佐藤優現象

2009年11月19日 (木)

<佐藤優現象>に対抗する共同声明

勝手に金光翔氏を応援していると宣言しておきながら、「<佐藤優現象>に対抗する共同声明」について、お知らせしていませんでした。金さん、ごめんなさい。
たぶん、このブログを読んでいる人は全員知っていることと思いますが。(^^;)

「<佐藤優現象>に対抗する共同声明」


私たちは、昨今、『世界』『週刊金曜日』その他の「人 権」や「平和」を標榜するメディア(以下「当該メディア」)が、右翼ないし国家主義の論調に対して歩み寄りを見せていることに深い憂慮と疑念を抱いていま す。それを象徴する現象が、「右翼」「国家主義者」を自称する佐藤優氏の積極起用です。

私たちは、佐藤氏の積極起用が、縮小する一方の 「論壇」の市場を回復しようとしてなのか、「脱冷戦」の意味を単に「左右の歩み寄り」と読み誤っているのか、その理由をはっきりとは知り得ません。しかし 佐藤氏は、言論への暴力による威圧を容認し、イスラエルの侵略・抑圧行為や在日朝鮮人の民族団体への政治的弾圧を擁護する等の、決して許容できない発言 を、数多くの雑誌・著作物で行っています。当該メディアが佐藤氏を積極的に誌面等で起用することは、人権や平和に対する脅威と言わざるを得ない佐藤氏の発 言に対する読者の違和感、抵抗感を弱める効果をもつことは明らかです。私たちは、佐藤氏の起用が一体どのような思考からもたらされ、いかなる政治的効果を 持ち得るかについて、当該メディアの関係者が見直し、起用を直ちにやめることを強く求めます。

そうした問題を鋭く提起したのが、金光翔氏 (岩波書店社員)の「<佐藤優現象>批判」(『インパクション』第160号、2007年11月)でした。ところがこの論文掲載をきっかけに、『週刊新潮』 が金光翔氏を槍玉にあげる記事を公刊しました(2007年12月6日号掲載の記事「「佐藤優」批判論文の筆者は「岩波書店」社員だった」)。佐藤氏は、そ の記事のなかで、同論文を「私が言ってもいないことを、さも私の主張のように書くなど滅茶苦茶な内容」だなどと中傷しています。これは、市民の正当な言論 活動を萎縮させかねない個人攻撃です。私たちは、これも<佐藤優現象>の一つだと考えます。それに対し、金光翔氏は『週刊新潮』と佐藤氏が名誉を毀損した として提訴しました。私たちは『週刊新潮』の報道に強く抗議するとともに、現在の言論の状況に対して一石を投じたこの訴訟への注目と、金氏への支持を広く 呼びかけるものです。


2009年10月1日

http://gskim.blog102.fc2.com/blog-entry-23.html

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2009年9月20日 (日)

"疑惑の総合商社"鈴木宗男リターンズ 2

 日刊ゲンダイに鈴木宗男の外務委員長就任によって機密費が曝かれると言った記事が出ていたようだ。こういった変な期待は<佐藤優現象>に毒されたジャーナリズムあたりが鈴木宗男を持ち上げるときに必ず使う宣伝文句だが、本当にしゃべる気ならとっくの昔にゲロしているはずだ。鈴木宗男は絶対しゃべるはずはないのだ。

鈴木宗男と佐藤優が「機密費について・・・」と言えば、これは機密費に関わった関係者に対するブラフ以外の何ものでもない。それは「全員(歴代政府、外務省、関係者)道連れにするが、それでもいいのか」「しゃべるなよ」と脅しているのだ。

 そもそも、田中真紀子が外相時、機密費問題にメスを入れようとした田中に伏魔殿と言われた外務省の不正の闇に君臨していたのが鈴木宗男だったではないか。
外務省の闇について、外務省と鈴木宗男は持ちつ持たれつの爛れた共犯関係であり、機密費が曝かれたくないのはお互い様だからだ。

 「鈴木宗男事件」と言えば、外務省を支配しODAを含めた利権と不正な金の問題であったあはず。にも関わらず、立件されずうやむやになったのは機密費が絡んでいるからだ。「やまりん事件」なんて本当の本命から外れた「国策捜査」なのだ。
外交機密費が曝かれると困るのは政府、外務省と鈴木宗男と佐藤優なのだから。

 本気で外交機密費を曝くなら、鈴木宗男ではなく田中真紀子を充てるの当然だろう。田中真紀子が外相時代に機密費調査を妨害したのが鈴木宗男だったではないか。

 なによりも嫌な感じなのが、金光翔氏の警告『<佐藤優現象>批判』通りになっていること。
政治家である鈴木宗男が少しずつ権限を手に入れ、それを最大限テコを効かせて日本の政治に影響力を持ち、佐藤優が言論界に強い影響力を持ち(佐藤優現象)鈴木宗男を支える。

 田中真紀子との死闘がなければ、自民党のトップまで上り詰めたのではと思うとゾッとする。鈴木宗男は日本の頂点にまで上り詰め、その引き替えにロシアとの二島返還ー日ロ平和条約が締結される。そんなシナリオだったのかもしれない。(断っておくが、自分は北方領土問題にはまったく関心はない。元々アイヌの土地なのだから、アイヌに返すのがよろしい)

この鈴木宗男の復活劇は、怖いほど完璧なシナリオにもとずいている。
この二人はただの強欲の固まりで、とてもこれだけのことを緻密に出来る能力なんて無い。
この二人を動かしている大きな組織があるのではないかと思ってしまう。

以下は参考になる機密費についての記事

※ [機密費疑惑・国家のウソ2]規律なき使途、選挙資金に官邸の影 http://asyura2.com/sora/bd12/msg/732.html

 首相官邸の資金は、従来考えられていた以上に潤沢だった。 表に出ている官房機密費16億2400万円のうち、官房長官が直接管理する一般行政経費は13億9200万円。これに「裏の機密費」約20億円を加えた34億円近くが、首相―官房長官のラインで自由になる計算だ。

一体何に使われているのか。

「表に出たら大変」2月下旬。那覇市。東京ではコートが手離せないというのに、広い邸宅は赤いブーゲンビリアに彩られていた。主の老人は、1998年11月の沖縄県知事選で稲嶺恵一知事陣営の選対幹部を務めた人物だ。

「ええ、資金の手当てを自民党本部に頼みました。『人はよこさないでいいから、資金面だけお願いします』って」

米軍普天間飛行場の移設問題が知事選の焦点だった。3選を目指す現職の大田昌秀氏は「県外への移設」を、自民党の推す新人の稲嶺氏は「振興策とセットでの県内移設」を唱えた。大田氏が当選すれば、当時の小渕恵三政権に深刻な影響をもたらすのは確実だった。

老人は選挙資金の具体額に質問が及ぶと、一瞬息をのんで語った。「全部で4、5億かかった。自民党から来たのはそのうち2億か3億だったな。選挙のカネはメモに残さないし、銀行を通さないのが鉄則ですから」

数字の輪郭をぼかしながらも、老人は自民党から資金提供があったと認め た。ただし、カネの出所は自民党一本だったのか。実はこの中に、官房機密費が1億円以上含まれていたとの重大な証言がある。語るのは、自民党沖縄県連関係者だ。

「官邸から知事選の資金が出たのは間違いない。私自身、選対の会議で報告を受けた。元は税金だからね。選挙に機密費を使ったなんて表に出たら大変なことになる」

銀行を通さないという話に従えば、カネは東京から那覇まで人の手で運ばれたことになる。それはどこで受け渡しが行われたのか。出金は1回か、数回に分けてか。老人にただした。

 「官邸と自民党と二つ資金ルートがあることが分かったのは今回の横領事件が起きてからですよ。だから官邸からカネが出たのかどうか私は知らない」

官房機密費と与党の選挙資金。その間を、実線で結ぶだけの明白な証拠はない。ただし、点線ではつながっていることを数々の証言が物語っている。

鈴木宗男 1995年9月自民党副幹事長就任、1997年9月北海道沖縄開発庁長官に就任、1998年7月小渕内閣で官房副長官に就任。http://www.bea.hi-ho.ne.jp/naito38/suzukilist.htm

 

