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東アジア

2010年3月21日 (日)

人権理事会の朝鮮民主主義人民共和国と日本 - "前田朗Blog"から

ごく少数の読者の皆さん、更新をさぼってすみません。
今回も手抜きで申し訳ありませんが、前田朗先生のブログに興味深い記事があったのでその一部をコピペさせてもらいました。
日本のメディアでは絶対知ることが出来ない、朝鮮の立場を各理事国がどのように理解しているか、欧米帝国主義と反帝国主義とのせめぎ合いが、実はかなり活発にしかも反帝国主義国が国連の場で勢力を伸ばしつつある現状が伺えます。

前田朗Blog
「グランサコネ通信 2010-14」

リ・チョル大使の演説の後、13カ国がコメントしました。結構多かった。

日本--朝鮮は、作業部会で「拉致問題は解決した」と説明したが、まったく受け入れられない。これは事実に反する。朝日協定に従って誠実に即座に完全解決するべきである。

アルジェリア--朝鮮の報告を歓迎する。朝鮮はUPRの重要性を理解して共有している。自然災害による困難を抱えている。国際共同体は制裁をやめて援助するべきである。

韓国--ムンターボーン特別報告者を認めて、その勧告を受け入れるべきである。国際共同体との対話を始めるべきだ。

キューバ--朝鮮の報告に感謝する。政治的動機からさまざまな勧告が出されているが、人権の促進に役立たない。特別報告者は政治的非難のためにつくられたので、正当化できない。国際共同体は二重基準に基づく朝鮮非難をやめるべきだ。

ヴェネズエラ--朝鮮政府に感謝する。朝鮮は人権保護に挑戦している。国際共同体との対話にも前向きである。近隣の巨大国家と比較しても、たとえばリテラシー(識字率)はひけをとらない。封鎖による困難にもかかわらず大変な努力をしている。

パキスタン--朝鮮に感謝する。人権実施に困難があるのはよくわかる。さらなる努力を期待する。

スーダン--無償教育の発展、健康システムんど社会権の保護はすぐれているが、封鎖がすべてに影響を与えている。

イラン--朝鮮に感謝。地形的困難にもかかわらず、社会権を充実させている。国際共同体は建設的対話を行うべきで、朝鮮を除外するのはやめるべきだ。

アメリカ--朝鮮には恣意的処刑、拷問、適正手続きの否定、表現の自由の否定、女性に対する暴力があり、国際共同体によるモニターを拒否している。全面的に協力せよ。

カタール--UPRに積極的に協力している。さらに対話の努力をするべき。

中国--詳細かつフランクな報告に感謝。さまざまな理由で困難を抱えている。中国は友好的な隣人として、危機のたびに援助してきた。国際共同体は朝鮮の状況を理解し、援助するべきだ。

フランス--多くの勧告を受け入れていないので、対話に協力しているとは理解できない。(僅か20秒)

スリランカ--途上国なのに社会権の保証はすぐれている。他の分野でもさらなる努力を。

> http://maeda-akira.blogspot.com/2010/03/blog-post_19.html

国連人種差別撤廃委員会では日本の在日朝鮮民族差別が以前から問題視され勧告がだされていましたが、今回やっと出した報告に対し、まったく改善されていないと再び強い勧告がだされた。「拉致問題」まで出して民族差別を続ける日本と「拉致問題」で日欧米から制裁されている北朝鮮、世界は「拉致問題」が朝鮮攻撃のための「政治カード」であるという認識が広がっている。国連人権委員会でのこの逆転はなんだろう。

人権は最早、欧米日の帝国主義レイシストから不当な制裁を科された者達の手に奪い返しつつあるようだ。

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2009年9月 6日 (日)

思考停止の対北朝鮮政策は、ただの在日朝鮮人いじめ

自分の周りでは、TVや新聞、雑誌に影響されて「金正日なんて殺してしまえ!」とか「北朝鮮に核ミサイルを落とせ」などと普通に会話の中で出てくるのですが、彼・彼女らは北朝鮮と戦争をしたわけでもないのにこれほどの敵愾心に駆られている反面、実際に戦争し広島、長崎に核兵器を、大都市に無差別爆撃をした米国には、恨みどころか拾われた子犬のようなとてもありがたい気持ちと憧憬を持っている。(笑)

