佐藤優現象

2009年9月20日 (日)

"疑惑の総合商社"鈴木宗男リターンズ 2

 日刊ゲンダイに鈴木宗男の外務委員長就任によって機密費が曝かれると言った記事が出ていたようだ。こういった変な期待は<佐藤優現象>に毒されたジャーナリズムあたりが鈴木宗男を持ち上げるときに必ず使う宣伝文句だが、本当にしゃべる気ならとっくの昔にゲロしているはずだ。鈴木宗男は絶対しゃべるはずはないのだ。

鈴木宗男と佐藤優が「機密費について・・・」と言えば、これは機密費に関わった関係者に対するブラフ以外の何ものでもない。それは「全員(歴代政府、外務省、関係者)道連れにするが、それでもいいのか」「しゃべるなよ」と脅しているのだ。

 そもそも、田中真紀子が外相時、機密費問題にメスを入れようとした田中に伏魔殿と言われた外務省の不正の闇に君臨していたのが鈴木宗男だったではないか。
外務省の闇について、外務省と鈴木宗男は持ちつ持たれつの爛れた共犯関係であり、機密費が曝かれたくないのはお互い様だからだ。

 「鈴木宗男事件」と言えば、外務省を支配しODAを含めた利権と不正な金の問題であったあはず。にも関わらず、立件されずうやむやになったのは機密費が絡んでいるからだ。「やまりん事件」なんて本当の本命から外れた「国策捜査」なのだ。
外交機密費が曝かれると困るのは政府、外務省と鈴木宗男と佐藤優なのだから。

 本気で外交機密費を曝くなら、鈴木宗男ではなく田中真紀子を充てるの当然だろう。田中真紀子が外相時代に機密費調査を妨害したのが鈴木宗男だったではないか。

 なによりも嫌な感じなのが、金光翔氏の警告『<佐藤優現象>批判』通りになっていること。
政治家である鈴木宗男が少しずつ権限を手に入れ、それを最大限テコを効かせて日本の政治に影響力を持ち、佐藤優が言論界に強い影響力を持ち(佐藤優現象)鈴木宗男を支える。

 田中真紀子との死闘がなければ、自民党のトップまで上り詰めたのではと思うとゾッとする。鈴木宗男は日本の頂点にまで上り詰め、その引き替えにロシアとの二島返還ー日ロ平和条約が締結される。そんなシナリオだったのかもしれない。(断っておくが、自分は北方領土問題にはまったく関心はない。元々アイヌの土地なのだから、アイヌに返すのがよろしい)

この鈴木宗男の復活劇は、怖いほど完璧なシナリオにもとずいている。
この二人はただの強欲の固まりで、とてもこれだけのことを緻密に出来る能力なんて無い。
この二人を動かしている大きな組織があるのではないかと思ってしまう。

以下は参考になる機密費についての記事

※ [機密費疑惑・国家のウソ2]規律なき使途、選挙資金に官邸の影 http://asyura2.com/sora/bd12/msg/732.html

 首相官邸の資金は、従来考えられていた以上に潤沢だった。 表に出ている官房機密費16億2400万円のうち、官房長官が直接管理する一般行政経費は13億9200万円。これに「裏の機密費」約20億円を加えた34億円近くが、首相―官房長官のラインで自由になる計算だ。

一体何に使われているのか。

「表に出たら大変」2月下旬。那覇市。東京ではコートが手離せないというのに、広い邸宅は赤いブーゲンビリアに彩られていた。主の老人は、1998年11月の沖縄県知事選で稲嶺恵一知事陣営の選対幹部を務めた人物だ。

「ええ、資金の手当てを自民党本部に頼みました。『人はよこさないでいいから、資金面だけお願いします』って」

米軍普天間飛行場の移設問題が知事選の焦点だった。3選を目指す現職の大田昌秀氏は「県外への移設」を、自民党の推す新人の稲嶺氏は「振興策とセットでの県内移設」を唱えた。大田氏が当選すれば、当時の小渕恵三政権に深刻な影響をもたらすのは確実だった。

老人は選挙資金の具体額に質問が及ぶと、一瞬息をのんで語った。「全部で4、5億かかった。自民党から来たのはそのうち2億か3億だったな。選挙のカネはメモに残さないし、銀行を通さないのが鉄則ですから」

数字の輪郭をぼかしながらも、老人は自民党から資金提供があったと認め た。ただし、カネの出所は自民党一本だったのか。実はこの中に、官房機密費が1億円以上含まれていたとの重大な証言がある。語るのは、自民党沖縄県連関係者だ。

「官邸から知事選の資金が出たのは間違いない。私自身、選対の会議で報告を受けた。元は税金だからね。選挙に機密費を使ったなんて表に出たら大変なことになる」

銀行を通さないという話に従えば、カネは東京から那覇まで人の手で運ばれたことになる。それはどこで受け渡しが行われたのか。出金は1回か、数回に分けてか。老人にただした。

 「官邸と自民党と二つ資金ルートがあることが分かったのは今回の横領事件が起きてからですよ。だから官邸からカネが出たのかどうか私は知らない」

官房機密費と与党の選挙資金。その間を、実線で結ぶだけの明白な証拠はない。ただし、点線ではつながっていることを数々の証言が物語っている。

鈴木宗男 1995年9月自民党副幹事長就任、1997年9月北海道沖縄開発庁長官に就任、1998年7月小渕内閣で官房副長官に就任。http://www.bea.hi-ho.ne.jp/naito38/suzukilist.htm

 

※ [機密費疑惑・国家のウソ3]外交工作、社交・接待と混然 http://asyura2.com/sora/bd12/msg/741.html

査察大使は本省に戻り、厳重処分を進言する。当時の事務次官は小和田恒氏。ところが、なぜか処分は行われず、この職員は2カ月後に在フィリピン大使館の会計担当官へと異動した。

「おれを処罰するなら、外交機密費の乱脈ぶりをばらす」。職員の捨てぜりふが、外務省上層部に処分をためらわせたと省内では受け止められた。毎日新聞が当時のいきさつを報じた7日、外務省は慌てて今は在ニュージーランド大使館にいるこの職員の召還を決めた。

「外交機密費の乱脈ぶりをばらす」と言うのは、機密費を流用した者の居直りの常套句のようだ。(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月19日 (土)

”疑惑の総合商社”鈴木宗男リターンズ

『週刊金曜日』や『世界』が進めた<佐藤優現象>運動の成果。  ┐('~`;)┌

外務省を支配した上、私物化した罪と受託収賄で実刑がほぼ確実な鈴木宗男に再び外務省に権限を持たせるとは、泥棒に金庫番をさせるようなものだ。中国なら間違いなく死刑だろう。あっ、だからにわか死刑反対論者になったのか(笑)

最高裁判断により実刑確定で収監されたとしても、リベラル・左派面した魚住とか青木のような先に有罪が確定した佐藤優の信者が「国策捜査」と念仏を唱えて悲劇のヒーロー化するんだろう。ばかばかしい。

自公など、「鈴木外務委員長」に異議=衆院本会議、開会遅れ

9月18日18時20分配信 時事通信

 18日の衆院本会議で選任された議院運営委員長を除く常任委員長16人のうち、自民、公明、共産各党が、民主党会派に所属する新党大地の鈴木宗男代表の外務委員長就任に反対を主張。与野党が調整に手間取り、正午に予定していた本会議開会が1時間余り遅れた。
 自民党は、本会議に先立つ議院運営委員会理事会で、受託収賄罪などに問われる鈴木氏の公判が続いていることを取り上げ、「刑事事件の被告人が委員長になった例はない」と指摘。委員長の選任は、本会議での採決を省略する動議を可決した後、議長が一括指名するのが慣例だが、自民党は鈴木氏について、採決するよう要求した。
 これに対し、民主党は「推定無罪の原則がある」と反論。理事会で調整がつかず、民主、自民両党国対委員長が協議した。最終的には、本会議で外務委員長についても、手続きを省略し議長が指名するとの動議を与党の賛成多数で可決。これを受け、横路孝弘議長が鈴木氏を含む16委員長を指名した。 

最終更新:9月18日18時43分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090918-00000155-jij-pol

民主党サイトのニュースから

2002/02/20

【衆院予算委】原口議員、鈴木宗男氏による外交私物化の実態を暴く

 衆議院予算委員会は20日、アフガニスタン復興支援会議におけるNGO排除問題をめぐって、田中真紀子前外相に続き、自民党の鈴木宗男議員を参考人として招致し、集中審議を実施。民主党から質問に立った原口一博議員は、鈴木議員による外交の私物化の実態を様々な問題から浮き彫りにした。

 原口議員はまず、鈴木議員が、コンゴ大使館の通商代表機関の一員と自称するジョン・ムウェテ・ムルアカ氏を私設秘書として雇っている問題を追及。「他国の外交官を私設秘書にしているなら大問題だし、正式の外交官でないなら官名詐称だ」と指摘した。鈴木議員は「民間人という認識だった」などと弁解。事実関係を理事会で調査することになった。

 次に、鈴木議員が頻繁にPRしているタンザニアの「鈴木ホール」建設の経緯について質問。鈴木氏が800万円の建設費用を寄付したとされることに関して「個人の政治団体から他国への寄付は許されるのか」と質した。鈴木氏は「外国から受けることはできないが、出す分についてはどこにも書いていない」などと居直った。

 また、2000年12月に鈴木議員が森首相の親書を携えて訪露し、ロシアのセルゲイ・イワノフ安全保障会議書記(当時)と会談を行った際の問題についても質問。外務省の欧州局長らも同行していたにもかかわらず、イワノフ氏と2人だけで会談したことなどを指摘し、「公と私の区別が不明確だ」と批判した。鈴木議員は、「(訪露は)個人の資格といいながら、政府と一体の立場で」などと曖昧にしか答えられなかった。

 同様に、98年から実施されている政府の日露青年交流プロジェクトを取り仕切り、ロシア側訪問団が来るたびに自らに表敬訪問させ、「金をとるのに尽力したのはオレだ」「オレに話を持ってこい」などと話していることも暴露。鈴木議員による外交私物化の異常な実態が明らかになった。

 さらに、外務省の佐藤主任分析官を37回の海外出張のうち18回も同行させ、秘書同様に使っていたことも指摘。そうした活動の中で、北方領土の4島一括返還論への批判を展開するなどしてきたことを明らかにし、「日本の外交姿勢を歪めてきたと言わざるをえない」と厳しく指弾した。

 NGOへの恫喝問題では、ピースウィンズ・ジャパンの大西代表らに「こいつらの援助はストップする」「もっと早く挨拶に来い」「NGOにはとんでもないのがいる」などとどなったというNGO側の議事録について質したが、鈴木議員は「言っていない。5の話を10にしている」などと言い逃れに終始した。

http://www.dpj.or.jp/news/?num=1232

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年8月27日 (木)

法廷に引きずり出される<佐藤優現象> 2

<佐藤優現象>は、リベラル・左派の集団転向現象と解釈されるが、そもそもこれまで日本に国益論を越えた思想や原則を持ったリベラル・左派というものが勢力として存在したのだろうか。歴史的にも報道や言論人が自ら進んで国策に協力し、翼賛体制に組み込まれていたことを「転向」と表現するものなのだろうか。最初から思想も信念もなく、まして外国からの受け売りで、血肉からでたものではない内面化されない思想は、時流によって変わっていくことこそ未だに続く日本流ではないのか。

まぁ、そう言って、いくら中身がなく薄っぺらだとしても変節現象は起こっているのは事実。

佐藤優ー岩波書店ー週刊新潮による金光翔氏への言論封殺名誉毀損事件は、リベラル・左派論壇が<佐藤優現象>に飲み込まれているからこそ起こった、極めて特異で倒錯した異常な事象である。

言論封殺事件を批判する立場のリベラル・左派ジャーナリズムが直接間接的に言論封殺に関わっているわけだから、これまでメディアでまったく取りあげられることはなくこれからも取りあげられないだろう。だからこそ<佐藤優現象>に疑念を抱いているブロガーや掲示板での書き込みの常連らこそが、この事件にもっと注視し意見を活発に発信するべきだと思う。

言論封殺事件は元々佐藤優という作家のタブー化(佐藤優現象の一つ)が原因だ。こんな権威も権力もないチンケなほら吹きがなぜ論壇のタブーになったのだろうか。当然佐藤優を裏で持ち上げている力があるわけだ。金光翔氏の論文「<佐藤優現象>批判」はその点についても触れてはいるが、金光翔氏はこの裁判でこの<佐藤優現象>を企図した原点を法廷で暴き出してやろうと考えているようだ。

第一回の口頭弁論まで一週間をきった。

「訴状をアップしました/第1回口頭弁論期日」
http://watashinim.exblog.jp/10145991/

今回の訴訟は、「新潮社・早川清『週刊新潮』前編集長・佐藤優氏への訴訟提起にあたって」でも述べたように、佐藤氏は、「言論の自由」への挑戦と言わざるを得ない言動を積極的に展開しているが、佐藤氏を批判した(『AERA』記者の場合は、佐藤氏が不快だとした)人物に対して、『週刊新潮』が大々的な攻撃記事を書くというケースが、私を含めて3件も続いている。そして、『週刊新潮』には、佐藤氏と大変親しい記者(デスク)がおり、私の記事はこの記者が執筆したことを、今回の「答弁書」も認めている。

したがって、この訴訟において、佐藤氏と『週刊新潮』の関係が明らかにされることは、小林よしのり氏らによってつとに指摘されている佐藤氏の「言論封殺」の実態、および、「言論の自由」への挑戦者と言うべき佐藤氏をもてはやすマスコミの腐敗を明らかにすることである。

「訴状(原告:金光翔、被告:新潮社・早川清『週刊新潮』前編集長・佐藤優氏)」
http://gskim.blog102.fc2.com/blog-entry-22.html

当ブログは、微力ながら金光翔氏を応援していく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年8月11日 (火)

 ブラックジャーナリズムとして生き残りをかける週刊金曜日

 『週刊金曜日』は、もうこれ以上読み続けても無意味と思ってたところ、脱北者の元北朝鮮情報機関の高級幹部のインタビューとか、佐藤優自身とその子分青木理の最高裁上告棄却批判記事が出た号で購読を止めた。こんなカスな記事を金払って読むのも馬鹿馬鹿しいし、欲しい情報はネットでも十分収集できる。

 以前に、批判のために購読を続けるとコメントしたが、回復の余地もない末期症状(佐藤優現象ジャンキー: 最近の話題にあわせてみました)であることを確信した。

 金光翔氏のブログ「私にも話させて」の新しい記事「論評:佐高信「佐藤優という思想」(3) ブラック・ジャーナリズム化する左派メディアhttp://watashinim.exblog.jp/10087565/

もう先週号になってしまったが、『金曜日』2009年7月31日号の編集後記(「金曜日から」)において、株式会社金曜日のある社員は、以下のように書いている。

「「金曜日はニセモノだけれど、ほかよりはずっとマシ」との評価をある人から受けた。なにを!とは思わない。むしろ同感であり、好評であると思う。

 ニセモノは不純で、不足し、ブレている。しかしそれは何と比較してか? 前提されているのは、純粋で、満足な、一貫した「私のホンモノ」である。そのホンモノに対して差異だけでなくいくらかの近似性を認めるからこそ、ニセモノなのだろう。そうでなければただのベツモノだ。

 明確な自己定義は主体的な生き方に不可欠だ。そしてそこからの距離や違いで他者を定義することもその帰結である。だからこそ、どこまでを自らのニセモノに含められるかが問われるように思う。

「あなたは私のホンモノだ」と同一視するのでも「あなたは私とベツモノだ」と切り捨てるのでもなく、「あなたは私のニセモノだ」。そう言う人とこそ、つながっていきたい。」

はぁ、よく言うよ。「羊頭狗肉」は見た目は本物に見えても本体が別物だからニセモノなのだ。
『週刊金曜日』は、羊頭狗肉だ。ニセモノで中身はベツモノだ。

なに?石ころを売っているわけでもないし、ベツモノでも肉は肉で同じ。どうせ羊と思って喜んで喰う連中がいるんだから杓子定規なことを言うなだと?

そりゃ、不純とかブレるとかのレベルじゃないだろ。この詐欺師(嘲笑)

注目すべきは、金曜日社員のこの論理が、エルサレム賞受賞への批判に対する村上春樹の反論に大変似ていることである。村上は、エルサレム賞受賞がイスラエルのガザ侵攻を正当化することにつながるという、侵略への自身の加担を主として批判されていたにもかかわらず、批判が、村上のイスラエル批判の不十分さを批判する「正論原理主義」の立場から行われたものだとして、問題をすり替えている。いや、村上は意識的にすり替えているのではなく、本気でそう思っているのかもしれない。上の金曜日社員も、意識的にすり替えているというよりも、本気でそう考えているように思う。自分たちの「善意」をどうして「正論原理主義」者たちは理解しようとしないのか、と。この種の「善意」ほど有害かつ厄介なものはない。

まったくその通り。

 批判に答えられず苦し紛れに自分を正当化する、開き直る子供のような言い返し。甘ったれたガキの捨て台詞だな。なんだよ「正論原理主義」って?(笑)さすが陳腐なファンタジー書きの発する言葉は意味不明だな。どうせ自分でも説明できないだろう。イスラエルで賞をもらいたいならもらいたいと、言葉を使うプロなんだからはっきり自分の正論を読者に説明すればいいものを、バカだから妙な言い訳をして、アホな小説のアホな読者を煙に巻こうとして、ネットの冷静な観察者に疑問を持たれたのだろう。優柔不断で権威主義で自分の考えも説明できないみっともないバカじゃないか。ただの天然バカだよ(笑)

 まぁ、同じような見せかけバカの佐藤優は安っぽい権威主義で飾った非論理的な言説をばらまいているが、社会的影響からすれば、こいつの方がもっと悪質。どちらも受け側の甘さをついてくるということだろう。

かくして、元総会屋雑誌の編集長たる佐高により、新しい総会屋雑誌のようなものが出来上がるのではないか。篠田博之編集長の『創』も、この方向に進んでいるらしいことがウェブ上では囁かれているが、その情報が確かならば、左派ジャーナリズムは、ブラック・ジャーナリズム的再編の方向に ー 佐藤優と癒着する岩波書店も含めて ー 向かっているようである。

ある意味でそれは、『流動』やら『現代の眼』やら『新雑誌X』やら『現代ビジョン』といった総会屋系の左翼雑誌が、当たり前のように発行されていた状況に回帰することである。ただし、一点、大きな違いがある。かつての総会屋系左翼雑誌は、スポンサーたる総会屋それ自体は編集内容にそれほど干渉していなかったようである(古本屋でたまに見る限り、今日読むに耐える文章はあまりなさそうだが)が、新しいブラック・ジャーナリズムは、スポンサーの主張をそのまま反映し、プロパガンダの手段として活用されるであろう、という点である。

これは、まちがいない。佐藤を教祖に奉る「神保町フォーラム」は、食いっぱぐれたフリージャーナリストや、ブラックジャーナリストを組織化している。
このまま行けば、学会ジャーナリズムと佐藤教神保町ジャーナリズムだけが生き残っていくのではと思いたくなる。結局、どちらも庶民のためと見せながら、権威、権力につながっている。

まぁ、所詮日本人なのだから、こんなものだろう。というのが正直なところだ。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年7月11日 (土)

佐藤優とイスラエルの間にある深い闇 ロシア支援資金不正支出で見えるイスラエルの影

前回の記事でも書いたが、6月30日の最高裁は佐藤優の上告を棄却した。一審、二審ともに最後まで司法の判断は揺るがなかった。これは当然の判断で一審で争点は出尽くしている。だから、上告している佐藤自身も本音では自分が無罪になるなどとは思っていなかっただろう。

たとえ裁判では不正を認定されても、「国策捜査」という言葉で自己弁護すれば、まったく理屈抜きでえん罪を主張できるのだから、この手品の仕掛けはサクラ側にありそうだ。

佐藤のコントロール下にある愚かなジャーナリズムが、事実も根拠もまったく無視した神話か宗教のような佐藤のプロパガンダをあちらこちらで垂れ流せば、、佐藤らが外務省を舞台に不正な力を振り回した事実は、もみ消されるのだろう。たしかに、次から次へと協力者を手なずける佐藤の情報操作は巧みだ。

『週刊金曜日』2009.7.10号のコラム「佐藤優の飛耳長目 41」で、

 六月三○日、最高裁第三小法廷(那須弘平裁判長)は、筆者の上告を棄却する決定を行った。上告理由が、事実上、法律違反、事実誤認の主張に過ぎず、最高裁判所が要求する憲法違反の要件を備えていないという判断だ。この判断は、間違えていると思う。上告の理由については、まさに条約の有権的解釈が外務省に属するか否かという憲法解釈に絡む重大な争点があるにもかかわらず、最高裁判所はあえてそのことを無視したのだ。

判決文を読んだわけではないが、佐藤は世論向けにありもしない争点をでっちあげている。外務省に有権的解釈権があるかないかという以前に、事件が浮上した当初から、鈴木宗男と佐藤優、東郷和彦(当時外務省欧亜局長)による外務省条約局への恫喝があったことが明らかになっている。

