です。

http://www.kinyobi.co.jp/KTools/mokuji_pt?v=vol685


週刊金曜日 第685号 2008年01月11日
P45「読み方注意! 『沖縄を撃つ!』(谷川茂)」
ーーーーーーーーーーーーーーーー

まず、奇妙なことに、「読み方注意!」は、批判的な書評を書く連載のはずですが、普段と異なり、花村萬月=著『沖縄を撃つ!』(集英社新書)に対する批判はどこにも見られません。
 結論部分は、街のゴロツキの言いがかりか、沖縄蔑視そのものです。
 この評者・谷川茂氏は、(売春も含む)出稼ぎしないといけないほどの貧困が、沖縄住民の自己責任だとでも思っているのでしょうか。基地の問題(憲法9 条)と貧困の問題(憲法25条)は別個に存在しているとでも思っているのでしょうか。これは、日本本土が沖縄に押し付けてきた問題です。
 ↓
「基地問題や教科書問題などを議論し、反戦平和を訴え続けることに、意味がないとはいわない。だが、沖縄の家庭料理屋でそういうことを議論している方々に は、ぜひとも「同胞が大阪で股をひらいて北中城(きたなかぐすく)の実家に必死で仕送りしているのを、どう思うんだよ」という花村さんの問いかけにも、真 摯に答えていただきたい。反戦平和を達成する前に、彼女たちが大阪で股を開く必要のない社会・沖縄について、議論してほしい。」

(関西地方などの)本土−沖縄の関係と異なり、カンボジアはベトナムに対して基地=貧困を押し付けていません。

「花村さんが「関西における……売春に携わる女の子の一大供給地が沖縄である」という指摘の、関西をカンボジアに、沖縄をベトナムに入れ替えれば、双方の地で起こっているのは同じだという事実にあらわれていよう。」

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週刊金曜日を読んでみた。
まったくこのML氏の言うとおりだ。沖縄と本土の関係は、戦前は国内植民地として、戦後は日本の捨て駒として犠牲を強いられてきた。谷川の言うカンボジア とベトナムの関係とは全く違う。日本(本土)から捨てられ犠牲を強いられた、それが基地問題じゃないか。本土の高度成長に沖縄が与らなかったのは、なぜな のか?この谷川というバカは、そんな簡単なことさえ考えが至らない。だから、自分が知るカンボジアと沖縄を「売春」という言葉で安直に関係づけ、出した結 論が「反戦平和を達成する前に、彼女たちが大阪でまたを開く必要のない社会。沖縄について、議論して欲しい」などとふざけたことが言える。谷川の主張は、 金で買った女の子に説教するどスケベ野郎の言いぐさそのものだ。
沖縄に犠牲を強いていながら、沖縄の人を怠け者呼ばわりをする谷川のような屑が、本土人の一部にある意識だということが一番の問題なんだろうが。

これが、SAPIOや諸君などの右翼誌に書かれたものなら、そんな愚劣な言い分もあっても不思議はない。だが、人権・平和主義の立場から批評をする週刊金 曜日の『読み方注意!』でこのような差別的、反人権的な批評が掲載されるとは、これほど読者を裏切りバカにするものはない。

「こんなことでいちいち批判するな。まったく週刊金曜日の読者は頑迷でイカン」とでも佐高氏は言いそうだ。

さっき、書店で花村満月の『沖縄を撃つ』をぱらっと見てきた。自分の買春体験談を言い訳ダラダラと書いた愚にもつかないくだらない内容だった。買った女性 やその売春街のある地域をこき下ろすことで、文化人になったつもりらしい。(笑)自分のことを卑下しているが、そりゃ本心じゃないだろう。まぁ、そこらに いる飲み屋で下ネタで粋がる平凡なチンピラ風オヤジだ。
しかし、こんなくっだらない本から更に愚劣な書評をする谷川ってどうしようもない屑だよな。こんなの載せちゃう週刊金曜日って、どうなってんだ?

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