民主主義に体制が変わろうが、こういった明治に創られた「日本人」の「脱亜入欧DNA」が書き換えられないことには、日本人はまた同じ事をしでかすのでは。

吉田康彦氏のサイトからのコピペです。

思考停止の「対北朝鮮」政策/何が”脅威”なのかを問い直せ

2つの言葉がひとり歩きしている。1つは、北朝鮮の“脅威”、もう1つは、拉致問題の“解決”だ。

「脅威だ。脅威だ」と既成事実にして騒ぎ立て、MD(ミサイル防衛)配備の強化、敵基地攻撃論をもてあそび、あげくのはては「日本も核武装を」という主張が勢いよく飛び出す。“脅威”が存在するのがありがたくて仕方ないようだ。

ミサイルが日本上空を飛び、核実験をしたからというだけで“脅威”なのか。日本上空と言っても、高度数百キロ上空は領空ではなく、すでに宇宙空間だ。「上 空を飛んだ」というなら1万個もの人工衛星が日本上空を常時飛んでいる。自衛隊は「万一の事態に備えて」破壊措置命令を受けて出動したが、ミサイルは予定 通り宇宙空間を飛んで、北朝鮮があらかじめ指定した太平洋上の水域に着水した。核実験も地下で爆発、地震波は伝わってきたが、放射性物質はまったく外に出 なかった、少なくとも計測できなった。

田母神俊雄氏に伺いたい。北朝鮮は核弾頭を保有し、ミサイルに搭載して、それで日本を攻撃してくると本当に信じておられるのか。日本を攻撃してどうしよう というのか。北朝鮮が日本を核兵器による先制攻撃すれば自分たちが無傷でいられると、ピョンヤンの指導者たちが考えているとでもお思いか。

正解をお教えしよう。北朝鮮は「アメリカの核の“脅威”を肌で感じ、これに対抗するために核抑止力が不可欠だった」と、核・ミサイル開発の理由を説明して いるが、これも駆け引きで、実際にはアメリカが核攻撃をしかけてくるとは思っておらず、「核の脅威」を肌で感じているわけではない。

あくまでも米国と対等の立場で交渉し、半世紀以上休戦状態のままの「朝鮮戦争」を正式に終結するために「米朝平和条約」を結び、アメリカと国交正常化に持 ちこむための外交カードなのだ。核保有国になれば、アメリカは譲歩し、国交正常化に応じないわけにはいかないと信じているのだ。「核保有国になる」のが最 終目的ではない。北朝鮮にすれば「6者協議」など茶番劇にすぎない。

 そこで日本。北朝鮮の核・ミサイル開発の意図を見極め、それが真に“脅威”だというなら、それを除去する外交努力をなぜしないのか。

日本が北朝鮮に対してしてきたことは、ミサイル発射と核実験に抗議して(実際は「日本人拉致」に対する世論の怒りを都合よく利用して)、輸出入禁止、船舶の寄港禁止、渡航禁止、送金規制と、ありとあらゆる単独制裁を課し、在日朝鮮人いじめをすることだけではなかったか。

安倍晋三氏に伺いたい。「圧力をかけて強く出れば北朝鮮は必ず折れてくる」とくりかえし断言しておられたが、はたして折れてきたか。日本の制裁が北朝鮮の対日政策にいかなる影響をもたらしたというのか。在日朝鮮人を苦しめているだけではないか。


 ≪「ポリシーフォーラム」NO.48/2009年9月号≫


http://www.yoshida-yasuhiko.com/

2008年6月15日 (日)

鄭栄桓「「不幸」と「不正義」――「日朝平壌宣言」批判」から

拉致問題を盾に一歩も和解への道へ踏み出そうとしなかった日本も関係国からの相当な圧力によって動き出そうとしている。
日朝国交正常化交渉が日米の右派・タカ派による巻き返しで頓挫してからだいぶ経ってしまい記憶から薄れつつあった。

金光翔氏のブログ「私にも話させて」の新しいエントリーから、日朝国交正常化交渉の課題についての重要な問題を久々に思い出させてくれた。

鄭栄桓「「不幸」と「不正義」――「日朝平壌宣言」批判」
http://gskim.blog102.fc2.com/blog-entry-4.html

例えば、和田春樹ほか11名による、「共同提言 対北政策の転換を」(『世界』2008年7月号)は、拉致被害者への「補償」の必要性を謳う一方で、植民地支配の被害者へは、「個別的措置」の実施が必要だとしている。「個人補償」ではないのである。もちろんこれは「日朝平壌宣言」のラインであり、鄭氏が言うところの、「国民基金的「現実主義」の提案」である。