どんな法律でも脅して認めさせたものは無効だ。

だから、最高裁が「上告理由に当たらない」と争点にさえなっていないのだ。

 0六年六月二十一日に筆者の控訴審(東京高等裁判所)において東郷和彦氏(00年四月時点の外務省欧亜局長、現京都産業大学客員教授)が重要な証言をした。筆者がまるめた表現ではなく、東郷氏自身の記述から引用する。少し長いが正確を期さなくてはならない部分なので了解して欲しい。
 <- 略 - 「支出は外務省が組織として実行したものであり、そのことによって佐藤氏が罪に問われることはあり得ません」 - 略 -
 「今回起訴された案件は、外務省の中で、明確な決裁書に従って実施されたものであります。問題となった招聘や派遣については、それが何の目的としたものなのか、実施の責任を持っている欧亜局からの正確な記述があり、かつ、その実施が日ロ支援協定に基づいて適法であるか否かについては、その唯一の判断権者である条約局長の決済がとられているーー」 - 略 -
 「そうやって、正確な情報に基づいて条約局長が決済した上で実施された案件について、その実施に際してメカニズムの一端を担っていたに過ぎない佐藤氏が、その責任を問われることはありません」私はそう断言した。>

 (上の引用文で佐藤は「少し長いが正確を期さなくてはならない部分なので了解して欲しい」と書いているが、ほとんどいらないのでカットした。佐藤の文章の大半は引用でそのほとんどは意味がないただのこけおどし)

そもそも、一時海外に逃亡した東郷和彦氏は1999年、条約局長にあった時、イスラエルの大学研究者の招聘費用を鈴木宗男の名を出して、(ロシア支援委から支出できないか)よく見てやってくれ」と部下に不正支出を命じたとされる人物。佐藤と鈴木と東郷が条約局に圧力をかけた張本人なのだから、「証言は考慮に値せず」(2審東京高裁)との判断は当然だろう。ロシア支援委が不正資金の為の組織であることは外務省の調査からも明白でその後廃止されている。

 さて、本当の問題はこの不正な支出を何のために使ったのかだ。外務省を意のままに操り、海外支援の資金を目的外に利用にした鈴木宗男と佐藤優の今回の不正は氷山の一角。事件の垣間見える鈴木宗男、佐藤優、イスラエルのただならぬ黒い関係はなんだろうか? まさかこんなはした金でイスラエルの歓心を買おうとしただけではあるまい。鈴木宗男はねじ伏せてまでも利権を独占することで、自らの権威を強めた。杉原千畝をダシにしてリトアニアと個人的な関係を築いたのも、おそらくODA利権を狙ったものだろう。イスラエル人脈を取り込み(取り込まれた?) のもこの辺りなのではないか。佐藤がこのあたりでどう絡んでいるのかだ。


----------

以下、資料

2002 年 5 月 15 日

鈴木宗男衆院議員の“側近中の側近”と呼ばれた外務省国際情報局の元主任分析官・佐藤優容疑者は逮捕直前の11、12日の2日間、それまでの沈黙を破り、計14時間にわたって強気と不安に揺れる心境を語った。

「分析官だったから常に最悪のケースを考える。今週が山場だろうが、逮捕は覚悟している」

12日の日曜日夜11時ごろ。東京・赤坂の自宅近くのコーヒーショップ、中華料理店、さらにファミリーレストランをはしごし、記者を相手に国際情勢などで持論を語った佐藤容疑者はアパートに帰る途中の路上で、こう言い切った。

直前の店内では、「地検からまだ接触がないのは、外堀を固めているからだ。最後に、パズルの真ん中の空いたところに(自分は)埋まるのだろう」と捜査の見通しを推し量った。

「背任(の法定刑)は最高で何年?」

記者が「5年」と答えると、「それなら、どこか2か所の大使館にいたと思えばいいか」。新しい発見でもしたかのようにつぶやいた。

「疑惑に対して説明するつもりはないのか」という質問には、「大きな流れには逆らえない。外交とは風をとらえることだが、今は1対5000ぐらいの逆風が吹いている。勝ち目のない戦いはしない」と言った後、「僕は特定の政治家とパッケージになっているので……」と漏らした。

「特定の政治家」とは、とりもなおさず鈴木議員のことだが、佐藤容疑者の口からは、鈴木議員の実名はほとんど聞かれなかった。

過去3年間で鈴木議員がロシアなどを訪れた37回の外遊のうち、佐藤容疑者は19回も同行している。この事実に対しては、「出張はすべて組織の命令を受けたもの」と説明。「政治家も官僚も外交の中では『駒』に過ぎない。特定の政治家とは、『使った』『使われた』という関係ではなく、対露外交では同志だった」とだけ語った。

佐藤容疑者は、外務省の同僚の間で「専門職の中でも3本の指に入る実力は、努力の積み重ねで培ったもの」と評価されていた。だが、人物評となると鈴木議員の影がつきまとう。

ある欧州局の若手キャリアは「数年前、上司の局長が部下の佐藤さんに呼びつけられて出向いて行くのを見て、ショックを受けた」と明かす。鈴木議員との関係が深まるにつれ、言葉遣いや態度が次第に横柄になっていった——。このキャリアはそう分析した。

佐藤容疑者は14日、東京地検特捜部の出頭要請を拒否したまま勤務先の外交史料館で背任容疑の逮捕状を示され、東京拘置所に入った。

「執行猶予が付けばいいというものではないので、(裁判に)10年はかかるだろうが、最後まで力は尽くす」。自分に言い聞かせるように語った対露外交のエキスパートは、検事の前で「特定の政治家」との関係について口を開くのだろうか。(吉田 尚大)

支援委費用の流用拒み激怒され、鈴木議員に「わび状」

 イスラエルで開かれた国際学会への代表団派遣などに際し、外務省が関連団体「支援委員会」に費用を支出させた前年の1999年、同省条約局の複数の担当者が、イスラエルの情報機関関係者の日本招へい費用を支援委から支出させなかったことに激怒した当時の官房副長官・鈴木宗男衆院議員に、「申し訳なかった」などと記した「わび状」を提出していたことが15日、分かった。条約局は翌2000年、国際学会への派遣費用を支援委に負担させることに反対しておらず、東京地検特捜部は、鈴木議員の叱責(しっせき)とわび状の提出という一連の経緯が、背任事件を生む土壌となったと見ている。

 関係者によると、同省国際情報局分析1課は99年2月、イスラエルの情報機関関係者ら2人を日本に招くにあたり、条約局に「費用を支援委から出したい」と打診。同課には、逮捕された元国際情報局主任分析官・佐藤優容疑者(42)が所属し、招へいを提案していた。

 条約や国家間協定の法的解釈を行う条約局では、旧ソ連諸国の支援を目的に締結した「支援委の設置に関する協定」を検討。担当者が「協定上、支援委からの支出は理解できない」と回答するとともに、担当者レベルの会議開催を提案した。しかし、分析1課はこれに応えず、同省の予算を充てることにした。

 その後、条約局の複数の担当者は、一連の経緯を鈴木議員に説明したが、同議員は「どうして支援委から金を出せないのか。オレを誰だと思っているんだ。条約局は生意気だ」と激怒。担当者の中には、ショックのため上司に報告できなかった者もいたという。

 担当者らはその後も官邸に足を運び、1か月後、「不適切な処理をしたことを反省しています。これからは弾力的に運用します」などと記したわび状を鈴木議員に提出していた。

 今回の事件では、佐藤容疑者らが2000年1月から6月にかけ、イスラエルでの国際学会を巡り、研究所長夫妻の日本招へい費用と、学会への代表団派遣費用計約3350万円を支援委に不正支出させていたことが判明している。

 この支出について、ロシア支援室には反対意見があったが、条約局は一転して強く反対しておらず、特捜部では、鈴木議員の叱責が念頭にあり、条約局は反対できなかったと見ている。(読売新聞)
[5月16日3時9分更新]

研究者の私的旅費負担、佐藤元分析官が独断で決定

 外務省の関連団体「支援委員会」を巡る背任事件で、元国際情報局主任分析官・佐藤優容疑者(42)が、国際学会が開かれたイスラエルからの帰途、自分の研究のためモスクワに立ち寄った研究者に「費用はこっちで持つからいいですよ」と勝手に述べ、航空運賃などを支援委に負担させていたことが16日、分かった。佐藤容疑者が支援委の資金を我が物顔で使っていたことを示すもので、東京地検特捜部も同様の事実を把握し、イスラエル派遣の実態を詳しく調べている。

 調べによると、佐藤容疑者とこの研究者を含む派遣団17人は2000年4月、国際学会に出席するためイスラエルを訪問。学会終了後、3日間にわたり、イスラエルで観光旅行した。その後、派遣団は日本に帰ったが、研究者とその秘書の2人は自らの研究のためモスクワに立ち寄った。

 関係者の話では、この研究者はイスラエルを出発する前、航空券などの手配をしていた佐藤容疑者に「私用だから(飛行機代は)自分で払います」と申し出たが、佐藤容疑者は「いいですよ。こちらで持ちますから」と話したという。

 研究者のモスクワ立ち寄りが自らの研究のためだったことについて、佐藤容疑者は日本を出発する前から把握していたが、同年3月、元ロシア支援室課長補佐・前島陽容疑者(37)に指示して、「ロシア関係者との意見交換を目的とするモスクワへの立ち寄りは、対露政策の円滑、効果的な実施に資する」などと、モスクワ行きの目的を拡大解釈した決裁書を作らせていた。

 特捜部もこうした事実を把握、鈴木宗男衆院議員(54)の威光を背景に支援委を私物化していた佐藤容疑者が、自ら人選した国際学会への参加者を厚遇するために、独断で支援委の資金を流用していたと見て調べている。(読売新聞)
[5月17日3時9分更新]

招へい費の支援委負担、東郷氏が検討を指示

 外務省関連団体「支援委員会」の不正支出を巡る背任事件で、イスラエルの大学研究所長らの招へい費用を支援委に負担させることが省内で議論になった1999年、条約局長だった東郷和彦・元駐オランダ大使(57)が部下に対し、鈴木宗男衆院議員(54)の名前を出したうえで、「(支援委から支出できないか)よく見てやってくれ」と検討を指示していたことが分かった。

 結果的には外務省予算で賄われたが、同省関係者は、鈴木議員と関係の深い元国際情報局主任分析官・佐藤優容疑者(42)が、鈴木議員の同省人脈に連なる東郷元大使を使い、支援委からの支出を認めさせようとしたのではないかと指摘している。

 関係者によると、99年2月、佐藤容疑者は大学研究所長ら2人の招へいに際し、支援委に費用を負担させることを計画。佐藤容疑者が所属していた国際情報局分析1課は、支援委の人件費や備品購入費などの「事務局経費」として支出するよう求める起案書を作成した。

 しかし、条約局条約課は、旧ソ連諸国の支援を目的に締結された支援委の設置協定に、当てはまる条文がないと判断し、分析1課に問題点を伝えた。

 東郷元大使が条約課の担当者を呼び、「トラブルになっているみたいだな。よく見てやってくれ」と指示したのは、この直後。東郷元大使は、鈴木議員が98年12月にイスラエルを訪問していることに触れ、招へいの重要性を強調したという。

 これに対し、条約課は「(支援委に)出させるなら、それなりの根拠が必要」などと説明。東郷元大使も最終的に「分かった」と了承し、招へい費用は同省の予算から支出された。

 ところが、当時官房副長官だった鈴木議員は、条約課で分析1課の起案書が問題視され、決裁が滞ったことを知って、条約課の担当者を官邸に呼び付けて激しくしっ責し、「わび状」まで提出させていた。

 こうした経緯の後、翌2000年1月の大学研究所長夫妻の招へいと、同年4月の日本代表団の国際学会派遣について、条約課は一転して支援委に費用を負担させることに了承した。この際、前年に東郷元大使の指示や、鈴木議員が激怒したいきさつがあったことから、条約課では、支援委負担を認めたことを、東郷元大使の後任の条約局長に報告したという。

 当時の条約課職員の1人は、99年の東郷元大使の指示について、「支援委の設置協定の解釈を曲げろという意味には受け止めなかったが、東郷元大使が鈴木議員と密接な関係だったことは十分承知していた。佐藤容疑者が東郷元大使に『何とかならないか』と申し入れたようだ」と話している。(読売新聞)

[5月17日15時14分更新]

外務省職員に土下座強要=鈴木氏の前で「謝るときはこうする」−佐藤容疑者

 外務省関連の国際機関「支援委員会」をめぐる背任事件で、逮捕された同省前国際情報局主任分析官佐藤優容疑者(42)が、鈴木宗男衆院議員(自民党離党)にしっ責された職員の前で「謝るときはこうするのだ」と土下座し、職員にも土下座を強要していたことが17日、関係者の話で分かった。
 佐藤容疑者は鈴木氏の側近として知られており、関係者は「忠誠心を示すことで、鈴木氏の強力な後ろ盾を得ていた」と話している。ロシア関連事業などを二人三脚で推進していた両者の親密ぶりが改めて浮かび上がった。 (時事通信)
[5月17日16時1分更新]

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 5日 (日)

「国策捜査」と言って被害者面をする悪党

 ラスプーチン佐藤優の有罪が確定した。
 しかし、それでも佐藤は自らは無実で国家権力の犠牲になったとうそぶく。鈴木宗男の力を笠ににきて権力を振りかざしていたことが問われているのに。盗っ人猛々しいとはこんな奴をいうのだろう。

 これは、佐藤の言う「国策捜査」というより「トカゲのしっぽ切り」である。
 佐藤は「国策捜査」という言葉を使って自らを「冤罪」と演出しているが、おかげで誰も彼もが「国策捜査」の被害者と騒いでいる。

言葉の印象からすれば、「国策捜査」と言えるのは日本政府から不当な弾圧を受けている朝鮮総連ぐらいだろう。

 佐藤は権力側にいる人間だ。佐藤優と鈴木宗男は利権と闇資金の巣窟外務省を牛耳っていた。政府与党は、その異常な状態を利用してきた。鈴木が集めた金は当たり前のように政府与党に還流していたはずだ。権力と佐藤・鈴木の間に政治的な対立軸などというものは、存在しない。むしろ、佐藤・鈴木は権力に組み込まれていたわけで、共犯関係なのだ。

切り捨てられた「トカゲのしっぽ」が「不当だ」と騒いでいるのに過ぎない。

では、なぜ「国策捜査」「トカゲのしっぽ切り」になったか。

 答えは簡単だ。長年の不正が佐藤・鈴木の異常な外務省支配から足がつきそうになったので、政府は無関係を装うために斬り捨てたのだ。もうひとつ、検察から見れば、鈴木宗男と佐藤の行為が佐藤の言う国策捜査=政治的マターなどではまったくなく、ただの北方領土利権をめぐる汚職でしかないからだ。それをこれまで見逃してきたことが国策捜査といえる。

 裁判は政府、外務官僚、そして外務省を牛耳ってきた「疑惑のデパート」鈴木宗男、その側近である佐藤優らが貪ってきた伏魔殿=外務省の本質的な闇を隠蔽するための茶番劇なのである。
そもそも争っている同士が同じ伏魔殿のプレイヤーで、持ちつ持たれつ爛れた関係なのだ。政府、検察、マスコミまでこいつらの協力者なのだから、これを茶番と言わずなんと言えよう。

 「疑惑のデパート」「日本一ダーティーな政治家」と言われた鈴木宗男とその側近ラスプーチン佐藤は、外務省の闇資金とスキャンダルを恫喝と懐柔に使い、外務省を支配し、その金と力をもって海外利権を私物化、北方領土返還時の巨大利権を独占することを企てた。だから実現性のない四島はダメで二島返還論なのだ。ロシアにとって二島返還で決着をつけ日ロ平和条約を締結し、その返礼として日本からの大規模な経済支援と投資を呼び込めれば、不要品がお宝になったようなもの。エージェントの役割をする佐藤優、鈴木宗男コンビはその利権をどこかの商社・ゼネコンに渡す話はついているはず。

 発端は、外交機密費問題にまともに取り組もうとした田中眞紀子外相の就任によって、外務省という伏魔殿にメスが入ろうとしたことだ。当然伏魔殿の魔物達は騒然とし、なりふり構わぬ激しい抵抗をした。外務官僚は、鈴木宗男に相談したが、逆に鈴木のダーティーな面をさらけ出すことになってしまった。
おかしいのは、マスコミだった。全てのマスコミが奇妙なほど一斉に外務省の協力者として田中眞紀子バッシングに走った。(私は、その裏に米国が駐米大使柳井を介して日本のマスコミを使って情報工作したと見ている。)

伏魔殿を守ろうとする外務省(もちろん支配者鈴木宗男を含めて)と政府、マスコミ対田中眞紀子の戦争は、共産党の調査を中心にした鈴木宗男の「疑惑のデパート」問題などによって汚れた鈴木宗男を小泉が田中眞紀子を共連れに斬り捨てた。

検察は外務省と歴代政府に事が及ばないよう捜査をした為、鈴木宗男は受託収賄、佐藤優は外務省関連背任という陳腐な罪を問われることになった。

「国策捜査」であっても、鈴木宗男と佐藤優の師弟コンビの汚職があったことは事実なのだ。だが、コンビにはまったく罪の意識がない。根っからの○○なのだろう。だから平気で言論封殺をやるのだ。いや、ラスプーチンの魔力にかかった者にやらせるのだ。外務省職員も。編集者も。

そして、外務官僚の手先になって伏魔殿を田中眞紀子から守ったマスコミは、今度は鈴木宗男と佐藤優を支援しているのだ。

「日本一汚い政治家」と言われた鈴木宗男とその側近佐藤優が娑婆で英雄視されているのは、利権マシーン鈴木を働かせて莫大な利益を得ようとする伏魔殿関係のもう一方のプレーヤーが動いていると考えることができる。さらに、政府でさえ庇いきれないワルをなぜメディアやジャーナリストが持ち上げるのか?

よっぽど彼らの世話になったのだろう。

----------

外務省関連背任 佐藤優被告の有罪確定へ 最高裁上告棄却

7月1日18時40分配信 毎日新聞
外務省関連背任 佐藤優被告の有罪確定へ 最高裁上告棄却

 外務省関連の国際機関を巡る背任罪と北方領土・国後(くなしり)島の発電施設を巡る偽計業務妨害罪に問われた外務省元国際情報局主任分析官、佐藤優(まさる)被告(49)=休職中=の上告審で、最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)は6月30日付で被告側の上告を棄却する決定を出した。懲役2年6月、執行猶予4年とした1、2審判決が確定する。【銭場裕司】

 佐藤被告は、衆院議員の鈴木宗男被告(61)=受託収賄など4罪で1、2審実刑、上告中=の側近とされた。一貫して無罪を主張したが、小法廷は「(憲法違反や判例違反などの)上告理由に当たらない」とだけ述べた。有罪が確定すれば、佐藤被告は失職する。

 1、2審判決によると、佐藤被告は元ロシア支援室課長補佐=有罪確定=と共謀。00年3〜6月、旧ソ連の独立諸国を支援する「支援委員会」から、イスラエルで開かれた学会への代表団派遣費用などとして不正に3349万円余を支出させた。同年3月には支援委事務局発注の国後島の発電施設工事を巡り、三井物産に落札させて公正な入札を不可能にし、事務局の業務を妨害した。

 佐藤被告は背任罪に問われた支出について「局長や事務次官の決裁を得て適正に執行された」と主張したが、1、2審は「外務省に鈴木議員の予算や人事への影響力に配慮する傾向があったことに乗じて支出させた」と認定した。

 鈴木議員を巡る一連の事件では12人が起訴され、鈴木議員と佐藤被告以外は有罪が確定している。

    ◇

 外務省報道課は1日、「本件について重く受け止めており、引き続き綱紀粛正に努めてまいりたい」とのコメントを発表した。また、最高検の鈴木和宏刑事部長は「適正な決定と考える」とのコメントを出した。

 ◇「国策捜査」認められず

 決定を受け、佐藤被告は「国策捜査の現実は、小説よりもずっと劇的だ」とコメントした。鈴木宗男衆院議員の「懐刀」として外務省で「ラスプーチン」の異名を取り、起訴・保釈後は著述活動に励み著書はベストセラーになった。自身の事件を「国策捜査」と定義付けたが、司法に主張は認められなかった。

 佐藤被告は1日、出版社主催の講演会に出席。取材に対し「違法なことはしていないので残念。ただ、検察に恨みはない。彼らの正義感の強さは理解できる」と淡々と語った。その上で「北方領土交渉や外交機密費について、当時の関係者が真実を明らかにしようじゃないかと言いたい」と古巣を批判した。

 鈴木議員に決定を報告したといい、最高裁の審理期間が2年半だったと伝えると、「それが紙1枚(の決定)か」と答えたという。

 85年、ノンキャリアの専門職員として入省。ロシア情報収集のエキスパートとなり、ロシア帝国時代の怪僧の名になぞらえられた。逮捕・起訴され、東京拘置所での拘置は512日間。保釈後、取り調べや拘置所生活を詳細に記した「国家の罠(わな)」が毎日出版文化賞特別賞を受賞。経験を生かした外交分析も評価を受けた。

 07年に鈴木議員と共著した「反省」では、「外務官僚は『自己保身』だけを求めている」「(国策捜査は)役者は初めから決まっていて、後からシナリオを書いていく。巻き込まれたら地獄以外は選べない」と指摘した。

 佐藤被告の有罪が確定することについて、鈴木議員は「うそをついた外務省職員の犠牲になった。佐藤さんが私の外務省に対する影響力に乗じ不正な支出をさせたと指摘されたが、全くの事実無根。佐藤さんは今まで以上に真実を国民に述べ、外務省の実態を明らかにしていただきたい」とのコメントを出した。

 ジャーナリストの大谷昭宏氏は「外交が機能せず、彼の識見が評価される中で『国策捜査』の主張が浸透した。稀有(けう)な官僚で、裁判には負けたが外務官僚や検察に一太刀を浴びせた」と分析した。【銭場裕司、安高晋】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090701-00000020-maip-soci
----------
----------