※ [機密費疑惑・国家のウソ3]外交工作、社交・接待と混然 http://asyura2.com/sora/bd12/msg/741.html

査察大使は本省に戻り、厳重処分を進言する。当時の事務次官は小和田恒氏。ところが、なぜか処分は行われず、この職員は2カ月後に在フィリピン大使館の会計担当官へと異動した。

「おれを処罰するなら、外交機密費の乱脈ぶりをばらす」。職員の捨てぜりふが、外務省上層部に処分をためらわせたと省内では受け止められた。毎日新聞が当時のいきさつを報じた7日、外務省は慌てて今は在ニュージーランド大使館にいるこの職員の召還を決めた。

「外交機密費の乱脈ぶりをばらす」と言うのは、機密費を流用した者の居直りの常套句のようだ。(笑)

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2009年9月19日 (土)

”疑惑の総合商社”鈴木宗男リターンズ

『週刊金曜日』や『世界』が進めた<佐藤優現象>運動の成果。  ┐('~`;)┌

外務省を支配した上、私物化した罪と受託収賄で実刑がほぼ確実な鈴木宗男に再び外務省に権限を持たせるとは、泥棒に金庫番をさせるようなものだ。中国なら間違いなく死刑だろう。あっ、だからにわか死刑反対論者になったのか(笑)

最高裁判断により実刑確定で収監されたとしても、リベラル・左派面した魚住とか青木のような先に有罪が確定した佐藤優の信者が「国策捜査」と念仏を唱えて悲劇のヒーロー化するんだろう。ばかばかしい。

自公など、「鈴木外務委員長」に異議=衆院本会議、開会遅れ

9月18日18時20分配信 時事通信

 18日の衆院本会議で選任された議院運営委員長を除く常任委員長16人のうち、自民、公明、共産各党が、民主党会派に所属する新党大地の鈴木宗男代表の外務委員長就任に反対を主張。与野党が調整に手間取り、正午に予定していた本会議開会が1時間余り遅れた。
 自民党は、本会議に先立つ議院運営委員会理事会で、受託収賄罪などに問われる鈴木氏の公判が続いていることを取り上げ、「刑事事件の被告人が委員長になった例はない」と指摘。委員長の選任は、本会議での採決を省略する動議を可決した後、議長が一括指名するのが慣例だが、自民党は鈴木氏について、採決するよう要求した。
 これに対し、民主党は「推定無罪の原則がある」と反論。理事会で調整がつかず、民主、自民両党国対委員長が協議した。最終的には、本会議で外務委員長についても、手続きを省略し議長が指名するとの動議を与党の賛成多数で可決。これを受け、横路孝弘議長が鈴木氏を含む16委員長を指名した。 

最終更新:9月18日18時43分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090918-00000155-jij-pol

民主党サイトのニュースから

2002/02/20

【衆院予算委】原口議員、鈴木宗男氏による外交私物化の実態を暴く

 衆議院予算委員会は20日、アフガニスタン復興支援会議におけるNGO排除問題をめぐって、田中真紀子前外相に続き、自民党の鈴木宗男議員を参考人として招致し、集中審議を実施。民主党から質問に立った原口一博議員は、鈴木議員による外交の私物化の実態を様々な問題から浮き彫りにした。

 原口議員はまず、鈴木議員が、コンゴ大使館の通商代表機関の一員と自称するジョン・ムウェテ・ムルアカ氏を私設秘書として雇っている問題を追及。「他国の外交官を私設秘書にしているなら大問題だし、正式の外交官でないなら官名詐称だ」と指摘した。鈴木議員は「民間人という認識だった」などと弁解。事実関係を理事会で調査することになった。

 次に、鈴木議員が頻繁にPRしているタンザニアの「鈴木ホール」建設の経緯について質問。鈴木氏が800万円の建設費用を寄付したとされることに関して「個人の政治団体から他国への寄付は許されるのか」と質した。鈴木氏は「外国から受けることはできないが、出す分についてはどこにも書いていない」などと居直った。

 また、2000年12月に鈴木議員が森首相の親書を携えて訪露し、ロシアのセルゲイ・イワノフ安全保障会議書記(当時)と会談を行った際の問題についても質問。外務省の欧州局長らも同行していたにもかかわらず、イワノフ氏と2人だけで会談したことなどを指摘し、「公と私の区別が不明確だ」と批判した。鈴木議員は、「(訪露は)個人の資格といいながら、政府と一体の立場で」などと曖昧にしか答えられなかった。

 同様に、98年から実施されている政府の日露青年交流プロジェクトを取り仕切り、ロシア側訪問団が来るたびに自らに表敬訪問させ、「金をとるのに尽力したのはオレだ」「オレに話を持ってこい」などと話していることも暴露。鈴木議員による外交私物化の異常な実態が明らかになった。

 さらに、外務省の佐藤主任分析官を37回の海外出張のうち18回も同行させ、秘書同様に使っていたことも指摘。そうした活動の中で、北方領土の4島一括返還論への批判を展開するなどしてきたことを明らかにし、「日本の外交姿勢を歪めてきたと言わざるをえない」と厳しく指弾した。

 NGOへの恫喝問題では、ピースウィンズ・ジャパンの大西代表らに「こいつらの援助はストップする」「もっと早く挨拶に来い」「NGOにはとんでもないのがいる」などとどなったというNGO側の議事録について質したが、鈴木議員は「言っていない。5の話を10にしている」などと言い逃れに終始した。

http://www.dpj.or.jp/news/?num=1232

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2009年8月27日 (木)

法廷に引きずり出される<佐藤優現象> 2

<佐藤優現象>は、リベラル・左派の集団転向現象と解釈されるが、そもそもこれまで日本に国益論を越えた思想や原則を持ったリベラル・左派というものが勢力として存在したのだろうか。歴史的にも報道や言論人が自ら進んで国策に協力し、翼賛体制に組み込まれていたことを「転向」と表現するものなのだろうか。最初から思想も信念もなく、まして外国からの受け売りで、血肉からでたものではない内面化されない思想は、時流によって変わっていくことこそ未だに続く日本流ではないのか。

まぁ、そう言って、いくら中身がなく薄っぺらだとしても変節現象は起こっているのは事実。

佐藤優ー岩波書店ー週刊新潮による金光翔氏への言論封殺名誉毀損事件は、リベラル・左派論壇が<佐藤優現象>に飲み込まれているからこそ起こった、極めて特異で倒錯した異常な事象である。

言論封殺事件を批判する立場のリベラル・左派ジャーナリズムが直接間接的に言論封殺に関わっているわけだから、これまでメディアでまったく取りあげられることはなくこれからも取りあげられないだろう。だからこそ<佐藤優現象>に疑念を抱いているブロガーや掲示板での書き込みの常連らこそが、この事件にもっと注視し意見を活発に発信するべきだと思う。

言論封殺事件は元々佐藤優という作家のタブー化(佐藤優現象の一つ)が原因だ。こんな権威も権力もないチンケなほら吹きがなぜ論壇のタブーになったのだろうか。当然佐藤優を裏で持ち上げている力があるわけだ。金光翔氏の論文「<佐藤優現象>批判」はその点についても触れてはいるが、金光翔氏はこの裁判でこの<佐藤優現象>を企図した原点を法廷で暴き出してやろうと考えているようだ。

第一回の口頭弁論まで一週間をきった。

「訴状をアップしました/第1回口頭弁論期日」
http://watashinim.exblog.jp/10145991/

今回の訴訟は、「新潮社・早川清『週刊新潮』前編集長・佐藤優氏への訴訟提起にあたって」でも述べたように、佐藤氏は、「言論の自由」への挑戦と言わざるを得ない言動を積極的に展開しているが、佐藤氏を批判した(『AERA』記者の場合は、佐藤氏が不快だとした)人物に対して、『週刊新潮』が大々的な攻撃記事を書くというケースが、私を含めて3件も続いている。そして、『週刊新潮』には、佐藤氏と大変親しい記者(デスク)がおり、私の記事はこの記者が執筆したことを、今回の「答弁書」も認めている。

したがって、この訴訟において、佐藤氏と『週刊新潮』の関係が明らかにされることは、小林よしのり氏らによってつとに指摘されている佐藤氏の「言論封殺」の実態、および、「言論の自由」への挑戦者と言うべき佐藤氏をもてはやすマスコミの腐敗を明らかにすることである。