鄭栄桓氏の主張にまったく同意だ。更に、金光翔氏のコメントにもあるとおり、和田春樹らの「共同提言 対北政策の転換を」では、「過去の清算」を国家の加害責任の上での賠償ではなく、「経済協力」、あるいは「救済」という意味で日本政府の責任を回避した、「国民基金」にすり替える被害者の足元を見た卑怯な対応を主張している。和田らは歴史清算問題で被害者には補償や賠償ではなく、あえて「措置」という言葉を使っている。これほど欺瞞的なゴマカシもないだろう。これが日本の過去の清算にならず、大きなしこりとなって残っていることになんの反省もないのか?しかもこれをやり直す最後の絶好の機会である日朝国交正常化交渉でやれというのは、どんな神経をしているんだ。

和田らは、

もとより平壌宣言で表明された日本側の反省と謝罪を裏付けるものとして、北朝鮮の国民によい印象を与えるだろう。拉致問題解決の(6)の補償問題を交渉するためにも、植民地支配の被害者への個別的処置を行なうことが必要である。被害者はすべて高齢であり、本人がこの世を去れば、もはや個別的措置をとることはできないのだから、措置の実施の遅延は致命的である。

 まず慰安婦被害者については、アジア女性基金が韓国で行なった措置と同じ水準の措置を実施することは、日本政府にとっては容易であるはずである。

* (6)すべての拉致被害者への補償を行なう

「共同提言 対北政策の転換を」(『世界』2008年7月号)より

拉致問題は北朝鮮の国家責任からの「補償」を要求し、皇軍慰安婦には「国民基金」からの救済金では、あまりにバカにした話ではないのか。しかもその理由が、「日本政府にとって容易」だからであるからとは、呆れてしまった。加害責任はどこに行ってしまったんだ。

2008年4月22日 (火)

News23 李明博韓国大統領タウンミーティング

う〜ん、質問者がかなりリベラル寄りなのに比べて、進行役の筑紫哲也と後藤謙次がバランスをとろうとしたのか日韓の歴史問題について、その対立の原因が韓国側の政権にあるような発言をしているのが気になった。
そういうスタンスなら、いつもでたっても歴史問題での対立は無くならないねぇ。

2008年4月10日 (木)

”FreeTibet”ってなんだ?

オリンピック直前のチベット自治区での僧侶の暴動から始まって、亡命チベット人を支援する激しい抗議行動が起こっている。しかし、彼らの要求は曖昧で感情的だ。

チベット自治区の僧侶らと、亡命チベット人は「チベットの独立」を主張しているが、ダライラマはこれを否定している。オリンピックの妨害活動にも否定的発言をしているにもかかわらず、最高指導者と崇拝するダライラマの発言をまったく誰一人として気にもとめないのは、まったく不思議だ。

ダライラマは、この暴動が広がるなら、指導的立場を降りると発言したが、降りる気配どころか、泥をかぶらない絶対有利の立場で最高の政治的チャンスをつかんだ。
ダライラマの発言は、自分を崇拝するチベット人が急進的行動をとることを諫めているようだが、一芝居打っているように思える。

亡命チベット人や自治区の僧侶らの主張する「チベットの独立」が国際的に同意されることは難しいだろう。それはダライラマさえ認めるところである。さらに急速に経済発展する中国でチベット自治区も経済が豊かになりチベットの人々も同化されつつある。ダライラマの年齢を考えるとチベット独立は現実に不可能になりつつあることから、ダライラマと亡命チベット人は最後の戦いを挑んだと言えるのであろう。
最終的な落としどころは、ダライラマの言う「チベットの高度な自治」。これが具体的にどういうものか判らないが、ダライラマが自治区の法王としての復権なのだろう。宗教と政治の指導者として制度的独立した自治区を目指しているのだろう。まぁ、これは言い方を変えただけで宗教国家として独立することと、何ら変わらないのだから中国が認めるわけがないだろうが、世間的にはインパクトがある。

彼らが独立を要求するのは当然だろう。外国人がそれをとやかくいうことはできない。
しかし、本音を隠して支援を受けようとするのは、いかがわしいやり方だと思う。人権活動家のナイーブさにつけ込んでいると突っ込みたくなる。

「フリーチベット」は、ダライラマのチベットがどんなチベットを目指しているのか考えてから主張すべきだと思う。

2008年3月27日 (木)