「トカゲのしっぽ切り」佐藤優被告が外務省を批判

7月1日22時36分配信 産経新聞
 佐藤優被告は1日、産経新聞の取材に応じ、外務省の姿勢を「トカゲのしっぽ切り」と厳しく批判した。“有能な外交官”から一転、外務省に損害を与えた「犯罪者」とされたことに納得がいかない様子で、「(事件の舞台となった)北方領土問題で何があったのか、外務省の機密費問題で何があったのか、裁判のため遠慮して話せなかったことを明らかにしていく」と挑発した。

 しかし、裁判所や検察に対する怒りの言葉はなく、有罪確定には「裁判所の判断だからしようがない」。逮捕・起訴した検察当局にも「恨みはない。一人一人の検察官は正義感が強く、捜査も組織としてやったこと。口には出さないけど、私に同情を示してくれた」とかばってみせた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090701-00000641-san-soci
----------

* 鈴木宗男疑惑関連年表 http://www.bea.hi-ho.ne.jp/naito38/suzukilist.htm

* 北海道新聞『虚実 「鈴木宗男」を追う』 http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/suzuki-kyojitsu/

* ザ・スクープ 『証人喚問直前特集〜内部調査で語られなかった「鈴木宗男疑惑」の暗部』 http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/update/special_back/20020309_010.html#movie

* 鈴木宗男公判傍聴記 http://www3.plala.or.jp/isshi/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月16日 (火)

続X20 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 - 法廷に引きずり出される<佐藤優現象>

 金光翔氏が『週刊新潮』前編集長早川清と佐藤優を提訴した。「新潮社・早川清『週刊新潮』前編集長・佐藤優氏を提訴しました」http://watashinim.exblog.jp/9855725/

 名誉毀損で提訴された『週刊新潮』の記事がどんなものだったかは、このブログの以下の記事に完全ではないが分割して引用している。合わせるとほぼ核心部分は書いたつもりだ。

「週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼」http://electric-heel.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_5dad.html

「続 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼」http://electric-heel.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_2919.html

「続々 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼」http://electric-heel.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_2d5c.html

「佐藤優現象」カテゴリーでシリーズにしてあるので興味がある人は読んで欲しい。

 彼らが金氏が出した公開質問状に回答せず、逃げ回るだろうことは想定済みだったし、次は当然提訴しかないとは思っていた。ただ、週刊新潮を訴えても佐藤との関係は隠し通すだろうから、この提訴で佐藤優と岩波書店を追求するのは残念ながら困難だろう。

 だが、そもそも名誉毀損で訴えるだけなら、問題の記事が出た時点でやってもおかしくないのだが、この事件自体が日本の論壇界の構造腐敗であり、それが佐藤優現象そのものであれば、『<佐藤優現象>批判』の著者の金氏にとっては自ら核心に巻き込まれたという絶好のチャンスでもあったはず。だから、イカサマ佐藤優を相手にするのではなく、<佐藤優現象>を詰めてきたのだと思う。

 この提訴の意味は、佐藤優が関係のある出版社と共謀して佐藤への批判がメディアに出ぬよう言論封殺行為を常習的行ってきたことを世間に知らせるアナウンス効果と、法廷の場に佐藤優を引きずり出し、金氏自身の言葉で、佐藤優の正体を暴き、佐藤優と週刊新潮、そして岩波書店の共同で行われた<佐藤優現象>の具象例をもって<佐藤優現象>批判の正しさを実証しようとするものだろう。

多くの人がこの佐藤優に対する金光翔氏の提訴を話題に取りあげて欲しい。佐藤優の息がかかったリベラル・左派がこの話題を無視できないところまで追い込むべきだ。

当ブログは、これまで金光翔氏を応援(勝手にだが)してきた。私にできることはほとんどないが、これからも全面的に応援するつもりだ。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年5月 4日 (月)

『週刊金曜日』とうとう<佐藤優現象>末期症状で右側レーンを逆走行

このブログの以前の記事、「『週刊金曜日』編集長、極右TVに出演」「『週刊金曜日』北村編集長の天皇制擁護論」で極右TVチャンネル「チャンネル桜」での北村編集長の天皇制擁護(容認)論を批判した。そして「右翼だけに自身の天皇制擁護の考えを説明するのではなく、天皇制反対論者がほとんどと思われる読者にきちんと説明しなければいけないだろう。」と書いたが、『週刊金曜日』(2009.5.1号)北村編集長の編集長後記(ネット版 コラム「一筆不乱」)で自身の天皇制擁護論を展開した。

「親米の民族派」という大いなる矛盾」

http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/

北村編集長の天皇制擁護論は、天皇教信者、極右の古典的な「皇国史観」そのもので、彼の主な主張は「天皇制が中心となり国家が成立する」、「天皇制は日本古来の伝統と文化」、「天皇を戴いた日本は四民平等」など、現代では無知蒙昧の右翼と口からでまかせ佐藤優(大事な人を忘れてました。(^^;))でなければとても本気で思っているものなどいない。ましてや、『週刊金曜日』の読者がこれを受け入れるとは思えないはず(?)

この北村の主張に対する私の批判は、以前の記事 に書いている。特に、以下に再掲示する辺見庸氏の発言には全てが含まれる。

 私は憲法擁護論者で、とりわけ九条については一歩も譲れないという人間ではあります。でも反面、すでに憲法は相当程度壊されていると認識しています。が、その中で、憲法の天皇条項だけは揺るぎない。これがどうして憲法の中心軸なのか。憲法第一章に対する根本の問いというものを、左翼をふくめて出してこなかった。
・・・
天皇制をなくしてこの国はやっていけないのかーーこれは、マスコミ、思想界が故意にさぼり、自己規制してきた重大テーマです。
・・・
我々の個、自我が発する論理のプロセスには、天皇制という見えない非言語系の縛りと心的規制が常に災いしている。それが世間というものをつくっていく。そのプロセスに共同的幻想として天皇制がある。そこから見えない身分制も派生する。とりわけ敗戦国であるこの国は天皇制を倫理的な土台として利用しながら朝鮮を支配し、中国侵略をしてきたことに対する歴史的な反省を、アカデミズムの世界もマスメディアの世界も怠ってきた。天皇制については共産党も社会党も同様に熾烈な議論を避けてきたと思いますよ。そこの戦後民主主義の虚妄の根源があると思いますね。

 付け加えると、問題の編集長後記が載った『週刊金曜日』(2009.5.1) の特集「天皇制」の記事は、裕仁の戦争責任には言及しているが、「天皇制」そのものの原罪にはまったく触れていない。

だから、天皇制が台湾、朝鮮、中国、東南アジアの国々を侵略し他民族を植民地支配したことなどまったく言及していない。

これは北村編集長のコラムの支離滅裂な天皇制擁護論がぎりぎりの線で成り立たせるために意図したものだと思われる。
「天皇制擁護」は週刊金曜日編集部の総意ということなのだろう。

 注目するのは、この北村編集長のコラムのタイトルが「「親米の民族派」という大いなる矛盾」という点だ。 
 この天皇制について書かれた支離滅裂なコラムで批判されているのは、天皇制ではなく米国と親米派右翼なのだ。日本の米国属国化を批判しているわけだが、そこには裕仁に全ての責任を負わせて切り離し、天皇制そのものは守るべき「日本の古来からの伝統と文化」という屈折した天皇制擁護論がある。*1 
 北村編集長の民族主義ナショナリストという立ち位置を表明したわけだが、当然リベラル・左派の読者に容認されると確信しているのだろう。この北村にとって民族主義ナショナリズムは、左右の壁のない共通した立場なのだ。しかし、現在でも続く日本人のアジア蔑視感、排外ナショナリズムは、このような皇国史観に基づいて植え付けられた日本人の優越民族感によるものだ。*2

 これはまさに<佐藤優現象>そのものである。
左も右も民族主義・国家主義の独善的視座でしか見えなくなっている。*3
敗戦前の日本人に回帰したわけだ。

*1) 北村は

 実は、反天皇制を掲げる側にとってこの事態は厄介である。昭和天皇がすべての戦争責任を負うことで、「日本の伝統と文化を継承する皇室制度」は無傷ですむからだ。」

と、訳のわからないことを言っているが、どうも本気でそう思っているらしく、そうなると昭和天皇に全てに戦争責任を負わせ「日本の伝統と文化〜」を守る立場の発言をしている北村は、反天皇制側の敵ということになる。

*2) 週刊金曜日編集者も優越民族史観があるようだ。

『週刊金曜日』(2009.5.1) P.10

だがそこでは、他国に比して「誇るべき歴史と伝統」を有しているはずの国家が、一方で「思いやり予算」や沖縄の基地問題に・・・

皮肉だろうと思ったが、どうやらそうではないようだ。

*3) 右翼だけど赤尾敏氏が良いことを言っている。(笑)

「今の右翼は口ばっかでね、いい加減なことばっかやってんだよ。民族主義なんて言葉だってそうだ。民族主義なんてものはいかんよ、君! そんなことで世 界が平和になるか。キリストでも釈迦でも孔子でも、民族の道は説いていないよ。人類普遍の道を説いているんだ。共産主義も世界的だよ。民族を超えてるん だ。民族主義なんて、バカの言うことだ。日本民族だけがよければいいというのは、民族利己主義じゃないか。宇宙を支配する神の道があるんだ。天の理法は世 界共通だから、それで平和をはからにゃいかん」
http://www.hh.iij4u.or.jp/~iwakami/right1.htm

おまけ

 実は、反天皇制を掲げる側にとってこの事態は厄介である。昭和天皇がすべての戦争責任を負うことで、「日本の伝統と文化を継承する皇室制度」は無傷ですむからだ。

 意味がわからない。なぜ昭和天皇が戦争責任を被ると、皇室制度が無傷で済むのか。それでは、これまで昭和天皇の戦争責任を回避してきたのは何だったのだ。昭和天皇の戦争責任を追及してきた反天皇制側が困ることは何もない。北村は願望を語っている。

皇室制度そのものは、日本の伝統と文化じゃない。皇族だけが継承してきた閉鎖した極私的伝統。

 しかし、ここに「米国」という要素を持ち込むと、天皇制は別の矛盾にさらされる。本誌今週号で特集したように、政治家・昭和天皇が事実上、日本の米国属国化を認めたことは、最近の研究から明らかである。そして、米国の支配下におかれることで、当然のことながら「日本古来の伝統と文化」は大きく揺らいだ。

 「日本古来の伝統と文化」ってなにさ。日本国が成立した時に、日本古来の伝統と文化は西洋文化を受け入れることで葬り去ったのではないか。天皇制や北村の言う「日本古来の伝統と文化」は、近代に創られたフィクションだ。そもそも日本成立以来、欧米の配下だ。欧米に逆らったのは一時的なもの。結局元の鞘に収まっただけ。

 評価は別にして、「天皇を戴いた日本は四民平等である」というのが皇室制の柱の一つだろう。どう考えても、米国のような優勝劣敗思想の国とは相容れな い。むろん、新自由主義の導入など、到底、許されるものではないはずだ。「情けは人のためならず」が、本来の意味とは真逆に解釈される社会、それがアメリ カナイズされた今の日本である。

極右の戯言。天皇制自体が身分制度。四民平等とは身分間での通婚や職業選択の自由などをいうことで、皇族、華族は存在している。本当の平等ではない。そして天皇の名で侵略した他国の民族は、皇民化を強制され最下層階級に置かれ、人以下の扱い、奴隷の如く扱われたことはどうなんだ。

平等思想は米国からの輸入だ。米国の優勝劣敗思想は身分階層がないことの証でもある。もちろん米国に人種差別はあるのだが。

「(天皇制ならば)新自由主義の導入など、到底、許されるものではない」などと言うが、天皇制帝国資本主義の日本社会には、裸の資本主義が跋扈していたではないか。一方には途方もない富を独占する財閥一族と一方には子供を女郎部屋に売る多数の貧農が当たり前に存在する社会だったではないか。

天皇制を美化するあまり、このようなデタラメを言ってはいけない。

| | コメント (9) | トラックバック (0)

2009年5月 2日 (土)

トンデモ佐藤優のイカサマ言説 週刊金曜日編集者のレポートから

週刊金曜日に佐藤優の記事が載って以来、疑似科学的としか言いようのない佐藤のデタラメ言説を何度も批判してきた。それでも佐藤は「優れた思想家」、「知の怪物」、「知の超人」だのと持ち上げ続けられている。持ち上げる側が佐藤と同類のインチキ知識人なのだから、詐欺的互恵関係と言っていいだろう。

佐藤が中心になって活動している「神保町フォーラム」の勉強会について、佐藤を信奉する週刊金曜日編集員の伊田浩之の文章がある。
http://www.forum-j.com/report/20070627.html

日付      6月27日 (水) 18:30~
タイトル     第18回 「メディア・マインドコントロール」
講演     伊東乾(作曲家・指揮者)
対談     伊東乾VS佐藤優

人を騙す(洗脳する)なら音声動画メディアの活用が有効である。それは、「情動は理性に先立って意思を決定する。音声動画メディアは悟性に先立って人を調律する」からだ。100万人単位の人間に同時に情動を激昂させうるものが音声動画マスメディアで、90年代以降の例としては3カ月で120万人が「なた」で虐殺されたルワンダ内戦がある。

「情動は理性に先立って意思を決定する。音声動画メディアは悟性に先立って人を調律する」
バカげている。情動が常に理性に先立って意志を決定するなら、人はみな獣のままだ。音声動画メディアが情動だけに直接作用するというのも、ばかばかしい飛躍だ。メディアがどんな形態であろうが情報を認識し処理する過程は同じだ。音声動画メディアが大衆に影響しやすいのは、情報を言語化する過程を省くことが出来るからで、言語能力を必要とせずに誰にでも情報を伝達することが出来るうえ、視覚情報が中心の人類に情報がストレートにインプットできるからだ。ルワンダの虐殺の例などなんの根拠にもならない。

 新聞や雑誌などの活字メディアは受け手が能動的に読み解かなければメッセージが伝わらない「能動的メディア」。テレビやラジオなどは受け手の悟性が「気づく」前に人間の情動や感情を刺激して「好き」「嫌い」などの反応を起こさせるのが特徴だ。

何の根拠もない。そもそも「能動的に読み解く」という表現があいまいだ。「活字メディア」は「能動的に読み解くもの」だから「活字メディア」は「悟性」が働くという命題は単なる循環論法でしかない。「音声動画メディア」だって読み解く。イメージしやすいかどうかの違いだけで、どちらも情動を刺激すれば、悟性が働く。「好き」「嫌い」にだって理由はある。人間は獣じゃない。

ファシズムと親和性が高く、映画ではナチスの『民族の祭典』、スターリニズムの『戦艦ポチョムキン』などが一例。金正日が映画好きなことも当然だろう。オウム真理教も、カセットテープやVHSビデオなどのチープな受動的メディアを下宿で繰り返し使わせ刷り込んでいた。
 

ファシズムやファシストでなくても映画は馴染まれているし利用されている。ファシズムが映画を利用したといって、大衆への情報伝達という一般的、汎用的なメディアの特性を利用したに過ぎない。それをもって「ファシズムと親和性が高い」というのはあやまり。

 映像で恐怖情動に駆られると、悟性を司る脳の部分(前頭前野連合野)に酸素を含んだ血液が循環しなくなる虚血状態になる。これは、実験によって確かめられている。その直後に写る映像に対して、悟性の作動を抑制して反射的動物的な行動反応になる。

 たとえば、イラク開戦を米国民の8割が賛成したのも音声動画メディアの影響だ。またベトナム戦争当時は兵士の発砲率が低かったことから、米軍はいま人の形をしたものを見たら反射的に引き金を引く、反射調教の訓練を繰り返し兵士にやらせている。イラクなどで、兵士の発砲率と生還率が上昇し、子どもなど非戦闘員に対する誤射率が激増しているのはこのためだ。

 「映像で恐怖情動に駆られると」 映像じゃなくても恐怖情動(パニックのことだろう)になれば、人間は生存のために本能的反射的な反応になるのは常識。イラク開戦で米国民が賛成したのは音声動画メディア(映像というべきところをすり替えている)のせいではない。メディアが流した情報操作のせいだ。何もかも音声動画メディアに結びつけるのは悪質。「反射的に引き金を引く訓練」は、何が言いたいのか意味不明。

 さて、イスラムの処刑法には、民衆が石を投げて殺す石打ち刑がある。民衆に手を下させる石打ち刑は、一方で民衆自身を加害者にするとともに、そのことで自分が石打ち刑にさせられたらという恐怖感でもっとも強く民衆自身を縛る効果がある。

根拠なし。

 しかも裁判員制度では、パワーポイントの導入が予定されている。裁判員に選ばれた人たちの負担軽減のためと説明されているが、受動メディアでは気づきに先立って意志を決定するし、司法の素人は重罰を選びやすい。自覚する前に、証拠提示の段階で被告人に「犯人」「悪人」というイメージをワイドショーよろしく植え付けられる。

パワーポイントなどのプレゼンテーションソフトを使っても使わなくても、「司法の素人」の判断の問題は同じだろう。

裁判員制度とは、国民の国民による国民をターゲットとした予防法制という名の恐怖政治になる。

「受動メディア」の問題と言っているのに、それがなぜ「裁判員制度」になるんだ?
結局「受動メディア」は関係ないということだ。

 音声動画メディアによるマインドコントロールは(1)しない(2)されない(3)させない――の防止原則を確立することが必要だ。第3の「させない」には、共同体の「共通善」の感覚が重要だが、近代以後の日本の教育制度には決定的に脱落している。

 あほか。音声動画メディアに限らず、マインドコントロールなどさせてはいけないのは、あたりまえの話。

 一事が万事この調子。カルト宗教となんら変らない。以前、コメントに「佐藤はなんだか大川隆法じみてきましたね(笑)。」というのがあった。http://electric-heel.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/x17-f7dc.html
電車の中吊り広告をたまたま見たら、全く同じだった。(笑) http://www.the-liberty.com/

 佐藤優のトンデモ言説を無批判に受容され、賞賛されるのは日本の論壇が痴呆だということで、それは昨今そうなったというものでもなく、元々そうだったのだからどうと言うことでもない。
だけれども、大きな問題は、<佐藤優現象>。
 トンデモ佐藤が意図して麻痺性のゴミ言説とともに流す国家主義、排外ナショナリズム、そして言論封殺行為といったことに対して、どの出版物からも批判されなくなっていることだ。例えば「皇軍慰安婦」を「売春婦」と決めつけ、北朝鮮に対する見せしめとして在日朝鮮人への弾圧を主張し、天皇制護持の為に護憲派を名乗り、軍事大国を主張している。

佐藤の言説を受け入れることはリベラル・左派の転向そのものである。それだけではなく、佐藤の言論封殺を知りながら見逃しているのは、言論人として犯罪に荷担したのも同じだ。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2009年3月18日 (水)

続X19 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 追い詰められる”ともだち”

金光翔氏が佐藤優宛に出した公開質問状の返答期限はとうに過ぎたが、返答は来なかったようだ。
もっとも八百長しかできない佐藤が返答するはずはないと誰もが確信していたことだろうが。(笑) 

佐藤優氏から、公開質問状への回答が来ない/『週刊新潮』編集部とのやりとり

もともと『週刊新潮』の記事は訴えられるのも覚悟の上、デマを流すことが目的の雑誌だから。追い込むのは背後にいる佐藤優と協力した岩波書店の人物。

ところが、今朝の朝刊を読んでいたら。

「週刊新潮」編集長交代へ 「若返り図るため」

2009年3月18日6時4分

 「週刊新潮」(新潮社)の編集長が4月20日付で早川清氏(54)から現同誌次長の酒井逸史(はやと)氏(43)に交代することが17日わかった。同社 広報宣伝部によると、早川氏は同誌編集長を7年7カ月務め、若返りを図るための人事といい、週刊新潮などを担当する取締役は続ける。「朝日新聞襲撃事件を めぐる報道とは一切関係ない」としている。

朝日新聞(電子版)

ありゃ!こいつ逃げやがった。

記事では週刊新潮の朝日新聞襲撃事件記事に言及されていて、新潮社はそれを否定している。だが、それに合わせて金氏の公開質問状で佐藤からのプレッシャーも相当にあったはずだ。

まぁ、金氏にとっても佐藤優が返答しないだろう事は当然想定の上だから、

後述のように、早川編集長は、私が送った文書を受け取っていないと主張しているのだが、私が佐藤氏に公開質問状を送り、ウェブ上で全文を公開していること を、佐藤氏が知らないはずはないと思う。ましてや佐藤氏は、公開質問状でも触れたが、「左右両翼からの批判について、公共圏で論じる必要がある問題提起に は、投書への返信を含め、時間の許す範囲で誠実に対応してきたつもりである」(『世界認識のための情報術』金曜日、2008年7月刊、8頁)、『週刊金曜 日』の「編集部経由で筆者に寄せられた照会についても、すべて回答している。筆者の反論に、批判者がどの程度、納得しているかわからないが、筆者としては 誠実に回答しているつもりである。いずれにせよ、編集部を経由して、このような形で読者との双方向性が担保していることをうれしく思う」(同書、222・ 223頁)などとこれまで発言しているので、これは大変奇妙に思われる。

それでも確実に佐藤優を追い詰めていることには変わらない。

国家公務員が、一般個人に対して言論テロを行ったとすれば、「国策操作」だなんて言い訳はできない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月14日 (土)

続X18 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 動き出した”ともだち”