「訴状(原告:金光翔、被告:新潮社・早川清『週刊新潮』前編集長・佐藤優氏)」
http://gskim.blog102.fc2.com/blog-entry-22.html

当ブログは、微力ながら金光翔氏を応援していく。

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2009年8月11日 (火)

 ブラックジャーナリズムとして生き残りをかける週刊金曜日

 『週刊金曜日』は、もうこれ以上読み続けても無意味と思ってたところ、脱北者の元北朝鮮情報機関の高級幹部のインタビューとか、佐藤優自身とその子分青木理の最高裁上告棄却批判記事が出た号で購読を止めた。こんなカスな記事を金払って読むのも馬鹿馬鹿しいし、欲しい情報はネットでも十分収集できる。

 以前に、批判のために購読を続けるとコメントしたが、回復の余地もない末期症状(佐藤優現象ジャンキー: 最近の話題にあわせてみました)であることを確信した。

 金光翔氏のブログ「私にも話させて」の新しい記事「論評:佐高信「佐藤優という思想」(3) ブラック・ジャーナリズム化する左派メディアhttp://watashinim.exblog.jp/10087565/

もう先週号になってしまったが、『金曜日』2009年7月31日号の編集後記(「金曜日から」)において、株式会社金曜日のある社員は、以下のように書いている。

「「金曜日はニセモノだけれど、ほかよりはずっとマシ」との評価をある人から受けた。なにを!とは思わない。むしろ同感であり、好評であると思う。

 ニセモノは不純で、不足し、ブレている。しかしそれは何と比較してか? 前提されているのは、純粋で、満足な、一貫した「私のホンモノ」である。そのホンモノに対して差異だけでなくいくらかの近似性を認めるからこそ、ニセモノなのだろう。そうでなければただのベツモノだ。

 明確な自己定義は主体的な生き方に不可欠だ。そしてそこからの距離や違いで他者を定義することもその帰結である。だからこそ、どこまでを自らのニセモノに含められるかが問われるように思う。

「あなたは私のホンモノだ」と同一視するのでも「あなたは私とベツモノだ」と切り捨てるのでもなく、「あなたは私のニセモノだ」。そう言う人とこそ、つながっていきたい。」

はぁ、よく言うよ。「羊頭狗肉」は見た目は本物に見えても本体が別物だからニセモノなのだ。
『週刊金曜日』は、羊頭狗肉だ。ニセモノで中身はベツモノだ。

なに?石ころを売っているわけでもないし、ベツモノでも肉は肉で同じ。どうせ羊と思って喜んで喰う連中がいるんだから杓子定規なことを言うなだと?

そりゃ、不純とかブレるとかのレベルじゃないだろ。この詐欺師(嘲笑)

注目すべきは、金曜日社員のこの論理が、エルサレム賞受賞への批判に対する村上春樹の反論に大変似ていることである。村上は、エルサレム賞受賞がイスラエルのガザ侵攻を正当化することにつながるという、侵略への自身の加担を主として批判されていたにもかかわらず、批判が、村上のイスラエル批判の不十分さを批判する「正論原理主義」の立場から行われたものだとして、問題をすり替えている。いや、村上は意識的にすり替えているのではなく、本気でそう思っているのかもしれない。上の金曜日社員も、意識的にすり替えているというよりも、本気でそう考えているように思う。自分たちの「善意」をどうして「正論原理主義」者たちは理解しようとしないのか、と。この種の「善意」ほど有害かつ厄介なものはない。

まったくその通り。

 批判に答えられず苦し紛れに自分を正当化する、開き直る子供のような言い返し。甘ったれたガキの捨て台詞だな。なんだよ「正論原理主義」って?(笑)さすが陳腐なファンタジー書きの発する言葉は意味不明だな。どうせ自分でも説明できないだろう。イスラエルで賞をもらいたいならもらいたいと、言葉を使うプロなんだからはっきり自分の正論を読者に説明すればいいものを、バカだから妙な言い訳をして、アホな小説のアホな読者を煙に巻こうとして、ネットの冷静な観察者に疑問を持たれたのだろう。優柔不断で権威主義で自分の考えも説明できないみっともないバカじゃないか。ただの天然バカだよ(笑)

 まぁ、同じような見せかけバカの佐藤優は安っぽい権威主義で飾った非論理的な言説をばらまいているが、社会的影響からすれば、こいつの方がもっと悪質。どちらも受け側の甘さをついてくるということだろう。

かくして、元総会屋雑誌の編集長たる佐高により、新しい総会屋雑誌のようなものが出来上がるのではないか。篠田博之編集長の『創』も、この方向に進んでいるらしいことがウェブ上では囁かれているが、その情報が確かならば、左派ジャーナリズムは、ブラック・ジャーナリズム的再編の方向に ー 佐藤優と癒着する岩波書店も含めて ー 向かっているようである。

ある意味でそれは、『流動』やら『現代の眼』やら『新雑誌X』やら『現代ビジョン』といった総会屋系の左翼雑誌が、当たり前のように発行されていた状況に回帰することである。ただし、一点、大きな違いがある。かつての総会屋系左翼雑誌は、スポンサーたる総会屋それ自体は編集内容にそれほど干渉していなかったようである(古本屋でたまに見る限り、今日読むに耐える文章はあまりなさそうだが)が、新しいブラック・ジャーナリズムは、スポンサーの主張をそのまま反映し、プロパガンダの手段として活用されるであろう、という点である。

これは、まちがいない。佐藤を教祖に奉る「神保町フォーラム」は、食いっぱぐれたフリージャーナリストや、ブラックジャーナリストを組織化している。
このまま行けば、学会ジャーナリズムと佐藤教神保町ジャーナリズムだけが生き残っていくのではと思いたくなる。結局、どちらも庶民のためと見せながら、権威、権力につながっている。

まぁ、所詮日本人なのだから、こんなものだろう。というのが正直なところだ。

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2009年7月11日 (土)

佐藤優とイスラエルの間にある深い闇 ロシア支援資金不正支出で見えるイスラエルの影

前回の記事でも書いたが、6月30日の最高裁は佐藤優の上告を棄却した。一審、二審ともに最後まで司法の判断は揺るがなかった。これは当然の判断で一審で争点は出尽くしている。だから、上告している佐藤自身も本音では自分が無罪になるなどとは思っていなかっただろう。

たとえ裁判では不正を認定されても、「国策捜査」という言葉で自己弁護すれば、まったく理屈抜きでえん罪を主張できるのだから、この手品の仕掛けはサクラ側にありそうだ。

佐藤のコントロール下にある愚かなジャーナリズムが、事実も根拠もまったく無視した神話か宗教のような佐藤のプロパガンダをあちらこちらで垂れ流せば、、佐藤らが外務省を舞台に不正な力を振り回した事実は、もみ消されるのだろう。たしかに、次から次へと協力者を手なずける佐藤の情報操作は巧みだ。

『週刊金曜日』2009.7.10号のコラム「佐藤優の飛耳長目 41」で、

 六月三○日、最高裁第三小法廷(那須弘平裁判長)は、筆者の上告を棄却する決定を行った。上告理由が、事実上、法律違反、事実誤認の主張に過ぎず、最高裁判所が要求する憲法違反の要件を備えていないという判断だ。この判断は、間違えていると思う。上告の理由については、まさに条約の有権的解釈が外務省に属するか否かという憲法解釈に絡む重大な争点があるにもかかわらず、最高裁判所はあえてそのことを無視したのだ。

判決文を読んだわけではないが、佐藤は世論向けにありもしない争点をでっちあげている。外務省に有権的解釈権があるかないかという以前に、事件が浮上した当初から、鈴木宗男と佐藤優、東郷和彦(当時外務省欧亜局長)による外務省条約局への恫喝があったことが明らかになっている。