チベット暴動-ダライ・ラマも制御できない暴走

チベットのことについて深く知っているわけではないので、その過去の複雑ないきさつは置いておく。

一連のニュースを見て想像すると、たしかに、ダライ・ラマ一派が北京オリンピックの直前に合わせて大規模デモを計画実行したのは間違いないだろう。暴動が発生する少し前からダライ・ラマ周辺にかなりの動きがあり国際ニュースにも露出する頻度が突然増していた。暴動は、このダライ・ラマ一派のデモが急進派の暴走から、若者や暴徒を巻き込み制御不能の暴動に発展してしまったのではないかと考える。
ダライ・ラマ自身も暴動になるのは想定外で、暴動に対して否定的な見解を表明している。彼は暴動が発展するなら、指導者の立場から降りるとまで言っている。


ダライ・ラマ、「チベット情勢悪化なら引退」

2008年03月18日 19:32 発信地:ダラムサラ/インド      

【3月18日 AFP】(3月18日 写真追加)チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ(Dalai Lama)14世は18日、亡命先のインド北部ダラムサラ(Dharamshala)で記者会見し、今回の暴動によりチベット情勢が悪化すれば、引退するとの意向を表明した。

 ダライ・ラマは記者団に「(チベット情勢が)制御不能になれば、選択肢は完全な引退しかない」と語り、「事態は制御できる範囲を超えつつある」との認識を示した。

 同時に、中国統治下で暮らすチベット人に「あれこれ指導できる立場にはない」と述べた。

■チベット独立は「問題外」

 チベット独立については「問題外」との見方を示し、チベット人と中国人の共生を呼びかけた。

「われわれは中国人と良い関係を構築しなければならない」

「暴力は誤りだ。反中国的な感情を煽るべきではないし、中国人とは共生しなければならない」

 一方でダライ・ラマは、暴動を陰で操っているとの中国政府の主張は否定している。(c)AFP

http://www.afpbb.com/article/politics/2362740/2752459

チベット暴動、ダライ・ラマが再び引退を示唆

2008年03月25日 21:04 発信地:ニューデリー/インド      

【3月25日 AFP】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世は25日、中国内外でチベット人によるさらなる暴動が発生するようなら、亡命政府の指導者として引退するとの意向をあらためて示唆した。

 首都ニューデリー(New Delhi)で1週間にわたり行われる瞑想セミナーの席で語ったもの。ダライ・ラマは「暴力的デモが続くようであれば、わたしは引退する」と表明したうえで、「中国内外におけるチベット人の暴力行為に、断固反対する」と付け加えた。

 1959年からインド北部のダラムサラ(Dharamshala)で亡命政府を率いているダライ・ラマは前週にも、同様の意向を示している。(c)AFP

http://www.afpbb.com/article/politics/2369641/2774143

ここまで深刻に考えているのは、暴走してしまったデモの責任を感じていることもあるし、更にこの暴動が発展すれば取り返しのつかない民族間紛争や民族内紛争に発展するおそれがあるからだろう。何にもまして、この暴動がチベット人の為にならないからだろう。

亡命チベット人は、口々に「チベットの独立」を叫んでいるが、実はダライ・ラマはすでに独立を望んでいないと主張している。

ダライ・ラマの「中道主義」、チベット人強硬派は非難

2008年03月18日 16:40 発信地:ダラムサラ/インド      

【3月18日 AFP】中国チベット(Tibet)自治区のラサ(Lhasa)で起きた騒乱を機に、チベット人強硬派の間から最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世(72)が主張する非暴力主義を否定する声が上がり始めている。

 ダライ・ラマは16日、中国のチベット統治を「恐怖による統治」、「文化的虐殺」などと評して非難したが、北京五輪については「良きホスト国となるよう心がけるべきだ」と諭すのみで、ボイコットは呼びかけなかった。

■「中道」貫くダライ・ラマに不満も

 しかし、チベット独立を主張する「チベット青年会議(Tibetan Youth Congress、TYC)」は、こうしたダライ・ラマの姿勢を公然と批判し、チベット独立を求める抗議活動を継続すると主張した。

 TYCを主導するツェワン・リグジン(Tsewang Rigzin)氏は、亡命政府がおかれたインド北部ダラムサラ(Dharamshala)で記者会見し、「チベット自治区で人権侵害を続ける中国に五輪開催の資格はない」と中国を糾弾。

 さらに、1959年のチベット動乱でダライ・ラマがインドに亡命して半世紀が経過し、非暴力による自治獲得を目指したダライ・ラマの「中道」主義はチベット人民の考えと乖離(かいり)しているとして、ダライ・ラマをも批判した。