 Yahoo!掲示板「ふざけるな!拉致議連、救う会、家族会」で『週刊金曜日』と右翼誌『月刊日本』が共同講演会をすることを教えてもらった。どちらも佐藤優を重用している雑誌だ。佐藤の思惑に基づいて動いたことだろう。そのことについて特に驚くことはない。

 金光翔氏のブログや片山貴夫氏のブログ、このブログでもこれまで何度も批判してきた。彼らもこの批判を知らぬはずがない。にも関わらず、その批判の存在をタブーにして佐藤を擁護し、佐藤のメディア支配を支え続けている。佐藤優の言説の矛盾そのままを何の疑問を抱くことなく受け入れている以上、佐藤を中心にリベラル・左派と思われている『週刊金曜日』と極右と言われる『月刊日本』が共闘するのは、彼らにとって自然なことなのだ。問題はイデオロギーではなく、佐藤を「一流の思想家」(*1)として従属するかしないかのようだ。

 このことでわかるのは、『週刊金曜日』と『月刊日本』が共闘することを読者に向けておおっぴらにアナウンスしている事から、彼らが読者は<佐藤優現象>に対して批判することなく受け入れると確信したことだろう。

 金光翔氏の「<佐藤優現象>批判」にある彼の警告のとおりに事が進んでいるということだ。

 佐藤優を中心とした左派メディアと右派メディアの共闘で驚くことはない。18回めになったこの記事のタイトルを見ればわかるだろう。佐藤優のために「岩波書店」「週刊新潮」と協力して佐藤優に 都合の悪い岩波社員(金光翔氏)の中傷デマを記事にして卑劣な個人攻撃をしたことから始まった記事だ。その時は左派の岩波書店が右派のエログロテロ誌週刊新潮と裏で通じていることに驚いたが、これこそが<佐藤優現象>が露出したというべきもので左派と右派が野合していたのだ。

 驚くべきは、『週刊金曜日』や『世界』の読者で、
『アエラ』の佐藤優に関する提灯記事に載った小野谷敦氏のコメントに怒り、大鹿記者に対する報復といえる『週刊金曜日』紙上の公開質問。 国家主義を肯定する佐藤優の連載記事。「<佐藤優現象>批判」の著者に対する言論テロ。 イスラエル擁護。 週刊金曜日の読者からこれらに対する疑問の声や批判がまったく出てこない。以前批判する投稿が一度だけあったのだが、慌てた週刊金曜日の配慮で『論争』というコラムを用意され佐藤の愚にもつかないトンチンカンな反論と恫喝があった。それに加えて編集部のやらせと思われる佐藤賞賛投稿までやった。
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/archive
http://katayamatakao.blog100.fc2.com/
http://watashinim.exblog.jp/5545256/

更に、右翼側でも佐藤に対する批判には出版社を通して著者への圧力をかけ、最近では小林よしのりからは「言論封殺魔」と批判された。佐藤批判がメジャーな雑誌の記事となったのは初めてではないか。(右翼サイドで言論封殺批判がでるとは、よっぽど日本の左派がいかれている証左だろう)
それでも佐藤やそれを擁護するメディアを批判するブログはわずかだ。

★貧困とテロ、クーデター
『月刊日本』『週刊金曜日』共同講演会

4月 8日 (水) 午後7時〜午後9時 (午後6時30分開場)

内  容 米国発の金融不況が世界を覆っている。規制緩和によって非正規雇用者が急増していた日本国内では、「派遣切り」によって仕事どころか、社宅を追い出 されて住むところを失う人々が続出している。厚生労働省の2月末の発表では、昨年10月から今年3月にかけて職を失う非正規労働者は15万7806人にも 達する。
 広がる絶対的貧困は、昭和初期(1930年代)の世界恐慌を思い出させる。それは、井上準之助・前大蔵相たちが射殺された血盟団事 件、犬養毅首相たちが暗殺された五・一五事件などに代表されるテロとクーデターの時代でもあった。政治に絶望した人々がテロやクーデターに走ったのだ。
 昨年、元派遣労働者による秋葉原無差別殺傷事件が起きた。元厚生事務次官の殺害事件ではメディアはこぞって「テロ」を疑った。われわれは今後、どのような時代を迎えるのか。また、それにどう立ち向かうのか。左右の論客が胸襟を開いて徹底討論する。

出 演 雨宮処凛(作家、『週刊金曜日』編集委員)
佐高信(評論家、『週刊金曜日』発行人)
佐藤優さん(作家、起訴休職外務事務官)
山崎行太郎さん(文藝評論家)

<佐藤優現象>がある程度進んだことで、佐藤優一派、<佐藤優現象>を広めている”フォーラム神保町”が活発だ。http://www.forum-j.com/

勉強会を頻繁にやっているが、「イスラエルのガザ攻撃」については彼らの頭にはまったくないようだ。そんなことは関係ないのだろう(笑)

これからは、これまでのように言い訳したり、隠したりせず遠慮なく堂々と国家的立場を前提とした安全でゆるい言論界にしていくのだろう。

*1) 「佐藤さんにコラムを依頼したのは、単なる「右派論客」とはみていないからです。実際、 何回か話をしたのですが、一流の思想家です。何かと刺激を受けることも多い人物です。岩波書店の編集者や斎藤貴男さん、魚住昭さんらが懇意にしているの も、その「実力」を知ったからと推察します。」片山貴夫ブログ 北村編集長からの返信 http://katayamatakao.blog100.fc2.com/blog-entry-2.html

| | コメント (0)

2009年2月26日 (木)

続X17 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼 

金光翔氏が佐藤優に公開質問状を突きつけたようだ。

金光翔 「佐藤優氏への公開質問状」
http://gskim.blog102.fc2.com/blog-entry-16.html

以下、公開質問状から一部抜粋

質問1−18.『週刊新潮』の上記記事に関して『実話ナックルズRARE』第1号(2008年10月売)は、佐藤様 が、懇意の『週刊新潮』の記者(私にメールを送ってきた、荻原信也記者だと思われますが)に書かせた旨を、佐藤様を知るというマスコミ関係者の発言を引きながら報じています。また、『中央ジャーナル』203号(2008年11月25日発行)の「佐藤優が岩波書店社員を恫喝」なる記事でも、『週刊新潮』の上 記記事について「佐藤が「なじみの『週刊新潮』記者を使い、コメントを装って「岩波にも責任がある」と恫喝」したと書かれています。

 また、『インパクション』の深田編集長からも、『週刊新潮』の同記事は、佐藤様が『週刊新潮』のご友人の記者に、「<佐藤優現象>批判」の著者である私が岩 波書店社員であることなどを、ある岩波書店社員から佐藤様が聞かれた話として、お伝えされたことが発端であったらしいと伺っています。深田編集長は、このことを、佐藤様ご自身から聞いたとのことです。

 『週刊新潮』の同記事で、記者に初めに情報を提供したのが佐藤様であるという、上記の報道および証言は、事実でしょうか。

質問1−19.『週刊新潮』の上記記事は、私が「首都圏労働組合特設ブログ」で指摘しているように、私の名誉を毀損する虚偽の記述を含んでいます。『週刊新潮』の記者に初め に情報を提供したのが佐藤様であるという、前問で挙げた報道および証言が事実であるならば、佐藤様にそうした情報を伝えた岩波書店関係者とは、具体的に誰 (もしくは誰々)でしょうか。当人に直接確認したいので、氏名をお答えください。

 この週刊新潮の言論テロ記事は、佐藤優ー週刊新潮ー岩波書店の3者の合作によって創られたものと考えられる。http://electric-heel.cocolog-nifty.com/blog/cat30506491/index.html
おそらく、この公開質問状で窮地に立たされるのは佐藤と週刊新潮に自社社員のスキャンダルをでっち上げて言論封殺をそそのかした岩波書店にちがいない。

これまで佐藤は一度足りとまともに回答したことがない。きっといつものように汚い手段で金氏を潰しに掛かるだろう。

佐藤がどうでるか注視したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月14日 (土)

『週刊金曜日』北村編集長の天皇制擁護論

右翼番組の『チャンネル桜』に出演した『週刊金曜日』編集長が、自らの天皇制擁護論を主張して右翼の歓心を買っていたことを書いたが、これがこの時初めてではなく、2年前にも同番組に出演して同じ天皇制護持論を主張していた。これは『週刊金曜日』の集会で皇室を揶揄したパフォーマンスを批判した記事が週刊新潮に載り、右翼の抗議に対する説明の中で語られている。

「週間金曜日」北村編集長に訊く 8−5(H18.12.14)
http://www.youtube.com/watch?v=FnRbHdN2oUs&feature=related

5分30秒あたりから

北村は「これだけ長い間日本に天皇制が残ってきている。天皇制、皇室、皇族は円の中心である。円の中心があるから市民平等である。中心があるから日本というものが成立している。だからこれを無くしてしまえということがこれまでなかった。」と主張する。

敗戦によって国家体制は民主主義に改められた。明治以来、北村流に言えば円の中心と言われてきた皇室は現在の体制ではもはや円の中心ではない。日本人のメンタリティー上の中心でもない。「法の下の平等」が憲法に定められているにもかかわらず、皇室だけは例外とされているのは矛盾するはずだ。敗戦前のイデオロギーをそのままに、天皇制擁護論を主張するのは右翼とどこが違うのか?北村編集長にとって右翼との違いは皇室への敬意があるかないかだけのようだ。
彼は「左翼」と呼ばれることに抵抗があるようだが、まぁ当然だろう。王族という身分を認めて堂々と左翼を名乗るわけにもいかないだろう。

北村編集長がこんな考えなら、天皇制擁護者の佐藤優とまったく違いはない。北村編集長が佐藤に感化されたのか、たまたま同じ考えだったのかわからない。佐藤は天皇制永久保持の為に憲法九条改正に反対と訳のわからない理屈で言っているが、天皇制に反対でないのなら、こんな馬鹿な屁理屈も説得力をもつのかもしれない。

右翼だけに自身の天皇制擁護の考えを説明するのではなく、天皇制反対論者がほとんどと思われる読者にきちんと説明しなければいけないだろう。

今日買った『週刊金曜日』(2/13)の辺見庸氏のインタビューに関連する発言があった。

 私は憲法擁護論者で、とりわけ九条については一歩も譲れないという人間ではあります。でも反面、すでに憲法は相当程度壊されていると認識しています。が、その中で、憲法の天皇条項だけは揺るぎない。これがどうして憲法の中心軸なのか。憲法第一章に対する根本の問いというものを、左翼をふくめて出してこなかった。
・・・
天皇制をなくしてこの国はやっていけないのかーーこれは、マスコミ、思想界が故意にさぼり、自己規制してきた重大テーマです。
・・・
我々の個、自我が発する論理のプロセスには、天皇制という見えない非言語系の縛りと心的規制が常に災いしている。それが世間というものをつくっていく。そのプロセスに共同的幻想として天皇制がある。そこから見えない身分制も派生する。とりわけ敗戦国であるこの国は天皇制を倫理的な土台として利用しながら朝鮮を支配し、中国侵略をしてきたことに対する歴史的な反省を、アカデミズムの世界もマスメディアの世界も怠ってきた。天皇制については共産党も社会党も同様に熾烈な議論を避けてきたと思いますよ。そこの戦後民主主義の虚妄の根源があると思いますね。

辺見庸氏の批判にも値しない天皇制論を持つ北村編集長は、このインタビューを読んでどう感じたのだろう。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月 6日 (金)

佐藤優現象を広める「フォーラム神保町」の工作

1月25日の田原総一郎の番組「サンデープロジェクト」に佐藤優がTV初出演した。

http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=mo4GXIAP3II
http://www.youtube.com/watch?v=B3dPqtkQMUY&feature=related

出版メディア支配を達成した後、次はTVメディアに進出しようということなのだろう。佐藤が手始めに選んだのがTV芸者と言われる田原総一朗のサンデープロジェクトだというのは至極当然だろう。ここで田原に佐藤得意のやらせ対談で宣伝させ持ち上げられれば、岩波書店や週刊金曜日の支援で権威に成り上がった以上の効果を期待できる。
同じ田原が進行役をしている”朝生”ではやらせ工作ができないから、佐藤は出演しない。佐藤は八百長以外は絶対やらない。

番組を見れば佐藤が番組出演の目的がわかる。オバマ新政権で米国がどう変わるかトンチンカンな分析を一くさりした後、日米関係は歴史認識問題が持ち上がれば、日本側が不利な立場になるとそこらのバカウヨレベルの危機感を披露。
唐突に田原から田母神論文について質問がなされる(もちろんシナリオ通り)。それに対して佐藤は「よく議論するべきだ」「F22を入手するのが国益だ」「(米国従属の)タブーに踏み込んだ」と論文の歴史認識問題そのものを避けて日米関係を論じ、国益論をからませながら上げたり下げたり曖昧で距離を置いたコメントをしている。
どうでもいいようなこの場面で、佐藤は得意の国益論で問題のすり替えをして視聴者に右からも左からも受け入れられる国際情勢分析の専門家という立場を印象づけたかったのだ。あえて「田母神論文」を話題に出したのは、「田母神論文」がAPAの代表・元谷外志雄の本『報道されない近現代史』を記念して行われた『真の近現代史観』懸賞論文に応募したもので、田母神論文と歴史観を同じくするそのトンデモ本を絶賛する推薦文を佐藤が書いたことを、なんとか言い逃れようとしているのだ。とても他人事のように振る舞える立場ではなく、ほぼ選考委員の渡部昇一と同じ当事者と言ってもよいくらい言い逃れできない立場なのだ。
http://www.apa.co.jp/outline/outline07.html

これまで佐藤優はいくらあからさまな二枚舌を使おうが、影響力のある言論人を手なずけることで批判を表に出ることを抑えてきた。TV初出演でも田原を使って同様の工作を仕込んできたわけだ。

Yahoo!掲示板 ”ふざけるな!拉致議連、救う会、家族会”に以下の投稿があった。


Re: 高杉良に失望     2009/ 1/28 10:15 [ No.34314 ]

このブログを読んでいたら、
≪佐高信ほど、自分の言葉に責任を持たない人間は居ない≫ようです。

「田原総一朗ノンフィクション賞」を「紙クソ」と罵倒しているけれど、
選考委員に佐藤優がいます。

佐藤優はVIP扱いで<別格>のつもりなのか、
それとも、
「スポーツ新聞の読者は(佐高信自身が社長を務めている)『週刊金曜日』なんか読んでいないだろう」と、鷹をくくって(あなどって)いるのでしょうか?

2009-01-27 22:03:59
satakaの投稿
東スポ「マンデー激論」−田原総一朗は紙クソ&佐高信政治塾
http://ameblo.jp/sataka/entry-10198929251.html

しかも、【主催】 フォーラム神保町 (『金曜日』関係者も参加している)

(上記は2つの連続した投稿をまとめています。)

なるほど。田原総一朗は佐藤優と深い関係のジャーナリストが集まる研究会「フォーラム神保町」の主催の「田原総一朗ノンフィクション賞」創設というエサで釣られ、その見返りとして1月25日の番組の佐藤優の印象操作を演出したのだ。そしてどうやら田原総一朗も「フォーラム神保町」のメンバーになったようだ。

同じく、Yahoo!掲示板 ”ふざけるな!拉致議連、救う会、家族会”から、


去年見た時には「田原総一朗」の名は無かったと思いますので、
彼が入ったのは最近のことでしょう。

フォーラム神保町会員規約
http://www.forum-j.com/agreement.html
第4条(世話人) 本会の世話人は以下の者である。
青木理、伊田浩之、伊東乾、魚住昭、乙骨正生、香山リカ、小林健治、佐藤優、多井みゆき、田原総一朗、東郷和彦、二木啓孝、宮崎学、山口二郎、山田聡(50音順)

しかし、佐藤に対する疑問は深まるばかりだ。
佐藤優の知的能力は、彼の文章を読んでも並の下程度のもので、国際情勢分析もほとんどデタラメなので国際インテリジェンスのプロだとかは、幼稚なハッタリでしかないだろう。たとえ佐藤の言うようにモサドだの外国の諜報機関と関係があるとして、佐藤優が他国の諜報機関が収集した情報の受け手になることは完全にあり得ない。ありえるのは諜報機関が自国に有利になる(当然)情報操作を佐藤を協力者として流す場合だけだ。
だけど、佐藤が他国の諜報機関との関係があると言えば、それは他国にコントロールされたスパイであると表明していることになるから、そんな間抜けな工作員がいるとは思えなし、外交官がスパイとなればもっと大騒ぎになっているはずとも考えられるが、ロシアやイスラエルのスパイと言われながらも、佐藤の発言力は日増しに大きくなっているのだから、結果的に工作は成功していることになる。

これほど効率よく日本の言論人と言われる人たちが(その中身は空っぽだとしても)次々と籠絡されていくのは、やはりなにか佐藤を操る別の力が働いているのかと思ったりもする。




 

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2009年2月 1日 (日)

『週刊金曜日』編集長、極右TVに出演

Yahoo!掲示板 「ふざけるな!拉致議連、救う会、家族会」に書き込まれた情報をいくつか紹介する。

『金曜日』編集長「桜」に出演

「桜プロジェクト」というのは極右のネットテレビ「ちゃんねる桜」の番組
『金曜日』北村肇編集長が出演。極右との相互乗り入れか。

「文化」的な天皇制なら維持してもよいといってるようだ。
極右に天皇制支持の言質を与えてしまうことになるという政治効果。
敵側が主権在民を公然否定する改憲案から攻めてくるわけがないのに。
どのようなヒドイ国家でも(サウジアラビアのような神政国家は別だろうが)「主権在民」を掲げている。

http://jp.youtube.com/watch?v=hKY0dDSiWeo

まったく同感だ。言質を与えてしまうというより、左派からの天皇制の根源的な問いそのものが存在しないという白旗表明。北村「読者は怒るだろうが・・・」そりゃそうだ、これは裏切りそのものだ。
北村編集長の意見は天皇制は日本文化の語り部(?)なので天皇制の存在は不動であり、天皇制の問題というものは軍服を着た「悪利用された」ことにあるということらしい。

更に、あきれたことに「天皇制があることによって市民平等であるとするならば、皇室を悪利用するのを防がなければならない」と言い切る。「あるとするならば」と仮定形を使っているが、これは少しばかり遠慮したか、頑迷な読者からの批判に逃げ道を作った表現ととるべきだろう。北村編集長は、皇室が悪利用されることを現実的な問題として発言している以上、市民平等が天皇制によってもたらされていると考えている。まぁ、仮定であろうが天皇制があることによって市民平等があるなんて、そんな馬鹿げたことを週刊金曜日読者は万が一でもあると思っているのだろうか。

なるほど、矛盾とその場しのぎの言い逃れに満ちた佐藤の詐欺的文章を『週刊金曜日』がありがたがるのも分かる。北村編集長の主張は佐藤の言説とデタラメさがそっくりなのだから。日の丸を掲げた自由の女神という愚劣なポスターを作ったのも、何かの間違いとかではなく本心から出てきたもので、批判されるとも思っていないほど<佐藤優現象>に汚染された結果だったのだ。
それに対して批判の一つもあげない読者も相当イカれている。

「チャンネル桜」に北村編集長が出演した頃、チベット暴動問題で中国は国際的に批判を受けていた。「チベット問題」は、ダライ・ラマらの亡命チベット人と反共勢力が 北京オリンピック開催直前の微妙な時期にチベット人弾圧の欺瞞情報を流し、反共主義者だけではなく、リベラル勢力の中からも亡命政府のプロパガンダに踊ら された。
その頃『週刊金曜日』も保守派の反中国ジャーナリストの連載記事が不自然に掲載されていた。これは何かあると思っていたが、このとき、すでに『週刊金曜日』はリベラルの仮面を被った、保守派の影響要員に成り下がっていたのかもしれない。「両論併記」などと理由をつけて、無批判に保守派のプロパガンダを少しずつ流し、左派の読者に右派勢力へのアレルギーを失わせ上で、「チベット暴動」の様に、「象徴天皇」の様になし崩しに右派との協調を認めさせようとしたのではないだろ うか。佐高の言動一つとっても、怪しい。鈴木宗男を評して「ダーティーなハト派」とは、とても正常とは思えない。

これが考え過ぎになるかは、『週刊金曜日』が「計画的に」気づかれないように方向性を変えていると認めることができるかどうかだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月20日 (火)

佐藤優とイスラエルの間にある闇 中川一郎ー鈴木宗男ー佐藤優

金光翔氏のサイトに新しい論考がアップされた。

金光翔「佐藤優の議員団買春接待報道と<佐藤優現象>のからくり」

http://gskim.blog102.fc2.com/blog-entry-8.html

詳しくはそちらを直接見てもらいたいが、天木氏はここで、佐藤の能力を一定評価した上で、「しかし、同時にまた私は、早い段階から彼(注・佐藤)のイスラエル、しかもモサド(イスラエル情報機関)、シャバク(治安・警察機関)との結びつき、シオニズム(パレスチナ紛争の根底にあるイスラエルの政治的ナショナリズム)への共感を感じ取っていた」として、「ロシアでの人脈づくりの過程ではユダヤ人脈と繋がりが不可避であること」(佐藤自身も、『国家の罠』で、イスラエルとロシアの深い関係、「イスラエルの持つロシア情報」の重要性について語っている)など、そう感じていた理由をいくつか挙げている。

そして天木氏は、今回の『アサヒ芸能』での佐藤のイスラエル擁護記事を読み、「ここに来て私の推測は確信に変わった。彼は日本におけるイスラエルの代理人であると思う」と述べている。さらに天木氏は、以下のように述べる。