どんな法律でも脅して認めさせたものは無効だ。

だから、最高裁が「上告理由に当たらない」と争点にさえなっていないのだ。

 0六年六月二十一日に筆者の控訴審(東京高等裁判所)において東郷和彦氏(00年四月時点の外務省欧亜局長、現京都産業大学客員教授)が重要な証言をした。筆者がまるめた表現ではなく、東郷氏自身の記述から引用する。少し長いが正確を期さなくてはならない部分なので了解して欲しい。
 <- 略 - 「支出は外務省が組織として実行したものであり、そのことによって佐藤氏が罪に問われることはあり得ません」 - 略 -
 「今回起訴された案件は、外務省の中で、明確な決裁書に従って実施されたものであります。問題となった招聘や派遣については、それが何の目的としたものなのか、実施の責任を持っている欧亜局からの正確な記述があり、かつ、その実施が日ロ支援協定に基づいて適法であるか否かについては、その唯一の判断権者である条約局長の決済がとられているーー」 - 略 -
 「そうやって、正確な情報に基づいて条約局長が決済した上で実施された案件について、その実施に際してメカニズムの一端を担っていたに過ぎない佐藤氏が、その責任を問われることはありません」私はそう断言した。>

 (上の引用文で佐藤は「少し長いが正確を期さなくてはならない部分なので了解して欲しい」と書いているが、ほとんどいらないのでカットした。佐藤の文章の大半は引用でそのほとんどは意味がないただのこけおどし)

そもそも、一時海外に逃亡した東郷和彦氏は1999年、条約局長にあった時、イスラエルの大学研究者の招聘費用を鈴木宗男の名を出して、(ロシア支援委から支出できないか)よく見てやってくれ」と部下に不正支出を命じたとされる人物。佐藤と鈴木と東郷が条約局に圧力をかけた張本人なのだから、「証言は考慮に値せず」(2審東京高裁)との判断は当然だろう。ロシア支援委が不正資金の為の組織であることは外務省の調査からも明白でその後廃止されている。

 さて、本当の問題はこの不正な支出を何のために使ったのかだ。外務省を意のままに操り、海外支援の資金を目的外に利用にした鈴木宗男と佐藤優の今回の不正は氷山の一角。事件の垣間見える鈴木宗男、佐藤優、イスラエルのただならぬ黒い関係はなんだろうか? まさかこんなはした金でイスラエルの歓心を買おうとしただけではあるまい。鈴木宗男はねじ伏せてまでも利権を独占することで、自らの権威を強めた。杉原千畝をダシにしてリトアニアと個人的な関係を築いたのも、おそらくODA利権を狙ったものだろう。イスラエル人脈を取り込み(取り込まれた?) のもこの辺りなのではないか。佐藤がこのあたりでどう絡んでいるのかだ。


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以下、資料

2002 年 5 月 15 日

鈴木宗男衆院議員の“側近中の側近”と呼ばれた外務省国際情報局の元主任分析官・佐藤優容疑者は逮捕直前の11、12日の2日間、それまでの沈黙を破り、計14時間にわたって強気と不安に揺れる心境を語った。

「分析官だったから常に最悪のケースを考える。今週が山場だろうが、逮捕は覚悟している」

12日の日曜日夜11時ごろ。東京・赤坂の自宅近くのコーヒーショップ、中華料理店、さらにファミリーレストランをはしごし、記者を相手に国際情勢などで持論を語った佐藤容疑者はアパートに帰る途中の路上で、こう言い切った。

直前の店内では、「地検からまだ接触がないのは、外堀を固めているからだ。最後に、パズルの真ん中の空いたところに(自分は)埋まるのだろう」と捜査の見通しを推し量った。

「背任(の法定刑)は最高で何年?」

記者が「5年」と答えると、「それなら、どこか2か所の大使館にいたと思えばいいか」。新しい発見でもしたかのようにつぶやいた。

「疑惑に対して説明するつもりはないのか」という質問には、「大きな流れには逆らえない。外交とは風をとらえることだが、今は1対5000ぐらいの逆風が吹いている。勝ち目のない戦いはしない」と言った後、「僕は特定の政治家とパッケージになっているので……」と漏らした。

「特定の政治家」とは、とりもなおさず鈴木議員のことだが、佐藤容疑者の口からは、鈴木議員の実名はほとんど聞かれなかった。

過去3年間で鈴木議員がロシアなどを訪れた37回の外遊のうち、佐藤容疑者は19回も同行している。この事実に対しては、「出張はすべて組織の命令を受けたもの」と説明。「政治家も官僚も外交の中では『駒』に過ぎない。特定の政治家とは、『使った』『使われた』という関係ではなく、対露外交では同志だった」とだけ語った。

佐藤容疑者は、外務省の同僚の間で「専門職の中でも3本の指に入る実力は、努力の積み重ねで培ったもの」と評価されていた。だが、人物評となると鈴木議員の影がつきまとう。

ある欧州局の若手キャリアは「数年前、上司の局長が部下の佐藤さんに呼びつけられて出向いて行くのを見て、ショックを受けた」と明かす。鈴木議員との関係が深まるにつれ、言葉遣いや態度が次第に横柄になっていった——。このキャリアはそう分析した。

佐藤容疑者は14日、東京地検特捜部の出頭要請を拒否したまま勤務先の外交史料館で背任容疑の逮捕状を示され、東京拘置所に入った。

「執行猶予が付けばいいというものではないので、(裁判に)10年はかかるだろうが、最後まで力は尽くす」。自分に言い聞かせるように語った対露外交のエキスパートは、検事の前で「特定の政治家」との関係について口を開くのだろうか。(吉田 尚大)

支援委費用の流用拒み激怒され、鈴木議員に「わび状」

 イスラエルで開かれた国際学会への代表団派遣などに際し、外務省が関連団体「支援委員会」に費用を支出させた前年の1999年、同省条約局の複数の担当者が、イスラエルの情報機関関係者の日本招へい費用を支援委から支出させなかったことに激怒した当時の官房副長官・鈴木宗男衆院議員に、「申し訳なかった」などと記した「わび状」を提出していたことが15日、分かった。条約局は翌2000年、国際学会への派遣費用を支援委に負担させることに反対しておらず、東京地検特捜部は、鈴木議員の叱責(しっせき)とわび状の提出という一連の経緯が、背任事件を生む土壌となったと見ている。

 関係者によると、同省国際情報局分析1課は99年2月、イスラエルの情報機関関係者ら2人を日本に招くにあたり、条約局に「費用を支援委から出したい」と打診。同課には、逮捕された元国際情報局主任分析官・佐藤優容疑者(42)が所属し、招へいを提案していた。

 条約や国家間協定の法的解釈を行う条約局では、旧ソ連諸国の支援を目的に締結した「支援委の設置に関する協定」を検討。担当者が「協定上、支援委からの支出は理解できない」と回答するとともに、担当者レベルの会議開催を提案した。しかし、分析1課はこれに応えず、同省の予算を充てることにした。

 その後、条約局の複数の担当者は、一連の経緯を鈴木議員に説明したが、同議員は「どうして支援委から金を出せないのか。オレを誰だと思っているんだ。条約局は生意気だ」と激怒。担当者の中には、ショックのため上司に報告できなかった者もいたという。

 担当者らはその後も官邸に足を運び、1か月後、「不適切な処理をしたことを反省しています。これからは弾力的に運用します」などと記したわび状を鈴木議員に提出していた。

 今回の事件では、佐藤容疑者らが2000年1月から6月にかけ、イスラエルでの国際学会を巡り、研究所長夫妻の日本招へい費用と、学会への代表団派遣費用計約3350万円を支援委に不正支出させていたことが判明している。

 この支出について、ロシア支援室には反対意見があったが、条約局は一転して強く反対しておらず、特捜部では、鈴木議員の叱責が念頭にあり、条約局は反対できなかったと見ている。(読売新聞)
[5月16日3時9分更新]

研究者の私的旅費負担、佐藤元分析官が独断で決定

 外務省の関連団体「支援委員会」を巡る背任事件で、元国際情報局主任分析官・佐藤優容疑者(42)が、国際学会が開かれたイスラエルからの帰途、自分の研究のためモスクワに立ち寄った研究者に「費用はこっちで持つからいいですよ」と勝手に述べ、航空運賃などを支援委に負担させていたことが16日、分かった。佐藤容疑者が支援委の資金を我が物顔で使っていたことを示すもので、東京地検特捜部も同様の事実を把握し、イスラエル派遣の実態を詳しく調べている。