 中国政府と6年にわたって和平交渉を続けながら、根本的な主張の溝は埋まらず何の成果もみられないことから、特に若い世代を中心に非暴力主義への不満が高まっており、亡命政府は「中道」路線を見直し独立を求めていくべきだと、リグジン氏は主張する。

■亡命政府はダライ・ラマ支持

 ダライ・ラマは、中国はチベット独立を決して容認しないとの考えから、「中道」路線による自治獲得が最も現実的だと主張。16日の記者会見でも、「暴力に走ることは自殺行為だ」とチベット人らに自制を呼びかけている。

 サムドン・リンポチェ(Samdhong Rinpoche)亡命政府主席大臣も「非暴力に代わる方策は考えていない」とダライ・ラマに同調し、「チベットの人々が、安易に問題の解決を暴力に求めることはないと信じている」と述べた。

■若い世代には新指導者求める声も

 しかし、若い世代のチベット人らは、「中道」路線を貫いてきた結果、中国はチベット統治を続け、亡命チベット人の帰還もままならない状態が何ら変わっていないと不満を示し、ダラムサラに暮らす10万人の亡命チベット人の間からもダライ・ラマに代わる指導者を求める声が上がる可能性もある。

 ある亡命チベット人教師は、こうした状況について「われわれが求めるのは中国政府とダライ・ラマとの和平交渉だが、現在、起こっていることにダライ・ラマは関係ない。これはチベット人民自身による運動なのだ」と語った。(c)AFP/Nicolas Revise

http://www.afpbb.com/article/politics/2366616/2741596

だが、すでにチベット暴動はダライ・ラマの手を離れて過激化しているようだ。
中国は高度経済発展により、徐々に開放に向かい「西部大開発」によって青海チベット鉄道も通るようになった。北京オリンピックをきっかけに内政問題の解消と国際社会に開かれようとするときに、このチベット暴動はチベット自治区のチベット人が同和化されていくことへの焦りがあるのではないか?
西側メディアが流すような平和や人権とはもはや関係ない、亡命チベット強硬派と反中国活動家が民族紛争を仕掛けていると見るべきだろう。

オリンピックのボイコットは全くの間違いだ。オリンピックこそ理解と対話をもたらす絶好の場とするべき。これまで北京はオリンピックのためにあらゆる問題を解決しようと努力してきた。ボイコットはそれを無駄にし、国家、民族間の対立しか生まない。

どうも、このチベット人の暴動事件は、チベット急進派と西側反共メディアが欺瞞情報のキャッチボールをして中国の崩壊を狙って扇動しているようだ、その裏で操っているのは誰だ?

2008年3月25日 (火)

「日本支配、良い面も」

そういえば、昨日の朝日新聞夕刊にこんな記事があった。


韓国も教科書論争?

「日本支配、良い面も」
新右派系学者、出版へ

「ソウル=牧野愛博」
 韓国のニューライト(新右派)系学者でつくる教科書フォーラムが23日、日本の植民地支配について「良い面もあっ た」などと独自解釈した高校用教科書「韓国近現代史」を出版する、と発表した。政府の検定を受けていないため、「代用教科書」とし、25日から3千〜5千 部を販売する。歴史認識をめぐって韓国内外で論議を呼びそうだ。
 日本による植民地支配を批判しつつ、経済発展の基盤も作られたと説明。朝鮮戦争は北朝鮮による侵略と断定した。現行教科書は日本支配を厳しく批判。朝鮮戦争の原因の一部を米国による統治にも求めている。
 「歴史の清算」を掲げた盧武鉉前政権に対抗した試み。同フォーラムの曹珠鉉幹事は「本を購読した人々と討論し、2010年から始まる次期教育課程に、我々の主張が反映されるようにしたい」と語った。

朝日新聞 2008.3.24 夕刊

韓国の右派が親日反共反民族なのは、笑える。日本の右翼も親米なんだから捻れているが、韓国は更に捻れている。彼らが主張する「経済基盤」は植民地の韓国人の為に作ったわけでなく、逆に搾取する道具として造られたものなのだが。

『歴史は生きている』より

 当時の公文書から日本政府の意図がはっきり読み取れる。たとえば、1902年、小村寿太郎(こむら・じゅたろう)外相が桂太郎(かつら・たろう)首相に出し、閣議決定された文書にはこんな趣旨のことが書いてある。