「インテリジェンスの専門と称する佐藤氏の情報源も、彼の言論界における異常なまでの「もてはやされ」ぶりも、そして彼があそこまで外務省批判を繰り返してひるまないのも、何もかもその背後にイスラエルの支援と擁護があるのではないか。資金提供さえも受けているのではないか。」

今まで不可解に思っていたのが、佐藤優とイスラエルの関係だ。なぜロシア大使館勤務のノンキャリア外交官がイスラエルの協力者なんだろう。天木氏の発言にあるように佐藤はあちらこちらで、ロシアの内部情報をとるのには、ユダヤネットワークによるイスラエルが持つロシア情報が重要だと自慢げに話している。だが、こんなのは子供だましのデタラメだ。そもそも諜報活動も目的とする外交官がなぜ現地の大使館にいるのか。現地で生の情報をとるためだろう。現地ロシアにいながら、遠いイスラエルから情報をとるバカがどこにいる。

片山貴夫氏のブログを読んで、ふと思いついた。どうも思い違いをしていたようだ。
実はイスラエルとなんらかの関係があるのは、佐藤優の親分、鈴木宗男ではないのか。
佐藤はいつもの口から出任せ・デタラメで、メディアを煙に巻いているだけだったようだ。

『週刊金曜日』の佐高信は、鈴木宗男を「ダーティーなハト派」と持ち上げるが、鈴木宗男はハト派どころか利権と汚職の為に政治家になったというほどどす黒く汚れた人物だ。汚職で失脚するまでハト派だったことはない。再び利権にありつける力をつけて完全復活するために、ハト派のふりをしているだけだ。それにまんまと利用されている(利用している?)のが『週刊金曜日』や『世界』など、弱体化し日和ったリベラル・左派だ。
議員辞職勧告決議を受け、汚職で逮捕されるまでの数々の疑惑を改めて思い出してみればいい。プライドが異常に高いのにノンキャリアでくすぶっていた野心家の佐藤優を使って外務省に君臨し、北方領土利権(※1) これまで誰も手をつけなかった新興国などの海外ODA利権を独占。NGOピースウィンズ・ジャパン恫喝事件のきっかけは、外務省が予算化していたアフガニスタン復興NGO会議への支出を鈴木宗男の圧力で止めたという報道から。鈴木宗男は「この会議への政府からの支援は一切できんし、こんな行儀の悪いNGOへのこれからの支援も考え直さなきゃならんな。(外務省官僚とNGOに対し)今5億8000万もらっているのか。これからは逐一チェックさせてもらうからな。簡単には許しませんよ。」(※2)などと恫喝した。

鈴木宗男とイスラエルとの関係はないかと調べてみると驚いた。
鈴木が秘書を務めていた中川一郎がイスラエルの協力者だったというのだ。知らなかったのは自分だけなのか?
その人脈を継いだのが鈴木宗男だということを、佐藤自身が証言している。

佐藤 それをうまく使ったのが、鈴木宗男さんです。外務省は、杉原さんのことに関しては、触るなというスタンスでした。そのときに、鈴木さんが「杉原千畝さんの名誉回復だけはどうしてもやる」と外務省に働き掛けました。後で調べてみると、中川一郎先生が青嵐会のときに、イスラエル支持の姿勢を鮮明にしたので、鈴木さんはその時から、イスラエルとは人脈があるわけです。ですから、杉原千畝さんの(ユダヤ人に対する)功績を知っているわけですよ。鈴木さんが杉原さんの名誉を回復させた後、小渕首相に付いてアメリカに行ったときも、シカゴ商品取引所の会長が、鈴木さんのところから離れないのです。よくよく聞いてみると、その会長は、杉原きんに救われた一人なのですと言ったそうです。私の裁判にも、テルアビブ大学の先生が来てくれるくらいですから。

http://blog.goo.ne.jp/taraoaks624/e/76a6f139bde11bbcf3976f68f824c5bb

以前から、気になっていた中川一郎の不審な自殺事件。
中川一郎の金庫番鈴木宗男が中川の死に何らかの関わりを持つという疑惑が持たれた。それは中川一郎の陰で汚いことをやっているという噂が絶えなかったからだ。
一番注目したのが、秘書鈴木宗男がロシアの工作資金を受け取り、総裁選資金に使ったことを悩んで自殺したというもの。それが本当なら、中川一郎がイスラエルとの関係を持ったのも、鈴木宗男が仕込んだものと考えることもできる。

佐藤優がひけらかすイスラエルとの関係は、実は鈴木宗男のものだった。性根から金権体質の鈴木宗男がイスラエルから資金を受けていたのは間違いないだろう。


(※1)  外務省のロシア支援室を牛耳ったことにより、まさに北方領土利権は鈴木宗男代議士の独壇場となった。
 だが、鈴木氏のドス黒い利権漁りは、人道支援への口出しだけにとどまらない。いやむしろ、それはほんの氷山の一角にすぎない。

「宗男の真の狙いは北方領土返還後を睨んだ開発利権。返還された暁には、国が莫大な開発援助金を投入することになるんです」

 と、地元事情通はいう。

週刊新潮 2002年2月28日号

(※2) http://www.asyura2.com/sora/bd16/msg/522.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月21日 (日)

新興宗教佐藤教 機関誌『週刊金曜日』

とうとう佐藤優はマルクスにまで到達して、成り代わったようだ。(笑)
『週刊金曜日』(2008.12.19) 「佐藤優 マルクスと語る」
佐藤優とマルクスになりきった佐藤優の架空対談。いくら何でも読者をバカにしてるんじゃないのか?

これまで、佐藤はボロが出ることを極端に恐れ、徹底的に論争を避け、自作自演の質問以外一切受け付けていない。その行き着いた先がこの架空対談や架空人生相談。架空で編集者相手なら、いくらでも優れた思想家や世界的なインテリジェンスのプロになれる。これじゃ、新興宗教の教祖だ。ペテンじゃないか、ばかばかしい。

だが、信者にとってはありがたい言葉なんだろう。

「マルクスが生きていたら今の世の中をどう見るのだろうか。誰かそれを書ける人はいないだろうか」という発言が、会議の自由討論で出ました。私は即座に佐藤優さんなら可能だろうと考えました。
 佐藤さんの本に次の記述があるからです。<私の記憶は映像方式で、何かきっかけがあるとその映像の中の人物が動き出し、話し出すので・・・・(中略)・・・・
 佐藤さんも架空対談の依頼をおもしろがってくださり、今回の特集となりました。
 ・・・・・
他の社会主義者を登場させる続編も企画中です。乞うご期待。(伊田浩之)

おいおい、佐藤教の信者伊田浩之君、こりゃ佐藤優が持ち込んだ企画だろ。
佐藤はどの雑誌でも自分で作った質問を自分が答えるまったく同じバカ連載を連発しているじゃないか。小林よしのりに”言論封殺魔”と図星を漫画に書かれて、悔し紛れでねじ込んだ記事も架空人生相談だったよな。

「マルクス」も仕掛け人岩波書店が佐藤に入れ知恵したのだろうが、佐藤の能力では追いつかないからこんなハリボテ中身空っぽの文章を粗製濫造して間に合わせているのだろう。

『週刊金曜日』暗黒面に墜ちて、終わったな。(暗黒面に飲みこまれるな!! (多文化・多民族・多国籍社会で「人として」))

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2008年12月10日 (水)

続X16 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼

 これを読んでいる人には既知の事だろうが、尊皇主義者佐藤優と右翼漫画家の小林よしのりのクズとカスが互いの連載記事上で罵り合いをしている。佐藤はここでも論戦から逃げ、出版社や編集者に裏から手を回して圧力をかけたことから、小林から「言論封殺魔」と反撃され思わぬところから佐藤の実像が曝されることになった。

まともに反論する言葉も知力も持たない佐藤の虚像が、似たものウヨ同士の痴話げんかで化けの皮がはがれるのはなんとも因果なものだ。

『SAPIO』だの『諸君』だの『正論』なんて鬼畜系ウヨ雑誌なんて読まないから、いきさつはよくわからないが、小林よしのりは批判者として攻撃しかできないので、状況を見てはしばしば内部批判をしてケンカを仕掛ける。そうやってポジションを修正しては批判から逃げ回っている。右に左に言説を切り分けて論壇の第一人者と呼ばれ有頂天になっている佐藤優は、小林がこそっと軸足を移すために踏み台にするには格好の人物だろう。
 小林のねらい通り自分への批判に対して反論する能力を持たないご都合主義者佐藤優は、小林ごときトンデモウヨにさえまともに論戦することもできず、出版業界に駄々をこねて、かえって小林の術中に陥ってしまった。とことん馬鹿な奴だ。佐藤は状況が不利になれば、小林に休戦を申し入れるだろうが、小林は徹底的に佐藤を攻撃するだろう。小林に負ければ佐藤は死んだも同然だから、命乞いなどせず小林に最後まで死闘を挑んでもらいたい。

中吊り広告を見て『SPA!』12/9号を買って読んでみた。
『週刊金曜日』と『世界』でしか佐藤の文章を読むことはないが、いつも支離滅裂の論理が一貫しないトンデモ論を披露しているだけあって、必死の反撃のつもりなのだろうが、理屈にもならない自己弁護に終始。惨めさだけが漂う無様なもの。
自分の連載をパロって小林よしのりを揶揄しているつもりだろうが、「言論封殺魔」と呼ばれる根拠に一つも反論できず、結局出版社と自分の仲間のヤメ検と人権派弁護士(田中森一と安田好弘を思わせたいらしい。安田好弘は金光翔「<佐藤優現象>批判」を載せた『インパクション』にも佐藤と共に圧力をかけている。)それにモサドとKGBとCIAの関係を持つと恫喝。これが言論人の書くことか?

小林よしのりには、こんな幼稚な脅しは効かないだろう。小林にとってこの手の圧力は、かえって小林の行動を正当化することになる。これまで小林は相手のこういった行動を漫画のネタにしてきたのだ。佐藤の支離滅裂で矛盾だらけ、おまけにひねりの一つ、気の利いた表現もない文章より、小林のデタラメ漫画の方がアホウヨ読者にはうけるツボを抑えている。単純に勇ましい小林のウヨ漫画は続くだろうが、佐藤の創られた人気ももう終わりだ。佐藤は小林との戦場となっている保守系雑誌から、人脈を築いてきたリベラル・左派に逃げ込むのだろう。そこでは、「新自由主義反対」、「死刑廃止」、「護憲」という符牒を使いさえすれば大歓迎してくれる。ご都合主義者佐藤の文章なんかをありがたがるのは頭がいいフリをしているリベラル・左派しかいないだろう。(笑)

 こんなモラルのかけらもない言論詐欺師佐藤を一級の思想家と持ち上げた岩波書店と週刊金曜日の責任は重大だ。佐藤の言論封殺行為が訴えられたら、その卑劣な行為が世間に知れ渡ることになり裁判の勝ち負けに関係なく起訴休職中公務員の佐藤は決定的なダメージを受け論壇の表舞台からも外務省からも追放される。さらに言論封殺に手を貸した言論出版界は佐藤ショックで壊滅的な打撃を受けるだろう。

 

佐藤優の言論封殺の被害者である金光翔氏が、佐藤優と小林の発言から佐藤と雑誌編集者の間で何が行われたのか、深い分析をしている。資料庫・金光翔「小林よしのりと佐藤優の「戦争」について」(自分も先ほど読んだばかり :-p)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 3日 (月)

週刊金曜日 疑似護憲論者佐藤優と土井たか子対談

ほとんどの対談なんて相手の権威をもって自らのハクをつけようという姑息な魂胆以外に何もない。佐藤優はそんな対談を積極的に利用してハクをつけてきた。だから佐藤優は、対談は好きだが討論からは徹底的に逃げている。

『週刊金曜日』2008.10.31 での土井たか子と佐藤優の対談「対談 社会の側から平等・公平を実現する」は、佐藤優の為に週刊金曜日がお膳立てしたそんな見え透いた対談なのだ。


佐藤 憲法改正論者のなかで、危険だと思う議論があります。憲法改正論者のように交戦権を認めるとなると、天皇の国事行為とパッケージになるということです。  交戦権を認めるとなると、誰が宣戦布告をして、降伏をするにせよ、和平をするにせよ、戦後処理は誰がするのかと、そのときにどうしても天皇がでてくることになる。ここで、前の戦争のように負けた場合には天皇の戦争に対する責任が出てくると思うんです。

土井
 いや、「天皇は(中略)国政に関する権能を有しない」(第四条)と憲法で決まっています。天皇は憲法に定められた国事行為以外に権能を有しない。具体的に決まっている国事行為以外はできないんですから、政治権能はいっさいない。

佐藤
 私が申し上げているのは、現行憲法の解釈ではなくて、改憲をした後の議論です。

土井
 改憲論者の議論というのはとどまるところがありませんからね。

佐藤
 とどまるところがなくて、いちばん危ないのは天皇そのものが崩れる危険があるということなんです。

土井
 それは憲法を悪く変えてということですよね。いまの憲法は九十六条で改正をする手続きを決めていると言うことであって、改悪の手続きを決めているわけではない。これは田畑先生ばりなんですよ。どこは軽く考えてはだめですよと、しつこいくらいに強調された問題です。

これまでもずっと佐藤が主張しているトンデモ護憲論。護憲にもいろいろある。
日本が戦争をして負けた時、天皇に戦争責任がおよび、天皇制が崩れる事態を恐れて、護憲を主張する佐藤優のトンデモぶりは、ドクター中松並。戦争をすることを恐れるのではなく、戦争して負けたときの国体護持を心配しているのだから決して平和を求めて護憲を主張しているわけではないのだ。護憲の象徴的存在の土井たか子氏から佐藤優の国体護持の為の護憲論にお墨付きをもらおうとするが、まったくかみ合わない。いやらしいのが佐藤は土井たか子が象徴天皇制を許容していることを知っていて、持論に有利な言質をとれるとふんでいたところだ。対談が編集されているとはいえ、あまりにスムーズな誘導に週刊金曜日と共謀して土井氏を利用し佐藤を平和・護憲派に仕立て上げようとしたと読める。
そうでないとしても、トンデモ佐藤のために土井たか子氏との対談をセッティングしたのだから、週刊金曜日の佐藤へのはまり方は相当なものだ。中毒を通り越して、佐藤優ジャンキーとしかみえない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月26日 (日)

週刊金曜日 日の丸の旗の下に・・・大集会

これまで読者の批判に答えることのない週刊金曜日だが、前回の記事で取りあげた金光翔氏のブログで批判された日の丸を掲げる自由の女神ポスターに今週の編集長後記で答えている。

 本紙十五周年記念集会のポスターに「日章旗を使うのはおかしい」と疑問の声がある。国家権力は天皇制を背景に主権を市民から奪った。戦後は米国が天皇を利用しつつ支配者となった。新自由主義が崩壊しつつある今、市民が主権を奪回するときだ。皮肉を込め「日の丸」を奪った。奴隷状態脱却の意である。(北村肇)

むちゃくちゃな言い訳だ。モチーフに使ったドラクロアの「民衆を導く自由の女神」に描かれているフランス7月革命に無理矢理こじつけているが、そりゃ無茶だ。デタラメであることは説明するまでもないだろう。
 旗こそがこの絵のテーマを表しているのに、革命旗である三色旗が日の丸に代われば、意味はまったく逆になる。日の丸が何を象徴しているのか、週刊金曜日編集長が知らぬはずはない。日の丸がまるで主権を象徴しているように北村氏は言っているが、それは悪質なごまかしだ。これまで週刊金曜日が記事にしてきた「日の丸・君が代問題」は何だったのだ。日の丸は天皇制軍事覇権国家を象徴し、国粋主義の最重要アイテムだったはず。革命旗で打ち破られる側の旗だ。

まして、日の丸に導かれる民衆に「在日外国人」の存在はない。

日の丸が導くのは排外主義であり覇権国家への野心でいっぱいの醜いナショナリズムだけだ。

こんな反動的なポスターが平然と作られ、批判にも強弁でそらそうとする週刊金曜日の考えは、<佐藤優現象>に冒された病状の一つの表れといえよう。リベラル・左派が国益を中心とした論理と”新自由主義”という共通の敵を与えられて、保守・右派と共闘態勢に再編されようとしている。この「国民戦線(*)」路線は当然排外ナショナリズムを伴う。

週刊金曜日のバックナンバーをパラパラみると、2008.4.11(698号)の佐藤優の「飛耳長目」に


ー 沖縄「集団自決」裁判の判決に安堵してはならない ー

 むしろ重要なことは、この機会に山崎氏や『月刊日本』編集部をはじめとする偏見なき眼で沖縄を見て、日本の国家統一をまじめに考える右翼・保守派の人々と左派・市民派並びに沖縄の有権者が対話を強化することと思う。

という文章がある。いつもの佐藤の主張なのだが、裁判の判決について言及しながら沖縄集団自決事件の本質を歪曲し、狂信的ナショナリズムの犠牲者を再びナショナリズムに吸収しようと主張している。こんな悪質な詐欺的言動を吐く人物をなぜ批判しないのだ。それ以前に「日本の国家統一のために」などという国家主義者の常套句に平気で共感するリベラル・左派の存在ってなんなんだ。

強弁で言い訳するのなら週刊金曜日は、リベラル・左派のフリをせず、素直に『SAPIO』辺りに吸収された方がいい。


(*)  金光翔 「<佐藤優現象>批判」 7. 「国民戦線」としての「人民戦線」



| | コメント (0) | トラックバック (2)

2008年10月13日 (月)

週刊金曜日 日の丸掲げて決起集会かよ

今週の週刊金曜日を読んで、相変わらず佐藤優の文章の、見当外れを誤魔化す為の無茶な引用と大量の言い訳に大笑いさせてもらった。いつものように話の流れが大きくぶれるので何が言いたいのかまったくわからない。見開き4ページも使っているのは、よっぽどみっともないヘマを取り繕うと努力したからだろう。(笑) 結局、テーマについて持論があるわけでなく、佐藤優が知ったかぶりすることが求められている役割で、内容なんてどうでも良いのだろう。池田大作の論文とまったく同じだ。

「おっ」と思ったのが、山口泉氏のきんようぶんかテレビというページの記事。
前に自分が書いたエントリー「週刊朝日」実は極右誌 (いまいちなタイトルだな)で宮崎あおいの歴史認識に対する週刊朝日の嫌がらせ記事を批判したのだが、山口氏もまったく同じ意見を書いていた。

だが、そのことよりなにより注目したのが、

 私は一瞬、別の週刊誌ではないかと疑ったほどですが、今や新聞・雑誌ごとの旗幟の違いなどなきに等しく、ついこの間まで”進歩派””革新”の看板を掲げていたはずのオピニオン・ジャーナリズムが雪崩を打って新保守主義の別働隊と化している以上、こんなことはいちいち驚くにあたらないのでしょう。

これは、名指しこそしていないが、「週刊金曜日」に対する痛烈な皮肉ととれるものだろう。

と書こうとしていたら、金光翔氏のブログにすでに書かれていた。

仰天しました――『金曜日』と「日の丸」

 この号はつっこみどころ満載で、ブログでは『週刊金曜日』創刊15周年”大集会”のポスターにドラクロアの「民衆を導く自由の女神」がモチーフに使われているのだが、驚くことに自由、平等、博愛を現す三色旗がアジアにおける暴虐支配の象徴 虐殺、強姦、奴隷支配を表す日の丸に変わっていることを批判している。持っているのが日の丸なら絵に描かれている踏みつけられる屍はアジアの民衆なのでしょう。

『金曜日』の「国益」中心主義への変質は、完了していたわけである。これならば、佐藤優が登場してもおかしくもなんともないだろう。『金曜日』の変質をこれほどわかりやすく示してくれたという意味では、わざわざ変質を指摘する労を省いてくれてありがたいとは言える。

なるほど、国家主義にはしる疑似リベラルを見事に象徴するポスターだ。このわかりやすさは、批判に対して当てつけているようだ。

このポスターは、『金曜日』が創刊15周年という「大集会」で新しいスタートを切るにあたって、まさにうってつけのものだ。「日の丸」を積極的に掲げる大 国主義的な「護憲派」。もう、『金曜日』に影響を受ける「左派」や「市民」など、心配する方が間違っているのかもしれない。そうした読者がいれば、最早そ れは共犯関係であり、「騙されたがっている」ということだろう。

日本、日本人のリベラルといものの限界なんでしょう。ナショナリズムの枠内であれば、存在することに不自由がない。箱庭リベラル。

はぁ、自分もまたもや脱力してしまった。しかも会場が九段会館。

きっと盛大な茶番劇が見られることでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年8月24日 (日)

売れりゃいいんだろ

週刊金曜日のスタッフの編集後記<金曜日から>

  ほとんどの本が、その存在自体を知られることはない。”出版不況”というのは簡単だが、こういうときこそ、まったく違う商品を学び、他業界の動向を捉え、出版業界の立ち位置を見極めたい。他を知ることで見えてくるものである。
 佐藤優さんの小社よりの最新刊『世界認識のための情報術』も、世界情勢を理解することで、日本をより考えることができる。
 その『世界認識のための情報術』の刊行を記念し、・・・・
・・・近況を織り交ぜた佐藤優さんのお話で、さらにリアルな世界を感じることができます。

まるで台所事情から右翼勢力にも色気を出してみましたと聞こえるが。

週刊金曜日の人気論客佐藤優さんの記事で世界情勢を理解させてもらおう。

<佐藤優の飛耳長目 30>「グルジア問題を解決には「民族」を超えるしかない」から、

現役外交官時代、筆者はモスクワの日本大使館で民族問題を担当していた。その結果、ナショナリズム(民族主義)に関しては、現代人の病理であるという認識を強く持つようになった。
 大多数の人々にとって宗教が生き死にの原理でなくなった世俗化された現代世界において、「民族のために」という観念は信仰に代替する機能を果たす。「民族のために」人間は文字通り自らの命を差し出すことができるのだ。