 調べによると、佐藤容疑者とこの研究者を含む派遣団17人は2000年4月、国際学会に出席するためイスラエルを訪問。学会終了後、3日間にわたり、イスラエルで観光旅行した。その後、派遣団は日本に帰ったが、研究者とその秘書の2人は自らの研究のためモスクワに立ち寄った。

 関係者の話では、この研究者はイスラエルを出発する前、航空券などの手配をしていた佐藤容疑者に「私用だから(飛行機代は)自分で払います」と申し出たが、佐藤容疑者は「いいですよ。こちらで持ちますから」と話したという。

 研究者のモスクワ立ち寄りが自らの研究のためだったことについて、佐藤容疑者は日本を出発する前から把握していたが、同年3月、元ロシア支援室課長補佐・前島陽容疑者(37)に指示して、「ロシア関係者との意見交換を目的とするモスクワへの立ち寄りは、対露政策の円滑、効果的な実施に資する」などと、モスクワ行きの目的を拡大解釈した決裁書を作らせていた。

 特捜部もこうした事実を把握、鈴木宗男衆院議員(54)の威光を背景に支援委を私物化していた佐藤容疑者が、自ら人選した国際学会への参加者を厚遇するために、独断で支援委の資金を流用していたと見て調べている。(読売新聞)
[5月17日3時9分更新]

招へい費の支援委負担、東郷氏が検討を指示

 外務省関連団体「支援委員会」の不正支出を巡る背任事件で、イスラエルの大学研究所長らの招へい費用を支援委に負担させることが省内で議論になった1999年、条約局長だった東郷和彦・元駐オランダ大使(57)が部下に対し、鈴木宗男衆院議員(54)の名前を出したうえで、「(支援委から支出できないか)よく見てやってくれ」と検討を指示していたことが分かった。

 結果的には外務省予算で賄われたが、同省関係者は、鈴木議員と関係の深い元国際情報局主任分析官・佐藤優容疑者(42)が、鈴木議員の同省人脈に連なる東郷元大使を使い、支援委からの支出を認めさせようとしたのではないかと指摘している。

 関係者によると、99年2月、佐藤容疑者は大学研究所長ら2人の招へいに際し、支援委に費用を負担させることを計画。佐藤容疑者が所属していた国際情報局分析1課は、支援委の人件費や備品購入費などの「事務局経費」として支出するよう求める起案書を作成した。

 しかし、条約局条約課は、旧ソ連諸国の支援を目的に締結された支援委の設置協定に、当てはまる条文がないと判断し、分析1課に問題点を伝えた。

 東郷元大使が条約課の担当者を呼び、「トラブルになっているみたいだな。よく見てやってくれ」と指示したのは、この直後。東郷元大使は、鈴木議員が98年12月にイスラエルを訪問していることに触れ、招へいの重要性を強調したという。

 これに対し、条約課は「(支援委に)出させるなら、それなりの根拠が必要」などと説明。東郷元大使も最終的に「分かった」と了承し、招へい費用は同省の予算から支出された。

 ところが、当時官房副長官だった鈴木議員は、条約課で分析1課の起案書が問題視され、決裁が滞ったことを知って、条約課の担当者を官邸に呼び付けて激しくしっ責し、「わび状」まで提出させていた。

 こうした経緯の後、翌2000年1月の大学研究所長夫妻の招へいと、同年4月の日本代表団の国際学会派遣について、条約課は一転して支援委に費用を負担させることに了承した。この際、前年に東郷元大使の指示や、鈴木議員が激怒したいきさつがあったことから、条約課では、支援委負担を認めたことを、東郷元大使の後任の条約局長に報告したという。

 当時の条約課職員の1人は、99年の東郷元大使の指示について、「支援委の設置協定の解釈を曲げろという意味には受け止めなかったが、東郷元大使が鈴木議員と密接な関係だったことは十分承知していた。佐藤容疑者が東郷元大使に『何とかならないか』と申し入れたようだ」と話している。(読売新聞)

[5月17日15時14分更新]

外務省職員に土下座強要=鈴木氏の前で「謝るときはこうする」−佐藤容疑者

 外務省関連の国際機関「支援委員会」をめぐる背任事件で、逮捕された同省前国際情報局主任分析官佐藤優容疑者(42)が、鈴木宗男衆院議員(自民党離党)にしっ責された職員の前で「謝るときはこうするのだ」と土下座し、職員にも土下座を強要していたことが17日、関係者の話で分かった。
 佐藤容疑者は鈴木氏の側近として知られており、関係者は「忠誠心を示すことで、鈴木氏の強力な後ろ盾を得ていた」と話している。ロシア関連事業などを二人三脚で推進していた両者の親密ぶりが改めて浮かび上がった。 (時事通信)
[5月17日16時1分更新]

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2009年7月 5日 (日)

「国策捜査」と言って被害者面をする悪党

 ラスプーチン佐藤優の有罪が確定した。
 しかし、それでも佐藤は自らは無実で国家権力の犠牲になったとうそぶく。鈴木宗男の力を笠ににきて権力を振りかざしていたことが問われているのに。盗っ人猛々しいとはこんな奴をいうのだろう。

 これは、佐藤の言う「国策捜査」というより「トカゲのしっぽ切り」である。
 佐藤は「国策捜査」という言葉を使って自らを「冤罪」と演出しているが、おかげで誰も彼もが「国策捜査」の被害者と騒いでいる。

言葉の印象からすれば、「国策捜査」と言えるのは日本政府から不当な弾圧を受けている朝鮮総連ぐらいだろう。

 佐藤は権力側にいる人間だ。佐藤優と鈴木宗男は利権と闇資金の巣窟外務省を牛耳っていた。政府与党は、その異常な状態を利用してきた。鈴木が集めた金は当たり前のように政府与党に還流していたはずだ。権力と佐藤・鈴木の間に政治的な対立軸などというものは、存在しない。むしろ、佐藤・鈴木は権力に組み込まれていたわけで、共犯関係なのだ。

切り捨てられた「トカゲのしっぽ」が「不当だ」と騒いでいるのに過ぎない。

では、なぜ「国策捜査」「トカゲのしっぽ切り」になったか。

 答えは簡単だ。長年の不正が佐藤・鈴木の異常な外務省支配から足がつきそうになったので、政府は無関係を装うために斬り捨てたのだ。もうひとつ、検察から見れば、鈴木宗男と佐藤の行為が佐藤の言う国策捜査=政治的マターなどではまったくなく、ただの北方領土利権をめぐる汚職でしかないからだ。それをこれまで見逃してきたことが国策捜査といえる。

 裁判は政府、外務官僚、そして外務省を牛耳ってきた「疑惑のデパート」鈴木宗男、その側近である佐藤優らが貪ってきた伏魔殿=外務省の本質的な闇を隠蔽するための茶番劇なのである。
そもそも争っている同士が同じ伏魔殿のプレイヤーで、持ちつ持たれつ爛れた関係なのだ。政府、検察、マスコミまでこいつらの協力者なのだから、これを茶番と言わずなんと言えよう。

 「疑惑のデパート」「日本一ダーティーな政治家」と言われた鈴木宗男とその側近ラスプーチン佐藤は、外務省の闇資金とスキャンダルを恫喝と懐柔に使い、外務省を支配し、その金と力をもって海外利権を私物化、北方領土返還時の巨大利権を独占することを企てた。だから実現性のない四島はダメで二島返還論なのだ。ロシアにとって二島返還で決着をつけ日ロ平和条約を締結し、その返礼として日本からの大規模な経済支援と投資を呼び込めれば、不要品がお宝になったようなもの。エージェントの役割をする佐藤優、鈴木宗男コンビはその利権をどこかの商社・ゼネコンに渡す話はついているはず。

 発端は、外交機密費問題にまともに取り組もうとした田中眞紀子外相の就任によって、外務省という伏魔殿にメスが入ろうとしたことだ。当然伏魔殿の魔物達は騒然とし、なりふり構わぬ激しい抵抗をした。外務官僚は、鈴木宗男に相談したが、逆に鈴木のダーティーな面をさらけ出すことになってしまった。
おかしいのは、マスコミだった。全てのマスコミが奇妙なほど一斉に外務省の協力者として田中眞紀子バッシングに走った。(私は、その裏に米国が駐米大使柳井を介して日本のマスコミを使って情報工作したと見ている。)