 「京義鉄道をわが手で敷設し、京釜線と連絡させれば韓国貫通の幹線鉄道はすべて帝国のものとなり、韓国をわが勢力範囲に置くのと同じだ」

http://www.asahi.com/international/history/chapter03/02.html

 例えば、中学生の少女が拉 致、監禁された。7年後彼女は監禁から解放された。その間彼女は監禁した者のおもちゃとして飼育されていたわけだが、それでも彼女は大人に成長すること ができた。これは監禁した者のおかげなのだろうか?彼女の自由を奪ったのは悪いことだが、食事や衣服を与えたのは「良いことも」したといえるのだろうか。彼女に食事や衣服を与えたのは彼女をおもちゃとして監禁するためである。 加害者との長期間の密な関係から、被害者の彼女は食事や衣服を与えてくれることを「善意」として受け取る複雑な心理もあるのだが。この韓国のニューライト派は、日本の植民地政策に協力して優遇されていた「親日派」の家系の人たちなのではないのか。そうであれば、日本の立場を擁護することで自らの一族の歴史を正当化しようと考えるのだろう。古い世代には、単なる反共思想から米国、日本に寄りかかる者が多いよのだが。

これと同様に、よく日本の右翼が「朝鮮は日本のおかげで近代化できた」というもの。 世界中が時の流れ と共に物質・技術的な面で近代化(西洋化)への流れに乗っていたのだから、日本が支配しなくてもどのみち近代化は進んでいたはず。なぜなら19世紀後半には近代文化の本家である 欧米諸国は世界中をマーケットとして近代化そのものを軍事力を使ってまでも売り込むこんでいたのだから。
すでに時代は他の文明をもった国を征服するような野蛮な植民地拡大の時代は終わり、現在に繋がる経済グローバリゼーションが始まっていたことを考えれば、日本の植民地政策は18世紀的であり被征服民族は成長させぬよう、手枷足枷を嵌められたと考えるべきだろう。

『光州と高雄 響き合う東アジア』

朝日新聞『歴史は生きている 東アジアの150年』最終章 韓国・台湾の民主化」(3/25)
『光州と高雄 響き合う東アジア』
この特集は、なかなか良いのだけどやはり日本の関わりの負の面について知らないのか、思いつかないのか、あえて書かなかったのか、ほとんど言及されていない。まぁ、日本のマスコミの限界ということだろう。

 前に見たような光景だなーー。
 22日に投開票された台湾総統選を見ていて、そう思った。3ヶ月前の韓国大統領選とあまりによく似ていたからだ。
 ・・・
 かって命がけの民主化闘争をした陣営が現職として受けて立つ。彼らを弾圧した独裁政権の流れをくむ陣営がそれに挑む。そして政権交代。二大政党制を目指しつつ、政権交代がなかなか実現しない日本とは違う民主主義が育っているかに見える。
 その土台には、長い独裁政権時代の体験と、それを倒そうとした民主化のエネルギーがあるのだろう。そう思いながら、韓国と台湾の民主化の歴史を振り返ると、これまた実によく似ていることに気づく。

似ているのは当然だ。台湾も韓国も日本の侵略を受け植民地化された後、日本の敗戦によって解放された。そして反共の最前線として米国の支配下に入ったからだ。2国の軍事独裁政権は米国によって支援され、それによって民主化を弾圧されたからだ。
 冷戦体制が弱まる80年代になり軍事政権に対する米国のあからさまな支援が失われると民主化運動に独裁政権は倒されることになった。同じなんだから似るのは当たり前だ。

 そこに隣国から情報の風穴を開けたのが、日本で岩波書店の月刊誌「世界」に73年から88年まで連載され、軍事独裁政権を告発し続けた「韓国からの通信」だった。
 当時、学生運動で当局に目をつけられていたソウル大の朴世逸教授(59)は、73年から留学した日本で読んだという。
 「あの通信をはじめ、日本には学ぶべき点がたくさんあると思いました。立派な先生が多かったし、韓国の運動を助けた友人もいた。日本は、アジアの民主化に大いに貢献したのではないですか」

これは勘違いも甚だしい。日本は米国と共に軍事独裁政権の強力な支援者で、アジアの民主化を妨害し続けていたのが正しい。
この教授は、日本で何を学んでいたのか。(笑)たしかに「世界」での「韓国からの通信」は韓国民主化運動の大きな力になっていたようだが、これはあくまで日本の反体制勢力によるもの。これをもって日本が「アジアの民主化に大いに貢献した」と言われると加害者をヒーローにするとんでもない誤解を生む。

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