それを「病理」というならナショナリズム自体の問題であって、「政教一致」なら「宗教」が「民族国家」を意識するなら「民族」がナショナリズムの対象になるだけの話だろう。それで「現代人」が「民族のために」自らの命を差し出す病理をもっているとはあまりにも短絡的。

中略
メドベージェフ大統領の発言には、ロシア国境外であってもロシア帝国の国益に関わる場合は他国の国家主権を制限するという含みがあるからだ。ロシアが唱える「制限主権論」に対して、国際社会が団結して歯止めをかけなくてはならない。現状で、ロシア抜きの平和維持軍を南オセチアに派遣することは考えられない。それならば、ブルガリア、ウクライナなどスラブ系、正教文化圏に属し、かつグルジアと友好関係をもち、オセアチア人に対しても敵対感情を持っていない諸国からも南オセアチアに軍隊を派遣し、ロシア軍の行き過ぎがないように監視するメカニズムを作ることである。

ロシアの唱える「制限主権論」?バカじゃないのか。まるで米国の言い分だな。米国も同じことをしているのだから、ロシアだけを非難するのはおかしいし、紛争解決に対しても実際的じゃない。そんな分析がプロパガンダ以外に何の意味があるんだ。

佐藤は、グルジア人とオセチア人の「民族独裁主義」(?)こそグルジア問題の原因であると始めておきながらロシアの行動を非難する。それなら米露の対立構造にも言及すべきなのだが、それは都合悪いらしい。

 本件は、民族を基準にしては永遠に解決できない。民族的な差異には敏感であるが、民族を超える自由、民主主義、友愛、人間性という普遍的価値によって、オセアチア、グルジア、ロシアをつなぐ架け橋をつくることに努力すべきだ。

小学生の作文だな。

リアル国際情勢は、これまでソ連の崩壊で弱体化したロシア勢力に米国が手を突っ込んで来たことに対する、力を回復したロシアの巻き返しとみて、この先「新冷戦」になるかと懸念されている。
グルジア問題を「民族主義」だけで読み解く佐藤のトンデモぶりに呆れる。

こんな佐藤の分析でリアルな世界を感じ取れるのか。週刊金曜日のスタッフはすごいね。(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月23日 (土)

続X15 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼

空虚な国家主義者である佐藤優への批判論潰しと佐藤に共感する幹部編集者の個人的報復のために、会社を挙げて非道な圧力を加えて泥沼にはまる岩波書店。
極右週刊誌である週刊新潮に自社の社員のデマを流したり、御用組合を使って嫌がらせをしたりと、愚劣な行為を繰り返して読者の期待を裏切り、伝統と信頼を失わせている。

岩波書店による私への攻撃③岩波書店のダブルスタンダード1:「「個人としての立場」と「社員としての立場」を区別することはできない」という主張 [2008/08/20]

岩波書店による私への攻撃④岩波書店のダブルスタンダード2:岩波書店役員は『日本の思想』を読んだのか [2008/08/21]

会社の説明では、金光翔氏の個人的な論文でさえも岩波書店で著書を出している作家に対する批判はいけないそうだ。それがとってつけただけの愚にも付かない言い訳でしかないのは誰にでもわかることだろう。

岩波書店のこの行為が空とぼけて済むことでないことは、重々承知のはず。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月 3日 (日)

「戦後社会」の肯定 - 金光翔氏のブログから

「戦後社会」批判から「戦後社会」肯定へ——2005・2006年以降のリベラル・左派の変動・再編について
http://watashinim.exblog.jp/8374179/

 これはとにかく素晴らしい。

 「<佐藤優現象>批判」は、「佐藤優現象」に着目し、リベラル・左派が「国益」を前提にした国家主義的立場へ変質していることを解き明かした。

 今回はさらに<佐藤優現象>に乗るジャーナリストの言説の変移からリベラル・左派の変質には、「戦後社会の肯定」があり、リベラル・左派が「戦後社会」を批判する立場から「戦後社会」を肯定する立場に軸足を移したと重大な指摘をしている。それによって、リベラル・左派は、右派、保守派と共通の土台に立つことが可能になり、同時に対外的には、大日本帝国の加害責任、歴史問題に対して隣国などの批判を「反日ナショナリズム」と斬り捨てる側にまわる。護憲の本質は改憲へとすりかえることになった。

日本の政治思想の現状と問題を見事な洞察で浮き彫りにし、鋭く批判している。相変わらず見事です。

 リベラル・左派論者に「私は、日本の国益を考えて言っているのだ」、とか「私こそ愛国者です」とまるで国家主義であることが全ての前提であると右派に了解を求めているような、気持ちの悪い発言をするものが多い(ほとんどか?)。右翼と外交問題や歴史問題、憲法問題で論戦するのに「国益」だの「日本人の立場」を前提として、まともな主張ができるわけがない。現在の平和憲法を護る立場とするならナショナリズムを超えたところでしか主張できない。外交問題、歴史問題についても同じだ。このブログのタイトルが「アンチナショナリズム宣言」としたのも、そういう意味でつけた。

 週刊金曜日の佐高氏の文を引用するのに、私のブログ記事を紹介されているが、自分で読んでみて、思いつくままに書いた文は、金氏が注目し指摘した内容に当然思いもつかないどころか、引用した文もろくに読まないで早のみこみしていることに気がついた。なんとも恥ずかしい気持ちで一杯だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月13日 (日)

続X14 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼

「佐藤優現象」に対する批判が金光翔氏のブログで展開されていたとき、同じように佐藤優の発言に批判的に思っていた自分でさえそこまで言い切るのはどうかと思っていた。だが、彼の論文が雑誌に掲載された後すぐに週刊新潮が名もない金氏の個人攻撃記事を、彼の勤める岩波書店の社員の内部告発のような形にして掲載したことから、自分はこの言論暴力行為に対する怒りと共に彼の洞察が紛れもない真実であると確信した。

私にも話させて」の新しいエントリー『<佐藤優現象>に浸食される「言論・表現の自由」』では、右翼テロリズムが日常の言論風景に支配的な存在として許容され、それに対抗するはずのリベラル・左派が飼い慣らされることで生き延びようとしていることを、日本を代表する言論人と言われている佐藤の馬鹿げて野蛮な発言と、言論テロ雑誌である週刊新潮と佐藤による佐藤批判への言論封殺事件から解き明かしている。

金氏の主張は、極めて論理的でまったくスキがない。洞察は尋常じゃないほど鋭い。これが佐藤の間抜けな言説と比べると「月とすっぽん」知力の差は明らか。
まぁ、佐藤もそれを分かっているから、中吊り広告でテロをする「週刊新潮」にヒットマン役をやらしたのだろう。

まぁ、自分があ~だこ~だ言うより、痛快にアホウヨと仮面リベラルを叩き斬る金氏のエントリーを読んでみて欲しい。

もう一つ、

週刊金曜日 2008.07.11 『佐高信の「現代を読む」』

----------

・・・・

巻末で解説を書いている田中伸尚は、この「敗北」から何を継承するかを問う。

・・・

右翼の登場は言うまでもないが、新聞ジャーナリズムの「転向」が大きく影響しているというのである。

----------

佐高さん、それって「反省」の気持ちを込めて言ってるのですか?(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月29日 (日)

荒木和博を評価する佐藤優

Yahoo!掲示板のトピ 「ふざけるな!拉致議連、救う会、家族会」の投稿のコピペです。

荒木和博を評価する佐藤優。 2008/ 6/28  9:33 [ No.32409 / 32422 ]
kibikibi20
(朝鮮共和国に自衛隊を使うことまで扇動している)荒木和博を評価する佐藤優。
 その佐藤優の顕彰に、ますますのめりこむ『週刊金曜日』
http://www.mkimpo.com/minibbs/kamex/imgboard.cgi?amode=&page=1
http://www.mkimpo.com/minibbs/kamex/img-box/img20080627234348.jpg



拉致問題解決へ2つの提言(上)
立場の違い認め「愚行権」を尊重
FujiSankei Business i. 2008/6/11
http://www.business-i.jp/news/sato-page/rasputin/200806110006o.nwc

「筆者は、荒木氏とは中国問題に関する鼎談(ていだん)で一度お会いしたことがあるだけだ。荒木氏の論考、著作は以前から読んでいるが、お会いして、人間として誠実で、また感情と論理をきちんと区別して公共圏での議論をする気構えがある人であるという印象をもった。 」




拉致問題解決へ2つの提言(中)
左右の対話の基礎は整っている
FujiSankei Business i. 2008/6/18
http://www.business-i.jp/news/sato-page/rasputin/200806180004o.nwc


拉致問題解決へ2つの提言(下)
しがらみを克服する勇気を
FujiSankei Business i. 2008/6/25
http://www.business-i.jp/news/sato-page/rasputin/200806250001o.nwc
「いまこそオールジャパンで、拉致問題に取り組むべきだ。そ
のためには、右翼、保守派、左翼、市民派、その名称は本質的
問題ではない。それぞれの集団が自己の信念に従って、提言を行えばよい。そして、その提言のうち受け入れられる部分を、お互いに評価すればよい。そのためには各人にこれまでのしがらみを克服するちょっとした勇気が求められる。 」

ーーーーーーーーーーーーーー
 極右・荒木和博と、「リベラル」和田春樹とは、もはや「本質的」差異は無いので、『左』も右も、 「これまでのしがらみを克服」して、
朝鮮共和国に対して「オールジャパンで」一致団結して立ち向かえと言っています。
 これは軍国主義・国家主義の論理そのものです。
 和田氏は、自分がまだ「リベラル」であると自認するのであれば、
佐藤優のような極右とは峻別するべきです。
(荒木和博と和田春樹は“部分的差異に過ぎない”ようになってきたーー
というのも、情けない話です)
ーーーーーーーーーーーーーー

週刊金曜日 第708号 2008年06月27日
金曜日から
http://www.kinyobi.co.jp/KTools/kin_pt?v=vol708
▼ 本誌連載「飛耳長目」をまとめた佐藤優さんの新刊『世界認識のための情報術』を7月中旬、発売します。佐藤さんは、この本のために400字詰め原稿用紙 100枚超を書き下ろしました。本誌購読者などで佐藤さんの言説に違和感を持たれている方がいれば、その方にこそ書き下ろし部分を読んでいただきたいと思 います。また、連載部分に用語解説をつけました。

 東京国際ブックフェア中の7月12、13日、本誌のブースでは編集委員の3人がサイン会を開きます。佐藤優さんも新刊発売を機に参加します(詳細は未定ですが、両日とも3時間程度の予定です)。

  新刊といえば、青木理さんの『国策捜査』の書評が次々と新聞などに掲載されています。15紙を超えました。売れ行きも順調です。この本も書き下ろしや加筆 が多い、濃い内容となっています。『国策捜査』発刊を記念したトークイベント第2弾は、すでにお知らせしているとおり本日(27日)です。場所は、東京・ 阿佐ヶ谷の「Asagaya/Loft A」です。
 今年1月から月1回ではじめたこのトークイベントが好評なので、今年12月まで同じ会場を押さえました。詳細な日程はのちほど発表しますが、7月の開催は25日で、『蟹工船』などプロレタリアート文学を取り上げます。こちらもご期待ください。(伊田浩之)
 

書店で「週刊金曜日」を買って帰り道で読んでいたら、上の編集後記を見て笑っちゃったよ。大量の書き下ろしもどうせ愚にもつかない誤魔化しとすり替 えだろ。佐藤の言説に違和感がある人間は佐藤の本質的なところで批判しているんだから、読む必要はないね。どうしても受け入れなきゃならないと信者に言わ れても無理だ(笑)

それにしても、佐藤優の「上から目線」。相変わらず笑わせてくれる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月22日 (日)

「国策捜査」とは笑わせる

『国策捜査』

暴走する特捜検察と餌食にされた人たち
青木 理著

私はこうしてはめられた!
「はじめに筋書きありきの捜査だった。事実と異なることについていくら反論しても、まったく聞く耳を持ってくれず、検察の描く筋書き通りに事件がつくられてしまった—」まえがきより

検察・警察の標的にされ、メディアに徹底的に叩かれた人々が、日本の刑事司法の歪みを告発する!「日本の司法を考える会」が一年を通して繰り広げた白熱の議論の記録を単行本化。狙われた側」からの視座から、この国に巣食う歪みの源泉が見えてくる。

【主な内容】
第1章 村上正邦 罵詈雑言と恫喝で虚偽自白を強要した特捜部副部長
第2章 三井環 裏ガネ告発の口封じを狙った検察の薄汚き「庁益捜査」
第3章 鈴木宗男 世論に煽られた「筋書きありき」の暴走捜査
第4章 村岡兼造 巨大な闇に蓋をした日歯連事件捜査の不公正(1)
第5章 上杉光弘 巨大な闇に蓋をした日歯連事件捜査の不公正(2)
第6章 尾崎光郎 特捜部とつるんで事件を歪めたヤメ検弁護士
第7章 安田好弘(反骨の弁護士を狙った警察・検察捜査の虚構
第8章 田中森一(元ヤメ検弁護士)「闇社会の守護神」が明かす特捜検察の歪んだ実像
第9章 西山太吉 検察も主導して隠蔽した国家の犯罪
第10章 中山信一 事実無根の虚偽事件を捏造した警察・検察の犯罪
第11章 神林広恵 特捜幹部が私怨で乗り出した報復捜査
第12章 細野祐二 50回もの「テスト」で証人を洗脳した検察
第13章 佐藤優 真面目な検事の「正義」が暴走する国策調査 
番外編  秋山賢三 「再審請負人」が明かす刑事司法劣化の実相 ほか

「国策捜査」とは白々しい。権力を私物化してきた悪党どもが、組織からトカゲのしっぽ切りされただけなのに、正義面するんじゃねーよ。「国策捜査」とは、悪党の言い逃れに使う言葉だ。

大半が、元々汚れた権力者だろ。庶民の上で自らの権力を利用してきたこそ泥どもの仲間割れじゃないか。その負け犬になんで加勢してやる必要があるんだ?
週刊金曜日が支援するのは、こんな墜ちた悪役人ではなく、弱者じゃないのか?

神保町で週刊新潮と週刊金曜日と岩波書店などの編集者が仲良く談合会議しているようじゃ、こんな不正義な連中を庇いたくなるのも当然なのか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 9日 (月)

続X13 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼

「<佐藤優現象>批判」論文の金光翔氏が岩波書店内部での不当な圧力を告発している「首都圏労働組合 特設ブログ」で新しい記事を書き加えている。

「岩波労働組合による私への「嫌がらせ」「いじめ」について!」

すでに組合を脱退している金氏を御用組合が組合集会でつるしあげようとした。明らかなパワーハラスメントだ。

岩波書店の行為の醜さは、「船場吉兆」を思わせる。老舗で名門の名にあぐらをかいて、自身が看板や信用を裏切る行為をしているとなれば、社会的信用が失墜し自滅するのは当然のこと。ましてや岩波書店とくれば、これまで社会問題を告発する内容の出版物を扱ってきた名門。そこが御用組合を使って組合を脱退した個人をつるし上げようとするのは、読者を裏切り岩波書店への信頼を損なう廃業を覚悟した行為としか思えない。それだけでなく岩波社員に事の悪質さ・重大さの自覚がないのが絶望的だ。
そもそも正当な言論に対しゴシップ誌や会社・御用組合を用いてパワーハラスメントを加えるなんてヤクザのやることだ。
批判されるのは金氏ではなく、週刊新潮に個人バッシング記事の協力をし、組合を動かして圧力をかけている岩波幹部社員だ。

岩波書店に自浄能力があるのか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月11日 (日)

週刊金曜日のタブー 「佐藤優の罠」

週刊金曜日2008.5.2 『佐高信の現代を読む』

 2005年6月10日号の本誌「読んではいけない」欄で書いたこの本を挙げて、驚く読者もいるかもしれない。しかし、私は「読み方注意!」的に取り上げたのであり、官僚が動かす「国家」がどういう生理と病理を持つかを描いたこの本は10年に1冊出るかどうかと言う貴重なドキュメントである。私はこれについて、”外務省のラスプーチン”と呼ばれた著者が守ったのは「国益」ではなく、「省益」だったのではないかと指摘した。それは客観的に正しいというのが著者からの返事で、官僚は省益と国益が一致するとの擬制において行動するからであり、それをチェックするのは議会とマスメディアだという。
 それにしても、私が前記の欄でこの本を俎上にのせた時、著者のところに、「『金曜日』と何かトラブルがあったのか」と尋ねてきた友人がいたというのは嘆かわしい。すべて賛成。すべて否定でなければ気がすまない人たちにこそ、この本をすすめたい。

 
 あらあら、自らの変節の正当化に必死ですね。(笑)
 「おまえが守ったのは国益ではなく省益だろ」と批判したら、佐藤に「官僚の活動は省益であり、国益であるに決まっています」と言われ、「あぁ、こりゃ一本取られたね」と佐藤優の国家論に感心したということですか(笑) ムネオ親分の力を笠に着たコンプレックス丸出しのノンキャリアが外務省で自分の思い通りやってきたことを否定するわけがない。そもそも「国益」だの「省益」だの言えば、そう斬り返されるに決まっている。そんな独善的な国家論に感心してどうする?佐高さん。
 結局、その外務省からムネオと一緒に追放されたということは、「省益」にも「国益」にもなっていなかったということになる。佐藤優の発言は、所詮引かれ者の小唄でしかない。佐藤優は、鈴木宗男とともに自らにかけられた疑惑を「国策捜査」と言い切るが、そんな偉そうなものではないだろ。疑惑のデパート鈴木宗男とその舎弟がパクられただけだ。(笑)自分をことさら大きく見せて「国策捜査」を主張するために論壇に協力者を作っているのは、ミエミエだ。こいつらの大言壮語を真に受けるようじゃ、疑似科学やインチキ健康法にもまんまと騙されているんだろう。週刊金曜日といえば、良い記事も多いけど環境関連などはトンデモな記事も多いからね。
ここまではどうでもいい話。

 <それにしても、私が前記の欄でこの本を俎上にのせた時、著者のところに、「『金曜日』と何かトラブルがあったのか」と尋ねてきた友人がいたというのは嘆かわしい。>

一体なにが嘆かわしいのだろう?

 確かに、わざわざ週刊金曜日とトラブルでもあったのかと心配するのも「変」なのだが、その心配する友人がそんなに嘆かわしいのか? 佐高が嘆かわしいと言ったのは、「読んではいけない」で佐藤優の著書を批判したことに言い訳するためではないのか?