伏魔殿を守ろうとする外務省(もちろん支配者鈴木宗男を含めて)と政府、マスコミ対田中眞紀子の戦争は、共産党の調査を中心にした鈴木宗男の「疑惑のデパート」問題などによって汚れた鈴木宗男を小泉が田中眞紀子を共連れに斬り捨てた。

検察は外務省と歴代政府に事が及ばないよう捜査をした為、鈴木宗男は受託収賄、佐藤優は外務省関連背任という陳腐な罪を問われることになった。

「国策捜査」であっても、鈴木宗男と佐藤優の師弟コンビの汚職があったことは事実なのだ。だが、コンビにはまったく罪の意識がない。根っからの○○なのだろう。だから平気で言論封殺をやるのだ。いや、ラスプーチンの魔力にかかった者にやらせるのだ。外務省職員も。編集者も。

そして、外務官僚の手先になって伏魔殿を田中眞紀子から守ったマスコミは、今度は鈴木宗男と佐藤優を支援しているのだ。

「日本一汚い政治家」と言われた鈴木宗男とその側近佐藤優が娑婆で英雄視されているのは、利権マシーン鈴木を働かせて莫大な利益を得ようとする伏魔殿関係のもう一方のプレーヤーが動いていると考えることができる。さらに、政府でさえ庇いきれないワルをなぜメディアやジャーナリストが持ち上げるのか?

よっぽど彼らの世話になったのだろう。

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外務省関連背任 佐藤優被告の有罪確定へ 最高裁上告棄却

7月1日18時40分配信 毎日新聞
外務省関連背任 佐藤優被告の有罪確定へ 最高裁上告棄却

 外務省関連の国際機関を巡る背任罪と北方領土・国後(くなしり)島の発電施設を巡る偽計業務妨害罪に問われた外務省元国際情報局主任分析官、佐藤優(まさる)被告(49)=休職中=の上告審で、最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)は6月30日付で被告側の上告を棄却する決定を出した。懲役2年6月、執行猶予4年とした1、2審判決が確定する。【銭場裕司】

 佐藤被告は、衆院議員の鈴木宗男被告(61)=受託収賄など4罪で1、2審実刑、上告中=の側近とされた。一貫して無罪を主張したが、小法廷は「(憲法違反や判例違反などの)上告理由に当たらない」とだけ述べた。有罪が確定すれば、佐藤被告は失職する。

 1、2審判決によると、佐藤被告は元ロシア支援室課長補佐=有罪確定=と共謀。00年3〜6月、旧ソ連の独立諸国を支援する「支援委員会」から、イスラエルで開かれた学会への代表団派遣費用などとして不正に3349万円余を支出させた。同年3月には支援委事務局発注の国後島の発電施設工事を巡り、三井物産に落札させて公正な入札を不可能にし、事務局の業務を妨害した。

 佐藤被告は背任罪に問われた支出について「局長や事務次官の決裁を得て適正に執行された」と主張したが、1、2審は「外務省に鈴木議員の予算や人事への影響力に配慮する傾向があったことに乗じて支出させた」と認定した。

 鈴木議員を巡る一連の事件では12人が起訴され、鈴木議員と佐藤被告以外は有罪が確定している。

    ◇

 外務省報道課は1日、「本件について重く受け止めており、引き続き綱紀粛正に努めてまいりたい」とのコメントを発表した。また、最高検の鈴木和宏刑事部長は「適正な決定と考える」とのコメントを出した。

 ◇「国策捜査」認められず

 決定を受け、佐藤被告は「国策捜査の現実は、小説よりもずっと劇的だ」とコメントした。鈴木宗男衆院議員の「懐刀」として外務省で「ラスプーチン」の異名を取り、起訴・保釈後は著述活動に励み著書はベストセラーになった。自身の事件を「国策捜査」と定義付けたが、司法に主張は認められなかった。

 佐藤被告は1日、出版社主催の講演会に出席。取材に対し「違法なことはしていないので残念。ただ、検察に恨みはない。彼らの正義感の強さは理解できる」と淡々と語った。その上で「北方領土交渉や外交機密費について、当時の関係者が真実を明らかにしようじゃないかと言いたい」と古巣を批判した。

 鈴木議員に決定を報告したといい、最高裁の審理期間が2年半だったと伝えると、「それが紙1枚(の決定)か」と答えたという。

 85年、ノンキャリアの専門職員として入省。ロシア情報収集のエキスパートとなり、ロシア帝国時代の怪僧の名になぞらえられた。逮捕・起訴され、東京拘置所での拘置は512日間。保釈後、取り調べや拘置所生活を詳細に記した「国家の罠(わな)」が毎日出版文化賞特別賞を受賞。経験を生かした外交分析も評価を受けた。

 07年に鈴木議員と共著した「反省」では、「外務官僚は『自己保身』だけを求めている」「(国策捜査は)役者は初めから決まっていて、後からシナリオを書いていく。巻き込まれたら地獄以外は選べない」と指摘した。

 佐藤被告の有罪が確定することについて、鈴木議員は「うそをついた外務省職員の犠牲になった。佐藤さんが私の外務省に対する影響力に乗じ不正な支出をさせたと指摘されたが、全くの事実無根。佐藤さんは今まで以上に真実を国民に述べ、外務省の実態を明らかにしていただきたい」とのコメントを出した。

 ジャーナリストの大谷昭宏氏は「外交が機能せず、彼の識見が評価される中で『国策捜査』の主張が浸透した。稀有(けう)な官僚で、裁判には負けたが外務官僚や検察に一太刀を浴びせた」と分析した。【銭場裕司、安高晋】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090701-00000020-maip-soci
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「トカゲのしっぽ切り」佐藤優被告が外務省を批判

7月1日22時36分配信 産経新聞
 佐藤優被告は1日、産経新聞の取材に応じ、外務省の姿勢を「トカゲのしっぽ切り」と厳しく批判した。“有能な外交官”から一転、外務省に損害を与えた「犯罪者」とされたことに納得がいかない様子で、「(事件の舞台となった)北方領土問題で何があったのか、外務省の機密費問題で何があったのか、裁判のため遠慮して話せなかったことを明らかにしていく」と挑発した。

 しかし、裁判所や検察に対する怒りの言葉はなく、有罪確定には「裁判所の判断だからしようがない」。逮捕・起訴した検察当局にも「恨みはない。一人一人の検察官は正義感が強く、捜査も組織としてやったこと。口には出さないけど、私に同情を示してくれた」とかばってみせた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090701-00000641-san-soci
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* 鈴木宗男疑惑関連年表 http://www.bea.hi-ho.ne.jp/naito38/suzukilist.htm

* 北海道新聞『虚実 「鈴木宗男」を追う』 http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/suzuki-kyojitsu/

* ザ・スクープ 『証人喚問直前特集〜内部調査で語られなかった「鈴木宗男疑惑」の暗部』 http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/update/special_back/20020309_010.html#movie

* 鈴木宗男公判傍聴記 http://www3.plala.or.jp/isshi/

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2009年6月16日 (火)

続X20 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 - 法廷に引きずり出される<佐藤優現象>

 金光翔氏が『週刊新潮』前編集長早川清と佐藤優を提訴した。「新潮社・早川清『週刊新潮』前編集長・佐藤優氏を提訴しました」http://watashinim.exblog.jp/9855725/

 名誉毀損で提訴された『週刊新潮』の記事がどんなものだったかは、このブログの以下の記事に完全ではないが分割して引用している。合わせるとほぼ核心部分は書いたつもりだ。

「週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼」http://electric-heel.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_5dad.html

「続 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼」http://electric-heel.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_2919.html

「続々 週刊新潮に援護される岩波書店『世界』 佐藤優という泥沼」http://electric-heel.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_2d5c.html

「佐藤優現象」カテゴリーでシリーズにしてあるので興味がある人は読んで欲しい。

 彼らが金氏が出した公開質問状に回答せず、逃げ回るだろうことは想定済みだったし、次は当然提訴しかないとは思っていた。ただ、週刊新潮を訴えても佐藤との関係は隠し通すだろうから、この提訴で佐藤優と岩波書店を追求するのは残念ながら困難だろう。

 だが、そもそも名誉毀損で訴えるだけなら、問題の記事が出た時点でやってもおかしくないのだが、この事件自体が日本の論壇界の構造腐敗であり、それが佐藤優現象そのものであれば、『<佐藤優現象>批判』の著者の金氏にとっては自ら核心に巻き込まれたという絶好のチャンスでもあったはず。だから、イカサマ佐藤優を相手にするのではなく、<佐藤優現象>を詰めてきたのだと思う。

 この提訴の意味は、佐藤優が関係のある出版社と共謀して佐藤への批判がメディアに出ぬよう言論封殺行為を常習的行ってきたことを世間に知らせるアナウンス効果と、法廷の場に佐藤優を引きずり出し、金氏自身の言葉で、佐藤優の正体を暴き、佐藤優と週刊新潮、そして岩波書店の共同で行われた<佐藤優現象>の具象例をもって<佐藤優現象>批判の正しさを実証しようとするものだろう。

多くの人がこの佐藤優に対する金光翔氏の提訴を話題に取りあげて欲しい。佐藤優の息がかかったリベラル・左派がこの話題を無視できないところまで追い込むべきだ。

当ブログは、これまで金光翔氏を応援(勝手にだが)してきた。私にできることはほとんどないが、これからも全面的に応援するつもりだ。

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2009年5月 4日 (月)

『週刊金曜日』とうとう<佐藤優現象>末期症状で右側レーンを逆走行

このブログの以前の記事、「『週刊金曜日』編集長、極右TVに出演」「『週刊金曜日』北村編集長の天皇制擁護論」で極右TVチャンネル「チャンネル桜」での北村編集長の天皇制擁護(容認)論を批判した。そして「右翼だけに自身の天皇制擁護の考えを説明するのではなく、天皇制反対論者がほとんどと思われる読者にきちんと説明しなければいけないだろう。」と書いたが、『週刊金曜日』(2009.5.1号)北村編集長の編集長後記(ネット版 コラム「一筆不乱」)で自身の天皇制擁護論を展開した。

「親米の民族派」という大いなる矛盾」

http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/

北村編集長の天皇制擁護論は、天皇教信者、極右の古典的な「皇国史観」そのもので、彼の主な主張は「天皇制が中心となり国家が成立する」、「天皇制は日本古来の伝統と文化」、「天皇を戴いた日本は四民平等」など、現代では無知蒙昧の右翼と口からでまかせ佐藤優(大事な人を忘れてました。(^^;))でなければとても本気で思っているものなどいない。ましてや、『週刊金曜日』の読者がこれを受け入れるとは思えないはず(?)

この北村の主張に対する私の批判は、以前の記事 に書いている。特に、以下に再掲示する辺見庸氏の発言には全てが含まれる。

 私は憲法擁護論者で、とりわけ九条については一歩も譲れないという人間ではあります。でも反面、すでに憲法は相当程度壊されていると認識しています。が、その中で、憲法の天皇条項だけは揺るぎない。これがどうして憲法の中心軸なのか。憲法第一章に対する根本の問いというものを、左翼をふくめて出してこなかった。
・・・
天皇制をなくしてこの国はやっていけないのかーーこれは、マスコミ、思想界が故意にさぼり、自己規制してきた重大テーマです。
・・・
我々の個、自我が発する論理のプロセスには、天皇制という見えない非言語系の縛りと心的規制が常に災いしている。それが世間というものをつくっていく。そのプロセスに共同的幻想として天皇制がある。そこから見えない身分制も派生する。とりわけ敗戦国であるこの国は天皇制を倫理的な土台として利用しながら朝鮮を支配し、中国侵略をしてきたことに対する歴史的な反省を、アカデミズムの世界もマスメディアの世界も怠ってきた。天皇制については共産党も社会党も同様に熾烈な議論を避けてきたと思いますよ。そこの戦後民主主義の虚妄の根源があると思いますね。

 付け加えると、問題の編集長後記が載った『週刊金曜日』(2009.5.1) の特集「天皇制」の記事は、裕仁の戦争責任には言及しているが、「天皇制」そのものの原罪にはまったく触れていない。

だから、天皇制が台湾、朝鮮、中国、東南アジアの国々を侵略し他民族を植民地支配したことなどまったく言及していない。

これは北村編集長のコラムの支離滅裂な天皇制擁護論がぎりぎりの線で成り立たせるために意図したものだと思われる。
「天皇制擁護」は週刊金曜日編集部の総意ということなのだろう。

 注目するのは、この北村編集長のコラムのタイトルが「「親米の民族派」という大いなる矛盾」という点だ。 
 この天皇制について書かれた支離滅裂なコラムで批判されているのは、天皇制ではなく米国と親米派右翼なのだ。日本の米国属国化を批判しているわけだが、そこには裕仁に全ての責任を負わせて切り離し、天皇制そのものは守るべき「日本の古来からの伝統と文化」という屈折した天皇制擁護論がある。*1 
 北村編集長の民族主義ナショナリストという立ち位置を表明したわけだが、当然リベラル・左派の読者に容認されると確信しているのだろう。この北村にとって民族主義ナショナリズムは、左右の壁のない共通した立場なのだ。しかし、現在でも続く日本人のアジア蔑視感、排外ナショナリズムは、このような皇国史観に基づいて植え付けられた日本人の優越民族感によるものだ。*2

 これはまさに<佐藤優現象>そのものである。
左も右も民族主義・国家主義の独善的視座でしか見えなくなっている。*3
敗戦前の日本人に回帰したわけだ。

*1) 北村は

 実は、反天皇制を掲げる側にとってこの事態は厄介である。昭和天皇がすべての戦争責任を負うことで、「日本の伝統と文化を継承する皇室制度」は無傷ですむからだ。」

と、訳のわからないことを言っているが、どうも本気でそう思っているらしく、そうなると昭和天皇に全てに戦争責任を負わせ「日本の伝統と文化〜」を守る立場の発言をしている北村は、反天皇制側の敵ということになる。

*2) 週刊金曜日編集者も優越民族史観があるようだ。

『週刊金曜日』(2009.5.1) P.10

だがそこでは、他国に比して「誇るべき歴史と伝統」を有しているはずの国家が、一方で「思いやり予算」や沖縄の基地問題に・・・

皮肉だろうと思ったが、どうやらそうではないようだ。

*3) 右翼だけど赤尾敏氏が良いことを言っている。(笑)

「今の右翼は口ばっかでね、いい加減なことばっかやってんだよ。民族主義なんて言葉だってそうだ。民族主義なんてものはいかんよ、君! そんなことで世 界が平和になるか。キリストでも釈迦でも孔子でも、民族の道は説いていないよ。人類普遍の道を説いているんだ。共産主義も世界的だよ。民族を超えてるん だ。民族主義なんて、バカの言うことだ。日本民族だけがよければいいというのは、民族利己主義じゃないか。宇宙を支配する神の道があるんだ。天の理法は世 界共通だから、それで平和をはからにゃいかん」
http://www.hh.iij4u.or.jp/~iwakami/right1.htm

おまけ

 実は、反天皇制を掲げる側にとってこの事態は厄介である。昭和天皇がすべての戦争責任を負うことで、「日本の伝統と文化を継承する皇室制度」は無傷ですむからだ。

 意味がわからない。なぜ昭和天皇が戦争責任を被ると、皇室制度が無傷で済むのか。それでは、これまで昭和天皇の戦争責任を回避してきたのは何だったのだ。昭和天皇の戦争責任を追及してきた反天皇制側が困ることは何もない。北村は願望を語っている。

皇室制度そのものは、日本の伝統と文化じゃない。皇族だけが継承してきた閉鎖した極私的伝統。

 しかし、ここに「米国」という要素を持ち込むと、天皇制は別の矛盾にさらされる。本誌今週号で特集したように、政治家・昭和天皇が事実上、日本の米国属国化を認めたことは、最近の研究から明らかである。そして、米国の支配下におかれることで、当然のことながら「日本古来の伝統と文化」は大きく揺らいだ。

 「日本古来の伝統と文化」ってなにさ。日本国が成立した時に、日本古来の伝統と文化は西洋文化を受け入れることで葬り去ったのではないか。天皇制や北村の言う「日本古来の伝統と文化」は、近代に創られたフィクションだ。そもそも日本成立以来、欧米の配下だ。欧米に逆らったのは一時的なもの。結局元の鞘に収まっただけ。