 それにしてもこの不自然さはなんだろう?
 この友人の話自体が佐高を懐柔するための佐藤がよくやる作り話ではないのか。佐高はこのインチキくさいエピソードを聞いてすっかり嵌められたと思う。いや、佐高は自分の書評を打ち消すために、この作り話にのったのかもしれない。

「すべて賛成。すべて否定でなければ気がすまない人たちにこそ、この本をすすめたい。」

これが佐高が言いたかったことなのだろう。週刊金曜日は、佐藤優の連載に対して読者からの批判や金光翔氏の論文にも逃げてきた。佐高の言葉は、これらの批判に対する回答なのだろう。
 だけど、「国策捜査」に値するだけの人物に見せるための佐藤の発言は、その場その場で言い換えているが排外主義的な国家主義であることは明らか。指摘されると、外務官僚はそういうものだとうそぶくが、なら、外務官僚じゃなきゃただの独善的な国家主義者でしかない。だから、追放されても外務官僚の地位にしがみついているんだろう。

 佐高氏が自分は「すべて賛成、すべて否定」でないというなら、週刊金曜日誌上で佐藤優の批判記事、例えば金光翔氏の論文やその論文を巡る週刊新潮と岩波書店、佐藤優の言論事件を堂々と展開するべきだろう。

佐高は田原総一朗を批判しているが、田原だって良いところもある。全否定しちゃダメだ(笑)
と、言うか佐高自身が田原化しているんじゃないのか。

『読んではいけない』佐高信 ー著者が守ったのは外務省の利益なりー
『国家の罠』 佐藤優

極めて評判の高いこの本を挙げて驚く人も多いだろう。驚くどころか反発する人も少なくないに違いない。
 しかし、「外務省のラスプーチン」と呼ばれた著者が守ったのは果たして「国益」だったのだろうか。
 この本に”好敵手”的に登場する西村(尚芳)という検事に、「僕や東郷さんや鈴木さんが潰れても田中(眞紀子外相)を追い出しただけでも国益ですよ」と著者が語る場面がある。
 ロシア通の東郷和彦という上司や鈴木宗男が潰れても、田中を追い出しただけでもよかったというわけだが、それは著者の考える国益であり、実は外務省の省益に過ぎないのではないか。
 私は、田中を、外務省の機密費疑惑の蓋をもう一度開けようとした人として評価している。開けられて困るのは、”影の外相と呼ばれてそれにフタをした福田康夫(当時の官房長官)と外務官僚であり、彼らから集中的に眞紀子スキャンダルがマスコミに流された。
 そして結局、小泉純一郎は田中のクビを切り、機密費疑惑のフタをもう一度締め直したのである。
 不思議なことに、この本には機密費疑惑のことがまったく出てこない。それを追求することは、著者によれば国益(ならぬ省益)に反することなのだろう。
 小泉政権の誕生により、日本人の排外主義的ナショナリズムが急速に強まった、と著者は書く。しかし、それは小泉だけの責任ではなく、憲法の掲げる平和主義に基づく外交を積極的に展開してこなかった外務官僚の責任でもある。
 国連の安全保障理事会の常任理事国になりたがり、そのことは必然的に核を保有することにつながるのを隠して大国主義をあおったのも彼らの責任だろう。
 著者はやはり、外務官僚であり、簡単に省益と国益をイコールで結んでいる。
 外務省は田中外相が乗り込むまでは”ムネオ省”だった。それを正常と言い切る著者のこの本は、外務官僚の怠惰と腐敗、もしくは無能と卑屈を覆い隠す働きをしてしまうのではないかと憂慮する。

この書評のどこがいけないんだろう。よっぽど佐藤優の「ヨイショ」は強力なのか?う~ん、ラスプーチン恐るべし。頭でっかち殺しだな。(笑)

そのうち、小林よしのりも(佐高は小林に「社会の母親」と言われ、「意表をつかれた」とまんざらでもないようだ)いずれ週刊金曜日の連載に登場し、従軍慰安婦問題や歴史認識問題を声高に主張するのは後ろ向きだという記事も出てきそうだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月 4日 (日)

続X12 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼

金光翔氏のブログ"私にも話させて"(http://watashinim.exblog.jp/)に新しいエントリーが追加された。


佐藤優・安田好弘弁護士・『インパクション』編集長による会合の内容について②

 記事は、まず佐藤優・安田好弘弁護士と『インパクション』編集長との会合内容について言及している。
 佐藤はこれまで自分に対する批判的な主張を見つけると、出版社を使って圧力をかけ封じ込めようとしてきた。金光翔氏の論文「<佐藤優現象>批判」に対しても週刊新潮と金氏が所属する岩波書店を通じて個人攻撃を加え、さらに論文掲載誌『インパクション』に対しても、常連執筆者の人権派弁護士として有名な(笑)安田好弘弁護士とともに『インパクション』編集長に対し会合を申し込んできた。当然金光翔氏の論文についての圧力である。
 週刊新潮の個人攻撃記事と岩波書店の嫌がらせ、『インパクション』編集長に対する話し合いは、佐藤優の言論封殺行為である。もちろん佐藤は直接関与していないよう、週刊新潮では被害者を装っているが、このエントリーの前半では佐藤の関与があったことを論証している。

 言論に対して言論で戦うこともせず、卑怯にも出版社に圧力をかける。これが佐藤優の実力なのだ。このような言論人として風上にも置けない輩の悪質な行為がまったく問題とされていない。表現・言論の自由を訴えてきた論壇誌もこの問題を一切無視している。それは当然なのだろう。彼らこそ佐藤優の共犯者だから。
 そもそも金光翔氏の論文「<佐藤優現象>批判」は、このつまらん国家主義者佐藤優と出版不況で売れっ子作家が欲しい出版社の談合により誘導されるリベラル左派の変質を問題としている。「佐藤優現象」はリベラル・左派論壇のタブーで、論文はタブーに踏み込んだものだ。

そしてエントリー後半は、論文を補強するように佐藤と佐藤と協調する者達の言説を一つ一つ検証している。圧倒的な論理性で<佐藤優現象>の薄っぺらい関係性を暴き出している。
ただちょっと気になるのは、ここまで素材として佐藤を相手にしていると、佐藤がそれほどの者だと勘違いされるおそれがあることだろう。(笑)

佐藤の言説は、難解な言葉と権威者からの引用に溢れている。たいした考えもなく行き当たりばったりで言葉を吐きまくる。更に検証不能な体験談などで埋め尽くされている。だから多弁な割に中身は陳腐で平凡。対談相手も見かけだけの佐藤に似たバカだからぼろが出ない。それを編集者や取り巻き達が隠したり賞賛したりして成り立っているのだ。

少し前に書かれたこっちも面白いので、まだ読んでいない人は是非読んで欲しい。

「談合」としての<佐藤優現象>

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月13日 (木)

続X11 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼

韓国のインターネット新聞に掲載された『佐藤優現象批判』の論評が金光翔氏のブログにエントリーされている。

「韓国のインターネット新聞「プレシアン」での紹介(権赫泰氏)」
http://watashinim.exblog.jp/7452726/

以下、抜粋

日本の進歩に問う 権赫泰の日本を読む(1)

〈佐藤優現象〉と金光翔
     ――日本の進歩派に対する金光翔の問い

・・・

  これに対する護憲派の戦略は、既存の護憲層だけでなくより幅広い「国民」層を護憲勢力へと包摂しようとするものだ。この過程で北朝鮮と在日朝鮮人に対する 日本社会の非理性的な攻撃については、あえて目をつぶるか、あるいは佐藤のような対北戦争肯定派までも包摂しようとする。また1990年代以降の民主化に より、韓国、中国で巻き起こり始めた過去事問題を、韓国、中国の「反日ナショナリズム」であると貶め、「加害」よりも「被害」の側面を強調する。

・・・

  問題はこうしたリベラル左派の「転向」をどうみるかだ。1990年代まで日本のリベラル左派は、過去事問題に対しある程度「転向的」な態度を取ってきた。 韓国、中国などのアジア諸国に対し「謝罪」と「補償」をすることにより歴史問題にけりをつけ、経済大国にみあった政治大国となる路線を想定してきた。しか し形式的な謝罪と補償の構想は、「慰安婦」問題に対する国民基金問題によくあらわれているように、韓国などのアジアの民衆の抵抗により挫折することにな る。この挫折に対する焦りが、アジアの民衆らの抵抗を「反日ナショナリズム」と貶める背景として作動することになるのだ。

 しかしこうしたリベラル左派の「転向」は「転向」ではない。リベラル左派により導かれてきた日本の戦後民主主義に、そもそも植民地主義に対する問題意識 がほとんど無かったことに起因しているのである。言い換えれば日本の戦後民主主義は胎生的に植民地主義を内に抱えながら生まれてきたのである。東京大学教 授である高橋哲哉が『前夜』の創刊の際に記した次のような創刊趣旨文は、戦後民主主義の本質的な限界を明らかにしている。

「この国の「地金」が剥き出しになってきた。まるで、戦後民主主義と平和主義の全ては、この「地金」を暫時隠していたメッキにすぎなかった、とでもいうか のように。〔…〕一九四五年の敗戦は、民主主義と平和主義の憲法をもたらしたけれども、この国の「地金」に本質的変化はなかったのであろう。いま、再び、 戦争と差別の時代がやって来ようとしている。」

 ここで言われている「戦争」とは北朝鮮との戦争を、差別とは「国民」の名のもとに在日朝鮮人を排除するシステムをいう。よって明文改憲のかたちであれ、 解釈改憲であれ、戦後五十年間、民主主義と平和主義というメッキに隠されていた地金が姿をあらわす時代が来たということである。

「しかしこうしたリベラル左派の「転向」は「転向」ではない。リベラル左派により導かれてきた日本の戦後民主主義に、そもそも植民地主義に対する問題意識 がほとんど無かったことに起因しているのである。言い換えれば日本の戦後民主主義は胎生的に植民地主義を内に抱えながら生まれてきたのである。」

日本の言論・思想界が持つ根源的な問題点を、金光翔氏の論文を元にしっかり読み解いて証明しているところが素晴らしい。

自分が以前噛みついた「在日外国人のこのような批判は、いわば「炭坑のなかのカナリヤ」のように、日本の危機に敏感に反応した悲鳴です。」と言う感想とはだいぶ違う。こういった構造的な問題を理解することは日本人には不得手のようだ。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月26日 (火)

口からでまかせ

ちょっと前になってしまったが、週刊金曜日2008.2/8 の 「佐藤優の飛耳長目」に 「『資本論』から読み解く中国産餃子への薬物混入」という文が載っていた。
----------
中国産餃子から有毒薬物が検出された問題が日本中を騒がせている。この問題については、製造過程で薬物が混入したのか、それとも製品ができあがった後に薬物が混入されたかについて、真相がつまびらかになっていない。
 筆者は、本件の背後に思想があると考えている。二つの側面から読み解いてみたい。

新自由主義の害悪
 第一は、新自由主義(市場原理主義)の影響である。この場合、マルクスの『資本論』の論理を適用すると状況がよく見えてくる。
(中略)
 「他人のための使用価値」である商品によって、人間の欲望が満たされる資本主義社会において、「他人のことなどどうでもいい」というモラルがはびこると、社会が破滅することになる。自分にされたくないことは他人にもしないというモラルが新自由主義体制下では崩れていると言うことの象徴となっているのが今回の餃子問題だと思う。

日中連携が急務
 第二は、日中関係の悪化である。
(中略)
 今回の餃子の問題も、日中関係がより良好ならば、起きなかったのかもしれない。新自由主義下では営利の追求が至上命題だ。しかし、他者、すなわち日本人の使用価値を満たすために作っている商品であっても、中国人の経営者と労働者が日本の消費者を「同胞」と感じているならば、製品の安全には細心の気を遣うはずだ。新自由主義を抗する思想の構築のために日中連携が急務だ。
----------
「筆者は、本件の背後に思想があると考えている。」。あ~あ、また「思想」かよ。
この時点で中国産冷凍餃子から農薬が検出されたこと以外わかっていないのに、いつものことながら強引に話を展開し始める。この前までは、「インテリジェンス」で世界を読み解いてたと思ったら、今度は「マルクス」、「資本論」でなんでも読み解いてしまうらしい。(笑)
「背後に思想がある」というより、話題に「資本論」や思想を思わせるキーワードを引っかけたかっただけだろう。中国の資本主義化移行の弊害によるモラルの低下は確かにあるけど、このことを『思想』だのと大げさに古典を振り回してする話でもないだろう。だから結論もむやみに飛躍する。「新自由主義を抗する思想の構築のために日中連携が急務だ。」だと。かっての左翼のアジテーションを思わせる威勢の良いアナクロな台詞だね。右翼なのに左翼の「知」にあこがれる佐藤らしい。

それにしたって、この程度の話にわざわざ「マルクス」、「資本論」を登場させる必要はまったくないだろ(笑)
この手の論理の飛躍は偽科学に多い。この連載コラムは、文章が比較的短いだけに佐藤の主張が如何に偽科学的な無理な論理展開がされていることがよくわかる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月 6日 (水)

続X10 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼 

その後まったく情報がなかった佐藤優、安田好弘弁護士と『インパクション』編集部との話し合いの内容が金光翔氏のブログ書き込まれた。

「佐藤優・安田好弘弁護士・『インパクション』編集長による会合の内容について」http://watashinim.exblog.jp/7176381/

ブログによると、『インパクション』編集部と佐藤優・安田好弘弁護士との話し合いは行なわれたのだが、内容については当事者であるはずの金光翔氏にはほとんど知らされなかったらしい。それは会合の内容を公開することで、佐藤優・安田弁護士から言いがかりを付けられるのを恐れてビビってしまった(なんせ、母親を殺した後、死姦した行為を母親のように甘えてしまった為にやった行為とか、復活の儀式、母胎回帰などと常軌を逸した主張をもって犯意無しの傷害致死と主張する弁護士だからね)のかと思いきや、実は『インパクション』編集長自身も死刑反対派として常連執筆者である安田弁護士を通して佐藤優に懐柔されてしまっていたらしい。(それじゃ今後『インパクション』は、天皇制護持、親イスラエルの佐藤とうまくやっていく気らしい(嘲笑))まぁこの節操のなさこそが日本の言論界の特性であって、金氏が批判するところなのだが、論文掲載誌がこのざまじゃ日本の知性が疑われる(笑)

以下は、金氏のブログから抜粋、

----------
さて、『インパクション』関係者によれば、会合内容は、以下のとおりである。

1. 佐藤が週刊新潮の記事で、金の論文について、「私が言ってもいないことを、さも私の主張のように書くなど滅茶苦茶な内容です。言論を超えた私個人への攻撃であり、絶対に許せません」と言っているが、ここで佐藤が「私が言ってもいないこと」として挙げているものの一つは、<佐藤の言う「人民戦線」とは、在日朝鮮人を排除した「国民戦線」のことだ>(佐藤は、「在日朝鮮人」ではなく、「朝鮮総連」と言っていたかもしれない)という、金の主張を指している(他の部分について、具体的な指摘があったかは分からない)。

2. 深田氏が、週刊新潮の金に関する記事はよくないと言ったところ、佐藤は、週刊新潮の記者(私に関する記事の筆者)は、何かあると相談する関係であり、今回は、佐藤が悩んでいることをいつものように相談したところ、週刊新潮側が独断で記事にすることにし、記事になったものだと答えた。佐藤は、記事での佐藤の発言には責任を負うが、記事自体には責任は負えないと主張している。

3. 佐藤は、金の論文への反論記事を書くつもりがない、と言っている。

4. 佐藤は、金の論文において、岩波書店の内部情報が使われたことも問題だと主張している。

5. 佐藤は、金の論文において、『金曜日』編集長のメールが使われたこと(多分、片山貴夫氏のブログの記述の引用)も問題だと主張している。

6. 佐藤は、金の論文への反論ではなく、インパクションに自分の別の論文を投稿したいと述べている。これに対して、深田氏は、掲載は編集委員との相談で決めることだと答えた。

----------


これはヘンだ。こんな他愛もない言いがかりを主張するためにわざわざ編集部に乗り込んでくるだろうか?う~ん。かといって彼らとて何かできるわけもないし。
ちょっとノイローゼ気味の奴のやり方からすれば、『世界』、『週刊金曜日』に続いて『インパクション』にも安田弁護士と同様に常連執筆者になって佐藤に批判的な記事が載せられない関係にしようと思ったのだろう。
たしかに、佐藤に都合の悪い(反論もできない)「<佐藤優現象>批判」を書いた金光翔氏はもはや佐藤の息のかかった論壇誌を中心とする出版メディアで論文を発表することはできないだろう。
まぁ、それで佐藤が心休まることができるかと言えば、そんなことはないだろう。しばらくは、偽善弁護士安田好弘にくっついて離れないのではないのか。

天皇制護持の為に護憲を主張する佐藤優と死刑回避の為には被害者感情を逆撫でする安田好弘弁護士という、まさに倒錯コンビがリベラル左派のアイドルとは、末期的な病状ですな(嘲笑)

| | コメント (14) | トラックバック (0)

2008年2月 1日 (金)

続X9 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼

金光翔氏の反論ブログで具体的に実態を暴いている。これは、かなり衝撃的な内容だ。考えてみれば、日本のメディアは元々談合体質なのだ。

「談合」としての<佐藤優現象>

この論壇タブーを正面から妥協することなく批判する金光翔氏は、一人で日本の言論界を根本から覆してしまうかもしれない。


 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月 8日 (火)

続X8 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼

金光翔氏のブログによると、佐藤優氏は安田好弘弁護士を通して、インパクション編集長との三者での話し合いを求めたそうだ。当然、金光翔氏の論文『<佐藤優現象>批判』に対する対抗手段なのだろう。言論界の寵児と言われる佐藤優氏の対抗手段がいつもの事ながら言論以外の手段で行われるのがなんとも救いようのない酷い話だ。まともに言論で対抗できないからだろう。

----------
佐藤優と、その意を受けた安田好弘弁護士の強い要望により、佐藤・安田氏と『インパクション』編集長との三者の会合が、1月10日に開かれるとのことである。

私は呆れてしまった。私の論文に佐藤が異論があるのならば、『インパクション』編集部に反論・批判の文章を送るか、別の雑誌で反論・批判すべきである。そうした行為をせず、掲載誌を発行する出版社とコンタクトをとろうとするのは、出版社側と「手打ち」をする、もしくは何らかの裏取引をする、と思われても仕方がないのではないか。

http://watashinim.exblog.jp/6904990/
----------

しかし、何であの安田弁護士なんだろう。たぶん、佐藤優氏の要請に応える弁護士が彼しかいなかったのではないのか。

それにしてもインパクションに載った論文に対し言論で対抗する前に弁護士を連れて本人が編集部に出向くとは、言論人として恥ずかしくないのか?言論には言論でもってするのが原則だろう。そんな当たり前のことができないなら、言論人の資格はない。

とはいえ、まずは三者でどんな話し合いが行われるのか注目したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月 3日 (木)

続X7 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼 下

さて本題。なぜ原田武夫氏が週刊新潮にこんな言いがかりの記事を書かれたのか?
この週刊新潮の記事の導入部には”ブログ”の記事についてから始まっている。週刊新潮関係者のブログチェックから目をつけられたのはまちがいない。しかし、原田氏と原田氏のブログが特に有名ということもなくニュースバリューがあるとは思えない。記事を読んでも指摘された内容には言いがかり以上のものは見あたらない。と言うか、言いがかりをつけるならこのブログにある客観的な視点での国際情勢分析はかなりリベラル寄りでもっと以前のエントリーが問題視されてもおかしくない。
 実は問題視している原田氏の記述(11/14)は原田氏攻撃のための言いがかりで、本当に問題視しているのはそのすぐ後のエントリー 12/12の『佐藤優という男の「インテリジェンス論」研究(その1)』 http://blog.goo.ne.jp/shiome/e/cedc3dcc9cb0f3911a636bfdc744c59d だと考えられる。 
 以前、原田氏のブログを何度か読ませてもらったが、大変優れた情報分析能力をもち、外務省のキャリアを辞職している為、客観的な視野で国際情勢を分析している。元有能なキャリア外交官の『佐藤優という男の「インテリジェンス論」研究』は、2年で論壇界の寵児、最高のインテリジェンス能力を持つ男と言われるようになった元ノンキャリア外交官佐藤氏には脅威なはずだ。(それ以前から、佐藤が北朝鮮の情報工作と決めつけたドイツ紙の偽ドルCIA製造記事の扱いなどで、佐藤の分析を論理的に批判している。http://blog.goo.ne.jp/shiome/d/20070513)
週刊新潮の記事は、論壇サイドからの批判論文『<佐藤優現象>批判』を書いた金光翔氏への週刊新潮の個人テロ攻撃とまったく同じ手口同じ構図である。

論壇の寵児はいつこの座から引きずり下ろされるのか怯えている。ネット上の少しの批判にも神経質に反応しているところから、そうとう追い詰められているようだ。佐藤優バブルの終りは近い。
彼が墜ちるとき、日本のリベラル論壇も共連れとなって大打撃を受けることになるだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

続X7 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼  上

またも、週刊新潮で佐藤優批判をしたブログ著者への個人攻撃記事が掲載された。

週刊新潮『「天皇のお言葉」の秘密を暴露してしまった「元外務官僚」』と言う記事だ。
読めば、これがまったく言いがかりでしかないもので支離滅裂(いつものことだが)の嫌がらせ記事でしかないことがわかる

取りあえず、つっこんでみる。
----------
この一年も、不用意なブログでの発言が引き金が引き金となり、ネットで非難が殺到する”炎上”と呼ばれるケースが後を絶たなかった。つい最近も「子猫3匹を焼却炉で焼き殺した」
・・・
一方、”炎上”したわけではないものの、不用意な発言に、目下、非難囂々という点で共通するのが、元エリート外務官僚、原田武夫氏のブログである。
-----------
先に「不用意なブログでの発言が引き金が引き金となり、ネットで非難が殺到する・・」と例を挙げていながら”炎上”していないのに非難囂々とは週刊新潮内の願望をまるで現実にあったかのように印象操作で始まる新潮の常套手段。(笑)

----------
自慢話のつもりだったのか、昔、自分が「天皇のお言葉」に関わったマル秘事項をあっけらかんと綴った結果、古巣の外務省関係者や識者たちから「非常識」「考えられない」と、集中砲火を浴びている。
----------
この週刊新潮語を解釈するとその古巣の外務省関係者というのが、原田氏に集中砲火を浴びせたいという願望なんだろ。さてそれは誰か?(笑)

----------
だが、この文章を読んで、ある外務省関係者は、「これは、うちの省が抱える爆弾になりかねない」と、表情を強張らせるのである。「まず第一に、天皇陛下のご発言、お言葉について、絶対に口外してはならないと言うことは、外務官僚の基本の基本です。天皇陛下の外国御訪問は数年前から決まっていますが、その担当に任命された者は、一室に集められ、注意、訓示を受けます。御訪問の日程はもちろん、お言葉の作成者、作成過程を含め、全ての事柄について、”貝になれ”、”まかり間違っても口外してはならない”と、きつく釘を刺されるのです。それなのに、いくら退職したとはいえ、元外交官が世界中の誰でも見ることができるインターネット上のブログに”私がお言葉の草稿を作った”などと、内情を暴露するなんて、開いた口が塞がりません。」
----------
2000年の大成功に終わった訪問について、外務省の人間が草稿を書き、天皇が「最後の瞬間までに自ら筆をとられ、外務省作成の「お言葉」案を直されていた」(新潮の孫引き)ことを明かしたことなどなんの問題もないだろうが。一般人もそういうものだと思っているはずだが。天皇が公言した言葉が「マル秘」とは、頭がどうかしている。(笑)

----------
だが、自分がお言葉の草案作成者だと宣言して、胸を張るのも困ったものだが、外務省を困惑させたのは、
----------
あら?さっきまで草案作成者だと宣言するのが問題といっていたのに、本筋はまた別のところに。(爆笑)週刊新潮の常套手段かよ。

----------
先の外務省関係者によれば、
 「原田さんは自分に大きな裁量があったような書き方をしていますが、全く違います。・・・
----------
ブログを読んでもそんなことは書いてないのだが?