 評価は別にして、「天皇を戴いた日本は四民平等である」というのが皇室制の柱の一つだろう。どう考えても、米国のような優勝劣敗思想の国とは相容れな い。むろん、新自由主義の導入など、到底、許されるものではないはずだ。「情けは人のためならず」が、本来の意味とは真逆に解釈される社会、それがアメリ カナイズされた今の日本である。

極右の戯言。天皇制自体が身分制度。四民平等とは身分間での通婚や職業選択の自由などをいうことで、皇族、華族は存在している。本当の平等ではない。そして天皇の名で侵略した他国の民族は、皇民化を強制され最下層階級に置かれ、人以下の扱い、奴隷の如く扱われたことはどうなんだ。

平等思想は米国からの輸入だ。米国の優勝劣敗思想は身分階層がないことの証でもある。もちろん米国に人種差別はあるのだが。

「(天皇制ならば)新自由主義の導入など、到底、許されるものではない」などと言うが、天皇制帝国資本主義の日本社会には、裸の資本主義が跋扈していたではないか。一方には途方もない富を独占する財閥一族と一方には子供を女郎部屋に売る多数の貧農が当たり前に存在する社会だったではないか。

天皇制を美化するあまり、このようなデタラメを言ってはいけない。

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2009年5月 2日 (土)

トンデモ佐藤優のイカサマ言説 週刊金曜日編集者のレポートから

週刊金曜日に佐藤優の記事が載って以来、疑似科学的としか言いようのない佐藤のデタラメ言説を何度も批判してきた。それでも佐藤は「優れた思想家」、「知の怪物」、「知の超人」だのと持ち上げ続けられている。持ち上げる側が佐藤と同類のインチキ知識人なのだから、詐欺的互恵関係と言っていいだろう。

佐藤が中心になって活動している「神保町フォーラム」の勉強会について、佐藤を信奉する週刊金曜日編集員の伊田浩之の文章がある。
http://www.forum-j.com/report/20070627.html

日付      6月27日 (水) 18:30~
タイトル     第18回 「メディア・マインドコントロール」
講演     伊東乾(作曲家・指揮者)
対談     伊東乾VS佐藤優

人を騙す(洗脳する)なら音声動画メディアの活用が有効である。それは、「情動は理性に先立って意思を決定する。音声動画メディアは悟性に先立って人を調律する」からだ。100万人単位の人間に同時に情動を激昂させうるものが音声動画マスメディアで、90年代以降の例としては3カ月で120万人が「なた」で虐殺されたルワンダ内戦がある。

「情動は理性に先立って意思を決定する。音声動画メディアは悟性に先立って人を調律する」
バカげている。情動が常に理性に先立って意志を決定するなら、人はみな獣のままだ。音声動画メディアが情動だけに直接作用するというのも、ばかばかしい飛躍だ。メディアがどんな形態であろうが情報を認識し処理する過程は同じだ。音声動画メディアが大衆に影響しやすいのは、情報を言語化する過程を省くことが出来るからで、言語能力を必要とせずに誰にでも情報を伝達することが出来るうえ、視覚情報が中心の人類に情報がストレートにインプットできるからだ。ルワンダの虐殺の例などなんの根拠にもならない。

 新聞や雑誌などの活字メディアは受け手が能動的に読み解かなければメッセージが伝わらない「能動的メディア」。テレビやラジオなどは受け手の悟性が「気づく」前に人間の情動や感情を刺激して「好き」「嫌い」などの反応を起こさせるのが特徴だ。

何の根拠もない。そもそも「能動的に読み解く」という表現があいまいだ。「活字メディア」は「能動的に読み解くもの」だから「活字メディア」は「悟性」が働くという命題は単なる循環論法でしかない。「音声動画メディア」だって読み解く。イメージしやすいかどうかの違いだけで、どちらも情動を刺激すれば、悟性が働く。「好き」「嫌い」にだって理由はある。人間は獣じゃない。

ファシズムと親和性が高く、映画ではナチスの『民族の祭典』、スターリニズムの『戦艦ポチョムキン』などが一例。金正日が映画好きなことも当然だろう。オウム真理教も、カセットテープやVHSビデオなどのチープな受動的メディアを下宿で繰り返し使わせ刷り込んでいた。
 

ファシズムやファシストでなくても映画は馴染まれているし利用されている。ファシズムが映画を利用したといって、大衆への情報伝達という一般的、汎用的なメディアの特性を利用したに過ぎない。それをもって「ファシズムと親和性が高い」というのはあやまり。

 映像で恐怖情動に駆られると、悟性を司る脳の部分(前頭前野連合野)に酸素を含んだ血液が循環しなくなる虚血状態になる。これは、実験によって確かめられている。その直後に写る映像に対して、悟性の作動を抑制して反射的動物的な行動反応になる。

 たとえば、イラク開戦を米国民の8割が賛成したのも音声動画メディアの影響だ。またベトナム戦争当時は兵士の発砲率が低かったことから、米軍はいま人の形をしたものを見たら反射的に引き金を引く、反射調教の訓練を繰り返し兵士にやらせている。イラクなどで、兵士の発砲率と生還率が上昇し、子どもなど非戦闘員に対する誤射率が激増しているのはこのためだ。

 「映像で恐怖情動に駆られると」 映像じゃなくても恐怖情動(パニックのことだろう)になれば、人間は生存のために本能的反射的な反応になるのは常識。イラク開戦で米国民が賛成したのは音声動画メディア(映像というべきところをすり替えている)のせいではない。メディアが流した情報操作のせいだ。何もかも音声動画メディアに結びつけるのは悪質。「反射的に引き金を引く訓練」は、何が言いたいのか意味不明。

 さて、イスラムの処刑法には、民衆が石を投げて殺す石打ち刑がある。民衆に手を下させる石打ち刑は、一方で民衆自身を加害者にするとともに、そのことで自分が石打ち刑にさせられたらという恐怖感でもっとも強く民衆自身を縛る効果がある。

根拠なし。

 しかも裁判員制度では、パワーポイントの導入が予定されている。裁判員に選ばれた人たちの負担軽減のためと説明されているが、受動メディアでは気づきに先立って意志を決定するし、司法の素人は重罰を選びやすい。自覚する前に、証拠提示の段階で被告人に「犯人」「悪人」というイメージをワイドショーよろしく植え付けられる。

パワーポイントなどのプレゼンテーションソフトを使っても使わなくても、「司法の素人」の判断の問題は同じだろう。

裁判員制度とは、国民の国民による国民をターゲットとした予防法制という名の恐怖政治になる。

「受動メディア」の問題と言っているのに、それがなぜ「裁判員制度」になるんだ?
結局「受動メディア」は関係ないということだ。

 音声動画メディアによるマインドコントロールは(1)しない(2)されない(3)させない――の防止原則を確立することが必要だ。第3の「させない」には、共同体の「共通善」の感覚が重要だが、近代以後の日本の教育制度には決定的に脱落している。

 あほか。音声動画メディアに限らず、マインドコントロールなどさせてはいけないのは、あたりまえの話。

 一事が万事この調子。カルト宗教となんら変らない。以前、コメントに「佐藤はなんだか大川隆法じみてきましたね(笑)。」というのがあった。http://electric-heel.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/x17-f7dc.html
電車の中吊り広告をたまたま見たら、全く同じだった。(笑) http://www.the-liberty.com/

 佐藤優のトンデモ言説を無批判に受容され、賞賛されるのは日本の論壇が痴呆だということで、それは昨今そうなったというものでもなく、元々そうだったのだからどうと言うことでもない。
だけれども、大きな問題は、<佐藤優現象>。
 トンデモ佐藤が意図して麻痺性のゴミ言説とともに流す国家主義、排外ナショナリズム、そして言論封殺行為といったことに対して、どの出版物からも批判されなくなっていることだ。例えば「皇軍慰安婦」を「売春婦」と決めつけ、北朝鮮に対する見せしめとして在日朝鮮人への弾圧を主張し、天皇制護持の為に護憲派を名乗り、軍事大国を主張している。

佐藤の言説を受け入れることはリベラル・左派の転向そのものである。それだけではなく、佐藤の言論封殺を知りながら見逃しているのは、言論人として犯罪に荷担したのも同じだ。

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