----------
海外訪問の際、天皇のお言葉は公式な行事ですから、内閣や外務省、宮内庁が協議を重ねて草案を練り上げるものです。そこに天皇陛下が筆を入れたことを暴露したことの方が大問題です。こちらは後々に禍根を残しかねません」
----------
天皇が筆を入れようが入れまいが、天皇のお言葉に変わりはあるまい。バカじゃないのかこの外務省関係者は。

----------
外務省関係者が続ける。
「たしかに日本とオランダの間には、従軍慰安婦の問題が横たわっています。そんな非情にデリケートな問題に、天皇陛下が自らの意志で、積極的にタッチして、お言葉を決定されているような誤解を読む人に与えかねないからです。つまり、政治的な発言を禁じられている天皇陛下が、個別の外交案件に関与しているという疑いすら招きかねないのです」
----------
積極的にタッチしているかどうかなんて相手国には関係ない。どのみち天皇が直に発言しているんだろ。そんなこというなら、外国訪問の際の天皇のお言葉はすべて政治的な発言じゃないか。それじゃ、天皇のお言葉は「天皇陛下の御意思とはまったく関わりのないものです」と前置きしろ。(爆笑)

馬鹿馬鹿しいから、引用はここまでにしておく。週刊新潮の記事の後半を読めば、結局、原田氏の書いたものに天皇がオランダ訪問の際従軍慰安婦問題に心を痛めているとの内容があり、それが右翼には都合が悪いということらしい。(笑)マル秘事項の暴露とは何の関係もない。
個人攻撃のテロ雑誌週刊新潮らしい3段スライド式のねつ造記事だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月31日 (月)

続X6 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼

ここ3日ほど訪れる人もほとんどいないこのブログに何故か150から350を超える人が訪れるというビックリする事態が起こっている。ただ気になったことを書き込んでいるだけのブログだから好き勝手に書いていたのだけど、訪れる人がいるのではちょっと他人の目を気にして書かなきゃいけないなぁ。(笑)

当ブログを読んだ人には、「こいつは何を批判しているのかよくわからん」という人も多いと思う。
「佐藤優氏を批判しているようだが、なにやらゴチョゴチョ言っているなぁ」と思っている人が多いと思う。そもそも金光翔氏の論文自体、本題が佐藤優氏批判というより、リベラル左派論壇が佐藤優氏と相反する立場でありながら矛盾をそのままに重用し続ける現状を「佐藤優現象」と呼び、その構造的な欺瞞性を批判している。もちろん前提として緻密に佐藤氏の発言を検証しているのだが、それは佐藤氏の立場を明確にするためだ。

なぜ、佐藤氏を飛び越えて批判しているのか?

それは、すでに佐藤氏は終わっているからだ。マンガの台詞で言えば、「もうおまえは、死んでいる」というところだ。(笑)

 彼の発言を読めば、彼に国際情勢を分析する能力がないことは一目瞭然。外務省でノンキャリアとしては異例のポストである主任分析官も鈴木宗男氏が彼のために創ったものであろう。元NHKアナウンサーの手嶋龍一とのインテリジェンスごっこは、本物のインテリジェンスのプロからみれば噴飯ものだろう。ここまでは与党政治家鈴木宗男氏の存在があって成り上がったものだ。
さらに世界の天才が書いた著作を速読で読破したという知識も専門家から見れば、いかにもにわか仕込みの付け焼き刃と言うものだろう。彼は専門家とは討論しないし、佐藤に間違いを指摘すれば、返ってくるのが反論ではなく恫喝、それも編集者や出版社を恫喝するのだから、これほど話にならない奴はいない。週刊新潮を使って金光翔氏をスキャンダラス記事で潰そうとしたことも、彼が論壇界の寵児と賞賛されながら実際はまったく言論の能力がないことの表れだろう。そういった行為は彼と彼に共鳴する論壇が作り上げた偶像がいかに陳腐な『偽』ものであるかを証している。2007年を象徴する漢字『偽』は、佐藤優氏に相応しい。

 それでも、日本一の論客とか当代一の思想家、世界一流のインテリジェンスなんて信じる奴は、本当にバカだ。(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月21日 (金)

続X5 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼

「<佐藤優現象>批判」の論文を巡る岩波書店のどたばたは、論文に書かれているリベラル論壇界の堕落以上に岩波書店自らのモラル無き体質を露呈させてしまった。その論文が掲載されてからの岩波書店と金氏のやりとりがブログにエントリーされている。http://shutoken2007.blog88.fc2.com/
 ここでの金氏自身のつっこみは極めて論理的で岩波側の矛盾を見事についている。こちらからつっこむところがないので、リンク先を読んで欲しい。
それにしても、支離滅裂であまりに子供だましな岩波の対応には知性のかけらも感じない。
社長から、「社員でありながら、あの論文を公表したことは、岩波書店の社会的な信用を傷つけた。今後はこのような行為は慎んでほしい」との厳重注意を受けたそうだが、この論文の存在と論文の著者が岩波社員だと週刊新潮にスキャンダルとして世間に広めたのは岩波自身で、最終的に岩波書店の社会的な信用を傷つけたのは金氏を痛い目にあわそうとした岩波社員なのだが。しかも、佐藤優に支離滅裂な恫喝コメントを載せたのも岩波関係者こと岩波編集者の自作自演。たぶん、佐藤優氏は週刊新潮の記事を見て自身の頭の悪いコメントに逆ギレしたことだろう。(笑)佐藤優氏に良かれと思ってやったこの企みで結果的に恥をかいたのは、岩波書店と佐藤優氏なんだから、これほど見事な自爆は滅多に見ることはない。(笑)

特に、ハイライトシーンを引用させてもらう。
------------------------
金「会社が困るというのは?」

編「岩波書店に対して、読者・著者が非常に困惑するということだ。現実に、馬場君(注・私が論文で何度か文章を引用した馬場公彦氏。引用の一部は、⑦の注3参照)も著者と仕事をしているわけだけれど、こういうふうに書かれるわけだから、同じ社員の同僚から。仕事がいかにやりにくくなるかということですよ。仕事がやれなくなるんですよ、うまく。馬場君と佐藤さんはこういう関係で、佐藤みたいな右翼みたいなやつを引きずりこんだのは馬場だ、と社員が批判してると、馬場君はね、ひょっとしたら佐藤さんに関して批判的な著者だってつきあうわけだから、「え、そんな人だったのか」というふうに思うこともあるし、とにかく非常にやりにくいことは間違いないわけですよ。編集者は、著者といろいろ共感をもって仕事をするけれども、著者と編集者は全く一体化しているというわけではなくて、著者の見解を丸ごと100パーセント是としているわけではないわけですよ。こんな形で馬場君の名前が出されて、社内から批判されたら仕事をやりにくいことは間違いないですよ。そう、私は思っています、会社としては」

総務部長「会社としても、そういう見解です」
------------------------
う〜ん、これは見事なボケだ(笑)これほど高度なボケをみたことがない。岩波にもこんなユーモアがあるとは驚きだね。(笑)

それにしても、岩波の社長も困った人だ。言論機関であることを忘れ、「社員でありながら、あの論文を公表したことは、岩波書店の社会的な信用を傷つけた。今後はこのような行為は慎んでほしい」なんていえば、「政権批判や政策批判、国家犯罪、戦争責任を論じることは、反日行為だから自粛しなさい」と言うのに等しい。岩波出版物の大半は販売停止になるが。(笑)
岩波書店は表現の自由の上で出版活動をして、言論の自由の基で論壇誌を発行しているのに、社員の言論活動を禁じる(慎んでほしいと控えめな表現をしているが)という矛盾した行為はいくら何でも通らない。だから、発言の真意は「あの論文」の中身にあるのだが、公表されると岩波書店の社会的な信用が傷つく内容とは、岩波編集者の馬場氏が組合壁新聞での発言のことなのだろう。知られちゃまずいような発言をする方が悪いのが当然だろ。(笑)もっとも馬場氏のこのような発言は岩波のホームページにも書いてあるんだから秘密でも何でもない。どのような言いがかりをつけたところで、正当なメディア批判を隠蔽しようとする恥知らずな行為は、更に岩波書店の社会的な信頼を傷つけるのではないのか?岩波社長より言論でもって論理的にこの現象を批判する金氏の方がどれほど言論人にふさわしい態度か。

更に付け加えて言えば、ただ多弁なだけで内容がなく、読書で仕込んだ知識を疑似科学を思わせるいいかげんな論理で展開する野心家佐藤優氏なんかより金光翔氏の方がよっぽど日本の言論界を導くだけの才能がある。岩波書店のためにも、瀕死の日本のリベラル勢力のためにも批判精神を発揮してますます活躍してほしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月16日 (日)

続X4 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼

『インパクション 160号』に掲載された金光翔氏の論文「<佐藤優>現象批判」に対し岩波関係者自らによる週刊新潮を使った言論テロ記事は、計らずも論文が警告する岩波書店を代表とするリベラル言論界の変質化(陳腐化)だけではなく岩波書店の内部での言論弾圧行為を露呈させてしまった。岩波編集者が佐藤優という野心家に心酔するあまり、戦前からの日本の教養を支え戦後の民主主義の牙城となった名門出版社の『志』を岩波役員自ら投げ捨ててしまうというのは、あまりにも愚かな行為だ。巷ではあらゆる業界で老舗企業の長年にわたる顧客の信頼を裏切る偽装が内部告発から発覚している。この岩波の愚かな行為は、『世界』などの岩波出版物で語られる「言論の自由」や「人権」がまったくのウソでしかなく、それを信じる読者は岩波のウソを金を払って読むお人好しだと言うに等しい。
岩波書店の言論弾圧行為はこの岩波書店の変質も含めて批判する論文の著者への攻撃だけではなく、日本の言論界に対する冒涜であり、岩波の出版物を愛読している読者に対する裏切り行為だ。『世界』は言論の自由を守る立場であるのだから、むしろこの論文を掲載し『世界』誌上で論戦させるだけの懐の深さを見せるべきなのだ。読者はそれでこそ岩波書店だと納得するはずだ。
ところが、実際は悪質な言論テロ誌、戦前からの天皇制原理主義者の憲兵として国民の思想弾圧の役目を担う週刊新潮に岩波社内の論争を記事として取り上げるよう依頼し、さらに岩波の御用組合を使って嫌がらせをするという企業としてのモラルにも欠ける悪質な行為を平然とやりつづけているのだ。
岩波書店は都合の悪い論文を書いた金氏を排除すれば、全てが治まるなどと浅はかな考えをもっているのだろうか?それは逆だ。金氏の排除は岩波書店がモラルのない企業と自ら暴露することなのだ。排除するべきは社内の批判者を叩くために週刊新潮にタレ込んだ岩波社員であり、御用組合を通じて違法すれすれの悪質な嫌がらせをする岩波役員なのだ。彼らこそ伝統ある岩波書店を潰すものたちだ。

文筆業を生業とする人たちは、単なる右翼(本当は右翼でさえないご都合主義者だが)の佐藤優氏も含めて岩波書店で著作を出すことがステータスであると思っているだろう。だからこれほどの大問題が起こっていても無視することだろう。そもそも日本の言論界に金氏ほどの批判精神があれば、こんな問題なぞ起こらないのだが。(笑)
しかし、読者は違う。読者はリベラル言論の牙城である岩波書店を守るために岩波書店内部の言論弾圧に対し強く抗議し、これを行った岩波役員の処分を要求するべきだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月 9日 (日)

続X3 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼

この岩波関係者がどうして論文の著者が社員であることや、佐藤優批判に困惑する社内事情という恥部(本人は恥部だと思っていないが(笑))をさらけ出してまで週刊新潮に情報を提供したのだろう。考えると、やはりこの論文が図星でしかもその批判の対象がこの岩波関係者自身でもあったからなのだろう。この記事が出るまで佐藤氏にも岩波にも論文著者との問題は実際上存在しないわけで、結局佐藤氏や岩波を巻き込んだ上で強いて問題を創り出し、それを理由に週刊新潮によって社会的制裁を加えようとしたのだろう。個人的な報復と言える。
論文に書いてあることが虚偽であったり悪質なもの(例えば週刊新潮の記事)なら黙って告訴でもすればいい。だが、それができない。その論文は正しく正当なものだからだ。だから、ゴシップ誌の週刊新潮に情報を提供したのだろう。
この岩波関係者という人物が記事上で「問題だ」と強く主張したところで、ただの言いがかりを並べ立てただけにすぎない。その言いがかりの中で一番有効だと自信をもって主張しているのが、組合報の記事の引用のようだ。この件をもって佐藤優に「訴訟を辞さない」と相変わらずトンチンカンなコメントを言わせている。(笑)
佐藤が「社外秘が守られない・・・」と激怒してまで言及している社外秘というのが、食堂などに貼られている組合新聞とは、さすがこれまで世界を相手に厳しい情報戦を戦い抜いてきたインテリジェンスのプロは違うと腹を抱えて笑ってしまった。組合新聞が社外秘とは大げさすぎるだろ。引用されると岩波としては困るような事が書いてあるのか?そんなまずいことを食堂の掲示板に張り出すなよ。それとも今話題の偽装事件として読者に知られてはまずい内容なのか?(笑)

まさに、泥沼。もう岩波は胸まで泥沼にはまってしまった。今後は記事では人権、リベラルを謳いしながら、週刊新潮や保守派言論と協調するという偽装によって読者を騙し続けていかねばなるまい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月 4日 (火)

続々 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼

週刊新潮の記事はつっこみどころ満載だ。
そもそも読者の誰も知らない人物がミニコミ誌に有名作家について批判する論文(正しくは佐藤優現象を批判している)を書いたなんてネタが読者の興味を引くわけがない。いくら週刊新潮でも相手が有名人でなけりゃ記事にならんだろ。しかも記事を読んでも何が問題なのかさっぱり判らないというより、問題なんてない。それでも大週刊誌である週刊新潮にこの不自然な記事を載せたというのは、その記事の意図するところがこの無名の論文の筆者個人をさらし者にすることにあるのは明らか。有名人ならいざ知らず、無名の一般人の言論活動に対してこのような行為が許されるはずがない。まさに言論テロル。悪名高い週刊新潮でもこれはやり過ぎだろう。

この記事は記事に登場する岩波関係者からの情報によって作られている。この岩波関係者の告発はとにかく異常だ。タイトル「佐藤優批判論文の筆者は「岩波書店」の社員だった」は、だからどーしたと突っ込むものだが、記事を依頼した者にとっては、このことが重大な問題なんだろう。岩波社員は佐藤優批判は言語道断と言いたいらしい。しかも本文は岩波『世界』編集部内での佐藤優氏の扱いに関する路線対立という内輪の問題を大げさに騒ぎ立てただけ。金氏は、主張が受け入れられず編集部から離れている。
ならばなぜこの岩波関係者が週刊新潮にわざわざ「金さんは、実は現役の岩波書店の社員なのです」など明かす必要があるのだろうか?さらに編集部内の意見の対立があったことを週刊新潮にタレ込んで騒ぎを作り出す必要があるのだろうか?記事には「他のメディアで自社が発行する雑誌の批判までぶちまけてしまった」と批判しているが、他メディアに『世界』編集部内部に路線を巡る混乱があったとわざわざ表沙汰にして騒ぎを起こすこの人物の行動の方がトンデモ無い行為ではないのか?編集部を離れた者に対して、そこまで執拗に個人攻撃をすることと、なりふりかまわない手段はもはや岩波書店の為ではないことは明らかだろう。カルト宗教の狂信的な信者のようだ。
記事には「彼には自らの経歴を明かせない”事情”があったのだ」とまるで隠し事でもしているような印象操作をしているが、論文は本名で書かれているし、会社の考えが違うに会社名をわざわざ記する方が問題だろう。記事は言いがかりの印象操作だけして、最後には「当代一の論客と言われる佐藤氏を激怒させてしまった岩波。これでは名門出版社の名が泣く」だと。まともな論戦もしない当代一の論客は、出版社を泣かせて成り上がったものだからな。(爆笑)それはいいとして、なんで批判の矛先がなんで岩波にすり替わるんだ?支離滅裂じゃないか。(笑)

それにしても佐藤優はまるで教祖か、天皇か、金日成か(笑)異論反論はすでにタブーなんだ。なるほど、金さんが批判する”佐藤優現象”とはこのことなのか。批判はまったく正しい。怖い怖い。
この岩波関係者(たぶん『世界』編集部内にいる対立した相手だろう)の告発のおかげで、『世界』内部が腐っていることがよくわかった。

当代一の論客と言われる佐藤氏は、言論で対抗することもせず「訴訟に出ることも辞しません」と言っているが、誰を相手に訴訟するつもりなのかな?"佐藤優現象批判"論文の筆者?社外秘を漏らした岩波書店?どういう理屈で考えたらこれが訴訟になるのか無教養の俺にはまったく理解できませんな。(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月30日 (金)

続 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼

佐藤優に惚れたばかりに、反動勢力と兄弟・同志となってしまった雑誌『世界』と週刊金曜日はさぞかし頭を抱えているのではないか。(笑)『世界』編集部がどのような対応に出るのか、週刊金曜日がこのことをどのような立場で記事にするのか注目したい。

この週刊新潮の記事には、佐藤優のコメントが載っている。これが笑える。
----
 「私が言ってもいないことを、さも私の主張のように書くなど滅茶苦茶な内容です。言論を超えた私個人への攻撃であり、絶対許せません。そして、『IMPACTION』のみならず、岩波にも責任があります。社外秘の文書がこんなに簡単に漏れてしまうところとは安心して仕事ができない。今後の対応によっては、訴訟に出ることも辞しません。」
----(週刊新潮から)

まだ手に入れていないのでその論文を見たわけではないが、ブログなどを見ても佐藤優自身の著書などから引用したものを元に批判している。「書いていない」なんて言うくらいならきちんと反論してみればいい。ところが、佐藤優はまたしてもまともな反論もせず、いきなり逆ギレして「訴訟も辞さない」とか「もうお宅とは仕事ができない」と出版社や編集部を脅すというおよそ言論人とは思えない発言。相手は無名の一般人だぜ。(笑)その無名の一般人の批判論文に対し正々堂々と反論さえせず、ムキになって力や恫喝で相手を潰そうとする。これが一流の論客とは、日本の言論界というところはネットの掲示板以下だとしか言えない(笑)日本の言論界では佐藤を相手に「王様は裸だ」「佐藤はただの知ったかだ」とは言えないんだろう。だから読者や一般人が無遠慮な批判をしたりする、それが佐藤にはどうにも我慢ならないらしい。自分に対する異論反論を認めないこいつは何様だ?

こいつは以前にもこれとまったく同じことを発言している。週刊金曜日で読者から佐藤の連載記事に対してさりげない批判の投稿が載ったところ、2週間程度後佐藤から大きく反論文が載せられた。しかし内容は論点から逃げてばかりのトンチンカンで、最後に「週刊金曜日の読者に受け入れられないようなら、もう書かないぞ!」と編集部を恫喝。佐藤に反論するだけの能力がないのじゃなくて、反論するとペテンがばれちゃうからなんだと思う。
それにしても社外秘の文書が漏れて困るのは岩波であって佐藤は関係ないんじゃないのか(笑)
さらに「言論を超えた個人攻撃」という言葉はまさに週刊新潮と佐藤優自身のことだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月29日 (木)

週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼

週刊新潮12月6日号 「大人の見識」という特集の中に(名誉毀損の常習犯が大人の見識とは笑わせる)「佐藤優批判論文の筆者は「岩波書店」の社員だった」という記事が載っている。週刊新潮の記事レベルだから問題の論文に対して反論するわけでもなく、一般人である筆者に対する個人攻撃といういつもどおりの卑劣な記事だ。

興味深いのは、保守タカ派のゴシップ誌の週刊新潮が、リベラルの雄であり(あった?)敵対関係の『世界』に対する批判論文に攻撃を仕掛けるという捻れた関係だ。これこそまさに<佐藤優現象>の現れといえる。

週刊新潮が雑誌『世界』を擁護する事態こそ、当の論文の批判が正しいものであると証明されたといえる。

気になるのは、この記事の中に登場する岩波関係者とその発言だ。
---
「金さんは、実は現役の岩波書店の社員なのです」と明かすのは岩波関係者。
 「中途で入社し、宣伝部を経て『世界』編集部に配属されました。当初は通名でしたが、何時の間にか韓国名を名乗るようになった。そして、"反総連の記事はけしからん"なぜ佐藤を連載に使うのか!"などと抗議をしたり、匿名で始めたブログで佐藤氏やジャーナリストの斉藤貴男氏など、社と関係の深い作家の批判を繰り返すようになった。編集長も持て余し、校正部に異動させたのです」
---(週刊新潮から)

編集部の部員なら編集内容に異議を唱えることに何の問題があるのか?しかもリベラル言論誌である『世界』の編集部で単純国家主義者の佐藤優の連載に反対したら異動とは、こりゃひどい話だ。
さらに、
---
「金さんの件は、社内で大問題になっています。佐藤氏の著書『獄中記』はベストセラーになり、版を重ねている。ヘソを曲げられては困りますし、おまけに論文では、彼の上司も実名を上げられ、批判されている。しかも、社外秘のはずの組合報まで引用されているのですから、目も当てられません」(同)
---(週刊新潮より)

この岩波関係者によると、佐藤優にヘソを曲げられては困るから社内では大問題になっているそうだ。(笑)むしろ、言論テロの常習犯である週刊新潮に社員の悪口を得意気に話すこの岩波関係者の方が『世界』愛読者には許し難い。

言論詐欺師佐藤優に一杯食わされ失態を晒した左派リベラル言論誌が読者や社内からの批判をまともに受け取らず、言論テロ誌に批判論文潰しの情報提供をするとは、救いようのない話である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)